W-ZERO3用に注文した1GBのminiSDカードが届いたので、Fate/stay night(もちろんWindows版)のエミュレータ起動に挑戦しました。
試行錯誤で丸一日つぶれてしまいました(^^;)。もはや手順を書き出す気力もなく、概要だけ。
この手のゲームをPDAなどで動かすにはNScripterという実装が有名。ONScripterというLinux系の派生版があり、LinuxZaurus用のバイナリも配布されている。
W-ZERO3を含むWindowsMobile5での選択肢は、LIIというNScript互換の実装と、独自実装ながらNScripter形式からのコンバーターが提供されている、SEVEN、雪希v4がある。
あれこれ試した結果、LinuxZaurus(SL-C700)ではVGA+BGM+効果音付きでバッチリ動作。ルビもしっかり表示。画面のシェイクなどもかなり忠実っぽい。データフォルダは213MB程度。余っていた512MBのCFカードで楽勝。
一方、W-ZERO3はLIIで起動。こちらはアプリ自体が古くQVGAしか表示できない模様。データを色々作り直したり、システムをリアルVGA化してもダメ。グラフィックはまだいいとしても、テキストがギザギザしているので、リナザウに比べると見栄えがしない。画面のシェイクやズーム表示の再現度も低い印象。あとルビに対応しておらず、シナリオファイルから正規表現置換を駆使して削ってやらないと、ルビ情報がある行の表示がおかしくなります。BGMと効果音はOK。こちらも200MB程度に絞れました。
雪希v4はVGA対応してるらしく、ほぼ全自動でNScript形式に吸い出すツールまで提供されているものの、雪希v4形式に変換する際のタイトル個別ファイルにFateが含まれておらず試せず終い。と、思ったらさきほどリリースされた模様。もう一日待ってれば良かったかも。明日以降にでもまたチャレンジします。
いずれにせよ、肝心のシナリオファイルの変換がまだ有志によって人手で行われている段階で、ようやくセイバールートが最後まで落ちずに動くようになった、という段階。ここら辺りは動向をみながら更新を追っかける必要があります。
しかし、モバイルでFateができること自体は素晴らしい。いくらP8210が小さいとはいえ、電車でつり革つかまって、というワケにはいかないですからね。
(写真は覚えてたら明日にでも)