新しいiPadの保護フィルムをMicro Solutionに変えてみたらスゴかった

σ(^^)は「おやゆびでお」というiPad/iPhoneアプリを制作しています。このアプリはスワイプでサクサク早送り/巻き戻しができる動画プレーヤーなんですが、新しいiPad(以下iPad 3rd)にしてから同じ位置でスワイプし続けているとだんだん反応が悪くなる現象に気付きました。どうもケースのオマケについてきた液晶保護フィルムが手脂が残り易い性質らしく、やっぱりオマケの安物はダメだな、ってことで買い換え。

σ(^^)はもう何年もパワーサポート信者で光沢も非光沢も同メーカーのフィルムを使って来ました。今回もやっぱりこれかなー、と思いつつ2chの保護フィルムスレを覗いてみたところ、Micro SolutionとSimplismのものが評判ヨサゲ。たまには違うブランドにも手を出してみるか、と防汚性能を強く謳っているMicro Solutionの撥水高防汚光沢タイプをチョイス。外で使うことが多いiPhoneに対し、室内で動画用途がメインになるiPadは光沢。右の2つのウチ、今回買ったのが上のPGSH-IPAD2R、下のPGARSH-IPAD2Rは更に低反射属性を付加したもののようですが、今回の優先事項である防汚性能と指滑りではどちらが良いのか判断つきませんでした。宣伝文を見比べるとPGSHの方が上のようにも見えたんですが、今あらためて眺めてみると、単にPHARSHに比べて謳う要素が少ないから強調してるだけかなぁとかも。低反射(ア非光沢ではない)も大事だよね、って人はPGARSHをチョイスしてみるのもいいかも知れません。σ(^^)も次買うならそっちにするかも。こういうのは一度試して、やっぱ元の方がいいや、ってなっても戻せないのが痛いですよね。

さて、まぁとにかくPGSHを選択。すぐに欲しかったのでヨドバシ.comで近所の店舗にないか在庫調べようとしてもヒットしない。扱いないのかな?ってことでAmazonでオーダー。

いやこれがスゴかった。

■貼りやすかった

iPadのように広い画面は空中で位置決めが難しく、何度も貼りはがししているウチにゴミが入ったり折れ曲がったりしがち。ただ今回はこの動画を参考にやってみたら位置決めは2回でバッチリ決まりました。

 

やり方の問題かも知れませんが、なにしろ冒頭のオマケフィルムの時の苦労がウソのようにスマートに貼れました。ただ結構しっかり貼り付くのか、混入したホコリを取るのにセロテープをつかってコーナーからはがそうとしてもはがれない角があり、別の角からはがしていく必要があった、なんてことも。気泡の抜きやすさは問題ありません。

表側には剥離フィルムがついていないので混乱も少なかったです。

ちなみにMicro Solutionでは持ち込み(都内)または郵送による無料貼り付けサービスも提供しているので、苦手な人、めんどくさがりな人は利用してみるのも手かも知れません。

■防汚性能、指滑りに満足

指紋が驚くほど付かないです。あえて指紋をつけようと指の腹でベターっと触れば多少の手脂は残りますが、普通にスワイプ操作している限りはほぼ気にならないです。

スワイプを多用する「おやゆびでお」では指が滑らかに滑ることも大事で、光沢系はこれがいまひとつなものが多いんですが、これも合格。非光沢系ほどサラサラではないですが、少なくともガラス面を直接擦った時のようなベベベッっという抵抗は感じません。

光沢感も問題なし。色合いが変わったり縞が見えたりもないです。

逆に気になったのはホコリがつきやすいかも?と思った点。静電気を帯びやすいのかなぁ。気付くとホコリがたくさんついてる印象。まぁ、払えばすぐに落ちますが。

■FaceTimeカメラ部の穴の形状

少し気になったのはFaceTimeカメラ(新しいiPadのインカメラの呼び方)部分の穴。今まで使って来たものはカメラのレンズ部分をくり抜く形の正円だったのが、本製品は照度センサーの部分まで抜く形で水滴型の穴になっています。別にそれでなにが困るってこともないんですが、なんとなく違和感。というか別にレンズ部分くり抜く必要なくね?とも思うんですが、非光沢タイプとテンプレートが共通なんでしょうね。

 

iPhone/iPadのガラスはキズには充分強いのでキズ防止の意味で保護フィルムを貼る意味は基本的にないと思っています。これらのデバイスにフィルムを貼る意味は、指紋などの汚れ防止と指滑りの向上、そして必要に応じて非光沢化という3点でしょう。前二者に関しては当面、本製品でいいかなと認識を更新しました。性能を維持できる寿命は未知数ですが、パワサポよりも安いし貼りやすさもなかなかなので、ヘタったら買い換えればいいやという気も。いやむしろPGARSHを試すチャンス到来ってことで嬉々として買いに走りそうw。

eTilTran補正でノンブル領域を活用するメモ

bREADERが便利すぎ、『境界線上のホライゾン』が面白すぎて自炊率が上がっている今日この頃です。同シリーズの文庫は900ページ近くある巻も多く、とても紙で読んでられないので電子化は必須です。bREADERはMeTilTranよりもリフロー誤爆が少なく、極端にスキャン画像が傾いてなければほぼ正確に処理してくれるんですが、やはりそれでもゼロではありません。bREADERがページを画像だと判定してリフローを断念すると、普段白黒反転して黒地に白で暗くした寝室で読んでると、いきなり真っ白なページが表示されて「目がーっ!」となるのでダメージデカいですw(まぁ本来の挿絵でどのみちそうなるんですが)。

さりとてホライゾンの様に900ページもあると傾き補正のチェックも一苦労なんてもんじゃありません。それにあまり本文に目をやると思わぬネタバレをしてしまうリスクがあります、というか実際にIIの下巻を自炊していてやっちゃいましたorz。

ということで、ページが傾いているかを本文を見ないで簡単にチェックする意味も含めてノンブル領域を基準とした補正について研究してみました。ノンブル領域とは、Office的にいうヘッダやフッタにあたる領域のことで、小説だとページ番号や章タイトルなどが入っていることが多いです。左右のページそれぞれでこの領域に文字が入っていることを利用し、eTilTranはこの領域を基準にした自動調整をすることができます。

1. ノンブル領域を指定

eTilTranに画像ファイル群を読み込ませる時に出るダイアログで、ノンブル領域の上下や左右位置を指定しておきます。

2. 領域設定を修正

ノンブル位置を指定して画像ファイル群を読み込むと、自動的に奇数ページ、偶数ページそれぞれのパターンを解析し、テンプレートを赤枠で表示してくれます。ページ番号を囲う小さな枠がノンブル領域、本文を囲うのが基準領域です。本来ノンブル領域は常に一定の位置に表示されるので、逆にここでカーソル上下左右で画像を移動してこの枠に収まるように調整してやれば、本文ともども一定の枠に収まってくれることになります。またノンブル領域がある程度長ければ傾き補正が上手くいっているかどうかも見て取りやすいわけです。

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章タイトルが表示されていても、大抵はページ番号部分だけを囲む様に設定されるので、これを図のように章タイトルまで含む様に横幅を広げてやります。ツール->領域設定を選ぶか、右サイドバーで同名のボタンをクリックして、領域設定ダイアログを表示します。

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マウスで直接矩形指定することはできず、上記ダイアログで「変更」ボタンを押して数値を書き換えます。横幅だけ伸ばすなら「W:」の値を増やせばOKです。XY位置は画像側をズラして調整すればいいのであまり気にする必要はないでしょう。

3.ページ種別を正しくセットする

次の一括自動処理を実行する前に、「漫画」「縦書」「横書」「不明」といった種別が正しいかチェックします。これはノンブルがない挿絵や口絵といったページに無駄な影響を抑えるためです。ほぼ自動で問題ないので、例えば「縦書き」に分類されているのに「計測°」欄が「不明」なページを探せばたいてい挿絵だったりするので、そのページの種別を「縦書」以外に変更しておきます。

4. 画像を基準枠に収まる位置に自動調整する

いよいよノンブル領域に実際のノンブルが収まるように一括調整をします。ツール->自動領域補正を選択しダイアログを開きます。

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注意すべきは、ノンブルの内容や位置が見開き左右で異なるレイアウトの場合、奇数ページと偶数ページで別々に処理すべきという点です。ページ番号の桁数や章タイトルの長さによってノンブルの幅も違うので、「ノンブル基準」欄を左側のページでは「左端合わせ」、右側のページでは「右端合わせ」にしないと上手く合ってくれません。「奇偶」欄で処理対象ページを選べます。また「種別」欄で「縦書」を指定するのもお忘れなく。

これらをセットして「補正」ボタンを押せばさほど時間もかからずに処理が完了します。

 

この処理自体は傾き補正には影響しないっぽいのですが、自動傾き補正が大きく誤爆していないかをチェックする効率はかなり上がる気がします。つねにノンブル領域部分をにらみながらページをめくっていけばいいからです。ただ章タイトルがなくページ番号だけの方は傾きを発見しづらいですが…

eTilTranはもう何年もお世話になっていますが、まじめにいじるとまだまだ伸びしろがあるものです。

 

というか、次にスキャナを買う時は、もしくはbREADER専用に買い増すとしたら、画質は二の次でいいのでとにかく傾きが抑えられたモデルを選びたいですね。

BDZ-SKP75導入 ~スカパー!HDアンテナ設置編

さて、ようやくスカパー!からアンテナが届いたので取り付けです。

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とりつけ場所はこんな感じ。実家の母屋に隣接している車庫の屋根の上に、屋根馬でBS/CS110°アンテナがついています。今回は屋根馬はそのまま再利用して、アンテナ本体のみ交換します。写真で上の方に延びている黒いケーブは母屋の屋根のUHFアンテナの方へいって混合しているBS/CS110°のアンテナ、下に垂れている白い線は以前使っていた古い線ですが、今回もスカパー!HDアンテナを同様にそのまま屋根の上を這って母屋2Fの私室に引き込みます。

IMG_2008これがマルチ衛星アンテナのコンバーター部分。防水キャップがついていますが、左の2つがスカパー!HD用、右のがBS/CS110°用のアンテナ出力端子です。

前回も書いたようにスカパー!HDとBS/CS110°は(お皿は1枚でも)このように全く独立の配線が必要なので注意が必要です。

なお、アンテナキットには他にベランダ取り付け用のベース、15mのアンテナケーブル(両端にF型接栓取り付け済み、片側は防水キャップ付き)、防水用ビニールテープ、タイラップなど必要なものがほぼ揃ってる感じです。

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スカパー!HDはJCSAT3とJCSAT4という2つの衛星から電波を受信します。この2つの衛星それぞれがアンテナレベルがグリーン領域になるまでアンテナの向きを調整するワケですが、当然片方をたてれば片方がたたずな状態で難儀しました。しかも一人で作業したので、このテレビをiPadで映し、FaceTimeでつないだiPhone4Sを片手に屋根に昇るんですが、リモコンで操作しないとJCSAT3とJCSAT4のレベル表示を切り替えられないので、何度も屋根上と部屋を行ったり来たり…これから作業する人は手伝ってくれる人を探すのが賢明でしょう。

当面の目的であるAT-X HDと家族が見るGAORA HDはどちらもJCSAT3から放送されているので、JCSAT3優先でと思ったんですが、むしろこちらがなかなかレベルがあわず。最大で27になったんですが、そうするとJSCAT4が極端に落ちてしまい、結局JCSAT3が写真のように24(グリーンゾーンぎりぎり)で妥協しました。

まぁ、とりあえず受信は良好のようです。天気の悪い日がちょっと心配ですが…

ちなみに安物で品質を心配していた例のスキマ配線ケーブルですが、直結した場合とレベルは同じで、特に目立った損失はないようです。あとは耐久性次第ですね。

さて、このアンテナはマルチ衛星アンテナ、つまりJCSAT3/4だけでなくBDデジタルとCS110°も受信します。つまりこれらもちゃんと受信できるようチューニングしないとならないワケですが、マニュアルによると、JCSAT3/4をきちんとセッティングすればその状態でBS/CS110°も見られるはずとのこと。実際普通に受信できているようです。さらにそれらの受信レベルまで両立するように詰めるとかやってられないので、とりあえず良しとしました(^^;)。

BDZ-SKP75設置編

先日購入した4波チューナー、SONY BDZ-SKP75の初期設置が完了したのでファーストインプレ。

■ハード周り

薄くて設置性は良いです。BDプレーヤーほど奥行きが短くもないので上にものを置いて使うにもかえっていい感じ(置かないけど)。

リモコンは「スカパー!HD」ボタンを除けばAX1000と同じレイアウトでバランスもよく扱いやすいです。

意外というか残念だったのはデジタル音声出力が光のみで同軸がなかった点。リプレイス元の廉価BDプレーヤーBDP-S350でも両方ついてて両方使っていたのでちょっと困ったことに。

あとプロジェクター液晶モニタの両方で使いたい関係上、プロジェクターにはD端子でつないごうかとも思ったんですが、昨年モデルから著作権保護がかからない端子では出力画質をSDに制限するルールになっているので、事実上HDMI一択。結局、自宅でも使っている4IN-2OUTのHDMIマトリクスセレクタTHD42MSPを追加発注しました。

HDDの駆動音はAX1000に比べると静かな印象。起動時に多少カリカリいいますが、録画中、再生中の音はほとんど気になりません。

■DLNA周り

実家では家族(特に今度小学生&保育園の姪達)がDLNA経由で階下のリビングや和室で録画番組を視聴するので、これ周りで2つ懸念がありました。

  1. BRAVIAやPS3のXMBから辿るステップ数が無駄に増える
  2. σ(^^)が大量に録るアニメに埋もれて探しにくい/アレゲなアニメが見えてしまう(笑)

多くのDLNAサーバー実装は第一階層がVideo/Music/Pictureとなってて、XMBの「ビデオ」列から入ったのにまた更にそんな選択肢を見せられたりと無駄が多いんですよね。今使っているPS3 Media Serverだと第一階層に任意のフォルダにマッピングできるので、TVRockで録画した番組を「キッズ」、「(父の名前)」、「(妹の名前)」といったフォルダ下の番組別フォルダに自動ムーブしておき、それらをPS3 Media Serverに個別に指定すれば、XMB上はサーバーを選んだ直下に「キッズ」他がすぐに見えます。そしてその下が番組名別フォルダ->個々の番組、となり、これが最短の理想形と思っています。

で、本機の場合ですが、サーバー名の直下の第一階層は、「ジャンル」、「フォルダ」、「すべて」となります。ジャンルはEPG上の番組ジャンルに、フォルダは予約時に指定できるマーク(29種類+なし)に応じて分類されます。マークには固定のアイコンと任意の名称(日本語OK)が設定でき、この名称がDLNA側で表示されます。つまり、家族毎や番組毎にマークをアサインしておけば、29分類までなら名前表示付きで分類表示できそうです。第一階層が余分ではありますが、まずますといったところでしょうか。

2.に関しては、これもマークで一応の分離はできますが、完全に遮蔽はできません。まぁ年齢制限があるようなものは録らないですが、一応AT-X HDだからなぁ(笑)。

2012.03.24追記:外付けHDDに録画したものはDLNA視聴できないらしいのでアレゲなのはそっちに録ればいいかも。ただ外付けUSB HDDからBDに直接焼けないので、焼く時に一旦内蔵HDDに移動するとか面倒な面も…

あともう1点感心したのは、サーバー名自体も日本語込みで自由に指定できる点。デフォルトでは「BDZ-SKP75」とモデル名ですが、「二階のレコーダー」にしておきました。

■スカパー!HDカードがついていない!

あんまり下調べしてなかったんですが、スカパー!HDにはB-CASカードとは別に専用のICカードが必要で、本機のカードスロットが二段重ねになっているので気付きました。探しても同梱はされておらず、ネットで調べてみると、電話なりWebなりから申し込みが必要とのこと。週末まで知らずにアンテナ工事日を迎えていたらその日に視聴できずガッカリするところでした。申し込んでから2,3日で届くことのことでしたが、夜19時過ぎに電話して翌朝午前中には届きました。これから買う方は忘れずに申し込みましょう。そしてカードが届いたらその番号を使って更に16日無料視聴申し込み、本契約申し込みが別途必要になります。

■アンテナあげます!付けます!キャンペーンの不明点

3月まで、BD/CS110°/スカパー!HDに対応するマルチアンテナが標準工事費付きでもらえるキャンペーンについていくつか不明点があったので、上記カードの申し込みついでに電話で聞いてみました。

・既存契約者は対象になるのか?

チラシには「SDチューナーからHDチューナーへご変更の方は適用対象外となります」とあります。ウチはスカパー!e2の契約が既にあるから心配だったんですが、これは大丈夫とのこと。また既存契約に追加という形でHD契約すれば新規加入料2,940円も不要だし、月の基本料410円も不要ですよと。まぁ、いずれe2のカードは2枚とも解約予定なんだけど、当面は追加ってことでよさげ。登録は新規の流れで申し込めば、住所、氏名で自動的に追加扱いになるとのこと。

対象外ってのはスカパー!ブランドのチューナーを買うなりレンタルして使う場合ってことなのかな?

・追加工事費

標準工事費が無料となるキャンペーンですが、ウチは車庫の屋根の上に設定する形で、既にBS/CS110°アンテナがついてるのでウマは流用してお皿だけ交換するだけでいいはず。正直自分でやれちゃうんですが、電器店では「アンテナ配送のみはNG。必ず工事までセット。そして屋根上の場合は追加料金が発生する。」ということでした。そしてマルチアンテナは量販店では扱っていないとも。調べるとスカパーの通販サイト「スカパー!ダイレクト」でマルチアンテナSP-AM400Mは7,800円(送料込み)。つまりDYI取り付けできるのであれば、追加工事費が7,800円になったらキャンペーンはキャンセルして自分で買った方が良い、ということに。

でまぁその辺も電話で聞いて
みたところ、「工事費については工事屋でないとわからないので相談して欲しいが、単純に「屋根にのぼる」ということでその料金が発生すると思う」とのこと。あと、新規加入者向けにはマルチアンテナは5,000円で販売しているということで電話窓口の番号も教えられた。なんかもうますますキャンペーンの意味薄れてきたw。

実際に5,000円で買えるという窓口に電話してみたところ、「そんな割引きキャンペーンはやってない」と言われたorz。ただし工事せずにアンテナ送付のみ、というのはOKとのこと。そうだよなぁ。工事強制しても別にいいことないよなぁ。ただこの場合でも、もし1年以内に解約したら10,800円の違約金です(工事代を浮かせた分安くなるということはないw)。スカパー!HDはHDと謳う割に画質があまりよろしくないこと、次々にBSチャンネルへ移行が進んでいることなどもあり、1年絶対に解約しないとは言い切れないんですが、まぁ3,000円ならリスクとってもいいかなと。早速申し込みをして、工事手配の方はキャンセルしました。こちらはカードのように即日配送といかないようで、3日程度かかる模様。残念。

■スカパー!HDのアンテナはBS/CS110°と混合できない!

そして話は終わらなかった。ふとレコーダーの背面をみると、BS/CS100°のアンテナ端子とは別にスカパ-!HDアンテナ入力端子というのがある。ん?BS/CS110°とスカパーHD!の分波器なんて見たことないな?と。慌てて調べてみると、どうもスカパー!HDのアンテナ線は地デジ/BS/CS110°と混合はできず、マルチ衛星アンテナの側も端子が別々についていて、独立したアンテナ線を直接ひきまわさないといけない!ぎゃー、めんどくせーっ!てことで屋根から回して私室の窓から引き込むことにし、何年かぶりにすきまケーブルを購入。壁に固定しにくそうな形状だけど、とりあえず一番安かったコレを発注。アンテナに15mのアンテナ線や防水キャップは付属しているらしいのでまずはそれを利用。あんまりショボそうだったら防水接栓くらいにはするかも。

 

いやはや、我ながら下調べしてなさすぎw。

実売が下がってきてるPLCも悪くないかも

実家(二階建ての木造戸建て)でDLNAやHuluによるビデオ配信が活用されるにつれ、2.4GHzの11ngbの無線LANでは色々と厳しくなってきました。5GHzのルーター&アクセスポイントにリプレイスすることも検討したんですが、一式揃えると結構なお値段になります。そんな折り、半ば忘れ去られている印象があるPLCアダプタが結構値下がりしてきているという情報をキャッチ。確かに以前はペアで1万数千円はしていたのが、今は数千円に落ちてきています。実際にはネットワークを新たに行き届けさせたい部屋が2つあり、3台必要だったんですが、ほとんど変わらないのでとりあえず2ペア買ってしまうことに。SHARP製で1ポートモデルx2台セットのHN-VA10Sと、片方が4ポートハブ付きのVA40Sです。

■1Fリビング<->和室間

実家は1Fリビングに光回線が引き込んであり、メインの無線LANルーターもここに設置されています。同じ階にある和室には古いWEGAにつながったPS3があり、DLNA及びHuluを使いたいというニーズです。まずPS3内蔵の無線LANは11gだったので論外。実際ほとんど電波を拾いませんでした。次にPlanexの安い11bgnメディアコンバーターをつけて使っていたんですが、やはり時々映像が止まってしまうとのこと。どうも天気が悪い日はてきめんにスループットが落ちるっぽい。Playstation Networkにサインインすらできない(=Huluが使えない)ことすらありました。

そこでPLCにリプレイス。和室はいずれ姪っ子達がWiiを使ったりすることも視野にいれて4ポートハブのものを設置。実測は測ってませんが家族曰く止まらなくなったとのことです。

■2F私室<->おとん寝室間

次におとんの寝室。2011年モデルのBRAVIAがあり、今回私室に設置したBDZ-SKP75で録った番組をDLNAで視聴したいというニーズ。位置的には1Fリビングからもっとも離れた場所になり、PCでメールやWebくらいなら無線LANでもかろうじて使えてたんですが、さすがにDLNAは無理。まずここに残った1ポートタイプセットの片方を設置し、ペアリングを書き換えてみたんですが、どうも1Fと2Fで配電盤が違うらしくかなり厳しい通信状態でした。そこでもう1台をσ(^^)の私室に設定。σ(^^)の私室はネット利用が激しいので、1Fリビングから壁の配管を通して直接Ethernetでつながってます。そこからつながっているハブにアダプターを設置。1Fのペアとは独立のリンク設定です。これも上々。SR画質の録画しか試してませんが、途切れることなく再生することができました。

 

最近あまり新型のニュースなどを聞かず、無線LANに駆逐され気味に思えるPLCですが、こうして古い機種がお買い得な値段で入手できるのであれば悪くない選択肢なんではないでしょうか。ちょっと危うかったのは、本製品のファームウェア更新ユーティリティがWindows7に対応しておらず(保証外というだけでなく実際に動かなかった)、ほとんど使っていないXPマシンを引っ張り出して来て作業する必要がありました。最近のパソコンしかない家庭だと更新できないこともあり得ます。

P.S.

そういえばつい先日、DLNAの下位レイヤーとして有線/無線LANに加えHD-PLCが認定されたというニュースもありました。確かに、コンセントに挿したレコーダーやテレビが自動的にネットワークを形成できれば、これ以上簡単な話はないでしょう。最近落ち目、とか書いちゃいましたが、意外とこれからブレイクしたりして?