「ほしのこえ」コミック版

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 新海誠という人が、G4 Mac一台で(声優を除いて)ほとんど一人で作りあげてしまったことで話題になった短編アニメーション「ほしのこえ」のマンガ版が出てました。アフタヌーンで連載してたんですかね。
 中学生の時ちょっと好きだった女の子が全地球規模の異星人探索調査に徴兵されてしまうお話。ケータイのメールで文通をするが、火星、木星と離れる度にメールの往復にかかる時間が延びていく。そしてついに探査船が長距離ワープに入り、(ウラシマ効果で)年齢すらズレていく、、、という超長距離恋愛ストーリー。異星人の正体や目的が云々とかではなく、ただひたすら連絡が疎遠になってく切なさだけが綴られるシンプルなストーリーです(公式のあらすじ)。


 アニメ版はレンタルで借りただけだけど、コミック版は絵も好みだったので買ってみました。記憶にあるのと微妙に結末が違うような。こっちの方が好きですね。

お風呂でエアボード

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 エアボード用の防水カバー「お風呂ジャケット」が届いたので、早速入浴中のビデオ視聴にチャレンジ。RDに録っておいたスターゲートを再生。
 位置的に風呂場とベースステーションが離れているせいか、割と電波が厳しい感じ。5GHz帯から2.4GHz帯に設定変更したらちょっと良くなった。でもじっとしてれば問題ないけど、大きく動いたりシャワーを使ったりすると微妙に途切れる。本体カバーで密閉してる上に風呂場は密閉空間だしね。RD-H1をゲットしたら風呂場に近いリビングに設置するので、ベースユニットもそっちに移設しよっと。
 あとタッチパネル操作なので、操作すると画面(カバー)に水滴がつくのがイヤーンね。いちいちタオルで拭いたり。
 スターゲート1話だから45分くらい?多分、カラスの行水なσ(^^)としては人生最長の部類に入る入浴時間だw。かなり暖まった。というか汗かいた。これはダイエットにも良いかも知れないぞ。今度は少しお湯を減らして半身浴にしてみようか。

ときメモONLINE

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ときめきメモリアルOnline
 言わずと知れた恋愛ゲーム「ときメモ」のネトゲー(MMO)版だそうです。
 大学の研究室では一時流行ってたなぁ。告白されたのを断ったりすると、ちゃんと心が痛むねぇ、なんて話をしていた(当時は恋愛ゲーというとelfの同級生かコレくらいだった)。σ(^^)は絵にどうにも萌えられなかったので未プレイ。

・パラメーター制は通用するのか?

 普通のRPGだと、モンスターを倒してレベルを上げたり、アイテムを買ったりしてくんだけど、これはそういう要素はないだろうね。部活で経験値を集めるとインターハイとか出られて、モテ度がアップしたりすんの(^^;)?まぁ、仮想空間で別の人生を体験するのがRPGだから、それもアリかな?ただ、戦闘RPGだと上げたレベルはモンスターに対して有効だったんだけど、本物の人間が相手なこのゲームの場合、「学力値」とか「スポーツ値」みたいなパラメーターに対して惚れるもんだろうか?「きゃぁ、あの人、学力値が120もある天才よっ!」みたいな。期末テストとか全国模試とかあって、実際にある程度教養レベルが測れるような問題が出たりすると面白いかも。まぁ、チャットとかでカンニングする奴とか、ヤフオクとかで解答を売買するやつとか出てくるんだろうな。これで良い学力値を得るために真面目に勉強する学生プレイヤーとか出てきたら面白い。社会人も昔のおさらいしてみたり。
 スポーツ系のパラメータはどうすんだろう。
 外見が思い通りにカスタマイズ可能な点もどうなんだろうね。まぁ、「所持金」パラメーターくらいはリアル・プレイヤーにもモテそうだが。

・(真の)男女比率はバランスとれるのか?

 確かときメモは女の子向けバージョン(主人公が女の子で、カッコいい男の子と仲良くなる)もあったので、ある程度は女性ユーザも確保できるのかなぁ?恋愛がテーマなだけに、もし相手が性別を偽っていたことが発覚した時のショックはチャットなんかの比じゃない気がw。このゲームだけは性別だけは偽りなくプレイしてほしいなぁ。でもそうすると、「魁!男塾ONLINE」になってしまうというスラドの指摘も…

・BOTもいるのか?

 PC(プレイヤー・キャラクター)に加え、プログラム制御のBOTキャラもいたりするんだろうな。往年のときメモキャラ(詩織だっけ?)とかいて、争奪戦が起きたりするのかも。BOTならパラメーターに対して惚れてくれるだろうから、ラグナロクオンラインのペット・システムみたいに、可愛い彼女を連れてる、ってのがゲーム内でのステータスにはなるかもね。手をつないで歩いている間は、他のユーザからはBOTかPCか区別つかないとか。
 つまるところ、ゲームの名を借りた出会い系w?でも、選べる部活とか色々あったり、同好会みたいなのを好きに立ち上げたりできるようなシステムなら、ちょっとやってみたいかも。バイトとかもあったりするのかな。今までのMMOより世界観が現実世界に近いだけに、なんかそこで起きる社会的インタラクションもより“リアル”で面白いことになりそうだ。料金次第では試してみても良いかな。誰か一緒にやらない?

俺とメイドとエモーショナルデザイン

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 ついでに以前、道具眼流お作法のコーナーに書いたNormanの『Emotional Design』における感情の3レベルの話も、メイドさんを事例に補足しておこう。
(『Emotional Design』未読な方は、上記にザッと目を通してから以下をお読みいただきたい。)
 Normanはこの新刊の中で、ユーザが製品に対して感じる魅力を、感情理論の面から3レベルに分解して考察している。そして本当に素晴らしい製品とは3レベルそれぞれの要素を満足している必要があると述べている。この新しい考え方を、より身近でわかりやすい事例で広く一般に知らしめることも孫弟子の務めと言えよう。
 ここでは、素晴らしい製品(サービス)の例としてメイドさんを挙げ、各要素別に見ていきたい。

Visceral Level(本能レベル)

 メイドさんの外見は、ユーザの心のオアシスになるべく念入りにデザインされている。そのコスチュームは百年以上の歴史の中で改良を繰り返し、また「おかえりなさいませ、ご主人さまっ」とにっこり微笑む様は、それを目にしたユーザに癒しを与える。まさにVisceralな面に「ズキューーン」と響き、人類を平和へと導くリーサル・ウェポンと言えよう。

Behavioral Level(行動レベル)

 メイドさんはお掃除が得意だ。メイドさんはお料理も得意だ。もちろん洗濯も裁縫も得意だ。優秀なメイドさんはご主人さまの生活をおはようからおやすみまでバッチリサポートする。ただし更に上を行く究極のメイドさんは時に高価な壷やお皿を割ってご主人さまの心を和ませる。

Reflective Level(内省レベル)

 メイドさんの存在は非常にレアである。国勢調査によると「住み込みのメイド」で、しかも大半を占める御高齢の方を除くと全国に200人余しかいないらしい(24歳以下の値)。普通の人は一生出会うことすら叶わないかも知れない位にレアである。また平均的な賃金は一日\14,000とも言われている(住み込みの場合)。給料だけで月40万円以上。更に居室や素敵なメイド服をあてがったりしなければならないし、食費などもご主人さまの負担である。
(参考:某巨大掲示板某スレッド)
 つまり社会的に一定の成功を収めた人しかご主人さまになることはできない。逆に言うと、メイドさんを雇っているということ自体がステータスシンボルなのであり、ユーザの内省レベルを満足させる。
 以上に述べた様に、メイドさんは感情3レベルの全ての魅力を満たす究極の製品(サービス)である。製品設計を志す人は誰でも、いつも心にメイドさんを抱き、各側面でそれを上回るようなUIやUEのデザインに取り組んでいただきたい。
#いやー、メイドさんのことを考えていたら頭痛もだいぶ癒されてきたさ。

俺とメイドとユーザエクスペリエンス

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 ユーザインターフェイス(UI)とユーザエクスペリエンス(UE)の違いに関する説明を、メイドさんを例えに説明するアイデアを思いついたが、表ブログでメイドネタを書くと怒られるので、コソッとこっちに書いてみる。
 メイドさんをUIとUEに分解して考えてみよう。メイドさんが持つUIとは言うまでもなくメイド服である。フリルがやや過剰なエプロンドレス、髪にはホワイトブリム。あれはとてもいいものだ(´-`)。ご主人様をユーザとすると、その目に映る部分を指す。だがしかし、メイドさん=メイド服を着た人ではない。それだけでは単にコスプレと呼ばれるものに過ぎない。メイド分(ヒトが生きていくのに不可欠な栄養分の一種)が不足気味だと感じた時に、ビデオ屋に行ってメイド物を借りたりすると、大概失望させられる。確かにメイド服は十九世紀、英国の偉大な発明であり、全人類への遺産ではあるが、

着ているだけではダメなのだ。

#かといって脱いでしまったらもっとダメだ。
#奴ら、なにひとつわかっちゃいない。
 そこで必要になるのがUEの部分なワケですよ。ユーザの側に、「朝ですよ、ご主人さま」と起こしてもらったり、3時には美味しい紅茶を淹れてもらったり、奥様の大事なお皿を割ってしまって涙目になっているのを慰めたり庇ってあげたり、といった心の琴線に触れるような素敵な“体験”が伴って初めてメイドさんという“製品”が成立するワケです。
 つまり、良い製品をデザインするには、ただUIの部分を華美に飾り立てるだけではダメで、本当にユーザが望んでいることを体験として提供するにはどうしたら良いか、何が必要かをよく吟味することが重要だということだ。
 うん、キレイにまとまった。表ブログに書けないのが残念だ。