小型PCを欲しがっていた親戚用にONKYO (SOTEC)のネットブック C204A5をオークションで落札。設定作業も請け負ったので簡単にレビュー。
スペックをまとめると、
- Atom N270(1.60GHz) + Intel 945GSE Express
- 1GBメモリ(オンボード、増設不可)
- SSD 32GB
- 1,024×600 10.1型液晶(光沢)
- Windows XP Home Edition
- Intel WiMAX/WiFi Link 5150
というところです。太字のWiMAX対応無線LANカードが載ってるところが最大の特徴で、出っ張り無しでモバイルインターネットが楽しめます。おそらくWiMAXパソコンとしては最安値なんじゃないでしょうか?(3万弱で入手)
個人的にはメモリは2GBくらいまで増やせると良かったなぁという印象。
■写真でチェック
外箱。小さくてスッキリしたデザインで、ノンヘビーユーザ層にも受けそうな感じですね。
天板はホワイト。かなり純度の高い白で女性受けしそう。シボなどはなくピカピカです。指紋がついたら拭いておきたくなる系。USBポートは右に2、左に1と多めについてるのがGood。その他、SD/MSリーダーも。アナログRGBとEthernetは付属のUSBポトリを使います。
開くと中はブラック。Webカメラもついてます。パームレストやトラックパッド周辺に見えるシミのようなものは、保護ビニールです。すぐにドナドナされていくものなのではがさずに設定、撮影しました。キーピッチは17mmと個人的に一番好きなサイズ。1024×600とネットブック的最低解像度ですが、10.1インチと大きめなので、動画とか見るにはそこそこ迫力があるかもです。情報量多いWebページの閲覧にはつらいですが。標準でIEにLiveツールバーが入っていたので切っておきました。
面白かったのは、ACアダプタでプラグの向きを縦横切り替えられます。自由回転ではなく、取り付け方向が90度刻みで変えられるって感じです。混んでるタップにとりつける時に便利そうですが、ベース部分がやや大降りなので実はあんまり意味ないかもとか思ったり(^^;)。むしろ取り外せなくていいから、この円柱部分がなく本体から直接プラグが生えていて折りたためてくれた方が嬉しかったかも。PCのACアダプタで白って新鮮かも。でもちょっと安っぽい印象も。
バッテリーはJEITA基準で4時間。VAIO Pの経験からすると実質2.5時間ってとこでしょうか。XPだからもっと短いかも。
裏面のフタですぐにWiMAX無線LANカードにアクセスできます。5150抜きにはもってこい(謎)。
■触ってみての印象
XP+SSDで起動などはそれほどもっさりな印象はないです。まぁ、Windows UpdateやMicrosoft Security Essentialsを入れたくらいでの評価ですが。当然マカフィーは速攻削除。メモリが少ないので休止状態からの復帰も速い。使用者にはハイバネ運用を勧めておこう。
重さは1kg弱なのでLet’s Note Rあたりに近いんですが、フットプリントが小さい、薄い、値段が安いなどがあいまって気軽に(雑に)扱える印象。例えば同じ1kgでもLet’s Note Rを片手で無造作につかんで腕をぶんぶん振れない(振る気になれない)けど、コイツなら平気、みたいな心理的な違いがありますw。
親戚にドナドナされた後、誰が主に使うかまだ不明で、
- ケータイメインの叔母がPC再チャレンジ
- デスクトップしかない息子が居間のコタツなどで
- 関東にいる娘が壊れたメインノートPCの代わりに
等を考えてるとか。3つ目はちょっと厳しい気がしますが、最初の2つはコストパフォーマンス的にもいい選択じゃないかと思います。同じ様なスペックのネットブックが100円とかで売っててもあれはモバイルブロードバンド契約が2年強制で、さらに実質本体価格が割賦で上乗せみたいな形なので、それが必要ない人にはこうした付帯契約無しでそれなりに安いモデルを絶対にお薦めしたいところです。