iPhoneのビジュアルボイスメールは慣れると激しく便利ですよね。従来の留守電はいつ誰からかかって来たのか、聞いてみないとわからない。複数ある中からある1件を探し出すなんて作業は絶望的に面倒です。
(動画的な意味での「ビジュアル」ではありませんのであしからず)
一方、自宅で使っているAsteriskの留守電は(OSSで実装してるという意味ではスゴいんですが)、通常のプッシュトーン操作による留守電としてもやや使い勝手に難があります。読み上げ順が、時間->日付->メッセージと一般の電話機とは逆で、肝心のメッセージが聞けるまでにひどく待たされます。特にうちは非通知でかかってきて無言で2,3秒という無意味なメッセージがよく溜まるので、いくつも連続で聞いてるとウンザリします。
多分、この再生順はどっか設定をいじれば変えられるんじゃないかとググっていたところ、Web Voice Mailなる機能があることを発見。早速設定してみました。
■設定方法
ウチはソースからコンパイルして入れてるので、あんまディストリ関係ないですが、CentOS 5です。
ソースディレクトリで make webvmail します。オプションでApacheのドキュメントルートを指定したりもできるみたいですが、cgiファイル1つとスタティックファイル(画像)のフォルダだけなので、make時に配置されたメッセージをみて、自分で移動してもさして手間は替わらない気がします。
CentOS 5の場合、suidでperlを動かすために、yum install perl-suidperl も必要でした。
あとは配置したcgiファイルにブラウザでアクセスすればOKでした。AsteriskのボイスメールIDと暗証番号でログインします。
こんな感じで留守電が一覧され、「Play」でQuickTimeプラグインが起動してブラウザ上で聞くことが出来ます。なお、最初の一度だけ音声フォーマットを聞かれるので、Asteriskでの録音設定と同じものを選びます。
ちなみに、iPhoneのSafariだとエラーになって再生できませんでした。フォーマットをリニアPCMなWAVにすればいいかも。でも、メール添付で送られてくるファイルはいつも再生できてるんですけどね。
いや、しかしこれは便利。やっぱAsteriskはやめられません。おかげで、いつまでもBフレをNextに更新できないσ(^^)ガイル。