iPad用アルバムアプリ Private Media Folders

iPadの写真アプリは相変わらず自由にフォルダ分けができなくて不便。かならずしもiTunes母艦上のフォルダ構造をそのまんま持ち込みたいとも限らないですし。例えば、iPad上でネットから拾った画像とかを「保存された写真(iPhoneでいう「カメラロール」)」にしか置いておけないのが難点。

そんなことを思ってたら、2chでPhoto-Sort[AppStore]というアプリの紹介を発見(230円)。早速購入。写真はFTPで転送するタイプ。フォルダに日本語を使ったらアプリが落ちたりFTPクライアントから見えなかったりとやや不安定。写真アプリからのインポートや書き出しも対応。ただ圧縮率設定があることから、無劣化インポートではない模様。

これが残念なことに、スワイプやスライドショーでページがめくられた時に、一旦荒い画像が見えて、一瞬遅れてフルレンダリングされあt画像に置き換わるという感じ。実用性はともかく、iPad的ではないですね。

 

では同種のアプリはないものかと物色して、Private Media Folders[AppStore]に行き着きました。こちらはFTPではなくiTunes経由のUSB転送方式。そして写真追加後のアプリ初回起動時に最適化ファイルを生成します。大量にコピーした後はしばらく待たされますが、その結果として画質、レスポンスとも文句無し。一覧のサムネイルまで綺麗に見えます。ようはiTunesが写真同期時にやってることをiPad上でやってくれるんですね。だからそれ以降は内蔵写真アプリと遜色ないクオリティ。ただ写真アプリへのエクスポートはできず、メール送信できるだけみたいです。

名前からして私的な写真を見られなくするというコンセプトなのでパスワードロックが強制される点は、いらない人にはやや無駄かも知れません(パスワード無しや3文字未満は設定不可)。また動画にも対応。エロライブラリとか構築した人にはもってこいですねw。お値段はPhoto-Sortより少しお高い450円。

iTunes経由コピーは母艦として紐づけられたPCからでなくてもできるし、これで相当なことがない限りCamera Connection Kitいらないんじゃないかという気がしてきました。

欲を言えば、

  • 最適化時の圧縮率(イラストがやや画質落ちてる気がする?)
  • スライドショーにランダムソートとワイプ効果が入ると、フォトフレームとしても有用

あたりを強化してほしいですね。

iPadのバックアップと動画に関するメモ

■iPadのバックアップがデカい

最近、iPhone/iPad母艦PCのCドライブが急激に逼迫してきたので、いつものツールで調査。結果、iTunesのバックアップが嵩んでいることが判明しました。

Good Readerやi文庫HDなどiPad上から直接データをダウンロード落とせるアプリで、動画ファイルなどをザクザク入れていたのが、母艦にバックアップされてしまったのが原因だったようです。当たり前といえば当たり前の動作ですが、もともと別のサーバーに保存してあるファイルなので、別途母艦にコピーが保存されてしまうのは非効率的ですね。同期の時間も無駄に伸びますし。

i文庫HDのサポートにも要望送ってみたんですが、どうもOSの仕様で今のところどうしようもないみたいです。iTunesからの転送ならバックアップ対象にならないようなことも書かれてましたが、まだ試してません。

しかもiTunesは音楽ファイルの保存場所(ライブラリ)は変更できるんですが、iPhone等のバックアップはユーザフォルダ下に固定なんですよね。NTFSの場合はジャンクション(シンボリックリンク)とかで無理矢理別の場所にしたりはできそうですが、サーバー上とかはダメそうですね。

■iPadのバックアップが遅い

ついでにバックアップが遅い件も調査。これはiPhoneアプリが小さなデータを数多く作成すると、HDD上にコピーする際に極端に速度が落ちてしまうのが原因っぽいです。特にTwitter系アプリのキャッシュなんかは該当するみたいです。内部的にSQLiteなんかのDBでデータを保持するような作りになってれば避けられそうな気もしますね。いずれにせよユーザはどうしようもないので、

  • そういうアプリをなるべく使わない
  • 可能ならアプリ上でキャッシュ削除してからバックアップする
  • バックアップドライブをランダムライトの速いSSD等にする?

くらいしかないのかも知れません。特に3つ目は速度の遅いノート用2.5/1.8インチドライブの人には効果が大きいかも知れませんね。

■iPadに転送できるMP4動画の要件

普段作成している1280×720のH.264/AACなMP4動画、Good Readerでならなんなく再生できていたんですが、試しにHTMLストリーミングをしてみるとNGでした。そういえばこれらのファイルは以前iTunesから入れようとしても弾かれました。

さて、どうしてだろうと調べたところ、どうもプロファイルがMainのレベル3.1以下である必要があったみたいです。がっくり。MediaCoderではエンコード時のパラメーター指定だけです。そこさえちゃんと設定してあればビットレート(=容量)などもそのままでOKだったわけです。720×480はiPhoneでもPSPでも再生できるプロファイル探しに躍起になりましたが、当時1280×720はどのみちPCとPS3でしか再生できないからと、結構適当に指定してました(High/4.0)。

既にある大量のデータを再変換するのは現実的ではないので、とりあえず今後はMain/3.1にしてエンコしていこうと思います。

実際に試したところ、HTMLストリーミングでもiTunes経由転送でもバッチリ転送できました。

冒頭の理由で、動画はなるべくGood Readerでは扱わないようにした方が良さそうなので有益です。

iPadケースはとりあえずパワサポのレザーケースに

iPadのケースですがとりあえずパワサポのレザーケースに落ち着きました。Softbankセレクションンのものと同一品と思われます。ホワイトはSoftbankのものは真っ白で、パワサポブランドはアイボリー調という違いがありましたがブラック(Softbankではネイビー)の方は違いがわかりませんでした。価格も同一。

個人的にiPadケースの要求仕様は、

  • 持ち歩き時の保護のみで、使用時は裸が前提(カバー系は除外)
  • フタなどがなく極力簡単に出し入れできるスリーブタイプ
  • 特にファスナーとかは論外
  • 無駄に厚みがない

あたり。Amazonで別のものを注文してあったんですが、なかなか発送されないのと、どうも写真と実物で色合いがかなり異なるっぽいということに気付いてキャンセル。

で、すぐに入手可能だったのがコレしかなかった、という感じです。PDAIRのも気にはなりますが、ちと高いですし。

使ってみた印象ですが、かなりピッチリサイズで出し入れが若干きつめ。まぁフタがないのでこれくらいの方が勝手に抜けたりはしなくて良いのかも知れません。シボが入っているのでしっかりホールドできる感じです。内張もキズがつきにくい素材を使っています。さすがに落とした時の耐衝撃性は望むべくもありませんが、移動中は更にバッグに入れることが多いと思うので、その中でのキズ防止という観点では必要最低限にスリムで良いんじゃないかなと思っています。

iPadでWindowsのゲームができるか?

iPadで寝転がって未消化ゲームが進められるといんじゃね?と思い立ったので実験。

もちろんiPad上でネイティブにWindowsソフトが走るわけではなくて、XGAデバイスなんだからリモートデスクトップ(以下RDP)なりVNCなりで画面共有してプレイ、って話です(別途サーバーソフトを入れたくないのと、音声が必要なのでRDP限定で)。

iPhoneではもともと無料の「Remote Desktop Lite」を使っていました。たまにリビング機のiTunesを起動し忘れてた時なんかにベッドの中からポチっとするとかなので充分事足りてました。で、これのiPad対応版も出ていたのでとりあえずインストールはしてあったんですが、残念ながらこのアプリの有料版も含めてサウンドに非対応。

で、現在あるアプリを物色してたぶん唯一要求仕様を満たしていたのが「iTap RDP client」でした(類似名称のVNCバージョンもあるので注意)。

  • iPadに対応している
  • サウンドが鳴る
  • 日本語入力できる(未確認)

体験版無しの1,400円はちと微妙でしたがレビューの評価を見て大丈夫そうかなと特攻。

結論を言えば、ちょっと妥協すればギリギリプレイできる、ってとこでしょうか。ボトルネックがネットワーク帯域なのかiPadの処理能力なのか不明ですが、やはり音声を流すとやや途切れがちになります。またフェードのような画面エフェクトが入った時に、1階調ずつコマ送りのようになってしまい待たされます。タイトルによってはそれらのエフェクトを省略したり軽減したりできる設定をもってるものもありますが。

多くのタイトルはまだ800×600で作られているので、だったらそのサイズで転送すればよくね?と思いきや、iTap側では画面左上にはりついてDot-by-Dot表示になってしまいます。つまり、右と下に額縁ができるワケです。この状態だと通信が軽くなり音声の途切れもかなり改善されるんですが、やはり視覚的には迫力に欠けますね。難しいところです。ネットワーク帯域が問題なら、iTap側で全画面サイズにリサイズしてくれると良いのですが…

ネットワーク帯域の話でいうと、無線LANを11g接続から5GHz帯11nに変更してみました(iPadが5GHzに対応してるのを忘れて2.4GHzの方につないでた…)。測定アプリでのベンチは倍程度に上がりましたが、やはりそれでも途切れは完全にはなくなりません(マシにはなった)。RDP時の音声レートって設定できないんですかねぇ。

あとはPCのある部屋限定ですが、音声はPCスピーカーから鳴らして画面だけiPadへ、って方式。試してみた限りでは遅延が気になるようなことはないみたいでした。

ただこれらは基本紙芝居ゲーでの話ですが、最近はそういうタイトルでも要所要所に動画やアニメーションがふんだんに使われるので、そういう場面では厳しくなります。

 

MacOSX向けにはAir DisPlayというアプリも登場していて気になるところです。いずれWindowsでもこの手のツールが登場するかも知れません。またWindowsでも使えるものとしては、独自コーデックでストリーミングするらしき、Crazy Remoteなんてのも。これのiPad版には期待してみたいと思います。

KindleDXが電池切れエラーで動かなくなった時の覚え書き

KindleDXが「Critical Battery. Your battery is empty. なんちゃらかんちゃら…」と出たまま動かなくなりました。電池切れメッセージなので一晩充電しておいたんですが変化無し。つなぐと一旦はオレンジランプが点くんですが数分で消灯。つなぎ直すとまた点くがしばらくすると消える、の繰り返し。

どうもバッテリー減ったまま何度か起動に失敗すると無限ループに陥るみたいです。

んで、ググって解決策を見ると、ハードリセット手順として、

  1. 電源スイッチ(スライダー)をひっぱったまま30秒待つ
  2. スイッチを離し画面が点滅(FLASH)するのを待つ
  3. 電源をつないで2時間以上充電する

ということなんですが、30秒でも1分でも変化なし。画面が“点滅”というのも具体的にどういう状況なのかわからずしばらく悩みました。こりゃアメリカに里帰りかなぁという諦め感が漂いだした頃、「PCにつないだら復活した」という書き込みを発見。つないでしばらく放置してみたところ、次の現象が起きました。

  1. USBデバイスとしてマウントされた(ビボッ!音がした)
  2. しばらくするとアンマウントされた(ボビッ!音がした)
  3. そしてウサザの画面点滅!画面全体が真っ白と真っ黒交互に変わる文字通りの“点滅”でした
  4. その後はまた「Critical Battery」画面に戻る
  5. これを2,3回繰り返した後、いつもの起動画面がっ!

これで見事復活。データも消えてないようです。さっそく充電器につなぎなおして充電しています。

昨日も短時間ながらPCにつないでみてマウントする気配はなかったので、一晩充電しておいたことや最初のハードリセット手順の過程も必要だったと思われます。ただ、復活後にも電池残量はほぼ空のようなので実際には一晩の間にはほとんど充電されてなかったと思われます。

最近あんまり使ってないですが、驚異的な電池寿命に安心しきらずに一定の充電残量は保持した方が無難かも知れませんね。

2010.05.26追記

上記手順で復活後、一晩充電器につないでおいたんですが再発してしまいました。やはり持って来ていた(純正ではない)充電器、というかmicroUSB変換アダプタが悪かったみたいです。冒頭のすぐ充電が止まる現象が出て、バッテリーインジゲーターも「!」のまま。そこでPCにつなぐと復活できるってことは、、と思い、試しにPCに一晩つないでおいたところ無事満充電表示になりました。

ちなみに純正充電器の出力は1,000mA。今回試したものは最高2,000mAまでOKなモバイルクルーザーだったんですが…モトローラ-携帯やPocket WiFiみたいに充電には特殊は配線が必要な仕様になってるのかも知れません。