セカンドカーに30プリウスをお迎え

同居人が家族の使っていた30前期型プリウス(ZVW30)を引き継ぐことになり、我が家のクルマはカローラスポーツと二台体制になりました。横浜で二人暮らしで通勤にも使わずなので、正直そこまでフル稼働で二台必要という生活でもないですが、まぁ幸い転居先に二台置く場所はあるので、とりあえず車検とおして車両保険なしで保険つけて手元においとくか、くらいです。同じ3ナンバー、FFハイブリッド車ということで性格的にも使い分けるにはやや近い属性すぎますが、まぁそれでもプリウスの方が多少はものが詰めますし、クルマが取り合いになることもなくなるしと。いままで自分が帰省に乗ってってしまうと同居人の足がなくなって困るので、最近は新幹線で帰るしか無かったという状況でしたが、これで堂々とクルマ帰省ができます。とはいえコロナ禍で帰省自体が難しい状況でまだ機会もないですが…

■それでもクルマを手に入れたらカスタムしたいじゃない?

実はこの車両、2011年3月の震災直後に買ったらしいんですが、極々近所の移動にしか使ってなかったようで、9年目なのにまだ5,000kmしか走っていないという状態。逆によくバッテリーが死んでないなと。メンテしていたディーラー営業さんの話だと、一度補機バッテリーは変えているとのこと。またタイヤも新車装着タイヤのまま。まだ溝のありまくりですが、さすがにヒビも入っていて恐いのでディーラーさんと二人で同居人を説得して交換に(というか交換しないとウチでは車検通せないと言われました)。同居人はそれならばとホイールごとインチアップ交換してモチベーションを上げたいということに。また個人的に大昔すぎる通信機能もない純正ナビは使いたくないなということで、自腹を切ってナビを交換することに。あとはヘッドライトや車内各種照明をLED化したり、なんやかんやと納車待ちの間にカスタムパーツを揃えてしまいました。ちなみにグレードはS、色はホワイトパールです。

30プリウス、楽しげなカスタマイズパーツや情報多すぎ!

■バッテリー

ディーラーに車検に出す時の事前調査でバッテリーがもうダメだと言われました。ハイブリッド車では走行モーターを駆動する走行バッテリーと、通常のナビやワイパーやらを動かす12Vの補機バッテリーがあります。ダメになったのは後者。普通のガソリン車と同じ規格のものです。

どうせ純正の割高なのをつけられるくらいならと、自前でネットで購入して自分で付け替えました。いずれカーステ周りも強化しようと思うのでとにかく容量に余裕をもたせとこうと純正がグレードによって34〜46のところ55をチョイス。

CAOSはオーディオの音質を挙げるという青い筐体のシリーズが有名ですがコイツは黒。ただ30プリウスの特徴としてバッテリー搭載位置がエンジンルームではなく後方のトランクの片隅であるというのがあります。排出したガスはチューブを伝って車外に放出される設計ですが、このバッテリーはそのガスがほぼ出ない密閉仕様となっています(万一発生した時のためにチューブを取り付ける口もあります)。まぁトヨタがしっかり排出設計してるので問題ないとは思いますが、なんとなく安心かなって。

■タイヤ&ホイール

ちょっと前までアルミとてっちんの区別すら気にしてなかった同居人ですが、色々説明してるうちに

  • 樹脂ホイールキャップはイヤだ(元々ステンレスやメッキのギラギラした質感が好き)
  • なるほどインチアップするとカッコイイね

という感覚が出てきたらしく、「17インチくらいのアルミホイールにするなら(結果的に)タイヤを替えてもいい」という合意に至りました。基本は同居人が名義人となるクルマなので、デザイン的な好みはそちらまかせ。何件か実店舗を回った後、結局ネットで価格とのバランスも考えて選んだのはこちら。

正直知らないメーカーでした。でも最近の純正アルミでも増えて来たフラットな面があるタイプ(なんて言うんだろう?)。ちなみにUPGARAGEで新車外しのハチロクの新品純正アルミが出ていてすごく気に入ったんですが、穴は合うものの微妙に幅が足りないということで同店では装着NGと言われ断念。スペーサーとかでつけてる事例もネットでは見付かるんですがお店としては責任とれないのでダメとのこと。私も安全第一で足周りはDIYしない主義なので諦めました。

インチアップすることで自慢の燃費や、静粛性、乗り心地などが悪化するかもということで、タイヤの方でそのバランスをとるべくDUNLOPのLE MANS V(ルマンファイブ)をチョイス。サイレントコアと呼ばれる吸音スポンジを中に貼り付けてありロードノイズが軽減される、とのこと。ただまぁカローラスポーツのハイブリッドG’zの17インチ+SP スポーツMAXX 050と比べて驚くほど静か!という印象は今んとこないです。「静かっちゃ静かかな?」くらい。乗り心地、走り味は悪くないです。

とはいえ、車両受け取り時点で車検が切れていて純正装着タイヤ(15インチ)で走行できていないのでそこの比較はできてないのですが(同型車はもう何年も前に一瞬乗っただけで憶えてない)。

■カーナビ(KENWOOD MDV-Z905)

カローラスポーツはT-CONNECT周りを体験しておきたくて純正ナビにしてしまった為、通信モジュールやスピーカーとの組み合わせもあって気軽に変更はできなくなってしまいました。のでこれはチャンスでした。完全DA化はまだ抵抗ありますが、やはりCarPlayとAndroid Autoはきちんと触っておかないと仕事上マズいなという意識があったので、サブカーのプリウスを後付けのPionnerなどのDA製品にしようかなと。例えばコレ。

しかし同居人から「毎回スマホつなぐの面倒だから単体ナビがいい」とダメ出し。仕方ないので割高だけど単体ナビでかつCarPlay/AndroidAutoに対応した機種を物色。なんどKENWOODの彩速Z705を最後に消滅していました…。一長一短ありますが両方対応したものを必要する人ってあんまりいないんですかね…

仕方ないのでヤフオクでZ705の美品中古をゲット。純正パネルにピッタリの7インチワイドのZ705Wも考えましたが割高だったのと、画面が広くなるというよりサイドにハードキーが増えるという感じで、ステアリングボタンも使えることを考えるとあまり必要性が高くないなということで、ちょうど美品が出品されていたZ705に。LEVORG時代のZ701から何世代かジャンプして復帰です。

接続オプションとして、電源取りだしハーネスに7インチワイドとの隙間を埋めるパーツがセットになったキット、トヨタ純正バックカメラ端子からRCA映像信号を取り出す変換ハーネス、純正20pハーネスからステアリングスイッチ信号を取り出すKENWOOD製キットKNA-300EXを調達する必要がありました。

バックカメラ変換ハーネスは電源(バック信号線)も必要ですが、バック信号線、アースともナビの電源ハーネスから簡単にとれました。30プリウスはカメラ位置がど真ん中ではないので、やや見辛いですが、2日くらい無しで過ごした後だともうあるだけで文句いいません!って感じです。

ナビステアリングスイッチは前回苦労したのがウソのようにあっさり認識。標準のトヨタプリセットでOKでした。

Z705は相変わらずの彩速レスポンス。地図のピンチやスクロールも含めサクサクで快適です。ネット接続がWi-FiからBluetoothテザリングに変更になってました。Galaxy Note 10+とペアリングして基本意識することなく通信機能が使えてる気がします。カロスポの純正ナビが9インチなので全てが小さく見えますが、、、

■車内各種照明(とライセンス球)LED化

純正電球は色温度が低く昭和っぽいので自分が乗る車は是非とも白い(といっても6500Kくらいで充分)LEDにしたいということでこれも自腹購入。セットのこれをチョイス。

ポイントは明るさ調整が可能な点。リモコンが付属していてそれぞれの電球に向けて操作すると明るさが多段階で調整できます。この手のLEDは明るさスペックを競ってる面があって、無闇にギラギラと明るい商品があります。もしそうだった時に自分で選べるといいな、と思って。が、これが裏目に出た気がしています。ドアを開けたりロック操作をした時に通常の電球ならフワっとホタル動作で明るさが変化するんですが、その電圧変化に対してこの調整機能が誤爆するのか、チカチカっと高速で点滅してしまうのです。一秒程度のこととはいえ毎回だとちょっと気になります。ちなみにルームランプのスイッチで点ける時はパッと全力点灯になるのでチラ付きはありません。案の定最大設定にすると明るすぎくらいに明るいし、もう少し輝度を押さえて調光機能がない製品に買い換えようか思案中。車内で停車中に読書するとかYoutubeの動画撮影するとかでもなければ普通ここまで多くのLEDチップをのせたボード状の照明はいらないですね。考えてみればカロスポでも通常の電球形状のものにした気がします。マップランプだけ再交換しようかな。でも色味があわないとかありそう…

■ドアミラーの自動格納

ZVW30ではグレードがGのみ標準でドアミラーの自動格納(車を降りると自動でドアミラーが畳まれる)が装備されていますが、ウチのSはありません。新居が2台停められるとはいえ結構ギリギリなのでこれは絶対欲しいということで後付けキットを購入。自動格納がないとはいえ電動パーツはついているので、ドアロックや始動の信号を受けて格納・復帰制御を行わせるだけ。数千円の制御ボードとケーブル、カプラーのキットで実現可能でした。パーソナルCARパーツというメーカーのこちらをチョイス。

後付汎用キーレス連動ドアミラー格納ユニット TYPE-E

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取り付けは準カプラーオンという感じ。2つのカプラーに介入させるのに加え、2本の線を既存のカプラーにワンタッチコネクターでつなぎます。車種別のカプラー、配線位置も詳しく書かれていて、内装外しやワンタッチコネクターがわかっていれば15分くらいで取り付けできるレベルでした。

首都圏では公共の駐車場も狭いところが多く、互いにドアミラーを畳んでおくのはマナーでもあると言えます。毎回手動で畳んでいる方、そう価格も高くないしオススメです。

■USB/シガーソケット増設

こういうカスタムパーツが豊富に出ているところがプリウスのような人気車種の楽しいところですね。

プリウスはシガーソケットがセンターコンソールボックスの中にあります。USB充電器などをつけるにはやや不便。ということでセンター足元部分の小物入れ的な凹みパーツとリプレースでシガー電源ソケットx1、USB充電ポートx1、USBソケットx1、純正互換スイッチパネルx1が設置できます。

配線はシガープラグがついていますが途中でギボシで切り離せるようになっており、他の電源線に直結も選べます。私は助手席下のヒューズボックスからACC電源をとって配線しました。

USBポートが2つありますが、1つは充電用でもうひとつはナビなどのUSB端子などをパネル出しする延長ケーブル的な作りです。前述のナビでCarPlay/Android Autoを使うのにUBSケーブルが必要なのでちょうど良いです。またスイッチパネルにも各種スイッチやコネクタを出すことができそう。個人的にはナビへのHDMIポートにしようかと思案中。

■ヘッドライトLED化

ハロゲンは色も暗さも嫌いなのでサクっと交換。ZVW30のロービームとフォグランプはH11、ハイビームはHB3のようです。とりあえずロービームをこれに。

箱にH8と書いてありますが基本的に互換性があるので大丈夫とのことです。

事前に聞いてましたが運転席側はかなり苦労しました。クーラントのリザーバータンクをネジ二箇所外して緩めたりしました。逆にヘッドライト側は露出してるネジ2本外してもビクともしませんでした。ヘッドライトをユニットごと外すにはバンパーも含めもっと色々外さないとダメなようです。でもまぁなんとか外さずに交換できました。手が擦り傷だらけになりましたが…

光量、色は満足です。あとは寿命かな。

■スマートキー追加

元オーナーの同居人家族が紛失してしまったのか、車両受領時点でスマートキーが1つしかありませんでした。使用者二人だし、これを無くすと大変面倒なことになるので追加。ただ純正で追加すると結構な金額になります。また調べたところトヨタのイモビライザー搭載スマートキーはキーIDが書き込まれた中古だとディーラーでは追加登録できないそう。特殊な初期化装置をもっている鍵屋さんなら初期化した上で登録してくれるっぽいです。ググると結構安くやってくれる店が出てくるのですが関西とか九州とか遠方ばかり。横浜川崎の業者は初期化や登録単体の価格が明記されていないとこばかり。しかし幸いヤフオクで新品のスマートキーが数千円で落札できたので、カロスポでお世話になっているディーラーに持ち込んで登録してもらいました。1,900円くらい。

 

発売からだいぶ経つクルマですが、人気車種だけあっていまでもカスタムパーツが豊富で色々見て選ぶのが楽しい車種です。今は物珍しさと引越の積載量でカロスポよりも乗り回してますが、落ち着いたらそんなには出番がないかもですが、せっかく引き継いだので大事にしようと思います。

 

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