Vブレーキ車にSesameサイクル2を付ける ~その2 Sesame Touch対応

先日、CandyHouse社の自転車用スマートロック「Sesameサイクル2」をPanasonic ハリアに取り付けようとしてハマりました。

ロックを取り付ける想定の場所にVブレーキというスポーツ車などに採用が多いブレーキ部品があり、説明書通りの取り付けができなかったのです。それを3Dプリンターで自作アダプタを作ってなんとかとりつけました。

しかし次に新発売の「SESAME タッチホルダー(自転車専用)」で指紋センサーのSesame Touchをとりつけて、指紋で自転車のロックを解錠できるようにしようとしたところ、なんとホルダーの想定している径よりもハリアのハンドルが太くてつけられませんでした。グリップ直ぐ脇ならついたかも知れませんが、すでにスマホホルダーやシフターがあり、空いた中心部に近づくにつれ段々太くなるハンドルだったため、空き位置には無理だった、という感じです。

タッチホルダーは写真のようにハンドルに巻き付ける台座と、Sesame Touch側の透明な裏蓋から成っています。ここの台座互換形状を自作アダプタ側につけてやることで、とりつけを実現しました(裏蓋が必要なため、タッチホルダーの購入は必須。ちなみにもう一台に蓋を流用した関係でネジが別途必要でM2x10がピッタリでした)。

Sesame Touchの自転車ホルダーの互換形状を追加

ハンドル部分に巻き付けるパーツを作るのが面倒そうだったのと、もともとナンバー錠をつけていて、鍵の位置に手を伸ばすのが自然な動作に感じられたので、自転車に乗る前にここを右手でタッチすればいいやと思った次第。

動作の様子は動画でご覧ください。

とりあえず在庫のPLA素材で造形しましたが、耐候、耐紫外線特性などを考えるとASAとかPC(ポリカーボネート)を使うべきかも知れません。経過観察しつつ、それらのフィラメントを入手することがあったら出し直してもいいかなと思っています。

最新記事はこちら。

VブレーキのPanasonic電動アシスト自転車ハリヤにSesameサイクル2を取り付けようとしてハマった(3Dプリンターで解決した)

少し前の記事で、Panasonic電動アシスト車のハリヤ(2016年モデル)につけていた車外品のナンバー錠が壊れて、ノブを3Dプリンターで作って直したことに触れました。

その時、書いたスマートロックのSesameサイクル2ですが結局とりつけることにしました。理由は深夜のジム通いに使っていて、明かりのない駐輪スペースに駐めることが多いため、手探りでこのナンバー錠をアンロックするのが地味に面倒くさいと感じたから。特に寒くて手がかじかんでいたり、手袋をしていたりするとちょっとしたストレス。

そういうしているうちにアナウンスされていたSesame Touch(指紋センサー)の自転車ハンドル用ホルダーが発売されたので、勢いで特攻。

Sesameサイクル2、Sesame Touch、ホルダーで総額1万ほど。

■つかない!?

ハリヤは通常のママチャリでサイクル2をつけるべきところにVブレーキという後輪用ブレーキがついています。

わかりにくいですが、一番下のSHIMANOロゴがついているのがVブレーキ。その上のLOCKと型抜き文字がついている鉄板は、以前のGORINのナンバー錠をつけていたマウントです。Vブレーキを固定するボルトで共留めされています。その上にかざしているのが今回取り付けたいサイクル2です。

8年も前でころっと忘れてましたが、当時GORINのナンバー錠もわざわざVブレーキ用というのを買ってたみたいですね。

しかし残念ながらこのマウントではネジ位置があわずにSesameサイクル2は取り付けできませんでした。タイヤや泥よけの太さにたいして、Sesameサイクル2がかなりギリギリなので、泥よけにベタ付けするくらいの位置に垂直に立てて配置する必要があります。いいかえるとVブレーキやフレームに対して少し斜めに倒してつける感じです。ぐぬぬ。

裏返しにしてフレームの反対側につける手もあるみたいですが、レバーも車体の向こう側になっちゃうし結構不便そう。

そんな時の3Dプリンターですよっ

ということでマウントを自作しました。かなり空間的な位置決めで苦労して4回ほど作り直しましたが、どうにか形になりました。ネジでしっかり固定するため金属ナットを埋め込む手法にも初挑戦。

これを使ってどうにか正位置に取り付け成功しました。

■SESAME タッチホルダー(自転車専用)レビュー

Sesame Touchのレビューはこちら。

玄関などに使うSesameロックシリーズのオプションで、スマホアプリからの操作をせずに、指紋やFelica(モバイルSuica、SuicaやnanacoなどのFelicaチップ搭載カード)で開錠、施錠ができるデバイスです。Sesameサイクルでは開錠のみの用途になります。

もともとSesame Touch発売時には背面はフラットなパネルで両面テープで壁面などに貼り付ける方式でした。これだと電池切れやフリーズを起こした時に毎回両面テープを貼り直さなければならず、CandyHouseにしては詰めが甘いデザインだなと思いました。後日脱着を用意にするマグネットも発売され、次に貼り直す際にはこれにしようと買ってあります。

しかし、今回あらためて自転車用に1つ買い足してみたところ、背面パネルの仕様が変更になっていました。スライド式のパネルが追加され、そちらを両面テープで固定しておけば、Sesame Touch本体は上にスライドして抜くだけで電池交換ができるようになっています。知ってる人は簡単に盗める、という点はさておき、使い勝手は大幅に向上ですね。既存ユーザにこのパネルキットだけ売ってほしいレベル。(ググると無償送付の予定もあるみたいですね)

そして今回の自転車ホルダーはこのスライドパネル互換の形状をしていて、両面テープ付きのパネルのかわりにはめこむ形になります。ハンドルへの固定はベルやスマホホルダーなどと同じ感じです。写真には映ってないですが太さ調整用のスポンジテープも付属しています。

ハンドルにつけた感じはやや大きい気もしますが、まぁ仕方なし。

これもとりつけられなかった…

でこいつもまたハリヤのハンドルにはつけられませんでした…ハンドル径に対してホルダーのリングが小さすぎます。ハンドル以外のあらゆる部分につけられないか模索してみましたが全滅でした。基本的にSesameの自転車製品はママチャリ基準で設計されてますね。さてどうしたものか。こちらはしなやかさが求められる部品なので、3Dプリンターで作るにしても素材からして難しい。また脱着可能パーツのいいとこだけ再利用しづらいというかリングだけ取り外せる機構になってないので、スライドパーツの受け部分から互換形状を設計する必要がありそう。なにか市販のスマホホルダーを買って来て改造した方が早いかも。

とはいえ、現状、AppleWatchのコンプリケーションに登録してしまえば2タップで開錠できるので、あんかも一旦これでいいか、、という気になりかけてますw。Sesame Touchのホルダーが無駄になりますが。まぁいずれ時間があったら挑戦するかも知れません。必ずしもハンドルでなくていい気もしています。サドル下とか。

2024.4.7追記: Sesame Touch対応版も作りました。

■使用感

ともあれサイクル2自体はなんとか取り付けできて使える状態になりました。

操作感としてはロックしたという感触が希薄なのは気になっています。前のがしっかりレバーを引き下げた時に「カチっ」と感触と音があったので余計に。「あれちゃんとロックかかったかな?」と不安になって再度押し込んでみたり。まぁロックされてなければバネでもとの位置に戻ってくるのでわかるんですが、慌ててる時などにしっかり感触で反応があった方がありがたいなと。

上述の通り、せっかく購入した指紋センサーのSesame Touchは取り付けできずに、現在はApple Watchからの操作ですが、そこまで手間でもなく、むしろ自転車から少し離れたところから操作を始められるので、自転車脇に着くと同時に開錠、くらいの流れで扱えてスムーズに乗車できています。これまでのナンバー錠と違って暗い場所でカチャカチャ暗証番号ボタンを押したりしなくても良くなったしかなり快適になりました。

■まとめ

Sesameサイクル2や自転車ホルダーはママチャリ向け設計になっているので、Vブレーキのスポーツ車やハンドル径が太い車両は事前に念入りなサイズ確認をしましょう。といってもあまり公式サイトに適用条件などが書いてないんですよね…

Sesame5にオープンセンサーが届いたが期待とは違った…

スマートロックのSesame5のオプションパーツ「オープンセンサー」が到着しました。Qrio2などにもあったドアの開閉をマグネットセンサーで検知するユニットです。これがあると何が良いかというと、通常スマートロックは自体はドアが開いているか閉まっているかを知ることができません。なのでオートロック(タイマーで自動施錠)を有効にしていても、偶然なにかにドアがひっかかって完全に閉まってない状態で施錠されると、物理的にはドアが開いていて、鍵だけ施錠位置になってる場合でもオンラインステータスは「施錠」となり非常に危険です。これに対し、きちんとドアが閉まっていることを検知してあげようというのがオープンセンサーです。マグネットの磁力の強さ(ドアと枠にそれぞれつけるパーツの距離)で測っているので、厳密にはこれも近似値でしかないですが(Sesame用オープンセンサーでは2cm以内にいれば閉まってると判断するもよう)。

以前、我が家では実際にドアが置き配された荷物にひっかかってきちんと閉じてないままSesameだけ施錠され、隙間からぬこが脱走してしまったことがあり、物理でドアが閉じていることをきちんと確認できるならいいなーと思って発表と同時に予約してありました。それが一昨日届いて早速設定。

できるのは自動ロックだけで確認は不可(>_<)

設定はまぁシンプルですがあいかわらずゼムクリップを伸ばして小さな穴から初期化ボタンを押してやる必要がありました。我が家は意識してゼムクリップを常備してないのでSesame Touchの時と同様にしばらく途方に暮れました。SIMピンならたくさんあるんですが、微妙に太い。結局精密ドライバーセットからなんとか穴に入る太さのものを見つけて間に合わせました。皆さんのご家庭ではゼムクリップとか秒で出てきますか?

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一度ペアリングしてしまえば、設定はなにもなく、オープンセンサーを紐付けされたSesame5本体は強制的にオートロックが有効になります。つまり、ドアを開けて閉めると即時施錠。遅延設定もできません。玄関に山積みされた置き配の荷物を開封して少しずつ宅内に移動する、みたいな時にいちいちロックされてしまい非常に不便です。一時的に無効化することすらできず、ペアリングを削除するしかなさそう。ペアリングを削除するとまたゼムクリップが必要になりますorz。

目論みとしては、オートロックはオフにしたまま、外出先からのステータス確認としてドアがきちんとしまってるかがわかって安心できればなと思っていたんですが、逆に「今なうドアはどういう状態か?」をみることはできません

既に公式サイトのレビューでも散々指摘されており、少なくともオートロックまでの遅延時間は実装される方向で検討が進んでいるようです。対応の速い会社なのでいずれアップデートで理想の使用方法ができるようになるかもですが、とりあえずは取り外しました。Sesame3と一緒に実家にあげようと思ったんですが、旧機種への対応も予定はあるものの時期は未定っぽい。自宅で使い物になるのと旧機種に対応するのとどっちが先かな(この仕様で実家で役に立つかも不明ですが)。

指紋/Felicaでロックを開錠!セサミTouchが来た!

予約してあったスマートロック用オプション、Sesame Touchが届きました。CANDY HOUSE製スマートロックSesameシリーズ(3/4/5)と組み合わせて使用する、指紋&ICカードリーダーです。

スマホアプリやAppleWatchアプリを起動して操作しなくても、指やICカードをこれに当てるだけで解錠できます。

電池式で配線いらず。Sesame本体とBluetooth圏内であればどこにでも貼り付けておくだけで使用できます。これで税別2,980円とかコスパ高過ぎでしょう。本体のSesame 5(3,980円)と合わせても数千円で、もちろんランニングコストも不要です。

Sesame5本体のレビューはこちら。

■セットアップ

最初に背面パネルを止めている2本のネジをドライバーで外す必要があります。ドライバーは付属しないので自前で用意する必要があります。またネジを完全に緩めても背面パネルはかなりがっちりと防水パッキンではまっており、公式ではネジをピンセット等でつまんで引っぺがすようアナウンスしています。ちなみにこちらは付属のペラ紙ではなくサイトでの案内となっています。発売してみたら問い合わせが殺到して急遽対応しました感アリ。ちなみに爪で無理にネジを掴んで引っ張ろうとしても結構な確率で爪がもげますのでオススメしません。防水のためとはいえドライバーやピンセットが別途必要というのは同社製品にしては手間かけさすなぁという印象でした。

背面パネルを外して中の電池の絶縁シートを抜き取ると電源が入って起動します。しかしアプリで新デバイス登録画面にして待っていても一向にデバイスが見つからない。BluetoothなどをOFF/ONしてもダメ。結局もう一度フタを開けて(本来、再セットアップの時に押せと書いてある)リセットボタンを押す必要がありました。

これからセッティングする人は一通りセットアップが完了するまで、裏蓋は閉じない方が良いでしょう。

一度フリーズもした

いくつかの指紋を登録し、更にICカードを登録している際、ガチで反応しなくなりました。本製品はフタの中のスイッチ以外にボタンはなく、指紋センサーに指を当てるかICカードでタッチするとLEDが光って音が鳴るくらいしか操作要素がありません。これらが全く反応しなくなりました。仕方が無いのでまたしても裏蓋のネジを外し、一度電池を抜いて挿し直して再起動させて解決しました。これ、ネジで固定した背面パネルを両面テープで壁などに貼り付ける方式なので、こういうフリーズが頻繁に起こったら滅茶苦茶めんどくさいことになりそう。ちなみに両面テープは予め貼ってあるものを含め3枚付属しています。どうか普段使いでフリーズしませんように(-人-)。

■取り付け

我が家は大家さんの趣味か玄関ドアが無駄に高級な木製で両面粘着テープで貼るのははばかられます。また壁も凸凹したパネルになっており、結局はめ殺しのガラス部分に貼り付けるしか選択肢がありませんでした(ガラスも凸凹してるように見えますが表面はフラットです)。

左に見えるドアホンユニットに3Dプリンターで固定具を作ってみようかと思いましたが、思い切ってガラスに貼り付け。電池交換やフリーズのたびに剥がす必要があります。3Mの両面テープでガッチリ固定されてますので、剥がす時はドライヤーなどで温めた方がいいかも。

アップ

割と厚みがありますが、逆にそのお陰で指などは当てやすくて良いかなとも。

ちなみに裏側からみるとちょっと目立つ…

■使用感

操作には指またはICカード(SuicaなどFelica)を使用します。

指での操作

指を使う場合、

  • 登録した指で解錠
  • 登録していない指で施錠

という動作になります。つまり解錠と施錠で指を使い分ける形でちょっと違和感あります。確かに同じ指で施錠と解錠がトグル(交互)動作だと、すでに施錠されているのに気付かずもう一度タッチして意図せず解錠状態のまま出かけてしまう、というリスクがあるので仕方ないところではあります。が欲を言えば別で施錠ボタンとかあっても良かったかなと。ちなみにロックかアンロックかはビープ音の長さで聞き分けできるようになっていて登録した指で認証すると「ピッ」と短い音、それ以外の指で認証失敗すると「ピーッ」とエラー音な感じに鳴ります。LEDは常に青発光のみ。人間の指らしきものを検知、くらいの意味の発光です。指でタッチしたあと一瞬の間をおいて「ピッ」または「ピーッ」と鳴って解錠または施錠動作がトリガされます。もうちょっと速いといいなとは思いますが音だけ聞き逃さなければ実用上は問題ないレベル。登録は1タッチのみで、iPhoneなどのように周辺部を念入りに記憶させたりするプロセスはないので、できるだけ同じ角度で指を当てないと認識されないことがあります。これを突き詰めると、あえてエッジ部分でタッチして認証失敗させて施錠、帰って来た時はしっかり中心部でタッチして解錠、のように1本の指で開け閉めできそうな気も。また登録時と同じ角度で当てる限り、あらゆるスマホの指紋認証と相性が悪い同居人の指でもしっかりと認証できているようです。伊達にセンサーがデカくないということでしょうか。スマホのセンサーは小さかったり液晶の下にいたりデザイン優先なところがあり、それと比べると精度が上がりやすいってことなのかも知れません。暗証番号が使えるSesame Touch Proを買わなかったことをブチブチ言ってた同居人にも今のところキレられていませんw。

ICカードでの操作

ICカードは解錠のみ。施錠はできません。ICカードはFelicaならなんでも良いみたいで、物理のSuica/PASMO(半導体不足で無記名のものが新規発行停止だそうですね)はもちろん、iPhone/AppleWatch/AndroidのモバイルSuicaでもOKです。iPhoneだと「エクスプレスカード」に指定してあればロック状態でも触れるだけで使えます(駅の改札と同じ)。ちなみに同居人が使っているGarminのスマートウォッチ(モバイルSuica対応モデル)でも登録できました。

スマートウォッチをしているなら、解錠はそちらでして、あえて指は非常用に小指などだけ登録しておいて、普段は(登録しない)人差し指や親指で施錠、って使い方もアリかなと思います。

■まとめ

とにかく本体とセットでもQrio2の半額以下で買えるSesame5+Sesame Touchというソリューションはコスパ最高だと思います。最終的には更に予約済みのオープンセンサーを追加して施錠は自動化できれば更に便利になる気もします。万一意図せず締め出されてしまってスマホもっていないという場合でも指紋で解錠できるのであれば安心じゃないかと。発売が楽しみです。

指紋とICカード以外に暗証番号も使えるテンキー付きのSesame Touch Proも1,000円違いでリリースされましたが、これだけ指紋とICカードできっちり開け閉めできるならコンパクトなSesame Touchの方で正解だったなという気がします。

Sesame3から5にリプレイス ~360度以上の回転に対応?

前々宅からQrio、Akerun、Qrio2、Sesame3と乗り継いで来たスマートロックですが、新進気鋭のメーカーCANDY HOUSEのSesame3は非常に満足していました。

去年出たSesame4は性能アップがメインだったのでスルーしましたが、2023年モデルのSesame5はいくつかの気になる新機能が(待っていれば3/4にも実装されそうなものの)あったり、価格も更に下がっていることもありいち早く新機能を試すために買い換えることにしました。

■2023年モデルSesame5の特徴

  • 角度センサーの仕組みがかわり、高精度、長寿命化
  • Sesame Touch/Pro対応
  • オープンセンサー対応
  • Matter対応予定
  • ホワイト/シルバーモデルの追加
  • サイズ変更で対応環境が増加
  • 少しだけスリムに

など。ソフト的な部分は旧モデルも追々対応するようですが時期もわからず、この価格(3,980円!)なら買い換えてしまった方がいいなと。またほとんどの家庭では関係ないのでしょうが、我が家的には後述の「360°以上の回転に対応」が気になりました。

新機能としてはSesame Touch/Proが注目です。ドアの外側につけて解錠を簡便化するユニットです。指紋とFelica/MIFARE、Proではさらにテンキーによる暗証番号も使えます。Felica対応ということで、物理カードだけに限らずiPhoneやApplePay、おサイフケータイ対応Android端末、Google Watchなどもかざして解錠ができるようです。個人的には見た目にコンパクトな無印が良いと思って注文しましたが、同居人が指紋認証にことごとく嫌われる指をしているので、テンキー付きのProが良かったとブツブツいっています。指紋センサーがスマホより大型化されていて精度も期待できますし、そうでなくてもスマホやウォッチで解錠できるのでいいんじゃないかと持ってるんですが、まぁ試してダメだったらProを買い直すかも知れません。いずれにせよこちらは1ヶ月ほど先になります。

またQrio2などにも付属していたドアの開閉を検知するマグネットセンサー「オープンセンサー」が別売りながらラインナップされました。従来オートロックは解錠してからの遅延秒数で行うしかありませんでしたが、ドアが閉じたことを検知できるようになることで、確実にドアが閉まったタイミングでロックをすることができるようになります。我が家では締め出しが恐くてオートロックは無効化していますが、一度置き配された荷物にあたってドアがきちんと閉まってないにも関わらず、Sesameの施錠操作だけで鍵をかけたつもりで外出してしまい猫に脱走された苦い経験があります。施錠/解錠とは別で「ドアがきちんと閉まっている」ことを確認できるということで、こちらも予約注文しました。もしスマホを持たずに締め出されてもSesame Touchで解錠できるのならば、オートロックも安心して使えるかも知れません(同居人が庭に頻繁に出入りするので結局面倒くさがられてOFFにする可能性も大)。

■先行して届いたSesame5を取り付け

取り付けに関しての互換性は高く、Sesame3からのリプレイスは簡単でした。ウチは賃貸なので、木製ドアに粘着テープを直接貼るのは憚られる為、写真のようにサムターンの下に板をはさんでそこに取り付けていたのですがフットプリントは全く同じなので、サムターンを掴むアーム部分のネジ締め位置を同じに変更しただけで秒で取り付け終わりました。

4はスキップしてるのでわかりませんが、3に比べると心持ちモーター駆動音が大きくなったかな?という気がします。耳触りというレベルではないですが、3の方がほぼ無音で、サムターンの「カシャン」という音の方が聞こえていた印象です。5はその前にモータートルクがかかる時点で「ウィーン」とやや勇ましい音がします。

逆にいうとそれ以外の違いはまったくわかりません。アプリ上での使い勝手も同じ。

手前のサムターンの上に貼りだした部分が若干薄くなっていますが、ドアをあける時にたまに身体にぶつかってもげて落ちるのが減るか?っていうほどの違いはなさそうな気がします。ウチのドアは重いし、両手が荷物で塞がった状態で開け閉めする時に、背中や腰をドアに当てるようにして出入りすることが多いので、割とやるんですよね。脇腹とかにぶつかってグエっとなったり、当たり所が悪いと外れて落下したり。

■360度以上の回転に対応?

前機種Sesame4 は「対応サムターン回転角度: 360°対応可能」だったのに対し、Sesame5では「360°以上の数回転も対応可能」となりました。

まぁほとんどのユーザは気にも留めない要素でしょう。大抵のドアはサムターンを垂直から水平に90°回すだけで解錠/施錠が切り替わり、それ以上は回そうと思っても回りません。しかし我が家のどこぞの外国製のお高いサムターンは、2回転くらいしますw。解錠/施錠が切り替わる瞬間はさほど広くない角度なんですが、それ以上に無駄に空回りするんです。なので単に機械的に+90°で解錠、-90°で施錠、とはならないのです。常にスマートロックだけが回るならそれも可能ですが、人力でうっかりそれ以上回したりしていると、回転が不足してしまうのです。私の知る限り、このSesamiシリーズだけが360°まで対応していました。しかし360°止まりでした。ついにSesame5が360°以上にも対応したというわけです。きっと0.1%にも満たないニッチな部分に腐心してくれて本当にありがとう!

で、具体的にどういう形で360°以上に対応できるのか実験してみたんですが、、、なにも変わってなくね?という感じ。解錠位置と施錠位置を360°以上回して記憶させても、結局360°内の角度が再現されるだけで、人間がやってみせただけ回してくれるようにはなっていませんでした。周回がスキップされてしまうので、実際の施錠/解錠状態からは乖離した偽のステータスがアプリ上に表示されてしまうので非常に危険です。説明書はもちろんアプリ上にも設定項目やガイドも見当たらず、Sesame3から良くも悪くも変化を感じませんでした。残念。

結局3Dプリンターで自作した回転止めパーツを下に貼り付けて物理的に180°回らなくする運用は継続になりそうです。

Sesame Limitter v6

Sesame5ではベース部分の奥行きがスリム化されましたがかろうじて流用可能でした。これは3Dプリンターをもっていない頃にDMM.makeで出力依頼したもので、微調整ができてないまま妥協して使ってますが、今なら自宅で出力できるので、この機会にもう少し最適化もしてみようかな。

■Sesame Touch、オープンセンサーのレビュー予定地

(届いたら書く)

■まとめ

期待した360°以上の回転対応について情報がない現状では、単に少しうるさくなった気しかしないアップデートでしたが、公式曰く「呆れるほの安い」というコスパで、回転センサーの寿命や精度が向上したり、Sesami Touchやオープンセンサーがいち早く試せるという下準備と思えば不満はないです。Sesame3もまだまだ使えるので今度帰省した時に実家にでもつけてやろうと思っています。