ケーブルテレビのSTBを交換

 連休中にテレビ録画環境を色々見直していて、tvkのFateのように額縁放送(16:9のコンテンツを4:3テレビで見られるように上下に黒縁を付加した映像を、そのまま16:9放送の地デジに流用するため、四辺に黒縁ができるという非常に納得の行かない放送形式)をできるだけ綺麗に録るには、サイドカットと呼ばれる強制的に両サイドの縁をカットして真ん中部分をズームアップする機能が便利と判明。もちろん元コンテンツが4:3の番組も同様ですね。同じ720×480でキャプチャするにしても、縁にビットレートを食われることがなくなり、より綺麗に録れるわけです。

 さて、この当面は当たり前に必要そうなサイドカット機能ですが、意外に装備している製品が少ない。調べた限りでは、東芝のレコーダーRDシリーズ(デジタル機のみ?)と、松下のデジタルチューナーくらい。

 で、幸いなことに我が家にはRD-Z1 Freedomがあるので早速テストしてみたんですが、あまり芳しくない。まず初期設定で接続テレビの画面比率を「4:3ノーマル」に設定しないとダメ。普段は16:9テレビをつないである我が家では激しく不便。また、再生時に「終了」ボタンを押して起動するものの、停止したりサーチしたりする度に解除されてしまう。これでは事実上使い物になりません。

 で、松下のチューナーはなんと予約毎に指定までできる様子。つまり、あらかじめ額縁放送だと分かっている番組であれば、サイドカット指定しておくことで、ズーム済みの絵をレコーダーに渡せるということです。むむ、しかしこれだけのために6万の投資は悩ましいなぁ。

 と思いつつふと気付きました。スカパー圏外な我が家では、ほとんどAXNとスーパーチャンネルのためだけに泣く泣く無駄に高いケーブルテレビ(イッツコム)を利用しているのですが、そのケーブルチューナー(STB)が松下製。もしやと思って調べると、残念ながら我が家のモデルはダメなんですが、今配布されているTZ-DCH505ならサイドカット搭載。もちろん予約毎の指定もできる様子。

 早速イッツコムに交換してもらえないか電話したところ、アッサリOK。しかも来社受け取りなら費用もかからないとのこと。しかも今すぐにでも受け取れるとのこと。イッツコムの営業所まで自転車で10分の距離なので、早速ゲットしてきました。

 ハード的には今までのDCH500のマイナーチェンジのようなものなので、交換作業はあっという間に終了。

 よし、これで額縁放送もより綺麗に録画できるぞ、と。AXNとスーパーチャンネルのためだけには割高だと思ってたイッツコムで、ちょっぴり回収できた気分(^^)/。

 

スゴ録 RDZ-D97A予約しちった

ハードディスク搭載DVDレコーダー「スゴ録」

 今月中旬発売予定のRDZ-D97Aを予約しちゃいました。主な特徴は、

  • MPEG-TSで録った番組も配信できるDTCP-IP対応DNLAサーバー
  • MPEG4/AVCでコンテンツをPSPに転送できる「おでかけスゴ録」
  • ケータイ(SO902i)からリアルタイム予約

あたりです。

 デジタル録画機としてはRD-Z1がありますが、さすがに第一世代だとDVDのアップスケール再生が1080iしかできず、702pな我が家のプロジェクタには合わないのと、バグ(というか故障?)でD3出力するとデジタル出力音声が途切れまくる現象が出ていて、ハイビジョンとサラウンドが排他というアフォな状態。ただ毎日使うものなので修理に預ける気にもなれず、買い換えるかってことに。

 実はDVD&HDDレコーダーはここ4代は東芝のRDシリーズ指名買いでした。編集関係の自由度の高さを買ってのことです。ただ、最近はDivX保存主体で、ほとんどDVD-Rに焼くということをしなくなりました。実際、RD-Z1を去年の3月から使っていて、内蔵ドライブで焼いたのは1度か2度くらい。ほとんどタイムシフト用。時々PCからMPEG2を吸い出せるのが重宝してますが、所詮それができるのはアナログ放送番組だけだし、だったら最初からPCでゴニョゴニョしてキャプチャする方がいいかなと。

 というワケで、次は別にRDにこだわらなくてもいいや、とは思っていたんです(RD-Z1の不具合っぷりにウンザリ、という説も)。

 で、せっかくリビングと寝室双方に720p環境ができたので、ハイビジョン番組もIP転送して観たいぞ、と。すると現状唯一それが可能なのがこのスゴ録の夏モデル上位2機種なんです。まだDTCP-IPに対応したPC用のDLNAクライアントは未発売で、 今買うなら同じSONYのルームリンク という選択肢しかない。これもD3出力なのでどうかなとは思いますが、まぁPC用クライアントが出なさそうなら買うんだろうな。

 お出かけスゴ録は去年出たアナログ機で気にはなってたんですが、今更PSPのためだけにアナログ機を買いますのもなぁ、と見送ってました。自宅視聴にメインで使うデジタル機の付加機能としてつくのであれば歓迎です。PSP専用ですが、ウチにあるし!

 ケータイ予約は、一見すでに多くの機種やPCキャプチャ環境で実現してると思われがちですが、それらはメールを介した仕組みで、予約から番組開始時間のあいだにレコーダーがメールをチェックしないと反映されず、放送直前の滑り込み予約とか、電気店の店頭とかの出先で「あ、これ録っとこう」と思った番組を録る、なんて用途には使えませんでした。しかし、この機種はほぼリアルタイムで反映されるとのこと。多分ルーターに穴あけるとかして直接アクセスするんでしょうね。現時点で、対応機種はSO902iですが、ウチにあるし!

 ってことで、久しぶりにSONY囲い込み戦略に乗ってみようかと思っていますが、果たしてそこにはどんなユーザエクスペリエンスが待っているのか?レビューをご期待下さい。

S/PDIFが使えず一日つぶれた件

 Z3000で一番綺麗にDVDを観られるセッティングをつめていて、現在我が家にある、

  • 東芝RD-Z1(D3)
  • 松下DVD-S75(D2)
  • PCでPowerDVD6(D-sub 1280×768)

で比較。結果、PowerDVD>DVD-S75>>>RD-Z1という結果でした。DVDレコーダーとしては高級機であるはずのRD-Z1が悲惨な結果に。D1では古いVHSのような眠い絵になるわ、D2、D3ではなぜかインタレ縞が見えまくりでとても視聴に耐えるシロモノではありませんでした。思わずHDMI付きの高級プレイヤーを買いに走りそうにw。

 DVD-S75@D2はなかなか。ただ一部字幕にゴミがついてしまいorz。

 そしてやはりPowerDVDマンセー。単に上記問題が発生しないだけでなく、解像度感も最高。やはり最新のソフトウェアアルゴリズムによるアップスケール&デインタレ処理が優秀なんでしょうねぇ。マウス+スライダーが使えるのでスキップ操作も家電プレイヤーのリモコンよりも遙かに使いやすい。やはり当初の予定通り、映画はHTPC(Home Theater PC)でという方針で。

■S/PDIFが使えないっ!

 上記決断までは早かったのですが、そこから問題が発生して結局丸一日つぶしてしまいました。PowerDVDからオンボードのS/PDIF(光出力)が使えない。普通にアナログ2チャンネルとしての音は出ているので、ケーブリングなどの問題でもないし、デバイス自体が動いていないわけでもない。ただPowerDVDの出力メニューにS/PDIFという選択肢が出てこない。つまり、Dolby 5.1chやDTSのパススルーが使えない。

 本当に丸一日つぶして、いろいろやりました。まずデジタルあきらめてアナログを使ってみてもちゃんと出力されない。次に外付けのUSBオーディオやPCIのサウンドカード二種を試すもダメ。どうもオンボードサウンド自体の問題ではナサゲ。さらにPowerDVD以外のソフトDVDプレーヤーの手持ちや体験版を片っ端から試すもダメ。ほとんどあきらめかけた時に、海外の掲示板で同じRealtekのALC880チップのマザーで、アナログ6ch出力のアサインがデタラメになるという書き込みが。この人も他のサウンドカードを試して同じ現象になったらしい。誰もコメントついていないけど、この人の自己レスでLogicoolのWebcamドライバを消したら解決したとある。あー、ウチもそれ入ってるわ。で、消したらアッサリS/PDIF認識。

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

 まさか、WebCamのドライバがサウンド周りを阻害してるとは思わないよorz。まぁ、考えてみればこのWebCamはマイク内蔵だけど。あーもー、このやるせなさw。とりあえず誰かの参考になるよう、こちらに記しておきます。

 くそー、明日はようやくできたこのステキ環境で映画みまくるぞー。

#ちゅうか、新しいWebCam買いにいくかw。

 

今更ですがZen Visionとか

 こないだW-ZERO3でVGAなDivXを再生してみて、イイカンジだなと思ってたんですが、やはりminiSD環境ではたいした本数を持ち出せません。やはりHDDタイプでVGA液晶でDivX対応なものはないかと物色。

 まずは出たばかりのEPSONのP-4500がヒットしたんですが、現物を見るとやはりデカい。電車でつり革つかんで片手で保持するにはツラい。さすがに80GBは入らないしなぁ。

 数日前からそんなことを考えてたら、今日たまたまCreativeのZen Visionを発見。なんと要求スペックを満たしてるではないですか。今まで、単純にZen=Windows Mobile software for Portable Media Centers機だと思っていたので、WMV専用だとばかり。アレとは別機種だったのね。それに液晶もVGAだとは知らなかった。値段も随分こなれてきていて、yodobashi.comで\49,800-16%、Amazon.co.jpで\40,800-\3,500ギフト。MPEG2が頑張っても2Mbps程度しかダメっぽいので、キャプチャした生ペグを直でって使い方には向かないけれど、DivX動画なら無問題(~D1/1.5Mbps)。

 フル画面iPodが本当に出るなら、今買うのはどうかと思ったけど、今更ライブラリをDivXから他の形式に変更するわけにもいかないしなぁ、と。まぁ、出たら出たでそん時だ。

 時計を見るとヨドバシ町田閉店まで1時間程度。車でとばしてゲットしてきました。店頭だと13%還元だったので、Amazonの値段を出して対抗してくれと頼んだところ、同じ\40,800(ポイント無し)にしてくれました。まぁ、ギフト分高いけど思い立ったらすぐ欲しい派だから良し。

 動画ファイルの転送には専用ツールが必要だけど、再エンコなどは無しで送りこめるので、まぁ良し。今まで使っていたPMP-1200はタッチパネルだったのでシーク操作が楽だったけれど、それ以外に関してはZenの方がハードキーが充実していて使いやすいですね。問題のレジュームは同じで、ファイル毎の記憶ではなく、最後に再生したファイルの再生点を記憶できるのみ。音楽や写真、果てはPIMデータまで表示できるけど使わないからどうでも良い。むしろ、iPodのようにトップメニューの項目を取捨できる点を評価。ビデオ以外は全部消したったw。

 外部AV出力はひとつのコネクタで映像、音声が通るので、別になってるPMP-1200より便利。見かけはよくあるDVカメラなどで使う三極ミニプラグのタイプ。結線まで同じかどうかはまだ調べてないす。

 CFスロットからのファイルコピーもできるので、フォトストレージにも使えますね。Everio用に買ったものの、結局一回も使わないままEverio売ってしまったPD70Xも処分しよう。

 さて、概ね良好なZen Visionですが、実は肝心なところで不満があります。それは液晶の品質。VGAの精細感は良いんですが、

  • 色がやたら青い(色温度が高い)
  • 視野角が狭い

という問題が。肌色とか不健康そうだし、視野角もなんというか右目と左目で色差があって視野闘争でも起きそうな感じw。色調整も一切できない。うーん、慣れるかなぁ。視野角については実際に電車などの屋外使用をしてみないとなんとも。ヨドバシ町田では1Fにも3Fにも展示機があったにもかかわらずどちらもバッテリがはずされていて、液晶はチェックできなかったんですよね。

 とりあえずビザビで液晶保護シートをオーダー。

XV-Z3000到着

 今朝方、アバックからXV-Z3000入荷の知らせがあり、早速午後イチで取りにいってきました。 まだ三台目くらいとのこと。2ちゃんにも専用スレたってないし、あまり注目されてないのかしらん。

■接続周り

 いきなり問題発生。PCのDVI-D出力を、HDMIアダプタ経由で入れてみたんですが、どうしてもドットバイドット表示ができませんでした。上の方につぶれてしまったような出画になります。マニュアルにも「DVI->HDMIは正常に表示できない場合があります」とあるので仕様ですかね。

 D-Subなら問題なし。ズームの選択肢の中に「ドットバイドット」というのがあって、1280×768で出ます。これが10mケーブルの割にはなかなか精細に出てるので、とりあえずDVIのことはキニシナイことにしましたw。ちゃんと表示できたとしても、わざわざDual DVIなビデオカードに買い換えるほどではないな、ということで。

 あと品質優先なのかD端子が省かれてコンポーネントが2系統になっていたので、AVラックからの5mケーブルも買い直し。これだけで1マソorz(まぁ、半額以下の選択肢もあったんですが、どうせならと)。

 ついでに→のD端子セレクタ も購入。入力4出力3のアクティブ型で、液晶テレビとプロジェクタに独立で送り込めるので便利かなと。

 てか、Amazon安いなorz。最近こういうパターン多いなぁ。外で買ってきて、ブログで紹介しようとAmazonで探したら安かった、ってケース。\3,000ほど損した…

 HDMIはチャレンジせず。デジタル放送はD端子でも1080iで送れるし、ソースが480iなDVDをプレーヤーで1080iにアップコンバートして、プロジェクターで720pにダウンコンバートするのはどうよ、と。DVDはPC再生がメインだし。まぁ、気が向いたらふらっと買ってきて試すかも知れません。

■画質

 AE500と並べて比較したワケじゃないですが、やはり黒がちゃんと黒くて全体にシマった印象です。Xbox360で720pな静止画なんてかなりハっとします。色味も全体的に鮮やかさが増した気がします。 さすが1:6500

 ただ、じゃぁもうAE500じゃ観る気もおきないから売ってしまえ、というほどでもないですね。AE500も充分現役。Z3000をリビングで映画用、AE500は寝室でゲーム&Web用ってことで。今まではPCとプロジェクタが載った低めのPCデスクをゴロゴロと部屋間で行き来させてたんですが、それをしなくてよくなったワケです。実はそれが今回の目標(←バカだよなぁ(^^;)…)。

■カラーブレーキングノイズ

 えー、結論から言えばまだほんの少しだけ見えます。でもイライラするほどではないし許容範囲かなぁ、という感じ。見えるケースも少ないし、見えても振れ幅は極小。「カラーブレーキングノイズ」という言葉を知らなければ認識もしないかもという程度。「カラーブレーキングノイズはどうかな?」という目で見ているから気になる程度。

 HC3000でも気になったXbox360のリッジレーサーの最初のコースだったかの道ばたの白い杭。あそこをドリフトで流すと、白くコントラストの高いオブジェクトが横に高速に動く絵になるので、さすがに視認できちゃいます。けど、HC3000よりは見え方も軽いかな、という感じ。

■ファンノイズ

 こちらもやはり大き目な印象。ただ作品を見始めてしまえば全然気にならないですね。相当静かなシーンではわからないですが、ウチはそれ以前にサーバーとか動いてて環境悪いからw。

■それより…

 久しぶりにRD-Z1をD端子出力切替をD3モードにしてみたらAACの音が出なくなってるorz。前から途切れたりはしてたし、2ちゃんでも同様の現象が何件か報告されたけど、完全に無音になってるよ….。これじゃアナログステレオ2ch以外使えないやんけ。

 やたら値下がりしているX6あたりに乗り換えようかという気がしてたのを後押しされてしまうなぁ。