光ポータブル PWR-100Fをレンタル

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いつも行くスタバにFLET’S SPOT/Mzoneの公衆無線LANサービスが導入された事を受けて、NTT東日本がフレッツユーザー向けに月315円でレンタルしている光ポータブル PWR-100Fを借りることにしました。

本機はWAN側に有線LAN、無線LAN、3Gを使用できるモバイルルーターです。例えば、自宅でフレッツ光、カフェでFLET’S SPOT、移動中はdocomoデータ通信とWAN側を切り替えつつ、ルーター配下の無線LANデバイスをユビキタスにネット接続することができます。OEM元のBUFFALOブランドのものやdocomoが販売しているものなどいくつかバリエーションがありますが、NTT東日本がレンタルしているものではSIMフリー仕様のものが選択できます(型番末尾がFがSIMフリーっぽい)。

この手のモバイルルーターでは珍しく、無線LAN->無線LANのルーティングができるので、公衆無線LANで複数デバイスを使いたい時に、PCにUSB無線LANアダプタを挿してConnectify等でルーティングさせる手間が省ける上、イーモバイルのSIMカードが使えるのでD25HWの代替にもなる点で乗り換えてみようと考えたのです。

1枚目の写真はPocket WiFi (D25HW)、単4電池並べてみた様子。D25HWよりは一回り大きいですが、バッテリースペックも4時間->6時間と向上しています。また互換バッテリーの入手性も良いようです。充電は一般的なmini-BタイプのUSB。付属ACアダプタの出力は1.0Aなので、iPhone対応のものなら問題なく使えそうです。

以下WAN種別毎にレビューしてみます。

■有線LAN

有線LANポートは2枚目の写真に写っているクレイドル側にあります。基本的に外出先ではなく自宅で使うことを想定しているのでしょう。自宅に無線LAN環境がない人にとっては常にこれを経由することで設定を簡素化できるメリットがあります。逆にこれをもって出かけてしまうと他の無線LANデバイスも自宅でネットできなくなってしまう訳で、ひとり暮らしでもない限りあまり現実的ではないでしょう。

σ(^^)的にも使うとしたら有線LANが提供されているホテル等に宿泊するといった場面くらいかと。とりあえず写真だけとって箱にしまってしまいました…

公式にはフレッツサービス用となっていますが、設定画面を見る限り、PPPoE、DHCP、固定IPアドレスなどが手動設定できるようです。

■無線LAN(公衆無線LANサービス)

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実際にスタバで使ってみました。設定ウィザードにはNTT東西のFLET’S SPOTの情報が入っていますが、やはりこれも手動でSSIDや暗号化キー、認証情報を設定することで他のサービスも利用できます。実際、σ(^^)は先日契約したmopera U 公衆無線LANオプションを設定して使っています。また、まだ接続テストはしてないですがBBモバイルポイントも設定してあります。

認証方式としてIEEE802.xにも対応しているので、Mzone/mopera Uの場合、無線LAN接続後にわざわざブラウザで認証しなくて済みます(モバイルポイントの場合は必要?)。

使ってみて気になったのは、電源を入れてからつながるまでがややもたつくので、先にPCの方が電波を拾ってつながってしまい、遅れてつながった本機が二重ログインエラーになって弾かれてしまう、という現象です。Windows側に各ESSIDの優先順位を設定しておくことができますが、PCが起動した時点で本機の発するESSIDが見えなければ結局つなぎにいってしまうので同じことです。かといって常に本機を持ち歩いて本機経由で利用する気もないので、PC上の設定を無効にする訳にもいきません。せいぜい自動接続を無効にしておくくらいでしょうか。

またWAN側無線LANの感度もやや低いのか、PCでは「中」程度の表示になってるESSIDでも本機だと「弱」や「微弱」になっています。さっき一度切れました。

■3G

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σ(^^)の場合、イーモバイルを組み合わせて使うことになります。しかもEMチャージです。プリペイドであるEMチャージを使う場合、ちょっと不便な点があります。設定そのものはテンプレートが用意されているのでサクっと完了するのですが、一度設定しまうと基本自動的につなぎにいってしまいます。EMチャージの場合意図せずつながってしまうとチャージ分を無駄に消費することになります。できれば管理画面にログインして「接続」ボタンを押したら接続、的な使い方をしたいのですが、それもナサゲ。とりあえず普段は右の設定項目をオフにしておくしかなさそうです。設定変更にはルーター再起動を伴うのでちと面倒ですが…

ちなみにOEM元がBUFFALOだけあって、設定画面は最近の同社の無線LANルーターと瓜二つ。使い慣れてる人ならすぐに操作に馴染めるでしょう。

 

ともあれ、希少なWi-Fi –> Wi-Fiルーターが月315円でレンタルできるというのはとてもお得なサービスだと思います。σ(^^)のように、複数台のPC、iPhone、iPad、時にはDSやPSPまでもってでかけるガジェット好きにとって、新しい無線LANサービスを利用する度にそれぞれに設定を足していくのは骨が折れます。滞在したホテル等一時利用のものであるとなお面倒に感じます。そもそも複数台で同時に利用できないことも多いです。そんな時に、こうした有線/無線LANもシェアできるモバイルルーターは非常に重宝しそうです。

iPhone行列中です

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現在、ヨドバシ横浜でiPhone4を買うために行列中です。予約はしてあるし朝一番の枠もとってあるんですが、サーバーダウンとかに巻き込まれないように。ってか少しでも早く手にしたいだけですけどねw。

開店は8時からなんですが、1時間ほど早く到着してみました。写真のように予約組と当日組、あと某ゲームソフト組に列が別れており、予約組で4人目。カウンター数からして最初の組で手続きできそうです。

バスヒーター 風呂バンス600を実家に導入

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ウチの実家の風呂は30年近く前のもので、これホーローっていうのかな?もう表面のコーティング剥げまくりのザラザラで、なにより熱逃げまくり。冬場は一人入る毎に足し湯をしないと寒くて入ってられないぐらい。お湯の入ってない時に触るとヒンヤリ冷たいくらいで、めちゃくちゃ比熱が高い素材っぽい。すぐ冷めるのがわかっているから入れる時に熱めで入れる(設定で45度とか)ので、一番風呂の人は熱くてたまらないしとか。しかも我が家は灯油式のボイラーなのでいかにもCO2排出に直結してる感があります。

毎回差し湯するのはエコじゃないし、時間かかるし、わざわざ風呂入って凍えるとか!と思い電気式のバスヒーターを導入しました。電子レンジで加熱して沈めるタイプのものが数千円からありますが、とてもそれは追いつかなそうだったので除外。

電気式のものも出力別にいくつかあり、一番弱いのじゃダメかなぁと思いつつ安さでとりあえず風呂バンスの下位モデル600を買って見ました。実売10,000円強。温度設定はなく40度前後にキープするのみです。

まずは各部を写真でチェック。下は電源部。漏電ブレーカー付きのプラグ部と電源スイッチです。

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こちらがヒーター本体。汚い風呂ですがw大きさのイメージがつきやすいように色々写してみます。ケースが暖まるというより、内部で暖めたお湯を循環させる仕組みのようです。

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沈めた感じ。中で横倒しになるとうまく循環せずに保温されないので、必ず立てておく必要があるのですが、ケーブルなどで引っ張られて倒れないように固定用の吸盤がついています。

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■使い勝手

実際の使用にはいくつか注意事項があります。入浴中は使用不可、保温時はフタをする、などはいいんですが、ちと面倒なのが

  • ヒーターを取り出すのはスイッチOFFして二分後。忘れずに脱衣前にスイッチを切るべし。

という点。ヒーターが過熱したまま取り出すと故障の可能性もあるとのこと。事前に商品解説を結構見たんですが、どこにも書いてなかった気がします。こういう使い勝手にかかわる点はちゃんと目立つように書いておいてほしいですね。

吸盤は便利です。脱衣所から電源を取っていて、戸を閉める時にコードが引っ張られてヒーターユニットが転けてしまう可能性がありますが、手前で吸盤を固定しておけば平気です。ただし、ヒーター取り出し前に吸盤を外すのを忘れると、うっかりビーンとなってヒーターを落っことしてしまうんじゃないかという気がします。かなりがっちりつく大きめの吸盤ですが、もう少しバランスを詰められるんじゃないかなと思いました。

■性能

実のところ、今回の帰省では一番風呂だったり風邪ひいてたりでまだ自分自身で効果を体感していません(^^;)。ただ家族には好評のようです。効果がなかったらσ(^^)が自宅で使うということで自腹購入したのですが、家族から買い取りの申し出がありました。とりあえず満足してもらえてるみたいです。これで最初にわかす温度も無駄に高くせずにすめば、全員が快適に入浴できそうです。灯油代にも変化が出るか楽しみです。

Kindle DXをようやく2.3に更新

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先月リリースされたファームウェア2.3をようやく導入しました。Unicode Font HackやScreensaver Hack対応の様子見だったんですが、一通り対応されたっぽいので。

Screensaver Hackはここから落としました。バージョンが0.1のままなので前に使ってので平気だったのかも知れません。DX用は画像フォルダをシンボリックリンクで移動してるだけみたいですしね。

Unicode Font Hackは上記のdroidフォントを使ったモノではなく、こちらで公開されているM+2VM+IPAG circleフォントベースのものを利用させていただきました。

もちろん、ファームウェア更新の前に、古いハックはすべてアンインストールしておきました。そういう意味では、インストールしたハック用のアンインストール用ファイルは確実に保存しとかないとですね。

いまのところ快調に動いていますが、DXの場合、2.3の恩恵って自動電源オフ(スクリーンセーバー移行)が5分から20分に延びたってくらいしかないんですよね。ZIP/JPG表示時に全画面表示設定を忘れるのも治ってないみたいだし。でも、表示のレスポンスは気持ち向上したかも。特に最初にファイルを開いた直後の1,2ページのもっさり感が解消されてる?そのかわり、サイズの違う画像を表示した時(例えば全画面に近いファイルの後に、背表紙だけの細い画像とか)に、前ページのゴミが残ることが多くなった印象。

PDFで無駄な外枠を消して中身を最適に拡大するアルゴリズムも変わってるっぽいですが、いまいち挙動が不明。以前につくったファイルが気持ちボケ気味になった気もするんですが、比べようがないので「たぶんこんなもんだったろう」と信じておくことにしますw。

『水平線まで何マイル?』

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去年の夏に出た作品ですが、寡聞にして見逃していました。Akibaブログさんで続編である「すまいるCubic!」の記事を読んで絵が好みだったので調べてみたところ、こちらが1作目ということだったので速攻ゲト。「すまいる~」も予約。

詳細は公式サイトをご覧ください。ざっくり言うと部活で軽飛行機作ってコンテストに出るお話です。体裁はエロゲーですが、そういうシーンは各ルートED後に1回きりとオマケ程度。後々コンシューマー機に移植する気満々って雰囲気を感じます。

初回限定版が店頭でもAmazonでもまだ普通に買えるってことは、あんまり売れてないんでしょうか?まだ途中ですが個人的にはかなりヒットです。

■絵が良い

このゲーム、起動してみて驚いたのは、ワイドアスペクトだったこと。この手のゲームでは初めて遭遇しました。寝室ゲームマシンは720pプロジェクター表示なので、スクリーンいっぱいに広がるグラフィックは圧巻。特に本作は海や空などの描写が重要になってくるので、ワイド制作なのも頷けます。逆に4:3画面でプレイする人はやや切ないでしょうが、ハード的にはもうワイド化の流れは止められないので、そろそろこういう動きが加速していってもいいんじゃないかと思います。

キャラ絵も塗りがCGぽくない良い質感でどのカットもキャプチャーして壁紙にしても耐えるクオリティだと思います。

■声が良い

声優陣も強力です。この業界の慣例で、エロゲー出演時は別名を使ってますが、最近のアニメで良く耳にする人達が勢揃いです。慣例を尊重して表の芸名は伏せますがw、例えば主人公の友人キャラ実(みのる)君は、まさにそんなカンジの声です(笑)。ただし、キャラはどちらかというとクール系。

そして、飛行機作りやパイロット指導をしてくれるコーチ役(通称“教官”)はもちろんあのお方。コーチつったらあの人しかいません。ちなみにサングラスして杖ついてます。努力と根性という言葉を良く口にします。途中、某「科学講座」ばりのデフォルメキャラによる用語解説コーナーもあったり。

生徒会長キャラは名前もヒナちゃん(日向)なので、あの人かなと思ったんですが、よく聞くと別の人でした(こちらも有名どこ)。頭なでなでが好きな後輩キャラも某作品で生徒会長キャラをしてたあの人ですね。調べるまで気づけませんでしたが、この人も大好きだー!

■シナリオが良い

パッケージを開けてまず開いてみた付録冊子ですが、この物語の舞台となる町のガイドブックになっています。町の沿革や地形などが具体的に書かれてます。こういう舞台設定を丁寧に作り込んである作品は好感が持てます。

2ルート終わったところですが、特に大泣きをするようなドラマチックな展開はないものの、普通に学生自体の部活動風景が爽やかで懐かしい。「遥かに仰ぎ、麗しの」に近いノリでしょうか(あれも飛行機作るルートありましたね)。

各キャラも突飛な特徴は備えていませんが、定番的な萌えどころは押さえてあり、ニヤニヤしどころは多いです。特に、後輩キャラが頭撫でられ好きなところは、マルチ@ToHeartで属性開発済みの人にはたまりませんw。

■UIの作りも丁寧

一応ユーザビリティについても(世界広しといえど、ギャルゲ、エロゲのユーザビリティを真面目に評価してるブログは珍しいのかなぁw。あんまり他を見ないからわかりませんが…)

さて、本作ですが、基本はしっかりとしておりゲーム進行上の妨げやストレスになるようなことはありません。Ctrlキーでのメッセージ早送りは、設定で未読のみにしてても関係なく強制早送りになります。これが地味に便利。基本(スキップモード時は)未読部分では止まって欲しい一方、あえて早送りしたい時もあったりで、設定変更無しで使い分けられるのは良いです。

目新しいのは用語集が用意されており、文章中の単語からハイパーリンクで参照できる点でしょうか。軽飛行機製作というやや特殊な分野を扱ってるだけに親切と言えます。ただ、バックログの中ではリンクが機能しないのが惜しいです。何度か通り過ぎてしまって参照できなかったことがありました。

その他、バックログ画面のスクロールバーのノッチが飛行機の形をしているなど、全体に作り込みは丁寧です。「ラダー部分の動作チェック」のシーンで、画面端に尾翼部分の3Dモデリングっぽいイラストが出て、ラダーがアニメーションして動くとこなんてことまでしてくれます。「おー、動いた動いた!」って台詞に合わせて実際にフラップがパタパタ動いたりすると、こっちも「おー、動いた動いた!」って思っちゃいますよね。

 

全体にコンシューマー移植レディな作りなので、是非Xbox360版CLANNADのように、ハイビジョン&サラウンド版をリリースして欲しいと思います。海や格納庫(体育館)など音響的に凝り甲斐のあるシーンも多いでしょうし。