LIVAとHyper-VとZabbix

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自宅のサーバーが設定してあるゾーンはルーターからEthernet直結できず、Wi-Fi経由です。どうもその接続やマシン自体がちょいちょい不安定になって、サーバー機能が中断してしまうので、監視体制を作ろうと決意。最初、Site24x7というサービスに登録してみたんですが、無料サービスだとできることが限られているので、自宅内に別途Zabbixでサーバーを立てることに(Site24x7の無料プランも安定度は高いので当面併用)。

で、Linuxが動いて省電力なサーバーということでLIVAやStickPCを物色し、非AtomだしWindows8.1(=10にもできる)付きってことでLIVAの64GBモデルをチョイス。ヨドバシで実質2万以下ですよ。いい時代になったものです。しかも最大14Wの省電力マシンながらHyper-Vによる仮想化もできるし、QSVによるハードエンコもできちゃいます。当初CentOSでも入れて使えばいいやと思ったんですが、eMMCストレージだとインストールが難しいことや、Windowsで色々メリットがありそうなのでWindows10化して仮想CentOSで使ってみることに。

■ハードエンコ

自分ではあまりハードエンコは使わないんですが、同居人がMacでせっせとDVDをMP4にしているので、TMPGEncいれて渡してみると以外と使い出がありそう。画質にこだわらないなら結構アリです。手元に光学ドライブは電力不足かスピンアップできなかったので、AmazonでタイムセールやってたEX-DVD03Wを購入。すんなり使えました。ボディも白でマッチして良いカンジ。DVDソースの720×480のMP4エンコード(フィルタは適応補完インタレ解除フィルタ)で実時間の1/6くらいでエンコできます。多少の画質とサイズの妥協ができるならかなりコスパの高いシステムだと思います。しかも無音です(光学ドライブ除く)。

ただ基本ヘッドレス運用したかったので、リモートデスクトップ接続が使えるようにWindows10 Proにアップグレードしちゃいました。それだけで1.4万。本体が2万しないのでかなり割高感ありますが、それでも総額でいえばまだ安いかな?

■Hyper-Vで仮想CentOS

Window10ProにしたのでもうひとつのメリットであるHyper-Vによる仮想化にチャレンジ。VMWare派なので初Hyper-Vです。一応右の参考本買って基礎学習しましたが、割と使いやすい印象です。ちなみにHyper-Vの解説本はWindows Server 2012R2向けのものがほとんどなんですが、こちらはWindows8.1向けの解説がありオススメです。Windows10でも特に異なる部分はなかった気がします。

で、この辺りを参考にさせていただきZabbixのインストール。最小限セットアップにしたせいか、色々パッケージが足りなくてこの通りすんなりとはいきませんでしたが、どうにか手動インストールも含めどうにかWeb画面に到達。しかしサービスが起動しないとエラーに。ここで触れられてる現象。冒頭に追記されているtrousers-0.3.11.2-4.el7_1.x86_64.rpmへの更新ではダメで、1.で書かれているFedoraのtrousersを導入した上、CPANをセットアップして入れてSys:Syslogモジュールの導入が必要でした。さすがにCeleronな上に仮想PCなせいか、ビルドがやたら時間かかりました。フリーズしてんのか疑うくらいの進捗率でしたがじっと我慢(放置)でどうにか。以前はここまで苦労しなかったような。

実際に動かしてもやっぱりモッサリですが、まぁ非常時の監視システムとしては省電力優先てことで。

で実際に家中のホストやSNMP対応スイッチやルーターを登録しまくったらめっちゃ重くなってしまったので、アイテムやトリガーを削ったり。MySQL(MariaDB)の稼働率が高くて、Windows上でデイスク利用率が100%に貼り付いてしまっていたので、ドライブを分散しようということで、USBメモリーに仮想イメージを配置することに。読み込み130MB/sを謳う上記製品にしてみたところ、とりあえず100%貼り付きはなくなった感じ。

ただまぁWindows10を動かした上にCentOS7だとさすがに2GBメモリだとかなり厳しいです。CentOSは256MBだとエラーになるので、384MBスタートの動的割り当てにしています。この上TMPGEnc Video Mastering Works6とかだとかなりもっさりします。CentOSをもっと古いバージョンにすればよかったかも。

4GBモデルがあれば買い換えたいレベルですが、後継のLiva X2とかだと一気に値段あがるんですよね。しかもWindowsPro化しちゃったし(これから抜いて別のWindowsライセンスに紐付けとかできるんだろうか?)。それくらいなら同型機をもう一台買って役割を分けた方がいいかなとか。

でもまぁどうにかCentOSとTMPGEncが両立できそうな気がしてきたので、少し様子見。

ともあれ、Hyper-Vとかマニアックなことは別にして、格安Windowsデスクトップとしてはかなりコスパが高くオススメです。Officeしか使わない人とか、子供用とかであれば1.8万で買えちゃう(モニタやキーボード、マウスは別ですが)本製品はかなりイケてると思います。いずれ後継機のLIVA XやX2に置き換わっちゃうかもなので、買うなら今かも!ていうかσ(^^)がもう一台欲しいなぁ。悩むなぁ。CentOSがすんなり入るならなぁ…

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