WindowsでもMacでも読み書きできる大容量ポータブルストレージが欲しくて

ノマドや出張時に大きなファイルを持ち歩く必要があり、久々にUSB HDDを。容量はなるべく大きくということでSSDは除外して、2.5inch HDDで4TBのものから選定。

当初NASが欲しかったんだけど、いまや2.5inchドライブのNASは絶滅しており、まぁあってもWi-Fiが遅いし、Windowsにマウントして共有した方がいいかってことで普通のUSBタイプを。Thunderbolt3などより高速なI/Fのものも探したけどHDDじゃあんま意味ないだろうということで、オーソドックスにUSB3.0。購入したのはWestern DigitalのMY PASSPORT。

本体側のインターフェイスはmicro B。できればType-CだとMacBook ProにもXPS 15にも充電ケーブルと兼用でC-Cケーブルが使えて便利だなと思ったんですが、同社のMy Passport Ultraと比べて実測レビューのパフォーマンスにかなり差があるっぽかったので、端子は妥協。

またMac用パッケージだと付属ケーブルのPC端がUSB Type-Cなんですが、こちらのケーブルとセットで買ってもなおWindows用の方が安かったので、組み合わせて購入。Windows用がタイムセールだったのもあるかも。購入時の価格でご判断するとよろしいかと。ディスクのフォーマットはWindows用(無印)がNTFS、Mac用がHFS+だと思いますが、後述のとうりどのみちexFATにするので関係なし。

■Windows/Mac/NASで使いたい

持ち出すマシンは用途によってWindows10だったりMacだったりするのでexFATで再フォーマット。またSynology NAS上にあるメディアファイルをできるだけ高速にコピーする為に、NASのUSBポートに直結。SynologyのNASはexFAT対応と書いてるものの、実は有料のアプリ($3.99)が必要でした。

■パスワードロックしてもNASで使いたい

WDのHDDにはWD Securityというツールが用意されておりパスワードを入れないとマウントできないように設定可能です。これはWindows版、Mac版が用意されており、exFATなら1台を双方にマウント可能。ツールを常駐させておけば所定マシンでは自動マウントすることも可能。これは便利。

ただしNAS(Linux)はダメだろうから使用は諦めるしかないかなーと思いつつ、一応実験。一時的にWindowsかMac側でパスワードを消去しておけば再フォーマット無しでNASからマウントし読み書き可能でした。んー、こういうのって全域再フォーマットや全ファイル再保存しないと有効化/無効化できないイメージなんですがどうなんでしょう。ちゃんと実態ファイルまで暗号化されるのかな?単にマウント時点でパスワード認証してるだけ(個別のファイルは非暗号化)だったらイヤだな。でもAES 256bit暗号化ハードウェア搭載品なので、なんかしらの暗号キーで常時保存をしていて、それをパスワードで利用可能にしている、とかなんですかね。

ともあれ、自宅でNASからファイルをまとめてコピーする時だけ(WindowsかMacで)一旦パスワードを削除して、持ち出す直前にまたパスワード設定、という運用ができそうなのはなにより。大量のファイルをまとめてコピーするのは多分最初だけなので、以後は差分だけWindows/Macから入れれば良さそうだし。

■その他ツールも充実

その他にも当面試す予定はないですが、自動バックアップツールやS.M.A.R.T.監視ツールなども提供されており、コスパは高いと思います。

■参考ベンチマーク

AmazonのレビューでSeq Readが400MB/sとか出てましたがそこまではいきませんでした。exFATだからかな?書き込みは同じ位。

パスワードロックなし

またSynologyのDSM上でFile Stationを使ってRAID5(SHR)のボリュームから大きなファイルをコピーした時のレートは85~87MB/s程度で推移しています。

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