久しぶりに帰省したらデスクトップマシンが起動しなくなってました。いやしばらくは動いてたけどいきなり電源が入らなくなり、家族に聞いたら少し前からそうだ、と。最近は帰省頻度も減ってるけど、家族が使ってるしってことでどうにかしないと。
まず古いマザーが転がっていたので電源をつないでみたところLEDが点いたのでどうやら電源ではなさげ。とするとマザーかなぁ。Phenom II x6なのでAM2+だっけ?もはや互換マザーは手に入らないだろう。トランクルームで眠ってる旧録画機もAM2+のGA-MA770-DS3だけど、どうもx6なPhenomIIには対応してなさげ。CPUとマザーとメモリを総取っ替えとなると嵩むなぁ、、、と思いつつ最寄りのショップにいったところ、iiyamaの雅という完成品PCのデザインに一目惚れ(ケースのレビューはこちら)。Haswell RefleshなCore i7-4790のモデルが2万円引きになっていたので衝動買い。これを自宅のSandyBridge世代のメイン機とすげ替えて、実家にはどれかしらのお古を下げることにしました。正確には ID8i MN7250-i7-GXR479G751T8Gというモデル。型番の示す通り、
- Core i7-4790 (3.6GHz/TB時4GHz)
- Intel H97チップセット
- GeForce GTX750/1GB
- HDD 1TB (WD Blue)
- DDR3 8GB (8GBx1)
- DVDスーパーマルチ
- 500W 80Plus Silver電源
って感じ。これに現行メイン機からSSD、HDD、BD-ROM、BD-REドライブを載せ替えれば充分強化になりそう。付属してるWindows8.1ライセンスがもったいないけど、個別にパーツを選定して買い揃える手間と、そしてないよりケースのデザインに惚れたから仕方なし。たぶんそんなに割高感はないかなと。
■ハード周り
せっかくのカッコイイケースだけども、ワークスペースの関係で床置き続行。フロントUSBポート/メモリカードリーダーがやや使いづらい。光学ドライブベイもスイッチが隠されてるけど、押す場所がわかっていれば問題なさげ。2ベイあるので、DVDの並行読みという運用スタイルを変えずに済むのも○。パワースイッチも押しやすい。
鎧戸の隙間から床面を照らすLEDはそんなに必要性を感じないけど、夜に部屋を消灯したあともまだエンコしてるなー、とかわかるのはいいかも。専用ソフトとUSBケーブルで色が変更できるっぽいのでそのうち試して見ます。
■1日つぶれた移行作業
クリーンインストール状態からの環境再構築は苦手なので、今まで同様ストレージの載せ替えでサクっと移行するぜ、とか思ってたのに思わぬ罠が。今まで使ってたSandyBridge世代のマザーGIGABYTE GA-H67MA-UD2H-B3 (rev1.1)は当時UEFI化が注目されてた時に、数少ないBIOS搭載モデルで、やはり当時もストレージ載せ替えで移行したかったという理由で選んだもの。つまり、今まで引っ張ってきたBIOSブート環境をついにUEFI化しなければならないということに。そんなことすっかり忘れてて普通につないでブートできずに焦る。これでついに環境をゼロから作り直さないといけないのかと、、、だったらSSDモデル買えば良かった、、ていうかHDD 1TBについてたライセンスでSSDに再インストールするにもシリアルキーがついてる気配がないけどどうすんだこれ???などなど。
しかしUEFIが主流になって数年、ちゃんと移行手段が確立されていました!(当時からあったかも…)
要件としては、
- Windows 7/8の64bit版であること
- BitLockerがオフになっていること
- インストールDVDや回復USBメモリなど修復セットアップができるブートメディアがあること
- ブートパーティション(Cドライブの手前にあるシステム用パーティション。隠してあることも)が200MBあること
など。結論から書くと成功したんですが、3(100MBしかなかった)と4はHDD組み替え前のWindowsが起動する状態でやっておくべきことで、結局組み戻したりで無駄に時間かかりました。
3.はオンラインDLでWindows8にアップデートしてるのでインストールDVDは正規品がなく、-Rも見付からず。回復USBメモリはWindows8.1があればすぐに作成できるものの、既にSSDを組み替えた後。悪あがきで他のWindows8.1機を探し、まずはArrow Tab WiFiでやってみたものの起動できず。次に、Mac上にあるVMWare上の仮想マシンで作成。成功。
またブートパーティションのサイズ拡大は、当初組み替え後の新マシン上でUSBブートできるGpartdを使おうとしたんですが、念のため練習として前に使っていたSSDに対して行ったところ起動しなくなったので、結局安全をとって、組み戻してから手順記事にもあるEaseus Partition Masterを使用。まぁ、練習に使った古いSSDは元々起動しなくなっていたっぽいと過去記事をみて気付いた。別にGpartdでもいけたかも。ただ128GB SSDをGpartdで変換して40分程度かったのに対し、256GBのSSDにEaseusかけた場合は20分程度だったので、やはり作業前に元マシン上でEaseus使う方が楽かも。
ともあれ結局SSDの組み戻しも発生したりして予想外に手間と時間を組みました。いちどブートに成功すると、あとは新ハードウェアの設定は勝手に旗画面のグルグル中にやってくれてログオン後はほぼ問題無く旧環境が動いています。グラボが同じGeForceで最近更新したばっかだったのも良かったかも。今までのCドライブ移行の中では一番綺麗にいった気がします。Windows8移行はリフレッシュ周りも整備されてるので、この辺りの扱いが上手くなってるのかも?
その他のTipsをメモしておくと、
記事中に「gptgen.exeを実行した後、すぐにBSOD(ブルースクリーン)になるけど大丈夫よ」とあるけどなりませんでした。しばらく様子見ても何もおきないので手動でシャットダウン。σ(^^)はこの段階で新PCに組み替えて、回復USBメモリでコマンドラインからdiskpart叩く部分はそちらで実施。作成したブートパーティション予定地のレターをsにするついでに、本来のCドライブパーティションがCになっていなかったので、そっちもassignしなおしました。
ともあれ、これで新仕事マシンは完成。さて余った部品で実家用PCとできれば売却用にそこそこなのが1台組めるといいなぁ。
One thought to “仕事マシンの買い換えと環境移行でハマった話(BIOS->UEFI)”