8畳間だけどタンク容量重視で20畳用加湿機にして満足 山善KSF-M1001

寝室にしている8畳間の加湿機が不調になったので買い換え。前のは同居人が適当にAmazonかどこかで買って不明ブランド品でした。タンクが小さいのとセンサーが不安定で加湿しつづけて枕がしっとり濡れるくらいになってしまうこともあり、

  • センサー制御でしっかり一定湿度を保ってくれる
  • タンクが大きく水くみ頻度が少なくて済む

といった辺りを重視して選定。また同居人の”宗教”上の理由によりスチーム式一択です。

選んだのはこちら。オーバースペックですが、そんなに価格も高くないし、なんといってもタンクが10Lもあるのが良い。しかも写真のように2分割されていて5Lずつ運ぶことができます。10Lの水ってしんどいですしね。またタンクとしっても実質はバケツのようなフタのない構造で、取っ手を使って引き抜いてそのまま水道で水を汲むことができます。ネジ式のフタを開けたりも不要。重いタンクを片手で保持しながらフタ閉めたりとかって地味に負担なんですよね。まぁ逆にタプタプに組んで戻る時はやや慎重になりますが。

片側ずつ独立で脱着できるバケツのようなタンク

操作周り

操作はシンプル。「モード」のL/M/H(弱中強)と「湿度」の50/60/70%の計6モードです。この2グループは排他なので、例えば50%にすると強さは自動になり、Mにすると%指定は無効になり中で稼働し続ける、といった具合です。残念なのは電源を入れ直すと必ずHになる点。ウチでは湿度50%で運転したいので、「電源」「湿度」と2手間必要になります。最後のモードを覚えていて継続にしてほしかったです。

またリモコンもないので、Nature Remoなどを通してスマホやスマートスピーカーで制御することもできません。できれば毎時自動でオンにとかしたかったですね(搭載タイマーは1/2/4Hのオフタイマーのみ)。スマートコンセントによるONは試してないですが、仮にオンになってくれたとしてもモードがH固定ではあまり意味がないかなと。

加湿性能と動作音

とはいえ肝心の加湿能力はさすがにかなり余裕があるだけあって、朝までしっかり50%程度の湿度が保たれていて、寝起きの喉枯れや肌の乾いた感はまったくなし。体感温度も高まるので1月時点ではエアコンいらない位。音もスチーム式にありがちな沸騰音はするものの、筐体が大きいせいか「奥の方でグツグツいってるなー」という感じ。小型のスチーム加湿器が電気ポットのようなシューシューいう音なのに対し、こちらは土鍋で鍋物をしているような気泡の大きなグツグツ、といえば伝わるでしょうか。いっそ環境サウンドでも流しているようで癒しすら感じます(笑)。耳障りな音ではないので枕元に置きでもしなければ、就寝時でもさして気にならないんじゃないかと思います(ちなみに私は時計の針の音とかも気になって眠れない方です)。

電気代

問題は電気代です。カタログ値でMaxで1,000W、弱でも300Wほど消費するようです。タコ足配線には気をつけないとならないレベル。でもまぁ1,000W運転は最初の一定時間だけ、暖房を弱めにできる、快適であるという点を加味すれば個人的にはアリじゃないかなと思います。

メンテナンス

これはまだ短期的なのでわからないですが、お湯が沸騰するのはプラスチックタンクの下にあるヒーターの部分なので、タンク自体はそんなに汚れないのかなと予想されます。ヒーター式の場合、カルキが空気中にまき散らされる心配がない反面、機械内部のこびりついたりしがち。

SNS界隈で大絶賛されている象印のポット型加湿機も、お手入れ簡単とかいわれてますが、ウチで実際に使ってみてポット内部の汚れに辟易しています。

音もさして静かではなく寝室で使うのは諦めました。水を汲むのも本体ごともっていけば無駄に重いし、別にバケツを用意するのも邪魔だし、正直あれがなぜ人気なのか理解に苦しみます。

それを思うと、KSF-M1001の軽量なバケツタンクが取り外せる方式は理に適っていますし、もし汚れても洗うのも楽なのかなと。あとは本体底部のヒーターユニットが定期的にお手入れが必要とのことですがこれがどれくらい汚れるのか、ということ次第ですね。またしばらく使って追記したいと思います。

■まとめ

元旦の初家電買いだったのでまだ2晩使っただけですが、朝の空気のしっとり感は非常に好印象です。8畳間に8畳用の加湿機を使っていた時には得られなかった余裕が感じられます。22畳用とかオーバースペックそうですが、実際は

  • タンク容量が大きく水汲みの回数が減らせる
  • 加湿能力に余裕を感じる

といった面で(この値段なら)アドバンテージの方が大きいと感じます。水は何日も溜めたら衛生面で問題ですが、実際は10Lといえど朝まで稼働させていればほぼ空になっていますので、普通に使っていて何日も貯め込んでしまうことはないと思います。

正直、この値段だったら自分の仕事部屋にもう一台欲しいと思いセールをウォッチしています。

2022.1.5追記:

朝まで「50%」でつけておくと室温上昇もかなり伴う気がします。木造8畳ですが28度くらいになりペットがいるので夏場用にセットしていたNatureRemoの温度監視オートメーションが作動して冷房がオンになってたりしました(笑)。翌日寝る前に最長の4Hタイマーにしてみたんですが、今度はちょっと朝の乾燥が気になりました。過剰スペックだけにちょっと出力強すぎかもですね。50%より下の設定や6H/8Hくらいのタイマー枠があると良いかもなんですが。弱設定を試したり、いざとなったらスマートコンセントで電源を切るなどしてみようかと思います。

タフで破損しにくいSDカード SONY TOUGH フォトレビュー

α7c用にSDカードを新調しました。既有のα6600、ZV-E10がUHS-Iまでの対応だったのに対し、α7cはUHS-IIまで対応。また10月に購入したMacBook Pro 2021(M1Max)もUHS-II対応なので、導入する価値ありかなと。

■αシリーズとUHSの関係

最近のαシリーズの4K30pは最高で100MB/sとなります。バッファーがあるとはいえ長時間連続で書き込むにはこれ以上の書き込み速度が維持されないとならないということです。実際には可変ビットレートなのか、バッファーで足りていたのか、α6600やZV-E10にUHS-IのExtreme Pro(読み込み90MB/s)でも特にエラーになることはありませんでした。長時間連続で撮ることもなかったですし。なので、まぁ同じ100MB/sが最高のα7cになってもUHS-Iで足りるかもですが、

  • PCへのコピー速度が速まる
  • 連写時の保存ウェイトタイムが短縮される

といったメリットはありそう。

ちなみにUHS-Iの理論転送速度は104MB/s、UHS-IIなら312MB/sのようです。

■UHS-IIのSDカードはAmazonでもそんなに安くなかった

通常SDカードはAmazonで並行輸入品を買うのが、国内家電量販店に比べてかなり割安で、量販店で買うのは論外という感じでした。Amazonで売られているSDカードは偽物であるリスクもありますが、実績ある有名なマケプレ店舗を選べば個人的にはそこまで不安には思ってませんでした。

しかし(一級ブランドの)UHS-IIモデルの製品はどこのメーカーも量販店とそこまで開きはないかなという感じ。ちょうど「かながわペイ」で還元も受けられたし、すぐに欲しかったのもあり、何年ぶりだというくらい珍しくビックカメラで購入してしまいました。

■SONY TOUGHシリーズとは?

今回購入したのはこちら。

黄色がシンボルカラーのSONYのTOUGH(タフ)シリーズ。文字通り高耐久性を謳うモデルです。単にフラッシュメモリとしての書き込み寿命が長いというだけでなく、物理的な破損を防ぐデザインだったり防水防塵性能だったりがウリです。書き込みが150MB/sのMシリーズと、300MB/sのGシリーズがあります。同じ256GBで3割くらい価格差があり、α7cで使う限りは動画性能としてはMシリーズで充分なのでお財布の紐を締めることにしました。

さてせっかくマクロレンズを導入したので、TOUGHの目に見える特徴を写真で比べてみたいと思います。

α6600 + SEL50M28 (クロップ)
α7c + SEL50M28 (クロップ)
iPhone 13 Pro Max 標準レンズ マクロ ProRaw

ちょっと画角が揃ってないのでアレですが、やっぱりα7cが綺麗ですね。等倍に拡大した時の印刷のドット感までしっかり見えます。iPhone13 Pro MaxはProRawで撮ったにもかかわらず拡大すると塗り絵感。いやぁα7cでガジェットレビューのブツ撮りが思惑通り捗りそうです。

で、TOUGHですが表面は黄色のカラーが新鮮なものの形状は至って普通。違うのが裏面です。

UHS-IのExtreme Pro(左)とUHS-IIのTOUGH M(右)比較

まず気付くのは接点の数が違うこと。これはTOUGHのというよりUHS-IIの特徴です。2段目の接点群があることで並列通信できて高速化が可能、ってことですかね。

次に違うのがなんと書き込み保護スイッチがない点!あったものをなくしたわけですが正直これは大変嬉しい変更です。いままで何度カード挿入時に引っかかって書き込み保護状態になってしまい、舌打ちしながら挿し直しをしたことか。意図してこのスイッチで書き込み保護をしたことなんてないので忌々しいだけの存在でした。下手にセロハンテープや瞬間接着剤などで固定したら厚みが増して最悪抜けなくなるなんてこともありそうで手を出せず。本当に清々します。

更に違うのが接点と接点の間にあるリブと呼ばれる仕切り板のような出っ張り。これがなくなってフラットな形状になっています。これはとても薄いので破損しやすい点でした。また従来のSDカードは上下2枚のプラケースで基板をサンドするような構造でこの2枚も剥がれて分離してしまうことも(Extreme Proで)実際に経験しています。こういう物理的な脆さを回避するため、TOUGHシリーズでは一体成形、リブ無し構造を採用したとのことです。一体構造故に水やホコリの侵入リスクも低減しIPX8を実現。これは非常に頼もしいです。理屈を聞くだけでアガります。

ちなみにフラットだからといって挿抜のスムーズさはさして違いは感じないですw。

■まとめ

ここのところ動画撮影用のSDカードは基本的にSanDiskのExtreme Proシリーズを指名買いしてきましたが、今後相当な実勢価格差が開かない限り、できるだけTOUGHシリーズにしていきたいなと思う所存です。並行輸入品でいいのでさらに安く手に入るようになると嬉しいですね。

また書き込み保護スイッチレスはTOUGHシリーズ以外にも採用していってほしいなと思います。

気付けば骨伝導ヘッドセットAfterShokzが3モデル揃ってたので比較

■OPENCOMMを1年使っての感想

テレワーク最強ヘッドセットと名高いAdterShokzのOPENCOMMを購入して1年が経ちました。

私は仕事柄、リモート会議よりもリモートインタビューで、一日に90分を3,4件と集中して使うことが多いので、耳を塞がないで長時間使っても疲れない骨伝導ヘッドセットはとても重宝しています。カナル(耳栓)型のイヤホンもたくさん使っていますが、これらはノイズキャンセルなど音楽を聴くということには優秀ですが、長時間、しかも自分もしゃべる作業の時には違和感が大きく我慢なりません。その点、骨伝導は耳は完全にフリーなので違和感ないし、なんなら飲食してもモゴモゴしないとかサイコーです。オーバーヘッドヘッドフォンのように重さや締め付けが気になることもないし、完全独立ワイヤレスイヤホンのようにポロっと落ちないかドキドキする不安もありません。

そんな中でも特に評価が高いAdterShokz社のテレワーク(オンライン会議)特化モデルOPENCOMMはこの一年とても重宝しており買って良かったと思っています。強いて言えばさすがに丸一日つけていると耳の上辺りが痛くはなります。これは平気というレビューも多いので、自分がメガネを使っていることとも関係しているのかも知れません。ちなみに自室ユースなのでマスクは併用してないです。

OPENCOMMはテレワーク特化モデルなので、より口元近くで話し声を明瞭に拾うようアーム型のブームマイクが搭載しています。これも評判が高いようです。「ようです」って伝聞調なのは、自分では使っていないから(笑)。マイク自身や位置が上等でも所詮伝送経路がBluetoothな時点でビットレートが上げられないからなぁと、結局上記記事に書いたようにマイクは別にコンデンサマイクを使っているのです。オンライン会議専用であればどのみち圧縮かかるのでおそらく実効レベルで差はでないと思いますが、動画のアフレコ用などでセットアップしてあるマイクがあるので、結局そっちを使ってしまう、という感じ。本機のマイクが使い物にならないということはなく、むしろ一般的なヘッドセットよりも長いアームで口元に近いだけ優位だと思いますが、どうこう言うほど使ってないのでノーコメントで。ともあれ内蔵マイクは上に立てたままテスト程度にも使ってない。むしろ邪魔だなと思ってました…

■Amazon Black FridayセールでAEROPEXが一瞬安かったせいで…

先日終了したBFセールで、ブームマイクがないAEROPEXが結構安かったんですよね。おっと思ってカートに入れはしたものの、2,3時間後にみたら売り切れて定価に戻っていました。

でもその2,3時間の間にリサーチと検討をしたらかなり買う気になってしまったのです…

まずAEROPEXの骨伝導ユニットは第8世代で、OPENCOMMの第7世代よりも進化しているぽい。具体的には振動と音漏れが軽減されているそうな。Aftershokzは骨伝導と思えないくらいに音質が自然なんですが、音量をあげると物理振動がこめかみにビリビリくるという難点があります。オンライン会議で実用的な音量で聴く分にはほぼ気にならないんですが、たまに大声が来たりあるいは音楽や動画をみて音量があがると気になるといえば気になります。不愉快というほどでもないですがこそばゆい。また音漏れも結構あってOPENCOMM購入時に対面の同居人に聞いている曲をズバリ当てられて以来、ノマドなどで使うのは憚られるなと思い自室専用としていました。その辺りが改善してるのなら俄然興味がわきます。

またブームマイクがないせいか10gほど軽いので、もしかして終日つけていた時の耳の痛みも軽減されるかな?とか、そもそも邪魔に思っていたのでスッキリするな、とか。

一度BFセールで安い値段をみてしまうと定価で買うのが悔しくなってしばらく悩んでたんですが、結局次にはじまった楽天のセールで1,000円差くらいまで下がったので突撃しました。

購入後にまだ終日インタビューをする案件がなく、1時間程度の会議を何回かしただけですが、確かに振動は軽くなってる気がします。完全になくなりはしないですが、骨伝導ヘッドセットつけている感覚が希薄というか。重量差も聞いているのかも知れません。

その他の差は大きくはなく、強いて言えばマグネット充電コネクタの向きと形状が異なっており、AEROPEXは真下、OPENCOMMは真後ろからつける感じ。OPENCOMMの方が卓上において浮き上がらない作りですが、AEROPEXも垂直に生えるわけではないので実用上は大差ないかなと。コネクタ(充電ケーブル)自体は相互運用可能っぽいです(充電ランプは点きますが自己責任で)。

それぞれのマグネット充電ケーブルをつないだ状態のアップ写真をどうぞ↓。

AEROPEX
OPENCOMM

どちらかというと影響が大きいのは音量兼電源ボタンでしょうか。装着時、耳の後ろで手探り操作するワケですが、明らかにOPENCOMMの方が特定が容易です。「こことここにボタンが2つある!」っていうのがはっきり触感でわかります。AEROPEXはまだ慣れていないのもあるかも知れないですが、「ここら辺かな?」と不安げに押す感じ。

■気付いたらエントリーモデルのOPENMOVEも買っていたぜ…

細かい使い勝手や音質に差を感じつつも、Aftershokz全体としては確かな満足感があります。今後の想定としては、仕事部屋用のメインはブームマイクがなく聞く方の音質が良いAEROPEXにし、ブームマイクで音をしっかり拾ってくれそうなOPENCOMMを車載用にする予定。後者はそれほど頻度が高いわけではないのでやや勿体ないですが、最近家庭内Dicodeサーバーを建てて、1人で長距離運転中に音声で雑談したり待ち合わせの相談をしたりすることもあるので、そちらをよりクリアにしたいという動機付けがあります。耳を全く塞がないので通常の片耳イヤホン型ヘッドセットよりも安全なんじゃないかと。

そんなこんなで骨伝導にどっぷりハマっていると、他の場面でもそれ以外の方式は使いたくなくなってきます。階下のリビング、風呂、トイレなど(自分はお風呂はもちろん、お腹こわしやすいのでトイレに長時間こもる際にタブレットを持ち込みます)。2万円するAEROPEXやOPENCOMMはさすがにもったいないですが、エントリーモデルのOPENMOVEなら実質7,000円ほどで買えるのでアリかなと。

特長としては、骨伝導ユニットはOPENCOMMと同じ第7世代。防水も同じIP55(AEROPEXだけIP65)。お風呂でもシャワーを直接かけたりポチャンしなければ問題なさげ。値段が安いので最悪壊れても諦めがつきます。また他の上位モデルと大きく違うのは充電コネクタがUSB Type-Cであること。専用ケーブルが不要なのが良いです。我が家はトイレ内にタブレットやKindleの充電コーナーがあり、当然そこにType-Cケーブルも生えてるので、新たに専用マグネットケーブルを増やさなくても充電運用できます。端子にはキャップがあるのでそれを開いてUSBプラグを差す、という二手間にはなりますが、利用環境によっては専用ケーブル不要ということのメリットが上回ることもあるでしょう。

・メガネerにはOPENMOVEは辛いかも…

さて、なんやかんやで代表的3モデルが揃ってしまったわけですが並べるとこんな感じ。ちなみにカラーは常に黒系をチョイス。オンライン会議やインタビューで髪に紛れて目立たないからです(黒髪でない人はその限りではありませんが)。その観点でもAEROPEXは一番小さく、変に目立つ色をしたボタンもなく、そしてブームマイクがないので一番さりげないかなと思います。

OPENMOVEは耳の部分がチタン化されていない

上位のAEROPEXとOPENCOMMはフレームが「フルチタン」とされています。細い部分にチタン製の芯が入っていてグネグネとしなやかに曲がるので装着感が良いのです。比べてOPENMOVEはコスト削減なのか耳欠け部分がプラ製になっており固定形状となります。ここが地味に装着感に関わってくるようです。特に私のような眼鏡ユーザには影響が大きそう。例えば首を上下に動かした時にうなじ側で押されて耳周りにも圧がかかるのですが、その時に融通が利かないOPENMOVEはズレたり眼鏡と擦れてグググっと異音が鳴ったりします。気にならない人は全然平気かもしれないですが、個人的には眼鏡している方や装着感を気にする方には上位モデルをオススメしたい感じ。少なくとも店頭で装着感を比較してみると吉でしょう(最近ならヨドバシとかにはほぼ展示があります)。

■まとめ

ガチ音楽用ではWM-1000XM4などには及ばないですが、オンライン会議や一般的な動画視聴やポッドキャストくらいなら違和感ないくらいには自然な音質になってきている骨伝導。AfterShokzだけとびぬけてスゴいのか、他社類似品でも進歩してきているのかはわかりません。さまざまな賞ををとっているだけあってAfterShokzが鉄板な気もします。他にも水泳対応完全防水モデル、子供サイズモデル、TV用トランスミッターセットモデルなど、利用場面にあわせたラインナップが豊富なのも特長だと思います。

イヤホンやヘッドフォンの長時間使用でQoLが下がっている方、テレワークで常時待ち受けしながら家事とか他の作業をしたい方などには是非一度使ってみてほしいなと思います。

ネックバンドでついにどんな服装でも活用できるようになったREON POCKET(2購入)

SONYがクラウドファンディングで先行販売した携帯型クーラーデバイスREON POCKET。私も先行入手したクチですが、当時は装着用ポケットがついた専用インナーシャツが必要で、ワイシャツ&スーツ着な人専用という感じで、あまり利用機会がないままでした。

ソニー(SONY) [ソニー] REON POCKET レオンポケット

ソニー(SONY) [ソニー] REON POCKET レオンポケット

4,080円(11/19 15:27時点)
Amazonの情報を掲載しています

衣料ブランドとのコラボも追加され、ポロシャツやゴルフウェア、Tシャツなどもポケットのついたものが登場しましたが、基本的に高価格帯品な上にデザインがオッサン向けばかりで食指が動きませんでした。

どちらかというとクーラー用途より、むしろエアコンが効いた部屋で首を冷やす過ぎないようヒーターモードで使うことに効果を感じていたんですが、結局あの汗をあまり吸わなそうなインナーシャツを着ると汗をかいたときに気持ち悪そうでなんだかんだで使わないままどっかいってしまいました。

そんなある日、ついに純正アクセサリとしてネックバンドが登場。

[ソニー] REON POCKET(レオンポケット) 専用ネックバンド

[ソニー] REON POCKET(レオンポケット) 専用ネックバンド

4,280円(11/19 20:45時点)
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シンプルなプラスチックパーツですが、これで服に関係なく装着できるようになりました!発表と同時に予約して入手したのですが、肝心な本体が紛失したままで、2021年の夏は終わってしまいました…

そして実査が続く11月、ノートPCを終日のように使い続けているともともとストレートネックな自分は首肩が痛くなって仕方なく、あのポカポカが恋しくなってついに本体を再購入することに。

Black Fridayで安くなるかなーと期待したんですがどこも値下げはしておらず。また初代は7,000円台まで値下がりしていたものの、せっかく買い直すのに進化もなしじゃ悔しいよなということで、2世代目をゲット。

仕様的な違いは、肌に密着する部分の素材変更や電力設計の見直しで冷却能力が最大2倍となるレベル4が追加された点。実のところ暖房メインな自分にはあんまり意味がなかったんですが、まぁネックバンドで活用の場が広がれば来年以降の夏にも使うかも知れない、と思って投資です。

久しぶりに使ってみた

到着した今日、ちょうどファミレスで待ち合わせしつつPCで作業をする時間があったのでさっそくネックバンドともども初投入。

ネックバンドは自分の首にはややキツ目で「締め付けてる」感というか喉元が刺さる感があります。ヒートガンで温めて変形させられないかな?

もちろん今日はヒーターで使用。スマホアプリから電源を入れた瞬間にじんわ〜と温かくなります。むしろレベル1でも熱いくらい。でも温かいお風呂に入ったように「はぁ〜」って声でそうになる気持ち良さ。もう最後に使ったのが昔すぎて正確に比較できないですが、ともあれ秒で温かくなります。基本は冷却の強化とのことですが素材がかわったことで熱伝導率自体も底上げされているのかな?

冷房用途は検証できていませんが、もともと風で冷気を循環させる要素もあるので、Tシャツとかスカスカの服装ではどれほど効果が出るのかなという気はします(だから専用シャツに固執したのかなと理解しています)。これはまぁそのうち検証して効いたらいいな、くらい。

とりあえずは温熱デバイスとしてだけでも価値を感じています。短時間なのでなんともですが、とりあえず首に痛みを感じることなくノマドタイムを乗り切りました。

仕様上、30分すると切れてしまい再操作しないとなりませんが、他の電子レンジで温める系のジェルや小豆の入った首温熱ツールに比べたらはるかにしっかりした熱量を長時間保持してくれるので効果は段違いでしょう。

むかしSANSYOがENELOOPシリーズのバリエーションとしてモバイルバッテリーを使ったネックウォーマーを出していましたが、あれは首をぐるっと巻いて使うのでビデオ会議などでは使いづらかったのに比べ、本製品は後ろ側だけで完結するのでカメラにはほとんど存在感が出ません(ネックバンドは襟形状によってはチラっと見えるかも)。安くはない商品ですが、首肩が冷えやすく肩こりや痛み、偏頭痛を生じやすい人にはマストなアイテムではないでしょうか。いまなら初代が比較的ゲットできるのもチャンスかも知れません。

「ふんわりあんか」復活!山善 ホカロン 電気毛布/膝掛けでぬっくぬく

唐突に寒くなりましたね。最近秋とやらはどこへ行ったんでしょう。こないだまで暑くて冷房かけてたのに、いきなり暖房の季節です。日本に四季があるって話、あれはもう時代遅れなのかも知れません。

さて、冷え性の私は冬になると布団の中で足が冷えてなりません。その昔、SANYOありし頃はこちらの「ふんわりあんか」を愛用していたのですが、何年か前に壊れてしまいました。

通常の電気あんかと違い、ソフトで面積も広いので、足全体が温まり、くるぶしなどの骨がゴツゴツあたることもなく素晴らしい商品でしたが、Panasonicに吸収合併された後に後継となるような商品が出ずに残念に思っていました。近いモノを探しても電気膝掛けや電気毛布というと毛羽立ちが激しそうなアクリル系のセーターみたいな素材のものばかり。

そして今年ついに山善がやってくれました。ホカロンのブランドを借りて発売した3サイズの電気毛布&膝掛け「ホカロン電気毛布シリーズ」が、往年の「ふんわりあんか」に近いマイクロファイバーフランネルの肌触りのよい商品です。発売記事をみて速攻で注文しました。

サイズというかモデルが3タイプあり、カタログ上は電気膝掛け(YHK-HR40F)、電気敷き毛布(YMS-HR30FK)、電気掛敷毛布(YMK-HR40F)となっています。

以下、便宜上S/M/Lを呼称します(お店では通用しないと思うのでご注意ください)。我が家では自分用にM、同居人用にSを購入しました。

違いはサイズだけではなく、SとLが両面ともフラネル生地ですが、Mだけは片面のみになっています。文字通り敷き専用ということなのでしょう。私は基本的にそれで構わないし、大きさがSより大きいのにほぼ同価格なのでそちらにしました。同居人は仕事中に文字通り膝掛けとしても使いたいという要望がありSにしました。

なんかこの手の商品って急になにかで紹介されて予想外に売れて長期欠品、という未来がみえたので、発表後すぐにの9月に購入し、しばらくは屋根裏部屋にしまっておくかと思っていたものの、以外と早く出番が来たという感じです。

せっかくの肌触りですが、どうせ寒い時期はパジャマなどを着てしまうし、汚れて洗うことやズレたりするのが気になるので、今はベッドパットの下に敷いて使っています。それでも通常の電気毛布よりクッション性もあるしよれにくいので安定して使えています。今はまだかなり弱い設定でも充分温まっており、直前まで誰か布団に入っていたような優しい暖かさがたまらないです。

同居人も気に入ったらしく、膝掛けに加えて肩掛け(くるまり)用でLを追加購入をしようかと言っています。

■スマートコンセントで自動であたため!

せっかく令和の時代に復活したので、より高度に使いこなそうとスマートコンセントで自動制御することにしました。今回選んだのはこちら。

以前にも買って実績のあるMeross製の2口タイプ。もちろん2口別々に制御可能です。専用アプリはもちろん、各社のスマートスピーカーに対応しており、別々の名前で音声でも入り切りできます。暖房器具とはいえエアコンや電気ストーブのように電気バカ食いではなく、定格でS 40W、M 50W、L 75Wと白熱電球程度なので、2台を1つのコンセントから取っても余裕です。ちなみにこの商品、仕様表には最大1500W(15A)と書いてありますが、写真だとおもいきり「10A」ってタグがついてるんですよね。どっちやねんという気はしましたが、いずれにせよ2,3台つないでも平気には違いないのでチョイスしました(スマートコンセントはあくまで電源プラグのところでON/OFFするのみなので温度設定まではできないのでご注意ください)。

Merossのアプリは標準で時刻制御ができるので、自分用は就寝時間の少し前に電源を入れ、明け方に切れるようにして使っています。主に足の先側を温めたいので、布団の足元に寄せての設置になります。そうすると電源やリモコンもそちらよりになり、手が届きにくくなりがち。ちょっと暑いかなと思ったらスマホや声でオフしちゃえば済むのでリモコンはほぼ触らなくて用が足ります。そうして切ったとしてもまた次の夜に寝ることにはまた温めておいてくれる。完璧な組み合わせです。

■まとめ

ベットシーツ/パッドの下に敷いてしまえばほぼ存在感、ゴツゴツ感のないマットで、ほんのりと布団を温めてくれる本商品、寝入りの幸せ感と寝起きもぐっすり眠れた感はプライスレスです。真冬はわかりませんが、少なくともしばらくは暖房いらずに節電もできる。布団用ならM(電気敷毛布タイプ)をスマートコンセントとの組み合わせでオススメします。またSやLは極上肌触りで膝掛けや肌掛けとして座り仕事の時、ソファでのゴロ寝などマルチに活躍してくれると思います。「ホカロン」の名前を冠したことで知名度があがり不意に需要が高まって品切れる前にゲットしておき、寒さが本格化した時に「知ってたわー。買ってあるわー。」と一緒にドヤりましょう!