5年使った洗濯機を分解大清掃 Panasonic VX9600

2016年に購入した洗濯乾燥機Panasonic NA-VX9600が二度の引越しも経て色々と不調になってきました。

症状は乾燥性能の低下(時間がかかる、「ふつう」では乾ききらず「しっかり」常用)と、トップパネルにある乾燥フィルターの部分に水が残る(フィルターの下1/3位が水に浸かった状態)といったもの。

乾燥フィルターの掃除用に純正のおそうじブラシ(VX用)を買ってみてダクトの埃を取れる限りとってみたものの改善せず。

Panasonic おそうじブラシ AXW22R-9DA0

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ヤマダのThe安心に加入しているので(洗濯乾燥機は6年)修理を手配しようと思いつつ、片付けとか面倒で放置していました。

しかし価格.comで分解清掃の話題がいくつも出ているのに気づきDIYチャレンジ。手順についてはYoutubeでザクザク見付かります。わかりやすかったのはコレかな。

作業に手一杯で写真が全然撮れなかったんですが、次回に備えて記憶の限りメモ。

道具立てとしては、長い目のプラスドライバーがあると良いです。後述の脱水受けカバーのネジがかなり奥まったところにあるためで、ネジを落とさないようマグネタイズされたもの、電動ドライバーがあるならロングビットを使うのがいいと思います。ウチで使ったのはたぶんこれ。

脱水受けカバー以外はさほど奥まったネジはなく、ロングビットだと取り回しが悪いので、ほどほどの長さのものと使い分けるのが理想だと思います。あとケーブルを固定しているプラスチックパーツをつまんで引き抜く時に細めのラジオペンチがあると楽です。

ネジの総数と種類が多いので、白紙にペンで各部位のスケッチを描きその上にネジを並べて置いておくようにしました。

■乾燥フィルターボックスの水溜まり対策

このシリーズの作りとしては、乾燥フィルダーを取り外したボックスの奥にヒートポンプユニットのアルミフィンがあり、手前側は拳大のゴムダクトを通ってドラム側に落ちていきます。まず後者は上記おそうじブラシである程度清掃できますが、いちど分解して仕組みを把握した方がより効率的に掃除できます。ブラシを入れられる口が上の写真の右上に移っている部分で大きな異物が入らないよう水平のガードがついており、手などを直接入れることはできません。最初ここから奥の綿ゴミを一生懸命掻き出すイメージで掃除していましたが、むしろ奥につっこんでドラム室に落としてしまう方が良さそう。最終的には排水とともに排水フィルターの方へ流れてキャッチされるはず。

問題は前者のアルミフィンです。これはトップパネルを外さないとアクセスできません。トップパネルは蓋で隠れているものも含め、9本のネジで止まっていますが割と簡単に外れます。フィルターボックスの奥側のガードも2本のネジを上から抜けば外すことができ、フィンの手前側は露出します。ここにゴミがビッシリ詰まっていて言われなければエアコンのようなアルミフィンだとわからない状態でした。

こちらの動画の5分辺りのところがわかりやすいと思います(ここまでではなかったですが)。

アルミフィンは簡単に曲がってしまうので、乱暴に擦ったりはできませんが、動画のようなブラシもなかったので、価格.comで言われていたDoltzのジェットウォッシャーとスチームクリーナーを試しました。結果的にはスチームよりドルツの方が聞きました。元が髪の毛などの繊維的な綿ゴミが水分吸って重くなっているようなものなので、熱よりは水量と勢いで流したという感じでしょうか。

最近すっかり使わなくなったドルツがまさかこんなところで役立つとは…処分しないでおいて良かった(笑)。

ただフィンの奥へゴミを押し戻すのはよろしくないので、できるだけ上下方向から水圧をかけて手前に押し出すように意識しました。タンクに数杯分の水を吹きかけるので、その水は排水路に溜まります。続けて下部を分解していくと排水フィルターを外した時に水が大量に溢れるので注意してください。ドルツ洗浄の後はいちど電源を入れて脱水(排水)操作をしましょう。

基本、前面の見えている部分を綺麗にしたことで水溜まりは改善されました。が結局後述の事情でもう一度分解することになったので、その時はさらにヒートポンプユニットの天面カバーも外してさらに奥の方までドルツで徹底洗浄しておきました。

■ドラム周辺のゴミ取りと部品交換

次にフロントパネルを外していき、上述のダクトやドラム周辺部のゴミを除去しました。その際、上記写真に写っている白いドラム前面のリングパーツの手前にかぶっている「脱水受けカバー」という部品が破損していることが判明。この方のケース(4:50秒辺り)と同じ。

一度は見なかったことにして組み上げたんですが、同居人がこれを見たあと、「このせいで水が溜まらなくなったのだ!前はもっと水位が高かったと思う」と言うので交換することに。有り難いことに楽天で普通に買えました。

脱水受けカバーと脱水受けパッキングAという2つのパーツがセットになっています。後者は別段劣化は見られなかったですが、セットで売られているということは一緒に替えることが推奨ということでしょうし温存しておいても仕方ないので交換しちゃいました。脱水受けカバーのネジが数が多い上に奥まった場所にあるので、うっかり下に落とさないよう慎重に作業する必要があります。ケチらず上述のロングビットを用意するのが吉。ドラムは手で動くので隙間を広げるように押さえながら脱着します。幸いここのネジは一周全て同一なので、どれがどこのものかは憶えておかなくて大丈夫です。

同居人曰く、洗濯やすすぎ中に常時脱水フィルターの方に水が流れているような音がしていたのが収まったとのこと。ただいまのところ体感できるほど乾燥力が復活した気はしていないです。

■まとめ

2回に渡り写真のところまでバラしを決行し、とりあえず乾燥フィルターボックスの水溜まりは解決することができました。フィルターにつく綿ゴミも乾いているので除去も簡単になりました(本来当たり前)。

乾燥時間や消費電力などについては不明。本機はNFC経由でAndroidアプリにログを転送できるんですが、カスタムコースについてはデータが取れないんですよね…

価格.comの書き込みによるとヒートポンプユニットは保障期間が3年(5年の説/機種も)で、基本的には経年でゴミがどんどん詰まっていくのは構造上避けられないようです。特にペットがいる家庭(ウチも)なんかはどの毛がダメぽい(説明書にはそういうものを洗うなと書かれていますが、そういうワケにもいかないですよね)。ペットの毛が見付かった場合保証対象になるのかは不明ですが、理想は保証期間が切れる前にいちどサービスを呼んで清掃なり交換なりしてもらうのがヨサゲ。ウチはペット用品洗いまくりの後ろめたさもあるし、今回マスターしたDIY清掃を定期的にしていくのがいいかな。

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