3キーでカスタマイズ可能なマクロキーパッドKeybow miniを組んでみた

ElgatoのStream Deckや以前私が作ったAZ-Macroをみて、同居人もマクロキーパッドが欲しそうだったのでプレゼントすることにしました。

マクロキーパッドとは、特定のキーコンビネーション(含む単一キー入力)を入力できる小型のキーボード装置のことです。Ctrl+Alt+F4みたいな複雑なキーボードショートカットを押すかわりに1ボタンで同等の操作を完結できるものです。たまにキーボードの上の方にメディア操作ボタン(再生、停止、スキップ、ミュートなど)がついているPCがあると思いますが、あぁいうのの外付け版みたいな感じですね。昨今、テレワークや配信ブームでマイクやカメラのミュート操作なんかを簡単にしたい、みたいな文脈で注目が高まっている感があります。

で、同居人のニーズとしては「ネットショップの出荷作業の際に、注文管理サイトの未出荷オーダーの一覧画面に一発で戻るボタン」という感じ。マウス数クリックのことではありますが、連続して何十件も処理する時に少しでも効率化できたら、という感じでした。

基本1ボタンで済むのですが探してみても1ボタンのマクロキーパッドというのは見つかりませんでした。もっとも少なかったのはこちらのZoomでマイクとカメラをミュートにできる2ボタンのもの。

Linkidea USBズーム ミーティング ミュートボタン ビデオ起動/停止機能 マイクオーディオミュート/ミュート...

しかしこれはMac用とWindows用が別製品になっている。つまり送出できるキーボード入力がハードコーディングされていて変更不可であるということです。カスタマーQ&Aに「私たちはあなたのためにプログラムを編集し、あなたにそれをカスタマイズさせることができます。 自分で設定したい場合は、お問い合わせください。」という返答があるので、なんらかの手段はありそうですが仕様がはっきりしないのでスルーしました。

ちなみにマクロキーパッドや自作キーボードの多くはProMicroという制御基板がデ・ファクトになっていて、これだとUSB経由で設定ファイルを書き込んでキー出力をカスタマイズすることができます。最近はBluetoothキーボードになる互換ボードもあるようです。

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私が以前組んだAZ-MacroはProMicroを使わず、独自実装のようでした。設定もWebブラウザからできて扱い易かったです。

さて、今回購入したのはこちら。

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1ボタンも2ボタンもいいのが見つからず3ボタンで落ち着きました。アドレサブルRGB LEDがついていて3キー独立で好きな色に光らせることができます。

制御ボードしてなんとRaspberry Pi Zeroを使います。

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別売りなので総額はややお高めになります。一番安いスイッチサイエンスは売り切れていたので秋月電子で購入しました。Wi-Fi/Bluetooth機能はいらないので、Zero W/WHである必要はないですが、オスのピンヘッダーが必要なので、最初から装着されているWHが良いかも知れません。

あとはRaspberry Pi ZeroのOSをインストールするmicroSDカード。容量は全然いらないのでこちらの16GBをチョイス(実際には8GBでも4GBでも余裕なので手持ちがあればそれでOKだと思います)。

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Raspberry Pi Zeroを使う難点としてはOSの起動に時間がかかる点。PC/MacからのUSB給電で起動し、キーが反応するようになるまで10~15秒ほどかかります。スリープ中でもUSB給電している機種/設定ならあまり気にしなくても良いかも知れません。

ちなみに起動後はオンメモリで動くので、いきなり電源をブチ切ってもSDカードのデータが壊れたりはしないとのことです。

キーユニットやキーキャップはバラバラで送られてきますが、ハンダ付けは要らず、差し込み、ハメ込みのみで完成します。購入時キーユニットがカチカチと静音タイプが選べましたがなぜか2,000円くらい差があったのでカチカチにしました。今は同額のようです。汎用品だしハンダ付けもしないので、その気になればキーユニットもキーキャップも交換できるでしょう。

接続ケーブルはRaspberry Pi Zero側のUSBはmicro B、PC側はAコネクタなケーブルが付属。USB Type-CのMacBookやPCの場合は別途変換アダプタ、ハブをかますか、ケーブルを買い直す必要があります。

■カスタマイズ方法がやや面倒くさく、日本語キーボード環境では問題あり

Raspberry Pieとか聞くとLinuxの知識がないといじれないんじゃ?と思われるかも知れませんが、本製品はそこら辺の知識は基本必要ありません。公式からOSファイルをダウンロードしてzip解凍した中身をSDカードにまるっとコピーします。そしてその中にあるテキストファイル形式の設定ファイルをエディタで編集するだけです。ただその記述方法は多少はプログラミング的な考え方が必要ですし、ドキュメントが公式サイトの英語のものしか見つからないのでそこは多少覚悟が必要かも知れません。

また

  • SDカードをPC/Macにマウント
  • 設定ファイルを書き換え
  • SDカードをアンマウントしてKeybow本体に差し替え
  • 起動に10~15秒待ち
  • キーを押してみて動作確認
  • 電源を落としてSDカードを抜く

の繰り返しになる設定プロセスはかなり面倒です。トラブルなくいけば数回で済むことですが、私はハマって試行錯誤をすることになったのでかなりストレス。

なにに困ったかというとMacで日本語キーボード環境だとキー配列に互換性がないため、意図した文字が送出されない、という点です。本製品は基本的に英語キーボードして動作します。しかしOS側でこれを日本語キーボードだと認識しているおかしなことになります。Macの場合、初めて接続したキーボードに対しては自動的にウィザードが起動して設定できるわけですが、そのステップとして「左右のShiftキーの隣にあるキーを押せ」というステップがあります。このキーが存在しない為、ここを突破できないのです。マニュアルでキーボード個別に配列を変更する箇所は発見できませんでした。標準キーボードともども英語配列設定にすれば問題ないのですが、、、多分Windowsならデバイスマネージャーでキーボード別にドライバ選択で使い分けられる気がします。もしかしたらGUIにこだわらなければMacでも設定できるかも知れませんし、これを書きながら、「一旦Shiftキー隣のキーを割り当ててやればよくね?」とも思いましたが試していません。

で、OS側での認識が日本語キーボードのままで例えば「所定のテキストを送信する」という

みたいな設定をしたとしても、「:」や「_」といった日本語キーボードと英語キーボードでキーの位置が違うような記号は正しく送られていきません。あくまでUSBキーボードなのでテキストを転送するのではなく、キーストロークに分解して1文字ずつ送信しているっぽいからでしょう。
ドキュメントも基本的なカスタマイズしか記載されておらず、キーコードを定義するところは見よう見まねで試行錯誤するしかありません。これには16進数のUsage IDというのを使います。こちらの表がわかりやすいですが、例えば左F1キーは10進数で58のところにあり、16進数なら0xをつけて0x3Aを指定します。実際に定義ファイルkeybow.luaをみると、

keybow.F1 = 0x3a

という定義行があります。

では「:」が「+」になってしまう問題を考えます。英語キーボードではShiftキーを押しながら「;」で「:」です。「;」キーのUsage IDは0x33です。実際に「:」を送信するよう設定をすると、日本語キーボード環境では(一番右のJISの列)では「;」のUsage IDは同じ0x33なものの、Shiftコンビネーション時の出力は「+」となっているのがわかります。

逆に辿るとJISで「:」は0x34であり英語では「’」だとわかるので、

keybow.text(“https’//”)

でいけるんじゃないでしょうか(未検証)。私は

keybow.semicoron_jp = 0x34

のように定義を追加しました。とりあえずこれを使ってコロンは出せました。

しかしこれで全て解決とはいかず。今度は同じ方法で「_」を出すために、日本語キーボードで右シフトの左にある「\_ろ」のキーに相当するキーコードを定義してみます。キー名は「International1」であり、Karabinar Elementに付属のEvent Viewerでも確認できます。

keybow.backslash_jp = 0x87

これで「\」が出てくれればShiftキーと一緒に送出するだけです。しかしこれは上手くいきません。原因は不明ですが、International1-9は英語キーボードに相当するキーがない(表でN/Aとなっている)ので、KebowのOSでも動作対象外となっているのかも知れません。「:」が出せたので考え方は間違ってないと思うのですが、これ以上はお手上げ。公式サイトに問い合わせるしかなさそうです。

ちなみに同じファイルkeybow.luaの冒頭にこういう定義あって、

どうやらこれを書き換えればShiftキー押しながら書くキーをタイプした時の挙動をカスタマイズできそうなんですが、エスケープ(\)されたものとかあって後半のキーまできっちり合わせるのが大変そうで手を付けていません。Shift+9くらいまでならこれでもどうにかなるかも知れません。一般には\tがタブ、\nは改行だと思うんですが、\bがバックスペースで\aは警告音??Shift+TABとかShift+BSが警告音になっちゃうってこと??みたいな。どっかにフルドキュメントないんかな…

■結局記号付きの文字列送出はほぼ諦めた

上述のように1つ設定を書き換えてはSD差し替えてブート待ちして、というサイクルが面倒くさすぎて心が折れました。結局使用者の利用シーンを聞き取りして、記号文字「_」の送出はしなくて良い形でまとめました。参考とバックアップの為に今回の納品設定を晒しておきます。layoutsファイルにあるKeybow mini用のテンプレートmini.luaをコピーしてmy_mini.luaなどを作り、ルートにあるkeys.luaの2行目で呼び出せばOKです。「– 」で始まる行はコメントとして認識されるぽいですが、2バイト文字(日本語)があっていいかは不明です。ここでは可読性を優先して日本語でコメントを追記しておきます。

以上、かなり単純な操作に落とし込みました。URLをキーボードから送り出すのは諦めて、使っていなかったホームボタンに指定URLを登録し、単にそれを呼び出すだけにしました。
また所定のアプリ起動はSpotlightを使ってアプリ名で検索して起動するアプローチになるんですが、デフォルトのCommand + SpaceはIME切り替えに使っていたので、OS側での呼び出しショートカットもF5にした上であわせています。標準ショートカットの場合はsnippets/mac_snippets.lusに関数が定義されているのでそれを使ってもいいかも知れません。

■PC側のツールでどうにかするアプローチ

今回はセットアップ先が自分のPCではなかったので、極力常駐ものを増やすのは避ける方針でいきましたが、AutoHotKey(Windows)やKeyboard Maestro(macOS)などのユーティリティを使えば、本体側は普段使いとあまり重複しないキーを送信するだけにしておき、あとの処理はPC側でどうにかする、という方向性もアリじゃないかと思います。

■まとめ

このボタン数で活カスタマイズ可能なキーパッドは希少で他に選択肢がなかったんですが、Raspberry Pie Zeroを使った独自実装で資料が少なく設定は難航しました。単純なキーコンビネーションを送出するだけなら問題ないと思いますが、日本語キーボード環境で文字列送信まで視野にいれるとかなりしんどいと思います。そもそもキーストロークを送出するUSBキーボードのふりをするので、OS側のIMEがONかOFFかも意識せず「aiueo」と送ります。「あいうえお」と送りたければ、IME ONにアサインしたキーコンビネーションを送るなどする必要がありますし、漢字変換まで考えると実質制御不能でしょう。そういうことがしたければStream Deckのような常駐ソフトを組み合わせて動作する製品を選ぶ方が幸せになれると思います。

設定が面倒くさい点に関しては、せっかくWi-Fiを内蔵したRaspberry Pi Zero WHをいれたので、sshでログインしてviやemacsで書き換えできるようにならないかな?と思いつつこれも調べていません。おそらくデフォルトでは余計なポートやデーモンは無効化てありそう(してあってほしい)。

色々可能性は感じつつも、試行錯誤の面倒くささとドキュメントの少なさで、とりあえずの動作要件を満たせたところで「もういいや」という気分になっていますが、とにかく小さいキーパッドが欲しいという方、AutoHotKeyなどの使用に躊躇がない方には良いかも知れません。

個人的には価格、ワイヤレスでも使用可能、Web設定インターフェイスなど統合したらAZ-Macroの方が遥かに優秀かなと思います。ハンダ付けが苦手な方には完成品もありますし。

ちゃんと4KキャプチャができるUSBキャプチャ Elgato Cam Link 4K

テレワーク需要を受け、高画質なデジタルカメラの映像をPCにリアルタイムでいれてWebカメラのかわりにオンライン会議の顔映像として使いたい、という需要も増し、USBタイプのHDMIキャプチャーがあちこちから安価に出まくっていますね。

私が最初に買ったのはAverMediaのBU110でした。

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2018年当時、フルHDR対応していて1.5万円ほど。当時としては小さく、電源不要でHDMI映像をUVCドライバーでカメラ入力でき、様々な現場で活躍してきました。

今回これと同じことができるデバイスがもう1つ、2つ欲しいなということになり物色。BU110もまだ現役で売っていますが、より小型で安い商品が中華勢から続々と登場しています。なんと1,000円を切るようなものまで。一瞬そういうのでいいか、と思いかけましたが、ちょっと不安になって色々リサーチ。というか普通にレビューをみていても遅延が、、などとお値段なりの品質を思わせるコメントが続々。日常のウェブ会議でたまに不具合が出るくらいならいいですが、UT実査などの収録でトラブルは困ります。

新しさには欠けるけど実績のあるBU110を1.5万円ほど出して買おうか、同じくらいの値段で4KまでいけるElgatoのCam Link 4Kにしようかという流れに。

ちなみに安物はきっぱり止めようと思えた動画がこちら。

Elgato’s Cam Link 4K vs a Cheap Capture Card (Comparison)

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後半で、LogcoolのWebカメラ、一般的な$20のキャプチャアダプタ、Cam Link 4Kで遅延を比較してくれています。安物はひと目で「これはないな」と思えますw。逆にCam Link 4Kは大丈夫そうだなとも。Logicoolの上級モデルのカメラもさすがですね。今回は光学望遠が使える外部カメラをつなぎたかったので除外ですが(というか同社のBrioは毎日問題なく使えています)。

さて、今回どうして4Kキャプチャーがいると思ったかというと、別に高画質ゲーム配信とかではなく、とあるUT現場で、ある製品の複数箇所、アングルを映す必要があったからです。当初3カメラで個別に映す予定でしたが、4KでキャプチャしてOBS側で必要な部分をズームして使えばカメラ台数を減らせるんじゃないかと。例えば引きの全体像と、表示部分のアップ、みたいなのを1台のカメラで撮れれば、機材も減らせるしキャプチャーの負荷も抑えられるかなと。もちろん4Kは単純にいってフルHDの4倍の解像度なので、1台でフルHD 4ストリーム分の帯域を食う可能性もありますが、どちらかというとUSB周りでデバイスが増えた時の不安定さの方を問題視しました。4Kでキャプチャできていればズームした部分もそれなりの解像度を維持できるのでいいかなと。

ちなみにAmazonでゴロゴロ出てくる中華製4K対応USBキャプチャ(2~3千円程度)のものも「4K」と書いてはありますね。ただこれはトラップです。4Kの信号を受けることはできるものの、キャプチャされるのはフルHDまでだったりします。4Kでゲームしている映像をフルHDに落として配信したい、とかならまぁいいんですが、4Kでキャプチャできるものはこの価格帯では現状ないと思います。

ということで最終候補として残ったのは、ElgatoのCam Link 4Kか、単独で録画もできHDRなどにも対応している4K60S+です。ノートPCで使うのでPCIexタイプは除外。他にはAverMediaなどでもいくつか仕様を満たすものはあります。

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Elgato ゲームキャプチャー 4K60 S+ HEVCエンコーダー 4K/60fps HDR10パススルー 低遅延 低レイテンシー SD...

後者は単体録画ができたりパススルー端子があり、HDR対応しているので、PS5を4K&HDRで遅延なくプレイしながら録画したり配信したりができるのでかなり魅力でしたが、業務用としてはオーバースペックで、今回Razer Blade 14というCPU/GPUの強いPCを買ったので、懐が寂しかったのと、そちらのソフトエンコードパワーを生かしてやろうということでCam Link 4Kにしました。

■使用感

基本OBS Studioへの入力用なので専用録画アプリは入れただけでほとんど使っていません。

安定性はそこそこ。たまにOBS落としたりPCがスリープになったりすると映像がブラックアウトして、Cam Link 4KをUSBポートから抜き差ししたり、OBS上でデバイスを無効->有効にしたり、カメラをOFF/ONしたりしないと復活しなくなります。が、まぁこれはBU110も含めて似たり寄ったりじゃないかなという認証。今回話してる人を撮っているわけではないので厳密なリップシンクまでは検証できていませんが、見ていて明らかな遅延はありません。また一度映った状態、録画し続けている状態において途中で切れたとか熱暴走でフリーズとかはないです。

ちなみにUSBは直差しではなくハブ経由ですが電流不足にならないようバスパワーのこちらを使っています。

サンワダイレクト USB Type-C ハブ 4ポート USB3.1 Gen2 セルフパワー ブラック 400-HUB061

貴重なUSB 3.2 Gen2対応のハブで、Razer Blade 14のようにUSB Type-CでGen2なポートがあるノートにはぴったり。ちなみにCam Link 4K自体は要求仕様に「USB 3.x port」と書いてあるのでGen1(5Gbps)であれば問題ないですが、他のデバイスも同時につなぐならハブ-PC間はGen2(10Gbps)で帯域に余裕があるといいのかなと思っています(USBがそういう帯域の取り合いの仕方なのかわかっていませんが)。電源がとれてGen2なハブでしたらこれはオススメです(ただしダウンストリーム側にType Cはないのでご注意ください。A x4口です)。

USBポートに対して本体が幅広なので、短いUSB延長ケーブルが付属しています。これもUSB3.0で動作保証されているという意味では貴重ですが、絶対なくしそうなのでとりあえず元箱にしまって現場にはもっていきませんでした。がこれはやっぱり必要だったなと反省。上記ハブでも隣がデバイスだと干渉します。細いケーブルとかならいいんですが。今後はケーブルを本体につけて機材ボックスに保管しておこうと思います。

■まとめ

結果的に今回の現場では思惑の「4Kで撮って必要なところをアップで切り出す」という使い方はボツになりました。撮りたいアングルが乖離してしまったせいです。ただし4Kキャプチャはしていてその品質は満足しています。似たような仕様の中華製品が安くある中で1万円台を出すのは勇気がいりますが、価格なりの品質が伴った商品だと思います。

OBSやATEM MINIのお供に小型なフルHDポータブル液晶を購入

前々から現場のモニタ用に小さいモニタが欲しいと思っていました。有名なとこだとATOMOSのSHINOBIシリーズとか。

ATOMOS SHINOBI ATOMSHBH01

ただこれらは多機能だし色校正とかもしかりしてるんだろうけど、5インチ、7インチとスマホくらいの大きさで老眼にはちょっと微妙。細かいところまでピント来てるか見分けられる気がしません。しかも結構お高い。あと基本”フィールド”モニターなので電源仕様がバッテリー前提だったりして微妙に使いにくい。マイナーなメーカーのもっと安いものもあるけどいまひとつ決定打に欠けていました。

そんな中で今回見つけたのがこちら。

モバイルモニター 10.8インチ モバイルディスプレイ 1920*1080FHDHDR ゲームモニター IPS 薄型 軽量USB Typ...

SECOUというメーカーかな?型番もよくわからん商品ですが、

  • 10.8インチ フルHD(1920×1080)60Hz
  • 非光沢IPS液晶
  • HDR対応
  • miniHDMIおよびUSB Type-C接続
  • スタンドにもなるマグネット式カバー付属
  • VESA穴は無し

という仕様。これで1.4万円(購入時更に1,000円クーポンあり、レビュー書くと500ポイント)とお手頃価格です。同じメーカーが作ったとしか思えない類似仕様の4K 15.6インチのものをもってますが、VESA穴がついてて自宅に壁掛けしちゃってるし、現場にもっていって並べるには若干大きかった。OBSやATEM MINIなどで配信画像をモニタするにはフルHD、10.8インチは過不足ないなという印象。折りしもOBSの全画面プレビューという機能を知ったばかりで、外付けフルHDモニタがあるのなにかと便利そうと思っていた矢先だったので飛びついてしまいました。

付属品に、

  • USB Type C to Cケーブル
  • USB Type A to Cケーブル(給電用)
  • USB A充電器(5V 3A)
  • miniHDMI – HDMIケーブル
  • スタンド兼カバー
  • プラスチック製スタンド

と必要なケーブル一式も含まれているので実質のコスパはさらに安い印象。

■フォトレビュー

外観はこんな感じ。

マグネット式カバーは2段階アングルのスタンドにもなる

ヘアラインのフレームなど、Amazonに溢れている中華モニターのデザイン、質感です。さほど悪くない。背面はフラットで、写真のカバー右寄りの部分がマグネットでモニタ背面上側にひっつく感じ。できればVESA穴があると、普段自宅でサブモニタとして使いやすいんですが、そうなればなったでまた持ち出すのが億劫になりそうなので、これはこれで持ち出し専用として割りきった方がいいかなとも思っています。

背面はフラットでVESA穴は無し(惜しい)

ただウマ娘用(笑)に縦サブモニタが流行ってるようなので、それ用に使うならやっぱりアームはつけたいかもですね。これくらいならタブレット用ホルダーでも固定できるかも?

残念さを感じるのはカバーを閉じた時。微妙にマチが足りないのかピッタリと閉じずにこんな感じ↓で浮いてしまいます。バッグなどに入れてしまう分には実用上の問題はなさそうですが、ちょっと設計精度か個体差の問題か不明ですが中華クオリティ感を感じてしまいます。

カバーは若干浮く

カバースタンドとは別にプラスチック製の可変式スタンドも付属。こちらの方が多段階に角度を調整可能です。

プラスタンドも付属
プラスタンドで立てた状態

持ち出しを想定してとりあえずDELL XPS 9575のUSB-Cポートにケーブル1本で接続して移してみましたが、特に色味や解像度感で違和感はないです。きちんとHDRも有効化できましたし、当然ながらOBSの外部モニターとしても指定OK。ただしその辺にあったAmazonブランドのType-CケーブルではUSBデバイス接続音はするものの画面は映らず。USB2.0ケーブルだからかな。USB Type-Cは見た目同じでも規格違いがものすごくあるので、付属ケーブル以外を使う時はきちんとテストしておかないと現場で慌てることになりますね。

■まとめ

10インチクラスの小型モニタは以前に買ったCENTURY製品もまだ手元にありますがあちらは1366×768止まり。そこから10年近く、解像度も上がりHDR対応し薄くなり、USB Type-Cケーブル1本での使用にも対応し、1万円台で買えるなんて。薄くてノートPCなどと一緒に持ち出すなどハンドリングも楽でこれからの現場仕事で活躍してくれそうです。

とにかくCポートの多い充電器がほしい~UGREEN Power Delivery Fast Charger Gan X 65W

久しぶりの現場仕事を控え、細々と機材を買い揃えています。

1つは前から欲しかったUSB Type Cポートのマルチポートの充電器です。Type-CはPD(Power Delivery)の最大ワット数勝負なところが大きく、ポート数方向で頑張っている製品があまりないように思います。手持ちで最大でも2ポート(+Aポートが1,2口)のもの止まり。なかなかType Aみたいに7ポートとか10ポートとか景気のイイヤツはお目にかかりません。供給電流が大きいのでどうしても発熱の問題などがあるのでしょう。個人的には高出力のものは別で所持しているので、PD18Wでもいいから3,4ポートくらいあるのがいいなと思って探しました。

で、今回見つけたのはC x3 + A x1ポートのこちら。

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上2つの口がMax 65W、3つ目が18Wで、合計で65Wという仕様です。つまり1口目が65W使ったら残りの口は使えない(あるいは均等に分配される)というわけです。ノートPC複数台を同時充電できるわけではないです。ただ例えば1つ目が終わったら自動的に2つ目が65Wまで上がるのであれば、寝る前につないでおけば済みます。実際に現場仕事ではホテルで寝る前につないでおける口の数が重要だったりします。口の数が足りないと充電終わったものから差し替えていく手間が発生します。

65WというとミドルクラスのノートPCくらい(MacBookでいうとPro13くらい)までは余裕。ハイエンドもスリープ中にゆっくり充電するくらいはできる、という感じ。(18Wくらいが多い)スマホなら3台同時に急速充電できるくらいですかね。サイズはGaN(窒化ガリウム)タイプなので出力の割にコンパクト。MacBook用充電器でいうと30Wクラスより微妙に大きいかな?くらい。もちろんプラグは折りたためます。

サイドにはUGREENのロゴと斜め縞のシボが入っていて、質感は悪くありません。

まだ全力運転させてないので、発熱の程度はわからないですが、仕様通りに動いてくれれば今回のニーズを満たす良い選択肢かなと思います。

 

BOSE SleepBuds → SleepBuds IIに無償交換でゲットだぜ!

BOSEのイヤホンもどきというか快眠デバイス、SleepBudsをめぐる顛末。

SleepBudsは2018年に登場したイヤホン型の快眠デバイスです。完全ワイヤレスイヤホンのような形状ですが好きな音楽を鳴らすことはできず、ノイキャンもない。単に寝室周りのノイズ(いびきとか)をかき消しやすい環境音(雨音、風音、飛行機のキャビンの騒音、たき火のパチパチ音、etc.)や専用音楽を流すだけのデバイスです。なんですが、機能を削ったおかげか普通のTWSイヤホンよりも一回り小型で、寝ホンとしてのつけ心地が最高というかノーストレス。横向けに頭を枕に押しつけるようにしても全くといっていいほど干渉しない。どちらかというと自身がイビキ音源な私ですが(CPAP療法中)、エアコンや時計の針の音、動物達の活動音でも寝付けなくなる達なのでメッチャ重宝していました。つけて寝ると途中覚醒が格段に減る感じ。

しかし設計上の欠陥がありバッテリー充電不良問題が勃発。多くの人が交換してもらうも根本的な解決に至らず、ついに2019年には発売中止、希望者には全額返金という措置がとられました(2019年末まで受け付け)。

しかし私は本製品を気に入っており他に代わりになる製品もなく、BOSEからも後継モデルが出るかどうかも定かではなかった為、返金よりも手元に残すことを選びました。

翌2020年、BOSEは欠陥を修復した後継モデルSleepBuds IIを発売。

Bose Sleepbuds II ノイズマスキング 睡眠用イヤープラグ
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個人的にはギャフン!という感じでした。充電問題が(たぶん)修正されている上、ケースの充電ポートがType-Cになってたり、レビューをみるとBLE接続も速くなったとの評価で初代を返品しておかなかったことを後悔しました。まぁ、性格的に資金をプールしておいたとも思えないけどw。

とはいえもう3万ぶっこむのもキツいので、騙し騙し使いつつ、やっぱり右側が使いたい時に充電できてなかったりスマホで認識できなかったりで徐々に使わなくなっていきました。

そして先日から毎朝オンライン会議があるプロジェクトに参加することになり、少しでも睡眠状況を改善しようと久しぶりに使おうとしたところ、、ついにどう足掻いても右側が認識しない。ケースの充電ランプからみても全く充電できてない気配。右ユニットを左ユニット用の充電スロットに無理矢理セットすると充電してそうな点滅パターンになるので一縷の望みを託して様子見したりしたけど結局どうやっても復活はならず。

もう改善できまへんとばかりに返金まで受け付けてたくらいなので修理サポートしてもらえるかすらわかりませんでしたが、自分でバラして電池交換した猛者の記事とかも見付からないし、ダメもとでサポート依頼してみることに。ネットに書かれているケースファームウェアの更新やリセット操作などやれることはやり尽くしたので、サポートにそれをしてみてと言われる手間を避ける為に、やったことを列挙しようとするも、なぜかサポートフォームの故障状況説明欄がTwitter並に文字数制限が厳しく、メッチャ苦労しました。そしたらなんということでしょう、人力を介さず、その場で「その製品はSleepBuds 2への無償交換対象だから着払いで送ってくれたら新型送るで」的な画面に!

画面の文面を規定文字数に縮めた苦労ェ…先に言えよ!っていうか2に交換決まった時点で既存ユーザに通知送れよ!!と思ったり思わなかったりしたものの、棚ボタ的に新型が手に入ることに。まぁ欠陥があったので当たり前といえば当たり前かも知れませんが、いちど返金措置をつっぱねて自己責任で使い続けたユーザに改めて交換提案してくれるという意味では太っ腹のイケメン対応と言えるんじゃないでしょうか。

■ファーストインプレ

初代を送ってしまったので比較写真が撮れないですが、充電ケースとの接触端子が2ピンから3ピンに変更されています。より安定して充電を行うための措置でしょうか?雑に放り込むだけでマグネットで定位置にスチャっと収まる仕組みも同じですが、マグネットの位置なども変更されています。USB充電端子がmicroBからType-Cになったのは地味ながら嬉しい。出張とかにも持っていくので、microUSBケーブルが必要な製品が1つでも減るのは有り難い。カラーもシルバーからシャンパンゴールド的な色になって高級感が増した感じ。LEDも真っ白なものから少し暖色寄りのカラーになっていて、就寝前に暗くした部屋で使っても目に刺さらない感じがナイス。

本体のつけ心地は今のところそんなに違いは感じず。

サウンドライブラリも随分数が増えており、転送速度も上がったみたい。初代は何十分もかかるので、寝る前にオンラインのライブラリから選んでもその場ですぐに本体に転送して使うのは無理でしたが、新型では2,3分くらいあれば転送できます。ただしバッチ転送はできないので、1曲(?)ごとに操作が必要。本体のメモリはさほど余裕がないので、あれもこれも試すには毎度削除して空き容量を作ったりと面倒ですが、お気に入りが見付かって固定されるまでは我慢かな。ちなみにこちらからサンプルを聞く事が出来ます。

■まとめ

BOSEが失敗にめげずにこんなマイナージャンルの製品でも後継改良モデルを出してくれたことも、旧モデルユーザーに交換サービスしてくれたことも感謝感激です。これで毎朝早起きワークスタイルも頑張れそうです。

もしまだ初代を頑張って使っている方がいらしたら、是非一度修理依頼フォームにシリアルNo.入れて進んでみるといいと思います。

ノイキャンもないどころか好きな音楽すら聴けないデバイスに3.3万円というとかなり覚悟のいる製品ですが、BOSE公式サイトで購入すれば90日間返品返金保証があるので興味がある方はそちらをご利用になってみるのも手かも知れません。

あと、これはこれで素晴らしいガジェットですが、そろそもこれくらいの完全枕対応の寝ホンが登場しないですかね。電池2時間くらいでいいので…