nasne (ナスネ) (CECH-ZNR1J)
Panasonic ポータブル地上デジタルテレビ
防水タイプ グレイスホワイト SV-ME5000-W
PlayStation Vita 3G/Wi-Fiモデル
クリスタル・ブラック 限定版 (PCH-1100AB01)
発表当初から興味はあったものの、既にPCとBDレコーダーで録画環境は揃いまくってる我が家ではスルーせざるをえなかったnasneですが、思うとこあって導入しました。
というのは、お風呂iPad視聴(冬場限定)の充実。久しぶりにAirServer(によるtsのlive conversion)を使ってみたらいまいち調子が悪いし、シークが長すぎるので見限り。「レコプラ」のiPad版の登場でソニー製BDレコーダーからのストリーミングができるようにはなったんですが、うちのAX1000は正式サポートしておらず、一応DLNAクライアントである「TwonkeyBeam」から直接開けば再生はできるもののDR(非劣化)画質で録画したものは無理。ソニレコはPCのバックアップ用途なので基本DR録画なんですよね。4月の防滴Xperia TabletやPanasonicのDLNAクライアント搭載のお風呂テレビSV-ME5000辺りも検討したんですが、それよりはnasneを買ってSR画質で録画する方が安上がりじゃね?ということで。
■本体周り
光学ドライブがなく、HDDも2.5″タイプを使っているため、一般のレコーダーと比べるととてもコンパクトです。下手なブロードバンドルーターよりも小さいレベル。動作音もとても静かで、今回配線の関係で寝室に設置しまいたが今のところ音が気になったことはないです。
B-CASカードの赤い部分が一部見えているのが無様といえば無様。
うちはDHCPサーバーで固定IPアドレスを振っているので、あらかじめ本体底面のシールにあるMACアドレスを登録してから起動したことでIPアドレスはすぐわかり、ブラウザでの初期登録には困りませんでした。逆にハマったのはPS3の設定。torneアプリをインストールして起動するも「torneが見付からない」的なエラーが出て起動できず。もしかしてtorne(USBチューナー)もってないとnasneも管理できないの?!もう使わないから実家にもってちゃったよ!と焦ったり。ググると、その場合は「セーブデータ管理」からtorneのデータ(録画番組含む)を全削除してから起動すれば良いようです。
基本的な設定はブラウザから行います。名称を変えたりチャンネル設定をしたり。DLNAクライアントから見えるアイコンも何種類かから選ぶことができ、ネットワーク上に複数台のnasneを稼働させる時なんかは区別しやすくて便利そうです。ただ、SMB(Windows)ファイルサーバーとして使う気は毛頭ないので、これは完全オフにできると良かったかも。どいつもこいつもNetBIOS名バラまきすぎだっつーの。
■torneの快適さ、Vitaで再び!
設定がWebからと書きましたが、通常の予約録画などはおこからは行えずPS3、Vitaはtorneアプリから(名前がややこしいw)、PCやスマフォ、タブレットはCHAN-TORUというWebサービスから行います。特筆すべきはやはりPS3/Vitaからの使い勝手の良さ。PS3でtorneを使った時の衝撃再び。torne(USBチューナー)は地デジのみ&シングルチューナー、しかも録画の度に電力食いのPS3が起動するということで実用には難アリでしたが、nasneならシングルチューナーであるという点以外は改善されています(その気になれば複数台運用という手もw)。そしてあのサクサクEPGの快適さがVitaでも!PS3ほど起動時間がかからないし、部屋中どこにいても予約ができる。これはかなり快適。実際、今期みているアニメ番組を一挙予約しましたが短時間で非常に快適に作業できました。
ちなみにVita版のtorneは本来800円ですが、期間限定で今なら無料で入手できます。できればPS3版同様、Vita版にも「レコxトルネ」プラグインを発売して、このサクサクEPGからSONYの家電レコーダーにも予約を入れられるようになって欲しいですね。
■肝心のストリーミング再生品質は?
結論からいうとiOSでは若干難アリです。リスト操作は「レコプラ」で、再生を選ぶと「TwonkeyBeam」が起動して再生される訳ですが、途切れるまで行かないまでもガタガタします。ms単位でつっかえている感じ。音声にはノイズという形で現れます。「あーーーー」が「あ.あ.あ.あ.あ.」になるとでも書けばイメージしてもらえるでしょうか?さらにBSだと音が出なかったりということも。なんて言ってるのかわらからないレベルではなく、"ながら"で見る分にはギリギリ許せるレベルなんですが。
2013.03.04追記:TwonkeyBeamがバージョンアップして、問題ない品質になった気がします。シークをすると上記の音切れや音ズレが顕著だったんですが、今んところ大丈夫。一度だけやはりNHKで番組の切り替わりに音が出なくなりましたが、シークしたら鳴りました。更に端末へのダウンロードもできるようになりました。iPad3へ30分番組(3倍画質)をダウンロードしてみたところ2,3分かかりました。これくらいの時間ならかなり気軽に持ち出しができそうですね。広域イーサネクストやUT-VPNを介して実家からの視聴も夢ではないかも。
一方、VitaやXperia SXでならさすがに音声が出ないといったトラブルもなく再生品質は上々です。ストリーミングは480pになるという話をどこかで見ましたが、みた感じそれよりは綺麗な印象です。iPadでも720pくらいはあるように見えますが実際のとこはどうなんでしょうね。Vitaに適当な防水ケースがあれば、Vitaをテレビ用にしてiPadでネット、的な使い方をしたいところです。
というかこのままだと結局Xperia Tablet Z WiFi買ってしまうんじゃないか?っていうw。それを回避する為の買い物だったのに、むしろ欲し待った、的な。まぁ。4月ともなればあんま長風呂する季節じゃなくなるので、なんとか物欲を抑え切れればいいなぁ。
というわけで、Xperia Tablet Z買わなくて済みそうです。いや、たぶん買わないよ…多分…