RODECaster VideoのカバーRODECover Video届いた

RODECaster Video(以下RCV)の純正カバー、RodeCover Videoが届きました。執筆時点で多くのサイトで品切れで、Amazonでも2,3日で発送といいつつも注文してみたら納期未定ですスマンスマン、みたいな連絡寄越してきましたが、その時点で改めて検索したらRODEの日本輸入代理店である銀一さんが在庫ありだったので速攻注文入れ直しました。

さすが元締めという感じですが、ここは会員登録すると10%割引きな一方、送料が900円かかるので結果的に定価よりも少し高くなりました。Amazonやヨドバシにあるならそちらで買う方が良いかも知れません。

ともあれ無事着弾。簡単にレビューしてみます。

とはいえまぁ普通に上から被せるだけのアクリルカバーです。キュっときつく固定されるというよりは、ただ載っかるだけという感じで、ひっくり返すと落ちるくらいの緩さです。値段を考えると正直もうちょっと精度感、高級感が欲しかったところ。内側に滑り止めテープとかマステかなにかをグルっと貼るといい感じに外周が密着するかも。

あと普通にアクリルなのでホコリや指紋はめちゃめちゃつきます。そのうちホコリを引きずってキズだらけになるんだろうなぁ。まぁ消耗品と割切った方がストレスがないかも知れません。

背面側はこんな風で端子類はカバーされず。

後端は2つのツマミがある分、結構高さは出ます。一応ツマミの上ギリギリ接触しないくらいのクリアランスを確保してあります。

先日作ったキャリングケースにも問題なく格納。これで雑にケーブルなどを詰め込めるようになりました。

■まとめ

お値段なりの出来かというと微妙なところですが、為替の影響もあって仕方ないところでしょう。いずれにせよ現状では唯一の選択肢ですし、中華互換カバーが出るかというと微妙なマイナーデバイスなので、仕方なしという感じですかね。RCVをガシガシ持ち歩いて使う方は買うしかないんじゃないでしょうか。

Starlink Miniと組み合わせるモバイルバッテリー検討

Starlink MiniはUSB PD 100W出力で動作できるので、モバイルバッテリーを組み合わせればケーブルレス動作もできそう。この動画によると20V出力ができれば65Wでも駆動できてるっぽい。

前記事で紹介したこの動画のように3Dプリンターでケースを作れば一体感も出てヨサゲ。

18650リチウムイオン電池は3500~5800mAhのものが多いですが、容量詐欺も多いので、まぁ3500mAh前後出たとして20,000mAh程度でしょうか。パーツ代や予備電池を含めてもそれほどしないのでこれは選択肢として考えています。Ethernetポートが使えなくなるのは惜しい。

それはそれとして、せっかくStarlink Miniの3Dモデルデータが公開されているので、自分でも市販のPD 100Wモバイルバッテリーを固定するホルダーを3Dプリンターで自作すれば良くね?ということで検討。手持ちのバッテリーはかなり大きいのしかないので、改めて物色。PD 100W仕様でそれなりにコンパクトなものを諸元を元にモデルにして貼り付けてみました。

1. Baseus BladeHD (20,000mAh)

薄型で背面に突出しない形にできそう。モバイルバッテリーはあやしいものを買いたくないので、VGPを受賞しているのは安心材料かも。またバッテリー残量が数値で確認できるディスプレイがあるのも良き。

レンダリングイメージはこんな感じ。

下側ははみ出てしまうものの動画のStarSLed Goに近いフォルムを実現できそう。USBポート同士がかなり近いのでコネクター同士を干渉せずに配置できるかは要検討でしょう。バッテリーのType-Cポートは2つあり、右側を使えばN字配置でどうにか収まる?

2. INIU Power Bank P63-E1(25,000mAh)

次の候補はコレ。

これも聞いたことがないブランドですが、1つ目に貼った動画の中で同じブランドの65Wタイプを使用しているので海外でも販売してるっぽい。こちらも残量表示付きで5色のカラバリがあるのも楽しげ。カタログ容量も少し大きい。

レンダリングはこちら。

厚みはあるので飛び出ますが、もともとStarlink Miniは傾斜スタンドが標準でついてくる位なので、斜めに設置する前提なので、むしろ良いかもとか。フットプリントが小さいので配置に自由度もあります。コネクタが干渉するようなら横配置でもいいかも(ディスプレイも横向いちゃいますが…)。LANケーブルも脇から取り出せそう。

どちらも捨てがたい。18650電池のSled Goは一見安そうですが、電池や充電器まで揃えると結局7千円くらいかかりそう。だったら信頼性も高く、手持ち充電器が使えて、普通に単体でモバイルバッテリーとして普段使いできた方がいいかなとか。まぁ今の生活でモバイルバッテリー自体ほぼ使う機会ないんだけども。

あと単純に一体化させるよりも、キャリングハンドル兼スタンドみたいなものをつけるのも便利かもなとか。夢は広がる。とりあえずブツが到着して傾斜スタンド(3Dモデルに含まれていない)の様子をみてまた検討かな。

Starlink Miniを買うたった(まだ来てない)

宇宙と交信。浪漫ですよね。

パネルアンテナを設置するだけで(空が見渡せる開けた場所なら)国内どこでも衛星インターネット接続ができるStarlinkは日本サービス開始当初から気にはなってました。ただ自宅では10Gbpsの光回線あるし、山奥などでキャンプすることもないし、固定住所でなくても使えるROAMプランはちょっと高いし、災害用でもっとくだけだとちょっともったいないかなぁと思っていました。

また米国では2023年秋に第三世代(以下Gen3)アンテナキットの販売が始まっており、電動方角調整機能を省いて小型化し、ルーター部分の性能(Wi-Fi6対応、有線LANポート)が進化しているので、「もし買うなら第三世代が日本で発売された時かなー」と思っていました。

が、2024年になっても発売される気配がなくいつしか頭の中から離れていきました(実際には2024年夏に国内販売がスタートしたらしい)。

で、さきごろ今度はStarlink Miniが日本でも発売になったという情報をキャッチ。こちらは、

  • さらに小型化し、ルーターも一体型になった(A3より少し大きく1kg台)
  • USB PD給電(100W)にも対応
  • Wi-Fiは5
  • 有線LANポートも引き続き搭載

なんと米国で$599なのに国内価格は34,800円と為替ガン無視で戦略的な価格設定になっています。ブロードバンド普及率が高い日本ではモバイル用途やホームWi-Fiユースも視野に入れて売り込んでいく狙いなんでしょうか。

これは本体価格だけでなく料金プランにも伺えます。いままでは固定住所のレジデンシャル(Regidential)プランとどこでも使えるローム(Roam)プランだったのですが、Roamに低容量版が追加。月単位の契約でいつでも休止可能。2025年2月現在、こんな感じ。

プランどこでも使用最大データ容量月額料金
Regidential不可無制限6,600円
Roam 50GB50GB6,500円
Roam無制限無制限11,500円

Roam 50GBがかなりお手頃です。しかもGB単位で追加購入も可能。

もちろんLTE/5GのデータSIMと比べたら高いですが、

  • 実効スピードが速い
  • 地上基地局が停電や破損で使えない時でもネットできる
  • 浪漫

などもメリットもあります。常時契約しておくかはさておき、3.5万円で備えておくには良いでしょう。ポータブル電源を買っておくのに似た感覚です。

今回、公式サイト以外にヤマダ電機の楽天、Yahoo!ショッピング店舗で販売しているのを見つけ、各種ポイントバックや蓄積ポイントを活用して2万円台で注文できました。「お取り寄せ」で「通常10~20日」表示でしたがまぁそれくらいなら災害も待ってくれるかなと。ちなみにStarlink公式はアメリカ発送らしいですが数日で届いていると報告を見かけます。

■気になるアクセサリ

StarlinkMiniは米国では少し前から販売されているので、既にサードパーティアクセサリも色々と販売されています。なんとSTEP形式の3Dモデルが公式サイトで公開されているので社外アクセサリも開発しやすいのでしょう。いずれ自分でも何か作ってみたいものです。

公式配布データをFusionで読み込んでみた

ともあれ既存アクセサリで気になるのもをいくつか物色。

USB電源アダプター

StarlinkMiniの電源端子は丸型プラグですが別売りのUSB Type-C変換ケーブルを使えばPD 100Wの充電器やモバイルバッテリーで充電できます。純正ケーブルは国内近日発売予定ですが5mしかなさげ。モバイルバッテリーでコンパクトに設営するにはちょっと嵩張るかなということで、こちらの変換コネクタを注文。

StarlinkMiniは防水仕様ですが電源とEthernetケーブルのプラグが防水キャップ仕様になっている必要があり、こちらもしっかり二重のリブがついて対応となっています。USBポート部分は無防備ですが、必要に応じて防水テープで巻くとかしてもいいかなと。というか本当に雨天の中で使うとなれば純正ケーブルを使えばいいので、こちらはあくまでもコンパクト設営用のイメージ。

Ethernetケーブル

こちらも社外品になりますが、いちおう防水リブはついている模様。純正品と違って長さも選べるようです。

Starlink Miniの内蔵Wi-FiアクセスポイントはWi-Fi5なのでやや古い規格です。実際には100Mbps前後しか出ないのでインターネット通信をする分には申し分ないんでしょうが、例えばその配下のネットワークで端末間の高速通信が必要(例: PCとMeta Questで仮想デスクトップするとか)だったり、空いてる6GHz帯を使いたい時等はやはり別体アクセスポイントを使いたくなるかも。そんな時にはこういうのが必要になるでしょう。これも本当に雨天で使わない限り通常のLANケーブルでいいし、なんなら後付けの防水リブを3Dプリンターで作れないかなとも思っているので、まだ購入は保留。

ちなみにEthernetケーブル使用時はStarLink Mini内のルーターはバイパスさせられるっぽいです。「わかってる」仕様ですね。

キャリングケース

ケーブルまで一式収納できて、Starlinkのロゴまで入っているこのケースが候補にはなっています。

ただ公式サイトで買えるバックパックも気になってるので、それの情報をみて検討かな(本体が届いてアカウント作らないとショップを閲覧すらできない)。

Starlink純正バックパック

あとは屋根や車にマウントする各種マウンターなども純正、社外ともにいくつか出ている模様。

クラウンクロスオーバーのムーンルームだとちょっとサイズオーバーかなとも思って保留。買わなくても3Dモデルも色々ありますし。

そもそも日本では走行中の使用は法令違反っぽいし、仮に将来規制緩和されても、トンネルや降下が多い日本だとどうなんですかね。実効速度が5Gルーターやテザリングよりも速ければ、飲食店ノマドの時に駐車中の車内外に設置してWi-Fi経由で店内から使うのも楽しそう。

ケーブルリール(3Dプリントデータ)

有志による公開データですが、10mものケーブルをまとめておくのにこれが良さそうです。正円のモデルもありますが、こちらだと純正箱にもそのまま収まるっぽい。

一体型バッテリーケース

電動工具用のバッテリーを使うアダプタや、18650バッテリーセルx6本で使うアダプタもDIY工作含めて楽しそう。

完全ケーブルレスで運用できるのは浪漫ですが、そこまで稼働時間があるわけではないので使いどころは微妙かも?それぞれの製作者のコメントによると、Dewaltのバッテリーだとサイズによって2~4時間、動画の18650×6本だと2~2.5時間だそうです。18650リチウムイオン電池自体はそこまで高くないので、スペアを大量に用意する手はあるかな(容量詐欺の粗悪品には注意が必要)。

■到着後レビュー予定地

長くなったので別記事にしました。

[3Dプリント] セットドライバーのグリップアダプターを紛失したので自作

普段使い用のこのドライバーキットのグリップアダプタ(黒いの)を紛失してしまったのでFusionでモデリングして3Dプリンターで造形しました。

実は完成してこの記事を書く時にはじめてAmazonで検索してもとのグリップアダプタの形状を確認したので、モデリング時点ではノーヒントで想像で作ってます。なので元の三角形のグリップとは似ても似付かないものに。

要求仕様として意識したのは、

  1. ケースの専用スペースに収まる
  2. ピッチリはまってガタつかない
  3. グリップに垂直に挿してL字使用ができる(使うかわからんけど)
  4. ヒートン回し

という感じ。正直3.と4.は他社のグリップでみていいなと思ったんですが、よくよくみるとED-275付属のグリップアダプタも普通に対応してましたね。

以下がL字使用パターン。

てこの原理でしっかり回せてよさそう。単純に6角穴を貫通させたので、突き抜けちゃうかと思ったんですが、ドライバーが一応太くなっている箇所があって留まるので、写真位置よりは深く刺さらない感じです。

ヒートン回しは規格幅がわからなかったので4mm幅で凹みをつけてみました。

というかお尻側はケースの突起にあわせて差し込む穴がいると思ったんですが、純正グリップアダプターをみるとドライバーを挿す六角穴の側を挿すんですね。だったらヒートン回しの凹みはお尻側にした方がスマートだったかも。

ともあれ、単体では売ってないパーツなので、わざわざそのためにドライバーセットごと買い直すのを回避できて良かったです。

[3Dプリント] OBSBot Tiny2のスライドレールハンガーを製作

我が家の現在の主力WebカメラはOBSBot Tiny2です。

最近YUV(非圧縮出力)などを省いた廉価モデルのTiny2 Liteも出ましたね。

これの良いところ画質もさることながら、PTZ機能を活かして手元撮影にも使える点。我が家では写真のようにデスクの上の棚板に3Dプリントで逆さ吊りホルダーを作ってぶら下げていました。

ウチはモニター上は棚板のせいで狭い上に、バーライトがいるので、モニター上部に直接付属ホルダーで引っ掛けて置くことができないので苦肉の策です。

ただ、会議などで顔を映す時と、天吊りで真下の手元作業を映したい時とで、最適な左右位置が異なることに気付いて、今回スライドレール式で左右に動かせるように改良しました。

またホルダーのプレートとカメラは従来両面テープで貼り付けてあったんですが、今回のアップデート作業中にカメラ底面にマグネットが入っていることに気付き、急遽プレート側にも百均のマグネットを埋め込んで、簡単に脱着できるようにしました。Tiny2はとても性能が良いのでWeb会議に使うだけでなく、業務で現場に持ち込んだりもしたいので、その度にベリベリと両面テープを剥がしていかなくて済むようになったのもナイス。三脚穴もついてはいるんですが、デザイン的にどうしても上側にネジ(ローレット)をつけたり、カメラ自体を回転させる余白をもたせたりが必要になるので、マグネットの方がシンプルで小型化できるという判断です。

あと写真でもよく見るとわかるのですがカメラの重みでプレートが僅かにたわんでいることに気付いているので、プレートの厚みも増しておきました(材質はPLA)。

完成品がこちら。

写真ではわかりづらいので3Dモデル図も載せます。レールパーツをデスク天面に両面テープ止めして、サイドからホルダーの嵌合部分を差し込む形です。これでモニター中央から少し横にオフセットした位置まで自在に位置決めができるようになり、かつ無駄にズレたりはしなくなりました。

本当は顔を映す時はもっと下げたいので、上下スライド機構も持たせたかったんですが、カメラ背面からUSBケーブルのコネクタが突き出るので、カメラだけをこれ以上下げる事は出来ない、というかそれをするにはカメラを手前に突き出す必要があるので断念。むしろレール分だけ高くせざるを得なかったのですが、なんとかギリギリに抑えて数mmアップに留めました。

カメラは真横を向けることもできるので、台座を90度回転させてケーブルを横出しにすれば解決なんですが、ケーブルが丸見えなのもイヤだなと。USB Type-CのL字アダプタですごく小さいものがあればまた検討してみるかも知れません。