結局我が家の変態デュアルスタック構成はこんな感じ

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自宅のサブISPとしてIPoEのIIJmio/NFを申し込んでIPv6ネイティブにした頃から、たびたびネットがつながらなくなる現象が発生しました。NVR500を再起動すると治るもののまた数時間すると不通に。ちなみに我が家のネットワーク構成は以前の記事に貼ったこの図の通り。ひかり電話ルーターであるRT-400KIをパススルーさせずNVR500をブロードバンドルーターとして使う為の変態構成です。400KIにはPPPoE設定はしてません。

二日ほど悩んだ後、ふと思い立ってRT-400KIを再起動(というかWAN側のDHCPv6再取得)してみたら即座に不通状態再現。ビンゴ。ハブを経由して2つのルーターがNGN側からIPv6のプレフィクスを取り合っていたんじゃないかと。LAN内の設定的には、IPv4もv6もNVR500がゲイトウェイになってるのに、400KIが定期的に「オレがゲイトウェイだ(キリッ」っとNGN側にレジストしにいって、結果NVR500側で通信ができなくなってたんじゃないかと。また双方がRAやDHCPv6でLAN内の各端末にIPv6アドレスやゲイトウェイ情報を配布してたのもダメっぽい。

結局NVR500からIPoE設定(実際にどこかにコネクションをつないだりはしないものの、ルーティングやRA/DHCPv6動作に関わっていたと思われる)を削除し、RA動作もCUIから停止させました。そうすることでv4はNVR500経由、v6は400KI経由というダブルルーター状態に。NVR500の方が性能良さそうだしフィルターなども片方で一元管理したいんですが、400KI側のRA等を止める設定はナサゲだし、Asteriskでひかり電話を使う以上、400KI自体を撤去してしまうわけにもいかなかったので、こういう形に落ち着きました。NVR500にSIPサーバー機能さえあれば完全に一台で済ませられるんですけどね…

ちなみにこの構成にした後、しばらく外からIPv6で各PCに到達できずに悩んだんですが、昨日偶然ブレーカーが落ちて全て再起動した辺りからまたつながるようになりましたw。両ルーターは何度も再起動したりフィルター設定なども散々チェックしたんですけどね。ONUが再起動したのが良かったのかしら?

IPoE環境だとフレッツ網内用とインターネット用とで共通のIPv6アドレスなはずなので、もしかしたら400KIをNVR500配下においてIPv6パススルーでもいけるんじゃね?という気がしますが未検証。なんかもうめんどくさくなってw。どのみち400KIのRAを止められない限りややこしいことになりそうだし。

まぁ、こんなマニアックな構成やりたがる人が果たしてどれだけいるのかわかりませんが、一応参考までに。

 

あと、400KIにしたせいか、もともと計測にバラツキがあったのか不明ですが、前回IPv6アドレスで西日本からアクセスしたらv4より速かった、的なこと書いたんですが、その後試した感じでは逆にIPv4の方が速くなる場合もあり単純にIPv6スゲー!ってことにはどうもならなそうです。

■オマケ

上記と関係ないですが、PPTPサーバー役をIPマスカレイドしたOSX ServerからNVR500に変更しました。これだとなにがいいかというと、PPTPクライアント側からWOLが直接LAN内のマシンに届く点です。iPhoneからiNetというアプリで直接スリープしてるPCを起こせます。今まではLinuxマシンにログインしてsuしてコマンド叩いてたんですがだいぶ楽になりました。

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