汎用性が広いAVプレーヤー「超弩級AVBANK」

超弩級AVBANK

超弩級AVBANK

価格:19,800円(税込、送料込)

サンコー、8.9型液晶搭載プレーヤー「超弩級AVBANK」
-19,800円。バッテリ内蔵、コンポーネント出力も
[AV Watch]

上記記事を読んで秋葉原までかっとんで買ってきました。公式Webショップは平日しか出荷しておらず、ちょうど三連休入ったところだったので。

サンコーが出している大型液晶搭載のポータブルAVプレーヤー「超弩級AVBANK」です(もうすこしネーミングをなんとかしてほしいなぁ…)。

■製品仕様をチェック

主な特徴は、

  • 8.9v型液晶(1024×600ドット)(impress記事のは誤記)

であること。中華系ポータブルAVプレーヤーは数あれど、このサイズ、この解像度のものは非常に珍しいのです。以下にiPad、iPhone4と並べた写真を載せておきます。

SDIM0628

また、厚さは17.7mmとこれまた薄めでかなりスタイリッシュなデザインだと思います。フォトフレームとして飾っても全く違和感がない外観です。

下記に簡単な比較を載せてみます。

  iPad 本製品 Kindle3 iPhone4
画面サイズ 9.7 8.9v 6 3.5
ピクセル数 768×1024 1024×600 600×800 960×480
重量 680~730g 420g 241g 137g
厚み 13.4mm 17.7mm 8.5mm 9.3mm

iPadよる軽いので後述の電子書籍リーダーとしても期待が持てます。

また以前から9inch/480×272な車載テレビをより解像度の高いものにしたいと思っていたのですが、せっかく高解像度のものにしても入力端子がコンポジットやD2止まりで、ハイビジョン動画ファイルをより綺麗に映せるものがありませんでした。その点、本製品であればサイズがほぼ同等で、プレーヤーまで内蔵しているので、そうした用途にもマッチしそうです。

SDIM0630

こちらは右側面の各端子、スロット部。上からコンポーネント&コンポジット出力、ヘッドフォン出力、USB、SDHCスロット、ACアダプタ、HOLDスイッチとなっています。AVケーブルはコンポーネントのみ付属。USBは内蔵2GBメモリにファイルを書き込むのに使います。ACアダプタは嬉しいことに5V/2Aで端子はPSPやW-ZERO等でメジャーな黄色いアレです。電流量だけ気をつければ車載で使えるアダプタはすぐに見つかるでしょう。2,000mAのUSB出力付きシガー充電器にUSB充電ケーブルでもいいかも。

液晶パネルはグレアでかなり映り込みます。また視野角は価格並で、特に上下方向が狭めな印象。上から見ると白くなり、下から見ると暗くなります。真正面からちょっとだけ下から見るのが一番綺麗な印象。真正面はやや色が薄く感じます。また全体に色温度がやや高い(青い)気もします。ちなみに調整機能は皆無。

2010.10.10訂正:

再生中にジョイスティックセンター長押しで明るさ調整だけはできました。10/10だったので4位まで下げたところだいぶいいかんじになりました。

SDIM0632

こちらが背面。収納式のスタンドがついてますが、気をつけないと簡単に折れてしまいそうです。写真ではつぶれてしまってますが、下部に2つスピーカーがついてます。ステレオかと思われますが、音質はiPadに比べるとショボイです。割れるほどじゃないですが筐体を手でもっていると振動を感じまくりです。

背面がフラットなので、車載を考える時には色々と扱いやすそうです(固定具を貼ったりするのに)。

内蔵バッテリーがあるので、シガー接続からの電源が途絶えても再生が止まったりはしてくれないのがやや残念。認識はするはずなのでiPodみたいにポーズになってくれると神なんですが。ファームで対応してくれないですかねぇ。

操作性面で大きく不満なのがジョイスティックのアサインです。

SDIM0634

本機の操作はこのKindleライクなジョイスティックを使います。真ん中押し込みで決定。下のボタンがBack、上の電源マークのとこがHomeって感じです。で、動画再生中のアサインが酷い。左右がボリュームUp/Downで上下が早送り/戻しなんです。画面にタイムスライダーが出て、現在位置マーカーを右(先)に移動しようと思ったらジョイスティックを下に下げるんです。音量を「Up」したい時は左なんです。どうしてこうなった、とUI設計担当者を問い詰めたい。

■動画フォーマット対応度チェック

我が家でよく使う動画を一通り試してみました。じっくり通しで流した訳じゃないですが、早送り、巻き戻しも含めて音ズレ、音切れもなくほぼ問題なく再生できました。

  • PT1の生ts(1440×1080)
  • H.264/AACのMP4(1920×1080/24p、1280×720/24p)
  • DivX/MP3のAVI(1280×720/24p)
  • DVD-VideoからTMPGEnc MPEG Editor 3でリップしたMPEG2(720×480/30i)

我が家ではこれだけ再生できれば問題ありません。早送り、巻き戻しをしても固まったり不安定になったりもせず、とても安定して再生できています。これだけで買って良かったと思えます。

ただし画質面ではDVDソースのMPEG2は結構ジャギります。I/P変換や拡大処理がかなりおざなりなんではないかと思われます。

なお、メニューは英語と中国語のみですがファイル名は普通に日本語でも表示できています(もしかしたらダメ文字とかはあるかも知れません)。

■電子書籍用タブレットとしては?

縦持ちした場合の液晶の解像度的には横が600ピクセルあるのでKindle3とほぼ同等になります。比較的薄くて軽いこともあり、電子書籍ビューワーとしての用途にも期待が湧きます。

まずメインメニューに「e-book」というのがあります。が、サンコーのマニュアルには「日本語対応してないのでサポート外」と明記されています。フォーマットも不明。ZIP/JPEGとePubをつっこんでみましたが華麗にスルーされました。中華系でメジャーな書籍フォーマットってなんなんでしょ?

で、仕方ないので写真モードでどこまで使えるか?まず写真ビューワーに回転機能がついてません(一枚ずつ個別に操作すれば可能)。なので、自炊ZIP/JPEGな書籍があったら、まずSDカード上の適当なフォルダに解凍し、しかるのちにjtbあたりを使って270度回転をかける、という手間が必要になります。

さすがにページめくりのレスポンスは瞬間的で不満はありません。ただ、全画面=スライドショーなので時間が経つと勝手にページ遷移します。ポーズすると画面中央にファイル情報が表示されてしまい使い物になりません。ただスライドショーのページめくり間隔は最長で1分30秒が選べるので、まぁあんまり困るほどではないかも知れません。アスペクトは「Original」を選んでおけば正しいアスペクトで長辺方向に黒縁を出して表示してくれます。のでちょうどKindle3と同じ800×600程度での表示に相当すると思いますが、一般的なコミックであれば文字は普通に読める印象です。ただし前述の通り色がやや青味がかっている点は否めません。

またジョイスティックの位置も縦持ちにした時にあまり良い位置にあるとは言えません。いくら軽いとは言え、片手でジョイスティックに指を添えつつ保持するのはちょっと危ういです。仰向けに寝っ転がって使うのは片手では無理です。このあたりは本来の用途ではないので仕方ないでしょう。

 

ともあれ、動画再生の汎用性、安定性はこれまで買ったCOWON A3、T11TEなどに比べるとかなり高く買って良かったと思います。まぁ、大きさが全然違うので代替にはなりませんが。まぁ、最近は電車ではエンコ貯めしたMP4をiPhone4で見るのでほぼ事足りてるので、こちらでエンコするほどでもない番組を生tsで、車なりベッドなりで消化していければいいかなと。

■今日のオチ

本製品、サンコーの超弩級AVBANKですが、背面をみるとGADMEI PMP902と書かれています。製造元メーカーでの型番のようです。んで、ググると、Yahoo!チャイナモールで半額で売ってたorz。ど、どうせ別途送料も日数もかかるから悔しくなんかないんだからねっ!

iTunes 10.0.1にしたらAirTunesがつながらなくなった時の覚え書き

我が家ではリビングの常時起動録画PCがiTunes母艦になっており、寝室のコンポにつないだAirMac Expressを経由してAirTunesで寝る時に音楽を鳴らしています。操作はiPhoneからRemoteアプリを介して行えるので非常に便利で重宝しています。

ところがこのシステムで、2,3日前から音が出なくなりました。PC側で操作してみたところ、下記のように「リモートスピーカー[○○]に接続するときにエラーが起きました。不明なエラーが発生しました(-15000)。」とエラーダイアログが出ます。

発熱がスゴいせいか一定期間で壊れることが多いAirMac Expressなので「またか~?!」と思ったんですが、他のマシンからであれば普通に鳴ってくれました。

itunes_error_A

で、結論を書くと、Windows7標準のファイアウォールがブロックをしてたみたいです。AirTunesがAirPlayに統合された関係でポートが変わったりとかしたんでしょうかね?

ただファイアウォールのログではエラーは見られなくて発見に手間取りました。

で、ファイアウォールを完全に無効にしてしまうのはよろしくないので、iTunesに関する設定を一旦削除してみるとあっさり解決しました。以下その手順です。

1. コントロールパネル->Windowsファイアウォールを開き、「詳細設定」をクリック

itunes_error_B

 

2.「受信の規則」を選択肢、iTunesの設定を探し、右クリックメニューから削除

ウチのケースでは3つありましたので3つとも消してみました。

itunes_error_C

 

3.コントロールパネルを閉じ、再度iTunesを起動して再生

すると改めてファイアウォールの警告がでるので許可する。プライベートネットワークとパブリックネットワークのチェックボックスが出た場合は、プライベートネットワークのみにチェックをするのが安全でしょう(特に出先でネットにつなぐようなノートPCの場合)。

itunes_error_D

 

ウチでは以上で治りました。海外の掲示板ではiTunesを再インストールしたら治った、という書き込みも見かけましたが、結果としてこれと同じことが起きているんじゃないかと思います。こちらの手順の方が手っ取り早いですよね。

昨日1台のPCをこの手順で復旧させた後、今日また別のPCに10.0.1.22アップデータを入れたら同じ現象が出ました。こちらではあまりAirTunesを使ってなかったので、10.0の時点でエラーが出ていたかどうかは不明です。まぁ、でもとにかく10.xの仕様変更の関係じゃないかと。

補足:

画面例はWindows標準のWindowsファイアウォールをご使用の場合のものです。Windowsファイアウォール以外のサードパーティ製ファイアウォールソフトや総合セキュリティソフトを入れてる人にそもそもこの問題が発生するかは不明ですが、もし発生したら似たような手順で回避できるんじゃないかと思います。

「劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」Blu-ray視聴

前エントリの「劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」感想に続き、「劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」も視聴したのでこちらも感想をば。

同様に劇場版視聴時のmixi日記から。

どこの感想ブログ記事を見ても同じなんだけど、 駆け足すぎっ!

原作がめたくそに長いので2時間に納める以上仕方ないんですが、細かい設定端折ってるので、新規組はおろかアニメしか観てない組も置いてけぼりなダイジェスト版です。なんか2クールアニメが途中で挟む総集編並にポンポン話が跳びます。原作(ゲーム)やりつくして「あの名場面を派手な動きと声付きで堪能したい」って人向け。それ以外にはオススメできない。

じゃぁ原作ファン向けのいいとこ探し。とりあえずサービスカットは良かった。セイバーがキャスターに捕まってるとこと、凜のアレ。でも凜の方はちょっと物足りないというか、何が起きたかよくわからない朝チュンとかいうレベルじゃなねぇ、って感じ。でもまぁ凜好きな人はあの枕抱えた泣き顔だけで昇天できるんだろうな。

「ただ一曲を除いて全曲書き下ろし」というその一曲であるところのEMIYAが使われる例のシーン、一番血湧き肉躍るとこですが、正直ちょい期待ハズレかな。やっぱり駆け足なせいで、「溜め」が足りなかった気がする。

でも最後アーチャーの顔がアレになるところでは、(´;ω;`)ブワッと来た。あそこが一番よかった。

BD版は買うか?つーと正直微妙。4,000円台なら考える。つーか、1万円超えてもいいのでディレクターズカットでもう少し話の筋道が通る形に補完してほしい。

 

当然ながら「駆け足すぎっ!」って印象はかわらず。むしろじっくり見返したことで、改めて「あれスルーしたら話通らなくね?」ってところが増えた印象。最後に書いた値段あがってもいいからディレクターズカットを!という声は届かなかったので、基本、物理特典に興味が薄いσ(^^)は結局安い通常版を買いました。発売直後はむしろ通常版の方が品薄だったので、同じことを考えた人が多かったんじゃないでしょうか。

あと、冒頭の墓場での戦闘シーンで凜がシロウの事を「シロウ!」って下の名前で叫ぶのはミス?その後で「衛宮くんっ!」って言ってるし。まだ共闘する前だから後者が正しいよね。

各英霊の正体も赤アーチャー以外は触れられもしないし、金ピカにいたってはクラスもわからないんじゃないかな?そうかと思えば彼だけがあるシーンでいきなり真名呼ばれてたり。ホント、初見の人はハナから対象として想定してない作りです。セイバー派のσ(^^)としては、シロウと赤アーチャーが戦ってる時の会話を聞いて、セイバーが自分の想いを重ねて色々考えるところをもう少し演出入れてほしかったかなとか。いや、セイバーのルートじゃないのは重々承知なんですけどね…

まぁ、短い尺にあの長い原作を詰め込むのはそもそも無理なのは引用した日記にも書いてますが、それでも「よく頑張った!」という程ではないのが惜しいところ。ディレクターズカットは無理にしても、BD-Jで解説を表示するくらいの特典はあっても良かったんじゃないですかねぇ。

サービスカットはセイバーがキャスターに囚われて洗脳を受けるところと凜とシロウが魔術刻印移植の儀式をするとこの2点。これは各キャラが好きな人にはかなりのご褒美でしょうw。

 

Blu-ray版としての画質、音質は満足です。これもはやり劇場版で見た時はフィルムだったのか、むしろ解像度上がってる印象です。キャラの顔がアップになった止め絵なんかは作画も素晴らしく、色も綺麗に出てると思います。ただし戦闘シーンなどの引きは顔の描写などだいぶ手抜きになってます。ポーズ禁止w。夜のシーンが多い作品ですが、バンディングはほとんど目立たなかった印象。

音質はBGM、効果音とも低音がかなり強くてサブウーファーいらずでズンズン来ます。

 

原作、特にUBW好きな人は買い。劇場で見てよくわからなかったのでじっくり見返そうというFate初心者は、たぶん何度見返してもわからないので素直に原作ゲームをプレイするのをオススメします。

「劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」Blu-ray視聴

Blu-rayが届いたので早速視聴しました。まずは昨年11月末に劇場版を見た時にmixiに書いた感想を引用。

事前にほとんど情報を入れないようにして行ったので、テレビの続きなのかどうかすらよくわかってなかったし、事前にシェリルのデビューシングルなるCD が出てたのでもしかしてテレビ以前の話?とか思ってもいたんですが、実は全然別の話でした。Steins;Gate風にいえば、別の世界線。同じキャラクターが出てくるんだけど、話の展開が異なる。初代TV->「愛おぼ」みたいなもんすね。TV版観てなかった人でも一応ついていける作り。
しかも完結してなくて、もう一本作られるみたいです。(←それすら知らなかったのかよw)
副題の「イツワリノウタヒメ」の意味は最後までわかりませんでした。誰かおせーて。
シナリオで書けるのはこれくらいかなぁ。宣伝からわかると思いますが、全体にシェリル寄り。

解像度はイマイチ。半分くらいはTV版の映像を使い回してるので違和感ないように揃えたんでしょうね。もともと準ハイビジョンなので大スクリーンに引き延ばしても「(精細感的な意味で)スゲー!」ってことにはなりません。ただ、CGそのものはスンゴいです。冒頭のライブシーンとかキテます。マクロス7ダイナマイトのOPやマクロスプラスのグリグリCGなライブシーンが好きな人は観るべき。 戦闘シーンの板野サーカス度も見応えあります。「劇場版ときたらアーマードのミサイルだよね」って人は観るべき。

音源的には新曲も多くて良かった。ランカの電波CMソングが3,4曲追加。あとやっぱり戦闘シーンでのライオンは鉄板だなぁと大音量で聞いて再認識。イントロが神。
帰りにシェリルの新ミニアルバム買ってしまった。こないだ買ったばっかの“デビュー”シングル2曲が入っててちょっと悔しい。ランカの電波ソングが入ったCDは来月発売の模様。つーか、デュエットの新曲とか新サントラなどできっと別CDが出る予感。つーかはよ出せ。

結論としては、大画面、大音量で聞く価値はあるので、DVD出たらでいいやとか言わずに行っとくべし。

 

で、ほぼ1年経ってあらためてBlu-ray版を見た差分ですが、不満だった解像度が見違えましたね。劇場ではおそらくフィルム上映だったんでしょう。また、TV版からの使い回しとわかるような落差も感じませんでした。1年近く待たせただけあって、念入りにリマスタリングしたんでしょうか。

冒頭のライブシーンは記憶ほどインパクトはなかったかな。やはり劇場大画面での思い出補正かかってたかも。ちょくちょくバルキリー発進シークエンスや戦闘シーンなどが挿入されるのが残念。本編中の演出としてはアリなんですが、特典で観客視点のフルバージョンを収録してくれたら結構リピートでかけまくってた気がします。

シナリオ的にはあらためていくつか不明点が出てきましたが、それはまぁ後半で解き明かされることを期待しておきましょう。

■Blu-ray特典PS3ゲーム

PS3ゲームがオマケ、という発想がなかったので、割と凝ったものを想像してたんですが、どちらかというと体験版的な作りでした。ミッション間の会話パート的な演出はほとんどなく、数ステージが割と連続して続くだけという感じ。

ただゲーム本編はなかなか良くできてます。コツをつかむまで、というか操作方法を理解するまで少し戸惑いましたが、雰囲気をつかんでしまえば割と爽快感はあります。ただ宇宙空間や空の戦闘ばかりで、バトロイドを駆使する意味合いが薄い作りですね。今後フルバージョンを作るなら、建物や戦艦に侵入するようなステージもあると使い分けできて面白いと思います。敵も模擬戦ステージを除けばバジュラばかりでやや短調ですが、これはストーリー上どうしようもないんですかね。

 

続けて視聴した「劇場版 Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」の感想も書いておきますのでよろしければどうぞ~。

Adobe Lightroom 3を買ってみた

DP2sを買ってRAW現像の機会が増えました。カメラにはSIGMA Photo Pro(通称SPP)という現像ソフトがついてきます。無料でそこそこ使いやすいので使ってましたが、いくつか不満があって市販ソフトも視野にいれてみることに。

主な不満は、

  • リサイズ、トリミングなどのツールがなく、ブログ用写真を準備するのにPhotoshop Elementsを併用する必要があった
  • RAWファイルに現像パラメーターを埋め込めるのは便利だが、JPEGエクスポートと同時でないとできなそげ?また1パターンのみ
  • RAWを開いて編集可能になるまでがやや遅い

といった辺り。画質的な不満というより使い勝手に関するものが主です。また、Photoshop Elements 8でもSIGMAのRAWは開けるのですが、パラメーターがシンプルすぎだったり、複数のRAWファイルをいっぺんに開くのにやや難があったりしました。

んで、Adobe LightroomとSILKYPIX辺りが候補になる訳ですが、幸いσ(^^)は今某大学の職員の肩書きがあり、アカデミック版が1万円程度で買えるLightroom3をチョイスしました。

軽く触ってみた印象として、以下のような点にメリットを感じました。

各RAWファイルへの変更がヒストリ、スナップショット付きで自動保存される

適当に触りつつ、別の写真に切り替えたりアプリを終了しても「保存しますか?」等は聞かれず、普通に履歴が保存されます。また「これでいいかな?」と思った時点で名前をつけてスナップショットを保存しておくこともできます。またこれらの操作は元ファイル非破壊で行われるので、気軽に色々試せる点が嬉しいです。逆にRAWファイルを別PCに持って行った場合には引き継がれない点はSPPに比べると不便ですが、もしかするとなにか一緒にもってく方法があるのかも知れません。

64bit対応のせいか全体に軽い

SPPでは最初にRAWファイルを開くと、とりあえず写真は瞬時に表示されるものの、デフォルトの現像パラメーターが適用されて操作可能になるに数秒程度(C2Q9650)。Lightroomだと4秒といったところ(現像モード)。またライブラリモードではその行程もスキップされてスパスパ表示されるので、とりあえず膨大な写真のうちからピンぼけを捨てて残すものを選ぶといった作業が効率アップしました。

ホワイトバランスのプロファイルの「フラッシュ」がいい感じ

ブツ撮りをする時には外付けフラッシュを使ってバウンス撮影するんですが、SPPのホワイトバランス設定にある「フラッシュ」を適用するとあきらかにおかしな色合いになりあまり使い物になりませんでしたが、Lightroomの「フラッシュ」はかなり自然なできあがりで、多くの場面で一発現像できそうな雰囲気。SPPの「フラッシュ」はなにを基準にしてるんでしょうね?使ってるのもSIGMA製のストロボなんですが…

多彩な比較表示モード

補正前と後の二画面表示で比較しながら作業できる点も便利です。縦並び、横並びはもちろん、1枚の写真を分割して半分ずつにしたりとモードも多彩です。ある時点の片方の状態を他方に簡単にコピーできるので、基準側の画面も適宜更新できて使いやすいです。

カラー別調整

SPPでどうしても満足行く色合いにできなかった緑色のクリームソーダの写真があったんですが、Lightroomで特定の色の部分だけ彩度や明るさを調整できるツールがあって、これで緑色だけ彩度をあげるなどしていい感じに現像できました。SPPだと全体に彩度をあげるしかなく、他が不自然になってたんですよね。

似たような処理はPhotoshop Elementsでもできるんでしょうけど、こちらの方が簡単にできたし、なによりRAWの時点で、しかも非破壊で試行錯誤できる点は有り難いです。

ツール内でスポット補正やトリミング、回転が行える

これができることで、RAWからブログ用JPEG出力までがほぼ単一アプリ内で完結できるようになりました。今まではちょっとしたゴミを消したりトリミング、リサイズしたりをPhotoshop Elementsに頼ってましたから。JPEG圧縮行程も減らせるし、Lightroom側で作業履歴を保存できるし万々歳です。作業ステップ数が増えるのも面倒ですが、アプリをまたぐと作業履歴や中間バージョンの管理がとても面倒で、ブログ用をアップロードした時点でRAWファイル以外は捨てたりすることが多かったんですよね。で、別の用途で別サイズでもう一度必要になったらRAWから現像しなおす、みたいな。Lightroomなら全てのヒストリーを保持できるので重宝します(ちゃんと調べてないけど、データの保存量とかスゴいことにならないんでしょうかね…)

アスペクトを指定したトリミング

細かい点ですが、まずアスペクトを数値指定すると枠が表示され、それをドラッグしてトリミング範囲を決める、というフロー設計になっていて感激しました。こういうのを求めてたんです!例えば800×600のフォトフレーム用に一番おいしいところ切り抜く、なんて時に重宝します。ケータイ用の壁紙なんかもそうですね。独立のトリミングソフトなんかではたまにありますが、現像ソフト、レタッチソフトに統合されてることで実用性が一気に増します。

同じ修正を複数のRAWファイルに一括適用できる

同じ条件下でとった写真はとりあえず同じパラメーターでいいのでまとめてJPEG変換したい、ってことがあります。SPPでも基本、直前にパラメーターが強制適用されたり、名前をつけて保存したりはできるんですが、Lightroomはコピペ的な操作で適用できよりやりやすいです。

 

とまぁ、さすが有料ソフトだけあって色々と良い点がありまくりでした。「Pro用ツール」とかパッケージに書いてあるので自分みたいなホビーユーザーが買っても持て余すかなと思って、ずっと躊躇してたんですが思い切って買って良かったです(まぁ、アカデミックプライスで買えたから余計にコストパフォーマンス感も高いんですが)。RAWで撮ると失敗の取り返しが効くのはいいが、後の管理が大変、ブログに貼るのもひと手間かかる、というイメージがあったんですが、これがあればあまり気にせずバシャバシャRAWで撮っていけそうです。

■管理ソフトをどうするか?

いままで長いことSONYのPMBを愛用してきました。カレンダービューがサクサク動いて写真が探しやすいというのが理由です。しかしさすがにSONY製以外のRAWは扱うことができず、今まではRAWはSPP、JPEGはPMBと使い分けていました。RAWでとったものもお気に入りだけはJPEGに現像してPMB管理下に置いておく、って感じです。が、今後とりあえずRAWで撮って放置、ということが増えそうなので、なにか対策を考えないとなぁ。とりあえず他にヌルヌル表示してくれそうなのはPicasaですかね?みたところSIGMAのRAWも扱えるみたいだし。

■アカデミック登録申請

今回はじめてAdobe製品をアカデミックで買いました。Adobeの場合、Microsoft等と違って店頭ではノーチェックで購入でき、後日Webやケータイで身分証明のスキャン画像を添付して申請してシリアルナンバーを受け取る。それまでは体験版として30日間使える、という方式でした。

さっそくWebフォームから申請をしたんですが、夜中に申請したらその日の午前中には届いてました。書類には三日ほどで届く、と書いてあったのが、実質10時間以内です。もちろん再インストール無しでシリアルナンバーを入力するだけで製品版として利用可能になりました。