LinskMateでデータSIMを音声契約に変更したメモ

現在、自分のサブ端末と姪二人の回線をLinksMateのSIM追加機能を使って運用しています。主回線の高速データ通信容量を最大5枚のSIMでシェアできます。2枚目以降のSIMが、

  • データ通信: 110円/月
  • データ通信+SMS: 242円/月
  • 音声+データ通信+SMS: 462円

と比較的安価に追加できるので、サブ端末がたくさんある人にはお得度が高いと思います。以前はSIMの発行と廃止のコストが高めだったんですが、それも廃止され更にeSIMが選べるようになり、SIM発行時の郵送料1,000円が不要になったので、発行も550円とお手頃になりました。

で、これまで中高生で通話はLINE足りていた姪達のうち上の子がバイトをするのに連絡用の電話番号が欲しいということになり検討。050アプリ系は着信に不安や不便があるので除外。初期手数料も気にせずランニングコストを重視。

端末はiPhone SE 2世代目でeSIMが使えるので、

  1. LinksMateのSIMを音声オプション付きのeSIMに追加する(追加SIMの差額+220円)
  2. LinksMateのデータ通信SIMのまま、povo2.0のeSIMを追加(基本料0円)

の2択まではすぐに絞り込めました。

Apple iPhone SE(第2世代) 128GB ブラック SIMフリー (整備済み品)

Apple iPhone SE(第2世代) 128GB ブラック SIMフリー (整備済み品)

32,065円(01/23 02:33時点)
Amazonの情報を掲載しています

自分から電話をかけない限り追加料金が発生しないpovo2.0も魅力でしたが、姪が既にバイト応募先に(通話できないと知らずに)データ通信SIMの070番号を伝えてしまっていた事情があり、その番号のまま音声回線に以降できるなら1.かなと考えました。先に結論からいうと番号は変わってしまったのですが、変更ページに明記されていなかったこと、番号が070だったのでそういうこともあるかな?という期待で進めてしまいました…

■eSIMなら手続きも早い!時系列まとめ

今後、下の子も音声回線が必要になった時のために覚え書き。

まず音声回線の場合、(犯罪使用を防ぐため)厳密な本人確認が必須になります。eSIMの場合、eKYC認証というスマホのブラウザからカメラで身分証と自分の生顔を撮って送信する手続きが使えます。また姪は未成年のため、本人認証の対象は契約者である自分で、SIM別に利用者を別途登録する形になります。オンラインで完結でき、姪と離れたところでも全手続きができました(最後に姪のiPhone上でeSIMとプロファイルのインストール作業が必要)。

審査と既存SIMの停止のタイミングがわからず、どれだけ不通時間が発生するかわからなかったので、姪が自宅にいてLTEが止まっても困らない時間帯に作業。LinksMateの開通作業は21時までみたいなので、それを過ぎて手続きすると翌日開通になってしまうため、夕方頃に作業。

・申し込み手続き

まず既存のSIM一覧をみて、どれが該当の電話番号のSIMか確認します。手元のメモだと二人の姪が入れ替わっており危なく違うSIMをコンバートしてしまうところでした。最終確認大事。

SIMのサイズ変更メニューで、音声ありのeSIMを選び差額や手数料のプレビューをチェックして申し込みをします。PCで手続きしましたが画面にeKYC認証手続きのためのQRコードが表示されるので、そこからスムーズにスマホ作業に移れました。以下、案内メールのタイムスタンプ入りでまとめておきます。必ずこの時間で処理される保証はありませんのであしからず。

16:34 「SIMカード変更申し込み完了のお知らせ」メール到着

おそらくPC側で申し込みボタンを押した時点で送信されたと思います。こちらはその後すぐにスマホでeKYC認証の手続きを完了させました。完了画面には「審査は通常1日ほどいただきます」と書かれていました。

ちなみにメールに記載されている電話番号は契約者情報として登録した番号で、自分の場合LinksMate契約の番号ですらありません。どのSIMを変更したのかメールからは読み取れず若干不安に…

17:11 「本人確認書類確認完了のお知らせ」メール到着

本人確認終了後の作業として、iPhoneの固有番号であるEIDという32桁の数字を提出する必要があります。「設定」アプリの「情報」で調べられるので、再びPCブラウザからマイページにアクセスして登録しました。この作業と、下記2つのイベントの前後関係がちょっと曖昧です。

17:19 「決済完了のお知らせ」メール到着

17:25 姪から圏外表示になったとLINEで連絡

ともあれeSIMを入れる端末のEIDを送信することでeSIM発行手続きが進みます。自動処理で一瞬で終わるかと思いきや、その場でリロードしても「発行中」から進まず、先に既存のAPNプロファイル削除とSIMカード取り出しを進めました。もしかすると同じLinksMateのままならプロファイルの入れ直しは必要ではなかったかもですが、一応インストール手順に沿うためにあらかじめ抜いておきました。

17:30 「eSIM開通手続きのご案内」メール到着

これでメール内リンクから辿るとeSIM設定のためのQRコードがブラウザで表示されます。これをLINEビデオ通話で映して姪のiPhoneでインストールしてもらいました。

その後で画面共有してもらいAPNプロファイルの再インストールまで完了。

やっぱり電話番号は変わるのね…

無事作業が完了したのでさっそく下の070~の番号にかけてみるも「おかけになった番号は現在使われておりません」と言われる。はて、念のため「モバイル通信」をOFF->ONしてもらうも変わらず。

もういちどステータスをみるためにマイページにいってSIM一覧をみると、、、070だった番号が似ても似付かない090に変わってましたとさ。まぁ、やっぱりそうですよねー。MVNOの中にはデータSIMの番号をMNP転入して音声回線にできるところも見付かったのでもしやと思ったんですが。

結局、姪にはバイト先に新番号を知らせてもらうことに。まぁ逆に言えばそれ以外でこの番号を使ったことはないので特に不満も言われず。強いて言えば、ほぼ同時に申し込んだせいか、姪二人のデータSIM番号の下4桁が揃ってたのが残念。しかもaabaと覚えやすかったんですが…

■まとめ

ということで、手数料550円、月額差額+220円でデータ回線を音声回線にコンバートできました。本人確認は契約者側で完結、当人の不通時間も無効でeSIM入れる作業時間をいれて15-20分くらいだったと思います。

ほとんど自分からは発信しない前提なら追加コストほぼなしで良かったかなと思います。もし頻繁にかけるようなことになれば、10分かけ放題のオプションを+990円/月でつけることもできます。まぁでもそれよりはpovo2.0に5分かけ放題トッピング550円/月+LinksMateデータ共有運用にするかも。

iPhone SE 2ndが廉価モデルながらしっかりeSIMに対応していてくれたおかげで柔軟な運用ができて助かりました。

新天地6GHz帯が使えるWi-Fi6Eルーター BUFFALO WNR-5400XE6を即買いしたが…

今か今かと待っていたWi-Fi 6E対応製品。2022年9月2日に6GHz帯Wi-Fi使用の認可がおりたことを受け、本日9月5日に以前からチラ見せされていたBUFFALOとNECの6E対応製品が発表になりました。

NECは6GHz帯で4802Mbpsが使え、有線LAN/WANポートがそれぞれ10Gbpsの上位モデルWX11000T12と、廉価のWX7800T8を出しました。発売日は少し後で9/15。単体でみるとWX11000T12の全部入り性能は魅力でしたが、2台でメッシュとなるとちょっとお高いので敬遠。

対するBUFFALOは有線WANのみ2.5Gbpsで、LANは1Gbps x3。6GHzも2401Mbps止まりとやや妥協のみられるスペックのWNR-5400XE6、1機種のみ(2台セットはある)。

我が家はもともとBUFFALO中心でEasyMeshを組んでいたので、6Gbpsの拡張という意味ではお手頃かなと思いこちらをチョイス。

4台で組んでたうち、なんだか調子が悪い中継機とEasyMesh互換だからと買ったLynkSys製ルーターをルプレイスするべく2台セットモデルを購入。

現況の詳細は以下の記事で。

せっかく使い放題の6GHz帯域で2×2の2401Mbps止まりなのはもったいないんですが、スマホが2×2からアンテナを増やすことはそうそうないだろうなと思って妥協しました。

■5GHzの不満と6GHz帯への期待とは?

現行の2.4GHzや5GHzの不満と6GHzのメリットを簡単に説明してみます。最近のWi-Fi高速化技術はチャンネルボンディングといって複数のチャンネルを束ねて速度を出すことが基本です。まず2.4GHzはもっとも普及率が高く、電波の到達性も良いため、ご近所とチャンネルが被る率が半端ないです。しかも電子レンジ、コードレス電話、Bluetoothなど免許不要の規格が入り乱れる帯域なのでさらにノイズが多い場所でもあります。ここはもう一部の安い5GHz非対応のIoT家電用と割りきるべき帯域です。

次に電波の飛びは悪いものの、より速度が出やすいともてはやされてきた5GHzですが、W52、53、56とチャンネル域がわかれており、法律との絡みがあります。W52はもっとも初期から認可されていたチャンネルで屋外でも使える一方、4chしかなく最近のボンディングをしたら1束しか入りません。次に拡張されたW53やW56まで使えばチャンネルにこそ余裕が出るものの、DFSという航空や気象レーダーと干渉してないかチェックする機能が義務化されています。DFSが定期的に働いて1分ほど通信が途切れるのです(一部業務グレードのアクセスポイントだと5GHzを2系統もっていて、途切れないものもあります)。我が家は木造2F建ての割に4台もアクセスポイントを設定して電波強度なども試行錯誤して最適化しているにも関わらず、定期的に通信断が起こるのがストレスでした。それがDFSのせいか確証はないのですが、もうあとはそれくらいかなと。

そこに新しくWi-Fi使用が認可されたのが6GHz帯です。基本屋内用ですがDFSが不要なのです。24時間不断で使えるチャンネルがドカっと拡張され、利用者のほぼいない現在であれば使い放題というわけです。

もちろん、端末側も対応が必要ですが、我が家では現時点で、

  • 同居人のMSIゲーミングPC、Tiamat
  • 自分のゲーミングPC、Razer Blade 14
  • 同居人のメインスマホPixel 6 Pro

があります。まぁ順調にいって今月でるiPhone 14シリーズも対応するんじゃないでしょうか。ということで、メインのノートとスマホはわりと対応してそうなのでどんなものかと、国内最速で導入してみることにしました。

■設定画面

2台セットで、EasyMeshのコントローラー(親機)とエージェント(子機)のペアリングが組まれた状態で出荷されていますが、我が家の既存EasyMeshメッシュに追加するために速攻で初期化。

設定画面の見た目は従来機とほぼ同じで、6GHzの項が増えてる感じです。

設定画面

・チャンネル番号の謎

手動選択できるチャンネルは、191/195/199/203/…/279/283chと24チャンネルもあります。これはチャンネルを束ねない場合の数になります。飛び飛びなのは6GHz帯域のチャンネル番号の振り方のルールのせいのようです。ここに並んでいるのはチャンネルを束ねない20MHz使用時のチャンネル番号ですが、40MHz(2束)、80MHz(4束)、160MHz(8束)も場合にも番号が振られていて、ITmediaのこちらの図表のようになっています。1chと5chを束ねて40MHzで使う時は3ch、みたいになっています。

そして6GHzのチャンネルは1ch始まりで2.4GHzや5GHzのチャンネル名と被ってて、チャンネル名だけではどの帯域か区別がつきにくいよねって話だったんですが、何故かこのBUFFALOの画面では191ch始まりとなっています。

もっと以前の海外動勢に関する記事では、こんな風になっており、190番台はかなり右寄りになっています。しかし今回日本で認可されたのは5925~6425MHz帯(1〜93ch)で、右寄りの6425~7125MHz帯は保留となっているはずなので、正直よくわからん状態です。既存の2.4GHz、5GHzのチャンネル番号とかぶらないナンバリングがどこかの段階で決まったんですかね??肝心のBUFFALOのサイトの図表ではチャンネル番号が記載されていないのですよね。

ちなみに「倍速モード」を変更してもチャンネルの刻みは変わりませんでした。

・EasyMeshのコントローラーはなんとなく移行

BUFFALOのEasyMeshの仕様上、コントローラー(メッシュの親機)以外はWi-Fi設定が電波強度(100/75/50/25%)以外ロックされてしまいます。6GHz帯の設定項目が存在しないWXR-5950AX12をコントローラーにした場合、なんだかおかしなことになりそうだったので、思い切ってWXR-5950AX12をコントローラーにしてみました。EasyMeshのコントローラー/エージェント切り替えは側面物理スイッチのROUTER/APかWB(中継機モード)でかわるらしく、WNR-5400XE6を(ウチではルーターとしては使わないので)APにし、元々APになってたWXR-5950AX12含め、全てWBにしてしばらく放置したところ、勝手に各エージェントが新コントローラーに紐付けなしできたっぽいです。引っ越し機能は一切使ってないです。ちなみにバックホールはすべて有線LAN。

・管理画面の見た目変わらないけどHTMLレベルでは作り直し?

ほとんどの人にはどうでもいい情報ですが、管理画面のHTML構造が結構かわってました。ウチはEasyMeshのデバイス一覧画面が全部UNKOWNと出るだけで識別ができないので、JavaScriptでMACアドレスを照合して機種名に置き換えるChrome機能拡張を作ってるんですが、結構改修しないと動きませんでした。デザイン(見た目)は使い回しなものの、内部的に色々と再構築されてるのかも知れませんね。

■え、まだつながらない??

さて、いよいよ6GHzどうよ?というところなんですが、残念ながら一晩おいてまだ1台も接続確認ができていませんorz。

・Windows 11

Razer Blade 14′ 2021でAX210の8月頃の最新ドライバーをIntelからおとして入れてみました。デバイス名にWi-Fi 6Eが含まれてるし、各種設定項目には6GHzに関するものが見えるので対応/認識してるのは間違いないのですが、6GHz専用に設定したSSIDが見れません。メッシュ(バンドステアリング)のSSIDにつないでも、5GHzのチャンネルにつながってしまうようです。

Windowsで6GHzに対応したWi-Fiアナライザも発見できておらず、そもそも見えているかどうか不明。

・Android

Pixel 6 Proですがこちらも同じでWi-Fi一覧に現れません。こちらは6GHz対応のアナライザアプリを見つけて入れてみたんですが、6GHz帯域に反応なし。

これはどうも、どちらもハード的にはWi-Fi 6E対応なものの、ファームウェアレベルのリージョンロックがかかってるんじゃないかという気がしてきました。出荷時点では日本は6GHzが認可されていなかったので電波を飛ばさないようにロックされていた的な。今後あらためて技適通ったファームウェアやBIOS、ドライバーの更新を待たないといけないということになりそうです。

考えてみたら当たり前とも言えますが、勇んで初日に特攻した結果がこれで残念…

Pixelはおそらく対応してくれるものと思いますが、RazerとかMSIはどうなんでしょうねー。Intelのドライバーだけで対応できればいいですが、BIOS対応まで必要となると島国向けサポートがあるかどうか、あったとしてどれだけかかるか…

もう少し他の購入者の接続成功例を探してみつつ、対応を待ちたいと思います。結局、最速対応は今月末のiPhone14なんてこともあり得ますかね〜。

AnkerのMeta Quest 2用専用充電台導入

最近またVRブームが来ていてOculus Quest2改めMeta Quest2の使用頻度が上がっています。日課としてFitXRやBeatSaberで汗をかく用ですね。あとVRChatを少し試したり。PCVRとして使えるOcuus Link/Air Linkもこなれてきて、もうフルトラできない以外、むしろワイヤレスなアドバンテージがあるコスパ最高ゴーグルになってきてますね。まぁウチの環境(アクセスポイントはトライバンドなWi-Fi6)でもやっぱり遅延やコマ落ちがあって用途は限られる気はしますが、今年後継機が出たら絶対買おうという気満々です。

新型を楽しみにしつつ日課の室内運動をしているわけですが、ちょいちょいやろうとした時に充電がなくて「今日はナシかなー。残念〜。」みたいな半分やらない理由ができてラッキーみたいな微妙な気持ちでお風呂に直行とかしていました。やはり充電環境を整備しないとかな?と。

Ankerの専用充電台のことは海外で発表された時から気にはなってましたが、日本で発売された後も品薄だったりして購入には至ってませんでした。使い終わったらこれに載っけるようにしておけば電池切れで使えない、ということはないだろうなと。これは本来USB-Cコネクタで充電するQuest2本体を、スマホ用でよくあるマグネット充電アダプタをつけっぱなしにすることで、またコントローラーも乾電池とカバーを充電対応のものにすることで3点を置くだけで充電してくれるしろものです。よく考えたなと当時から思っていました。量販店も含め普通に買えるようになってだいぶたちますが、

  • USB-Cポートが塞がるのでOculus Linkを使うたびに差し換えが面倒になる
  • PCVR時は高性能PCのある自室、エクササイズは自宅、充電はトイレ(?)と置き場所が一定していない
  • 半年もすれば新型が出る
  • リビングとかにこれを置く合意が得られるか?

などで購入には至ってなかったんですが、たまたまヨドバシで駐車券がもられる額の買い物をしようと物色していて思い出したので衝動買いしてしまいました。まぁ後継機はかなりお高くなってQuest2は併売されそうなので、不要になってもそこそこの値で売れるだろうと。

■高い完成度、他社アクセサリとも互換

ちょうど先日リビングで湯沸かしポットやホットクックを置くために組んだラックに微妙な高さの使い道に困る段が空いていたのでそこに設定してみました。

設置場所さえ確保できれば非常に治まりは良い

すっきりまとまって良いです。ガジェット系Youtuberがさりげなく画面の隅に映したくなく佇まいです。ウチのQuest2はコントローラーにナックルストラップをつけ、最近2回目の割れを起こした純正ELITEストラップに変わり導入したKIWI design製のストラップも装着していますが、問題なく置けて充電もできています。あとMetaが配布したシリコンフェイスカバーもつけてますね。ELITE系のストラップをつけると思いのほか奥行きが必要になるので設置場所は割と必要です。純正ゴムバンドのままならさほどでもないですが、まぁこういうアクセサリを買おうという使いこなし勢があのゴムバンドのまま使うとは考えられませんw(寝VR以外)。安定感が全然違うので、ゴムバンドのまま使ってる人は一度騙されたと思ってしっかり固定できるストラップを試してみてほしいですね(ただし純正のは壊れやすいのでク〇です)。

つくづくよく考えられてるなと。さすがにこういう厚みのあるシリコンカバーとかはダメじゃないかと思うのでお気を付けください。

充電状況は中央にまとめてLEDがありひと目で確認できるので良いです。充電完了をみるというより、置いた時にきちっと充電が始まったかをみる用途がメインになる気がします。

■まとめ

Quest2になってコントローラーのバッテリーは格段に保つようになったので、本体だけの充電器でもいいかなーとか、逆に(使い捨ての)乾電池使いたくないのでコントローラーだけの充電器を買って、本体は今まで通りケーブル挿しで、とかも考えたり、壁掛け対応の後発品とかもいいなと思ったんですが、どれも評価がイマイチだったりして決め手にかけて、充電器メーカーとしても定評がある本製品に落ち着きました。Quest2を置くだけ充電するという元祖アイデアへのリスペクトという意味も含め。

それなりに設置場所は必要ですが常にフル充電でQuest2を活用できる安心感は良き。もっと早く買えば良かった。最短で後半年ほどでQuest2自体を手放す可能性も高いですが、それまできっちりカロリー消費をサポートしてもらおうと思います。

コンパクトカメラにこだわってたはずなのに気付いたらα7IV…

α7IV買いました。

数年前まではコンパクト高画質にこだわってRX100シリーズをII、VI、VIIと3台も買ってたのに、猫を飼い始めたのを機にレンズ交換式沼に。それでも最初は小さいAPS-Cのα6600、そして仕事用も兼ねてZV-E10。それでも画質や感度がもうひと声!と思い、品不足で売却価格が高かったタイミングでもあって思い切ってα7cにしたのが2021年末。当時既にα7IVも出ていて検討はしたんですが超絶品薄だったしということでスルー。

そして半年7cを使用する中で、やはりスペック厨として、

  • 10bit/4:2:2で撮って自由気ままにカラグレしてみたい
  • ZV-E10で期待外れだった動画のアクティブ手ぶれ補正が、このクラスでは別モノらしい
  • CFExpress type Aで書き込み待ちのない快適な連射をしたい
  • 快適と名高いBIONZ XRの世代のメニューUIを使ってみたい

といった気持ちが抑えられず、更なる巨大化と迷いつつもついに購入してしまいました。

動画性能や動画機としての使い勝手でα7SIIIやFX3も散々悩みましたが、やはりそこまでのコストを回収できる気がしなかったのと、なにより動物瞳AFの動画対応が現時点ではないというところで除外に。90%くらいは猫撮り用なので…。後日FX3にアップデートで来たら発狂するかも知れません。予定の有無だけでも公表してほしいものです。

ソニー Cinema Line カメラ ILME-FX3

ソニー Cinema Line カメラ ILME-FX3

511,677円(01/22 16:35時点)
Amazonの情報を掲載しています

あるいはα7cのまま新純正レンズの1635Gを買うという選択肢も悩みました。

近接の写りが結構ヨサゲなので、今ある35F18Fや50M28から一本化してしまうか?的な。でもまぁなんかGレンズとα7cって性能的にもサイズ的にもちょっとバランス悪いかな?って気がして。逆にボディがα7IVだと手持ちのレンズが役者不足な感もしてくるので、レンズはまた今後検討していきたいと思います。

■同時購入品

今回もサクっとSmallrigのケージを購入。サイズがどうのという一方でケージとトップハンドルのハンドリングはもう無しには戻れません。ハンドルはα7cで使っていたものを再利用。現状7IVで使えるリモコンがなさげですが、トップハンドルにつけられる手頃なものが出たらハンドル毎交換するかもです。

ハンドルだけならアクセサリーシューに直接取り付けるものもあったんですが、なんか強度的に大丈夫なの?って気がして踏み込めませんでした。コンパクトにハンドルだけをつけるなら良い選択肢でしょうが、ケージ自体がガードになるし、ハンドストラップもつけられるしってことで。

液晶保護ガラスは純正をチョイス。ガラスでパタっと吸いつきメチャメチャ貼りやすかったです。やや厚みはありますがスマホほどは気にならず。見え方も良好です。

・CFExpressカード周り

α7IVは記録メディアが従来のSDカードに加えCFExpress type Aというカードも使えます。読み書きが速いので連射のレスポンス(書き込みウェイト)が改善します。また動画だとALL-Iの120fpsを撮る場合は必須になります(まぁそんなに撮らないかも)。

自分の使い方だとそこまで必須ではないんですが、新しい規格のものは使ってみたい派。そしてα7cと一緒に買ったSONYのTOUGHという頑健系高級SDカードが当時コストと容量を優先したV60クラスのものにしてしまったこと。

V60のMシリーズはW150MB/s。上位のV90対応Gシリーズだと299MB/s。CFExpressにすればなんと700MB/sとなります。倍々ゲームで速くなります。買ったのがせめてGシリーズだったらそのまま使う手もあったでしょうが、せめてGシリーズに買い換えたくなります。でもどうせ買い換えるならCFExpressにした方が体感差もめっちゃ大きそう。

そしてもう一つ気になったのはGシリーズは128GBまでしかない。CFExpressも他社も含め160GBが最高ぽい。まぁそれでも4万円するのでもし320GBとかあっても手が出ないかもですが。α7IVはデュアルスロットなので、速度重視のCFExpressと容量重視のSDカードで使い分けてもいいかなと思ったり(設定で写真と動画で保存先を別に指定可能)。言うて現在256GBのMシリーズカードをみたらまだ30GBも使ってないっくらい。80GBのCFExpressカード+128GBのGシリーズという組み合わせも考えたんですが、ちょうどYahoo!ショッピングがセールやってて実質3万円台前半で手に入りそうだったので、思い切って160GBのCFExpressカードを買ってしましました。

専用カードリーダーも必要ですがさすがに今月は色々買いすぎたので保留。当面はUSB-Cケーブルをカメラ本体に直結して吸い出す運用で。まぁいずれ買うとは思います。

ちなみにCFExpess周りの製品だとPRO GRADE製品が評判高そうでしたが容量も値段もあまりかわらなかったし、期待のファームウェア更新機能もtype Aのカードは非対応っぽかったので、堅牢性重視でSONYにしました。

全体にCFExpressカードは他社カメラが採用するtype Bの方が一回り大きいもののNVMe SSD級の速度が出てヨサゲですね(書き込み1,480MB/sでさらに倍!)。現状のSONYカメラの必要とする速度ではtype Aで充分、コンパクトさを重視、という判断なんでしょうが、いずれまた乗り換えの時が来たら全部買い換えか…と思わなくもありません。

■使用感

・サイズ感、取り回し

やはりα7c比でずっしり感は増してるし、グリップがゴツくなってる感じ。でもまぁケージ+ハンドルまで込みで考えるとそこまで致命的な違いではないかな?一日観光地で持ち歩くなら地味に効いてくるかもですが、ほとんど室内撮りですし。さらに仕事では三脚だし。

グリップ形状は絶妙で、ハンドストラップをつけて片手で下げて持つ時の安定感はアップしてます。

指がしっかりとかかって安心。もちろん撮影時のホールド感も良く手ぶれが抑えやすい感じ。

・レスポンス

意外なことに電源を入れて画面が出るまでの時間は7cの方がわずかに速い(7IVで電源OFF時のセンサーシャッターを閉じないようにしてみたけど変わらずでした)。MENUの表示/非表示は7IV、特に消えるのが速い。でもまぁ実用上そこまで大きな違いでもないかな。

連射レスポンスはCFExpressをもう少し使いこんでからまた追記します。

・使いやすさ、UI周り

BIONZ XR世代のα7SIIIからだったかMENUのUIが大刷新されています。タテヨコが入れ替わって、タブが左端にタテに並んでくレイアウトに。その層でも項目選択が上下キーに統一されてやや手早くなった感があります。また第一階層のカテゴリ毎に色分けされていて視覚的にも選びやすくなったかなと。以前も選択中のタブには反転色が個別についてましたが、新UIでは最初から色が見えてる形になりました。一番最後だったマイメニューが先頭になってるのも良い。

また操作デバイスとしてダイヤル兼用の四方向ボタンに加え、ジョイスティックも装備。今んとこ慣れでダイヤルの方を使いがちですが、グリップ握った状態で親指が届きやすいのはジョイスティックなので追々活用していきたいと思います。

その他、ダイヤルやCボタンの数が増えたことで、より素早く必要な機能にアクセスできるようになったのが大きいです。撮影設定もダイヤルで直接呼びだせる1〜3が便利でしたが、7IVでは静止画と動画で独立になってぽいので更に重宝しそうです。ちなみに1に室内猫撮り(連射、動物瞳AFなど)、2にブツ撮り(MF、セルフタイマー2秒など)に特化した設定を入れています。

地味なところでは写真削除でゴミ箱ボタンを2回押しで削除、という設定が選べるようになった点。今までの削除確認ダイアログでデフォルト選択を選べたりしましたが、さらに手早く削除できるようになりました。連射した後で不要なコマをガシガシ消していく時には圧倒的に楽。ただし勢い余って必要な写真まで消してしまわないか不安はあるのでアンドゥがあると良かったなと。

・画質

画素数が2,420万画素から3,300万画素になった分の高解像度感はあるかなと。とりあえず液晶パネルのサイズが同じながら画素数が増えてるのでボディ上でみる時に「うわ、綺麗!」ってなりますね。データ形式にHEIFが選べるようになり4:2:2もあるのでより精細感が出そうですが、どうもLightroom Classicはじめ非対応なソフトが多く実用性が今一歩です。HEIF自体は既に対応済みと公式に書いてあるんですが、SONYの拡張子.HIFのHEIFファイルはダメっぽいです(拡張子変えてもダメ)。でもまぁLightroomで現像するような写真はRAWを使うので、RAW+HEIFにしておけばいいかな?スマホに転送する時は問題ないし。

動画についてはまた試して追記します。特にアクティブ手ぶれ補正はイケてるらしいので期待。梅雨が明けたらどこか持ち出してみたいです(熱停止が恐いけど)。

■まとめ

今のところ画質面よりも使い勝手、機能面、レスポンス面での感動が大きいですが、より素早く希望のパラメーターで撮影ができる感じは満足度が高いです。4K60Pなども試していかねば。

α7cを買った時点で既に発売済みだったので、遠回りした感はありますが、現状品薄で手放してもなかなかの値が付く現状では結果的に寄り道して違いをしっかり理解できたということで良かったかなとも思います(それがないと、7cで充分だったかなー、という気持ちがいつまでも燻る)。

いずれ同等性能の7cIIとか、FX3に動物瞳AFの動画対応が来たりとかで揺れるかも知れませんが、SONY製品は値崩れしにくいのでどんどん乗り継いでいくのもアリかなと思う今日この頃です。

SmallRigのマイクショックマウントのゴム交換

上記のSmallRig製のマイクスタンドを愛用していたのですがゴムが劣化して固くなり千切れてしまいました。このゴムはマイクを中に浮く様に保持し、スタンドから伝わる机上の衝撃をマイクに伝えないようにする重要な役割があります。ググると予備が付属していたようですが発掘できる自信なしw。

スタンド自体そう高いものでもないので買い直すもありだったんですが、なんとなく悔しいので輪ゴムとかで代替できないか模索。もとのゴムをみてみるとおおむね直系3cmくらいでした。百均のヘアゴムとかを物色するもちょうどいサイズがなくて、結局こちらを購入。

文字通りOリングなどに使うちょっとヌルっとした質感のヤツです。劣化する前の付属ゴムがどんなだったかわからないですが似ている感じがします。適度な摩擦があってマイクがズリ落ちることもなさそう。逆に劣化も同じ位でしそう…

たぶんこういのは緩くてもキツすぎても良くない気がしますが、純正が既に破損しているので元がどれくらいの締め付け具合だったかは比較不能です。とりあえず形だけは元通りにできました。

問題は価格ですね。私の購入時点で本体の半額です。でもまぁ10本入りなので4本1セットで全交換しても2回分あります。切れたのから順次替えていくだけならそれなりに使えるかな?

ちなみにスタンドの購入日は2020.12となっていました。1年半保たないのか…

今回は手早く復旧させたかったので通販で買ってしまいましたが、規格さえわかってしまえばコーナンPROみたいなDIYの強いホームセンターにでも行ってみれば安く買えるかも知れません。