カラーブレイキングノイズ

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 DLP方式のプロジェクタの最大の欠点であるカラーブレイキングノイズ(色割れ、レインボーノイズとも言う)。見えない人は全く見えないので、「何をそんなに騒いでいるの?」と思われるでしょう。
 そこで、大変わかりやすい映像デモを発見したので貼っておきます。
3LCDの特徴/優しい画像
 ページ表示後、画面真ん中の「カラーブレークアップとは?」というリンクをクリックしてみてください。とてもわかりやすいアニメーションで実演されています。さすが、DLPの敵対陣営の液晶の利点を解説するサイトだw。
 実際にはこんなにゆっくり見えるわけではなく、画面上に白くて高輝度なものが素早く動いた時に、残像のように一瞬だけ見える感じです。
 基本的にはDLP方式の方が画質面では優れており、カラーブレイキングノイズが見えない人は本当に羨ましいです。
P.S.
 頭で理解することで、今まで気にならなかった人も気になり出しちゃうかも知れません。このリンク先を見たことで見えるようになったじゃないかっ!という苦情はお受けいたしかねます(^^;)。

スゴ録 RDZ-D97A ファーストインプレ

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 スゴ録 春夏モデルのRDZ-D97Aが届いて二日目。一通りの機能を試してみたので、ファーストインプレッションをば。

 昨日の今日なので、とりあえず(最大の関心対象であるw)アニメ中心の評価ですが。

■外観・設置周り

 RD-Z1がデカかっただけにラックはスカスカ感。軽くて設置も楽でした。背面に端子を指す時に前を押さえておかないと逃げちゃうくらい。

 フロントパネル内に小型の十字ボタンがあって、リモコンがなくしても基本機能は使える点は面白いですね。まぁ、ウチではあまりそういうことは起きないですが。後述のおでかけ・スゴ録でPSPをつなぐ為のUSBポートもフロントパネル内にあります(USB Aコネクタ)が、これは背面の方が良かったです。わざわざラック前までいかなくてもいつでもつなげる様に手元までケーブルを延ばしておきたいんですが、そういう場合、フロントパネルを開けっ放しにすることになってしまいます。DVカメラと違って、人によっては毎朝でもつないで使うポートでしょうから、抜き差しはPSP端だけにしたいですよね。せめてフタの外に出して欲しかった。

 基本ボタンが前面ではなく上面の手前にあるのは押しやすいと思います(まぁ、ほとんどリモコンで済んじゃいますが)。

 リモコンの小型ジョイスティックは小さめで押しにくいですね。ここはZ1の方が良かった。ただ、AVアンプの音量も操作できる点は良いです。

■デジタル放送画質

 こちらは満足しています。ゆうべ地デジのFateを720pのプロジェクタXV-Z3000につないで視聴したんですが、額縁放送にもかかわらず非常に精細でジャギーのない絵が出ました。同じ1080i出力でもRD-Z1の時にはこんなに関心しなかった気がします(すでに移設してしまったので同環境で比較できないんですが)。プロジェクタの場合。解像度に問題がなければ、ズームして画面一杯で観られますし(^^;)。

 その後の「うたわれるもの」ではややジャギーが。同じ額縁HD放送でもソース解像度とかに違いがあるんですかね?この辺りは視聴者側から知ることはできないので、追々、別番組でも比べていきたいと思います。

 ともあれ現時点でもっとも重要なFateがこれだけ綺麗に観られるのは嬉しいです。

■DVD画質

 これも感心しました。RD-Z1ではインタレ縞やジャギーが気になって使い物にならないという印象でしたが、それらがまったく感じられません。DVI接続したPC上でPowerDVDを使って再生するのと変わらないです。アプコン、インタレ解除機構の進歩なんですかね。D端子では480pまでしか出ませんが、HDMIで720p出力するのと違いはわかりませんでした。

 画質面だけで言えば常用してもいいかなと思いました。

■EPG(電子番組表)

 どっかのレビューにも出てましたが、ハイビジョン機としては横4チャンネル表示は時代遅れな感は否めませんね。実際、かなり不便に感じます。Z1に比べればページ遷移が遙かに高速ではありますが、せめて地上波主要チャンネルくらいは一覧したいですね。

 またデジタル番組表がラテ欄表示(横がチャンネル、縦が時間)なのに対し、アナログ番組表は従来同様、Gガイドの広告入り番組表で、縦横が逆(横が時間、縦がチャンネル)ってのはどうよ、と思います。同じことをするのに2種類のUIが存在するなんて…。また、RDと違い予約設定の自由度が低く、タイトルなどをカスタマイズできないのも不便ですね。例えば、EPG上では全角で「Fate/stay night」となってるのを半角に直したい場合、一度予約し、後から修正しないとダメなようです。後述の携帯からの予約にも関わるんですが、チャンネルも変更できないので、例えば「アナログ番組表で見つけた番組を予約して、デジタル側のサイマル(同内容)放送を録りたい」とか、「デジタルで録ってたけど、コピワンがウザいので、来週からはアナログで録りたい」なんて場合、違うUIの番組表で同じ番組を検索しなおして予約することになります。安全策の一環ではあるんでしょうが、こういう利用シーンもあることを意識してもらえたらなと思います。

 東芝RDシリーズは自由度の面では抜きんでていたせいもありますが、全体的にこのような自由度の低さを感じます。

 逆に微妙に感心したのは、EPG予約から毎週予約への変更時に、元々入っていた日付の曜日を反映した選択肢になる点ですね。他の多くのシステムでは、単純に毎日曜~毎土曜の選択肢が現れるので、ひとつ間違えると録画し損ねてしまいますが、これならその不安がありません。こちらは良い制約ですね。

■XMB

 基本はPSXや実家のWEGAと比べても変化無しですね。高速スクロール時に画面左にスクロールバーのような表示が出ますが、あんまり役立っていないような。

 XMBの弱点は項目数が増えたときの検索性の悪さです。本モデルでは録画したビデオをカテゴライズして一階層ツリーを深くすることで対処しています(オートグルーピング機能)。カテゴライズは、「地デジ、BSデジ、、」のような放送種別、「ドラマ、アニメ、、」のような番組ジャンル別などが使えます。「Fate、サクサク、、」など繰り返し予約の番組別にできるとどこかで読んだんですが、残念ながらそれは不可能のようです。ただ、ジャンルは「ドラマ、アニメ、、、」のようなEPG上の区分けとは別に15アイコンを割り振れるようになっており、好きな名前がつけられます。予約側でEPGお仕着せのジャンルとは別のアイコンを割り当てておけば、それ毎にグルーピングされるので、上限15とはいえ、実質的にはのフォルダ分け機能相当だと言えます。録画する番組って、EPGジャンルのすべてを万遍なくって人はいないはずなので、全部リネームできればいいのに、とは思いました。

 PSXからずっと持っていた違和感はそのまま。それはXMB表示状態が「ホーム」であることです。当時、CNETの記事にも書いたと思いますが、テレビ機器はやっぱりテレビが映ってる状態がホームの方が自然だと思います。例えば、ある番組を観ていて「ホーム」ボタンを押すとXMBが表示されます。ここでもう一度「ホーム」を押す分には戻れるんですが、例えば設定メニューなどに遷移して設定を変更した後は「戻る」ボタンを連打してもXMBのトップ階層までしか戻れませんし、「ホーム」ボタンを押しても消えません。もう一度、放送波->チャンネルと辿って今観ていた番組を選び直さなければならないワケです。いくらなんでもそりゃないだろ、と思いつつ色々探ってみたんですが、解決に至っていません。多分、そういう仕様なんだと思っています。もし「いや、こうすればできるよ」というのがありましたら是非教えてください。放送波、チャンネルが多いだけにかなり苦痛です。

■おでかけ・スゴ録

 録った番組をPSPにコピー(デジタル放送の場合はムーブ)して外出先で観られる機能です。あらかじめ設定しておけば、録画と同時にMPEG4 AVC(H.264)形式でもデータが作成されるので、転送自体は30分番組で3,4分です(QVGA/768Kbpsの場合)。

 QVGA/384Kbpsはハナから眼中にないので試してませんが、768Kbpsはかなり良い感じです。地アナソースでもゴーストやノイズはほとんど気になりません。やはりMPEG4と比べてレート辺りの画質が良いんでしょう。 

 逆にデジタル放送の額縁番組の場合、額縁が保持されてしまい使い物になりません。どうせ解像度変換を行うわけなので、サイドカットや額縁カットが指定できると良いのにと思います。

 ちなみに、アナログ放送を変換した場合のファイルはメモステをPCに指してファイルを取り出したり再生したりできますが、デジタル放送の場合はそのメモステ上でしか再生できないよう暗号化された状態になります。画質的にはアナログソースでも問題ないので、なら基本はデジタルで録画し、持ち出す可能性がある番組はアナログでW録画しておくか、ってことになるんですが、ならむしろアナログのMPEG2だけ削除、とかできても良いのになと思いました。現状はわかりやすさ優先なので、MPEG4ファイルの存在は極力意識させずに、元ファイルの裏に寄生しているような見えになっています。かなりマニア向けのUXだと承知で書きますが、地デジ録画番組に対し、アナログでサイマル録画したMPEG4を紐付けするような仕組みがあればなぁ、と思います。もっと言えば、シリーズものなどはMPEG2ファイルを削除してMPEG4だけPSP向けライブラリとして残せるAVセンター的には面白いでしょうね。TV再生には耐えない画質かも知れませんが、SLPみたいな画質設定もあるんだし、選択肢としてはあっても良いかと。また、メモステ経由でPCに保存もできるんですから、ネットワークで一括コピーってもアリなんでは?とも思ったり。

■携帯電話録画予約

 現状ではSO902iでしか利用できませんが、最近またSONY信者と化している我が家には揃っています(^^)/。

 最大の弱点はGガイドを使っている点ですね。広告が邪魔なのもありますが、地アナ番組しか録れない点が萎えます。とりあえず出先で備忘録的に予約して、帰宅後にデジタルのチャンネルに変更、ということも前述の制約によって不可能です。

 仕組み的には従来のメールベースの方式と違って、ほぼリアルタイムで予約できるなど斬新なだけに残念です。

■ルームリンク(DLNAサーバー機能)

 VGP-MR200を購入済みなので早速使ってみました。初期設定は比較的簡単。ただ、本当に「ネットワーク視聴もできます」の域を出てませんね。例えば、リビングで観ていた番組の続きを寝室でサクっと観られる、というものではありません。やはり検索性の悪いツリーメニューで同じ番組はどれかなぁ、と探し、該当シーンまで早送りし、といったことが必要です。ただ前述のグルーピングは反映されるようです。

 性能的に萎えるのは、せっかくVGP-MR200に光デジタル出力があるのに、ここからはデジタル放送の5.1chストリームは取り出せず、2chダウンミックスになってしま点です。寝室にはAAC 5.1ch対応のアンプがないので未確認ですが、カタログを見る限りそういう仕様のようです。

 またPCをDLNAクライアントにするSONY純正ソフトも発売になったようです。ただクライアントとして使う場合もVAIO専用なのかが明記されていないので、手を出しあぐねています。従来のVAIO Mediaは保証外ながら利用はできていたようなので、使えるのかも知れません。また、地デジVAIOのDTCP-IP配信がすべて2chダウンミックスな点からして、おそらくこれを使ってもサラウンド番組は楽しめないでしょう。まぁ、安いので人柱になってみてもいいかなとは思いますが。それともすなおにDiXiM2を買うか思案中。

■あまり使わなそうな機能

 「x-おまかせ・まる録」はどうかなぁ。一応、「新作アニメ」というプリセットがあったのでオンにはしてみました。次の編成期にその価値が試されます。HDDに余裕のあるうちに、もう少し遊んでみたいとは思っています。

 ダイジェスト機能は使わないですね。スポーツ番組とか観ないし、ニュースは勝手に跳ばされてもなぁ、という気がします。

 デジカメの写真を素敵なスライドショーにする「x-Pixt Story HD」も、サンプルを観た感じは綺麗で感心しますが、別に自分で作ろうとは思わないので、多分試さないでしょう。

 ハンディカムもせっかくMPEG2録画できるHDDモデルを買ったので、わざわざデッキで編集する意味はない。

 そもそもDVDは全く焼かない予感(^^;)。光学ドライブ無しモデルとかあれば良いのにと思う位。まぁ、DVD-Video再生能力は意外に高かったので、読み込みには使うかも知れませんが。

■とりあえずの総括

 まだ日が浅いですが、現時点の印象では、概ね満足です。

 長いこと東芝派だったので、RDで出来ていたことができなくなって、毎日の利用スタイルが崩れることを恐れていましたが、まぁなんとか適応できる範囲かな、というカンジです。細かい点では不満もあるし良くなった点もあるしでイーブンかな。できることが増えた部分でまだまだ完成度を高めて欲しい部分は多いですが。

 画質面は予想を上回る満足度です。

 東芝ではお約束の(笑)初期不具合も今のところ遭遇していません。

 1年前にRD-Z1を買った半分の値段で手に入れられたことを思うとお買い得感は高いモデルだと思いました。

VAIO UX !?

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ソニーの新型はスライド式キーボード搭載のVaio UX? – Engadget Japanese

 ウホ、イイ。VAIO Uの後継が出るという噂は2ちゃんで読んでましたが、これですかね。W-ZERO3のようにキーボードがついてるのが、Origamiよりもヨサゲ。右上のがトラックポイントみたいなポインティングデバイスなんでしょうかね。

 メモステスロットのサイズを元に、Operaでほぼ原寸と思われるサイズにして表示してみましたが、いい感じ。これで液晶がWSVGAだったら多少遅くても買いかなぁ。ポケットゲーム機にバッチリ。WVGAならDivXも見られるメール端末ってとこですかね。ともあれ、この手のデバイスで「PCであること」のメリットは通信もできる、ってことだと思うので、また日本モデルからだけBluetoothを省く、なんてしないで下さいね。>ソニーさん

SO902iのFelica感度

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 今日、サンクスのこのタイプのリーダーでEdy決済しようとしたら、なかなか認識してくれず。
 前も同じ店舗の同じレジで苦戦したことあったので、リーダーがイケてないんじゃねぇの?と試しにヨドバシカードを出してみるとあっさり認識。SO902iだと残額表示までは行くのにシャリーンと鳴ってくれない。
 で、新人っぽいバイトの人と置き方を変えたり試行錯誤してたんですが、先輩っぽい人が出てきて、横向き(側面を上に向ける、カメラ持ちみたいな向き)にして、リーダーから1cmくらい浮かせて2,3回ゆらゆらっと行き来させたらあっさりシャリーンが。
 普通、本体のFelicロゴ(機種によって裏だったり表だったり)をとにかくリーダーに近づけるのがベストだと思うじゃんよorz。
 まぁ、とりあえず皆さんもダメだったらこのやり方をお試しあれ。

ケーブルテレビのSTBを交換

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 連休中にテレビ録画環境を色々見直していて、tvkのFateのように額縁放送(16:9のコンテンツを4:3テレビで見られるように上下に黒縁を付加した映像を、そのまま16:9放送の地デジに流用するため、四辺に黒縁ができるという非常に納得の行かない放送形式)をできるだけ綺麗に録るには、サイドカットと呼ばれる強制的に両サイドの縁をカットして真ん中部分をズームアップする機能が便利と判明。もちろん元コンテンツが4:3の番組も同様ですね。同じ720×480でキャプチャするにしても、縁にビットレートを食われることがなくなり、より綺麗に録れるわけです。

 さて、この当面は当たり前に必要そうなサイドカット機能ですが、意外に装備している製品が少ない。調べた限りでは、東芝のレコーダーRDシリーズ(デジタル機のみ?)と、松下のデジタルチューナーくらい。

 で、幸いなことに我が家にはRD-Z1 Freedomがあるので早速テストしてみたんですが、あまり芳しくない。まず初期設定で接続テレビの画面比率を「4:3ノーマル」に設定しないとダメ。普段は16:9テレビをつないである我が家では激しく不便。また、再生時に「終了」ボタンを押して起動するものの、停止したりサーチしたりする度に解除されてしまう。これでは事実上使い物になりません。

 で、松下のチューナーはなんと予約毎に指定までできる様子。つまり、あらかじめ額縁放送だと分かっている番組であれば、サイドカット指定しておくことで、ズーム済みの絵をレコーダーに渡せるということです。むむ、しかしこれだけのために6万の投資は悩ましいなぁ。

 と思いつつふと気付きました。スカパー圏外な我が家では、ほとんどAXNとスーパーチャンネルのためだけに泣く泣く無駄に高いケーブルテレビ(イッツコム)を利用しているのですが、そのケーブルチューナー(STB)が松下製。もしやと思って調べると、残念ながら我が家のモデルはダメなんですが、今配布されているTZ-DCH505ならサイドカット搭載。もちろん予約毎の指定もできる様子。

 早速イッツコムに交換してもらえないか電話したところ、アッサリOK。しかも来社受け取りなら費用もかからないとのこと。しかも今すぐにでも受け取れるとのこと。イッツコムの営業所まで自転車で10分の距離なので、早速ゲットしてきました。

 ハード的には今までのDCH500のマイナーチェンジのようなものなので、交換作業はあっという間に終了。

 よし、これで額縁放送もより綺麗に録画できるぞ、と。AXNとスーパーチャンネルのためだけには割高だと思ってたイッツコムで、ちょっぴり回収できた気分(^^)/。