DVD-A1XVA試聴してきました

 前のエントリで書いたDVD-A1XVAですが、ヨドバシ横浜に展示があったので試聴してきました。Victorの70インチのリアプロに(多分)1080iでつながってたんですが、正直期待したほどではなかったです。リアプロだけにやたら視野角が狭くて色が悪いってのもあったんですが、解像度的には「所詮SDはSDか」って感じ。

 Fateの1巻持ち込んでみました。チェックポイントは

  1. OPの凜が振り返ってるカットの髪の揺れで破綻が起きないか?
  2. OPでシロウが夜空を見上げるカットで縦スクロールがスムーズか?
  3. OPで座ったアーチャーが横スクロールするカットで眉毛の斜め線にジャギーが出ないか?
  4. OPでアーチャーvsライサーの剣戟での高速な動きで破綻がないか?
  5. EDで揺れるセイバーのアフォ毛にジャギーが出ないか?

などですw。3.と5.はおそらく誰が見ても良否がハッキリするポイントだと思います。FateのDVDをお持ちの方はお試しください。

 3.はI/P変換がショボイとガタガタになるのでかなり萎えます。ウチではPowerDVD6 + AVIVOとスゴ録D97Aは大丈夫ですが、他はソフト、ハード共にダメなものばかりです。

 5.の揺れるアホ毛はあらゆる角度の斜め線が発生するので厳しいカットです。しかも徐々にズームアウトしていくので、ドットサイズに対する解像度がどんどん落ちていきジャギーが出やすくなります。しかし、アホ毛フェチのσ(^^)としてはこういうところこそ綺麗に魅せてくれるプレーヤーを欲しているワケです。「ハガレン」見ててもやっぱりエドのアホ毛が一番ジャギーが気になる部分でしたしw。

 スゴ録でも1,3,4は満足です。5に関してはAVIVOの方がベター。

 2のスクロールの滑らかさは程度問題なので、実際どこまで上があるのかよくわからないんですが、もちっと綺麗だといいな、という位。

 で、DVD-A1XVAなんですが、一番期待していた5.がそれほどでもなかたんですよ。多分スゴ録よりはジャギーは出てないんですが、やや線が太る感じ。モニタのせいかもは知れませんが。アバック横浜ならウチと同じプロジェクタで試聴できるかなぁ。

 少なくとも35万をホイっと出すほどの感動はなかったので、とりあえずAVIVOの残像現象をなんとかできんもんかと、Radeon X1600のグラボを購入。ここまで話題にあがらないんだから、個体の問題かと。しかし結果は惨敗。やっぱり出ましたorz。>残像

 あと、DVD-A1XVA、というかDENONの高級機はリモコンがやたらデカい。というか分厚い。その点も萎えました。やっぱりユーザビリティでいえば、PowerDVD+ワイヤレストラックボールが一番快適。その意味でもAVIVO問題を解決したいなぁ…

ジャギーのないアニメのためにン十万のDVDプレーヤーが欲しい

 mixiにチラっと書きましたが、このDVDプレーヤーを買おうかけっこう真面目に悩んでいます→。実売35万くらい。再生専用機でこの値段。別にHD DVDやBlue-layが観られるわけでもなく、単なるDVDプレーヤーです(厳密にはDVD-AudioやSACDも聞けるユニバーサルプレーヤー)。

 今時TSUTAYAにでも行けば\4,980でプログレッシブなDVDプレーヤーが買えるご時世に、なんでこんな高い製品が存在してるんだろう、と思ってました。ところが、こないだ買ったスゴ録がなかなかの画質で嬉しくてつい『鋼の錬金術師』全51話+劇場版をマラソン視聴してたんですが、じっくり観だすと荒も見えてくる。特にジャギー。アニメでは特に気になるシロモノです。主にはインターレースの映像をプログレッシブに変換(I/P変換)する際に、斜め線で発生しやすいようです。DLPプロジェクタのカラーブレーキングノイズと一緒で、気にしだしてしまうとどうしようもなく、どんなに熱中して視聴していても「あ、見えたっ!」と感じてしまう自分がいる。そこでとにかくジャギーが発生しない環境でアニメを心ゆくまで楽しみたい、という気持ちが、買い物回路に接続されました。

 I/P変換は、プレイヤー、AVアンプ、プロジェクター(モニタ)それぞれに回路を搭載しています。プロジェクタは買ったばかりなので除外。AVアンプは汎用性が高そうですが、逆にDVD以外でI/P変換をしてまでこだわって視聴するソースはナサゲなので、だったらやはりソース段階で処理するのが一番性能が良さそう、ってことでプレーヤーで処理するソリューションを前提に。

 プロジェクタが720pなので、720pへスケーリングできることも必須。

 普及価格帯(といっても3~数万)のプレーヤーではファロージャ製のチップが評価が高いらしいく、PanasonicのS97あたりがまず候補に。

 次に、元々並のプレーヤーより性能が良いと思って愛用していたHTPCを調査。ATIのRadeon X1*00系に搭載された動画再生支援機能Avivoがイケてるらしい。搭載グラボでPowerDVDでハードウェア支援をオンにするとPowerDVD内部のデインタレ機構の代わりに使われるようになります。PC自体を720pのドットバイドットでプロジェクタに入れてやれば、かなり滑らかな絵が出ます。ただ、現行ドライバのバグなのか、前のカットの残像がうっすら残るという現象が。ちょうどCRTで焼き付いたような感じ。海外の掲示板でサポートに連絡した人がいて、「現状回避方法はない」という返事をもらったらしく、ドライバ更新待ち。全てのRadeonで出るのかなぁ。でないならすぐにでもグラボを換えるんだけど…。ただ、概ね綺麗なんだけど、やっぱりジャギーが出る時はある。これはスゴ録とはまた違ったとこで出たり。たぶんコマ処理の性能が得手不得手あるんでしょう。残像バグさえ治ればとりあえず手持ちでは最強。ただ動きの滑らかさでも時折不自然さを感じることはあって、専用機ならこの辺ももっとマシなのかなぁと思ったり。

 さて、そうこうしているうちに見つけたのが、HQVベンチマークDVDという、シリコンオプティクス社が出しているDVDプレーヤーやモニタの性能評価をするDVDソフトを知りアバック通販で入手。上述の斜め線など、一般にDVDプレーヤーやTV機器が苦手な映像が盛りだくさん入っていて、処理性能を試すことができます。例えば、こういう斜め線が揺れる映像なんかは如実に差が出ます。なかなか綺麗だと思っていたスゴ録は全然ダメ。むしろ480iで出力してプロジェクタに処理させた方が綺麗でした。我が家でもっとも高級なDVD再生機であるはずのRD-Z1もダメ。PowerDVD+Avivoはほぼ無問題。右側の映像に近い滑らかさでした。

 実はこのシリコンオプティクス社というのは前述のファロージャと同じく、I/P変換やスケーリングの処理チップを開発している企業で、ようするに「我が社のチップならこれらのテストをクリアできまっせ」という販促商品に近いDVDだったりします。出来レースみたいなもんですねw。で、このシリコンオプティクス社のREALTAというチップを搭載した国内唯一のプレーヤーが冒頭の定価40万超のモデルというワケです。国内では他にYAMAHAの100万クラスのプロジェクタに搭載例があるのみのようです。出来レースとはわかっていても、やはりこれらのテストでことごとく好成績を出せるのならさぞや素晴らしいジャギーレスな絵が出るのだろうと。実際レビューなんかをみてると、SDなのにHDと見まごう解像度感だとか。うーん、どうせまだ数年はSD DVDが主流だろうし、現在所持しているコレクションをもっとも美しく再生する環境として一台持っておいても良いかなぁ、とか思っちゃうワケです。

 でも、VAIO type U買っちゃったしなぁ。来月出るカーナビも予約しちゃったし。スゴ録もプロジェクタも買ったばっかだし….。いくら還付金返ってきたからって、そろそろ財布の紐を通常モードに締め直さないとなぁ。

 てなことを考えていた矢先、Hi-Viだかの今月号で、REALTA搭載の下位モデルが来月あたりに出るというスクープ記事を発見。元々、REALTAはI/P変換もスケーリングもこなすチップなのに、DVD-A1XVAはI/P変換にしか利用せず、スケーリングはまた別の高級チップを使うという贅沢仕様だったんですが、どうやら下位機種では両方REALTAにやらせて、価格を20万くらいに抑えてくる模様。うーん、それはそれで手頃かも。あとA1XVAはデカすぎ(^^;)!

 来月になれば、ATIのCatalistドライバも6.5が出てバグが治るかも知れないし、もうちょっと様子見ですかね。その間に、どっかのショップで視聴をしてみたいと思います。ただそんな高級機のデモやってる店にアニメのディスクを持ち込むのも気が引けるチキン野郎…(^^;)

VAIO type U予約完了

 結局買うかどうしようか真面目に考えないうちに予約受付日になってしまったので、なし崩しで予約してしまいました。

 もちろんソニスタのオーナーメイドモデル。WinXP Pro、CoreSolo/U1400、30GB、日本語キーボード。Bluetoothヘッドセットは2つもあるのでいらん、と思ってたんですが、待ち受けが11日くらいできるらしいのでやっぱりゲット。ポトリも充電くらいにしか使わなそうだから買わないつもりだったけど、後で買うと\19,800、セットなら\7,000なんで買っといた。で液晶保護シートをつけたら微妙に20万オーバー。なんかハメられた気がするw。

 ソニスタのスター(今まで買い物したポイント)が2,600くらいでなかなか申込み受付メールがこなくてやきもきしてたんですが、なんとか「5月下旬」で確保。最速組は5月30日表示らしいんですが、つまり5月31日に到着ってこと(^^;)?店頭販売よりは遅いですが、まぁスペックがオーナーメイドモデル以外あり得ないので仕方なし。

 実は今日は外出の予定があって、ギリギリまで自宅でPCの前に粘ってたんだけど結局間にあわず。電車で移動中にメールが届いて、W-ZERO3で注文にトライしたもののNG。OperaはSSLが通らないし、IEはJavaScriptの問題かスペックをいじっても金額が見積もり表示されない。結局M200を取り出してBluetooth経由でダイアルアップし、駅から打合せ場所に疾走しながらペンで注文しましたw。うーむ、やっぱW-ZERO3は使えネー。解約するか、typeU用にCFカード型にでも機種変しようかなぁ。

画面輝度を落とすスクリーンセーバー

スクリーンセーバー KURAKU [Vector]

ありそうでやっぱりあったソフト。画面輝度を落とすスクリーンセーバー。もちろん輝度を落とすといっても単純に真っ黒にするだけならWindowsの標準機能でできるわけです。やりたかったのは、暗くしつつも内容は読めるって状態。リビングをホームシアターとして使っている時に、脇にあるPCモニタを薄暗くしておければ、プロジェクター映像を邪魔せず、なおかつエンコ作業などの状況はアンビエントに表示できます。

液晶モニタの輝度を落としているわけではないので、省電力効果は見込めないかも知れませんが。

内容なら作ってみるべか、と思いましたが、しっかりありました。ありがとう、作者の方。

カラーブレイキングノイズ

 DLP方式のプロジェクタの最大の欠点であるカラーブレイキングノイズ(色割れ、レインボーノイズとも言う)。見えない人は全く見えないので、「何をそんなに騒いでいるの?」と思われるでしょう。
 そこで、大変わかりやすい映像デモを発見したので貼っておきます。
3LCDの特徴/優しい画像
 ページ表示後、画面真ん中の「カラーブレークアップとは?」というリンクをクリックしてみてください。とてもわかりやすいアニメーションで実演されています。さすが、DLPの敵対陣営の液晶の利点を解説するサイトだw。
 実際にはこんなにゆっくり見えるわけではなく、画面上に白くて高輝度なものが素早く動いた時に、残像のように一瞬だけ見える感じです。
 基本的にはDLP方式の方が画質面では優れており、カラーブレイキングノイズが見えない人は本当に羨ましいです。
P.S.
 頭で理解することで、今まで気にならなかった人も気になり出しちゃうかも知れません。このリンク先を見たことで見えるようになったじゃないかっ!という苦情はお受けいたしかねます(^^;)。