MacBook Pro 15rを自宅で使う時、基本的にはワークデスクでGigabit-Thunderboltアダプタで有線接続なんですが、時折Wi-Fiで使ったりもします。最近はないですが、他のノートPCでも両方のインターフェースがついてる機種では適宜使い分けたりします。そういう時にできれば同じIPアドレスを割り振りたいと思ってたんですが、当然ながら有線と無線(Wi-Fi)でMACアドレスがそれぞれ別についているのでややこしいことになっていました。
また複数のMacBookを同じGigabit-Thunderboltアダプタで使い分けると、これもまた同じIPアドレスになるのが気持ち悪かった。
で、今回わかってDHCPサーバーをOSX ServerからYAMAHAのNVR500に戻す大作戦を決行していて、リファレンスにクライアントIDというものでも識別できるという記述を見つけました。はて、クライアントID?どこかでみたことあります。あ、これや!
なるほど、Mac側で有線と無線で同じクライアントIDを名乗っておけば、MACアドレスの違うインターフェースでも同じIPアドレスがもらえそう。最悪故障して本体交換しても、TimeMachineバックアップから復元してここの値が同じなら同じに?なるほど考えられてるなぁ。
ってことで、実験。普通NVR500などYAMAHAルーターにDHCPの固定割り振り設定をする書式はこんな感じ。
dhcp scope bind 1 192.168.0.200 ethernet 00:01:23:45:67:89
それをクライアントIDを使った指定にかえるにはこんな感じ。もちろんクライアント側にクライアントID欄を指定しておきます。写真のようにTSUBASAなどとした場合、
dhcp scope bind 1 192.168.0.200 text TSUBASA
こうすればよさげ。設定変更しても既にリースしているIPアドレスがある場合そちらが優先されるので、
dhcp manual release 192.168.0.200
などとして手動開放してやります。クライアントに別のIPアドレスが割り振られている場合、そちらも開放することをお忘れ無く。
これで単一の設定で、有線/無線に同じIPアドレスが振られることが確認できました。うっかりWi-Fi切り忘れたまま有線つないじゃったらどうなるのとか、公衆Wi-Fiサービスとか他の環境で弊害出ないか、とかは追々…