モバイルルーター放浪、auに落ち着く?

2016年末の話になりますが、モバイルルーターをWiMAX2+に再入信しました。2015年頭にW01を買ったものの1年強で2万円くらい違約金払ってまで解約したのにまたW03を購入という。

WiMAX2+を解約した主な理由は、

  • うっかりヨドバシWiMAX(Wireless Gate)で契約してしまい、グローバルIPアドレスオプションが盛れなかったり、IPv6アドレス配布がなかった
  • W01のDSF(5GHzを使おうとすると1分間のチェックが入り待たされる)がウザい
  • WiMAX+電波は屋内に弱く、さりとて別途auのLTE回線を利用すると月1,005円かかる

などの理由です。で、MR04LNを買ってUQ Mobile回線を入れてみたり、後にIPv6が使えて、他のおサイフケータイ回線などとファミーパックでお得になるDMM mobileにしてみたりしてました。しかし最近、DMMがちょっと許せないくらい体感速度が落ちてきていて、メインのiPhoneに20GBパックをつけてテザリングをしていたり。やっぱりMVNOに比べるとau本家は圧倒的に速いし(LTE NET for DATAで+500円払えば)IPv6も使えるしで、あとは5GHzテザリングさえできればなぁ、という状態。DMMは解約しちゃおうかなと悩んでいた折り、WiMAX2+について以下の発表がありました。

  1. au回線とスマートバリューmineを組むとハイスピードプラスエリア(LTE回線)利用料の1,005円が無料化
  2. 三日3GBで制限が2017年2月より三日10GBに緩和(ただし制限後のスピードが落ちる)

LTE回線が無料で(7GBまで)使えるとなると、現行のW03のLTE+WiMAX2+のキャリアアグリゲーション370Mbpsが現実を帯びてきます。今はまだ渋谷のみですが追々山手線周辺は対応ということなので期待できます。iPhoneの方は20/30GBパックだとなぜかテザリング料金も500円から1,000円に値上がりするという謎システムもあって、パケット代差額1,800円程度、テザリング値上げ500円、IPv6目的で追加してたLTE for DATA500円をモバイルルーターの代わりに上乗せしてし、またDMM mobieのファミリープラン1,800円も惰性で払っていたので、これらを代替して賄える値段でMNOルーターが手に入る試算ができあがったわけです。σ(^^)の場合固定回線代わりじゃなく、月間通信量は7GBでもいいのでとにかくスピードが出るものが欲しかったので、もうその方がいいかと。docomoもエリアと公称スピードについてはヨサゲでしたが、実測情報と価格でコスパは劣るとして却下。

そうとなれば2月の改訂実施を待つ必要もなく、あとは本体代金だけえいやっと2万くらい払って出せばいいかなくらいのつもりでヨドバシへ。そこで2chで聞いてて気になってた言葉「固定代替」というワードについて確認。文字通り自宅にauの固定回線を引きたいけど引けない人向けにモバイルルーターを安く提供。代わりにその後固定回線が引けるようになったら加入する約束してね、というシステムです。一般的なキャンペーンも含んでるかもですが、条件は以下の感じでした。

  1. 本体代一括0円
  2. ハイスピードプラスエリア オプション料(1,005円/月)が無料
  3. 2年間、スマホ回線側からスマートバリュー(疑似固定扱いなのでmineではなくフル値引き)
  4. 更に半年間、もう月1,000円弱(金額失念)割り引き上乗せ
  5. ヨドバシポイント10,000pt

1.で最悪速度が期待通りに出なくて即解して違約金払っても痛手はない感じ(本体代はもともと覚悟してたし)。2.は先に書いたように最近スマートバリューmineでも無料化されたんですが、固定代替では元からそうだったのかな?そして3,4,5を考えれば、多少割高なMNO回線がMVNOやiPhone回線に20GBとかつけるのと変わらない価格域に降りてきます。少なくとも1年くらいはそう思っておけるでしょう。

てことで即決、したかったけど閉店間際だったので翌日改めて契約。

■使用感

DSFは相変わらずW01と同様で、5GHzを使うには1分待たされるのが辛いです。ただ起動は随分速くなった印象で、基本電源オフで運用してるσ(^^)にとってはメリット。

またW01でも出来てたかもですが、本体GUIでプロファイル(APN切換)ができました。後述のグローバルIPが使えるLTE NET for DATA設定を気軽に試せます(まぁそっち固定でほぼ問題なさそうですが)。

基本W01と代わり映えしないです。充電器がついてこないのも個人的には無駄が無くて好き。

WiMAX 2+ フラット for DATA EXプランなので、WiMAX 2+側は(三日3GB、2月からは三日10GB制限を別にすれば)使い放題です。ただLTEは月間7GB使うと128kbps制限を食らってしまいます。その後でLTE(ハイスピードプラスエリア、以下HS+A)をOFFにしてもWiMAX 2+側も128kbpsです。若干納得行かない仕様ですが、ともあれ、7GB届きそうになったら直前でLTEをOFFにしてWiMAX 2+オンリーにして使う必要があります。それを確認する為の通信量表示がトップ画面にあるのは親切。表示は一ヶ月カウンタか三日カウンタかも選べます(計測は両方していて管理画面では両方表示可能。また一ヶ月カウンタは一定のパーセンテージで通知を出せるぽい。一応90%で設定してみましたが通知ってどう出るんだろ?

なおCAで使った場合、LTEとWiMAX2+のどういう比率で使ったかわからないんですが、もともと一ヶ月カウンタ自体、実際にどっちで通信したかではなく、ハイスピードとハイスピードプラスエリア設定のどっちにしてたかで見てるだけっぽい。これはCA以前の記事ですが多分CAでも同じ扱いなんじゃないかと。これもWiMAX2+は使い放題のはずなのに釈然としない仕様ではありますが、まぁともかく一ヶ月カウンタは気にしておきたいなと。三日カウンタは2月になればほぼ気にしなくてよくなるでしょう。σ(^^)の場合そもそも連日で動画をストリーミング再生するような使い方はしないので。たまに遠出とかする時にiPhoneにいい動画入ってないと使うくらい。

■速度

LTEとのCAはUI的には区別不能ですが、劇的に速くなった感じはないので、まだ千代田区も対象外なんでしょう。これは期待して待つしかない。まぁこれを買った翌日に引っ越し事案が持ち上がって、活用する間もなく都内から撤収する可能性も出てきたんですが…

また、2chなどでAPN設定をLTE NET for DATAのものにするとグローバルIPが付与され速度やping値が向上するといわれているので試してみました。自宅窓際で50Mbps台から70Mbps台と上がったので、確かにありかもしれません。IPv6もちゃんと振ってきます。UQ契約だと追加料金かかるグローバルIPオプションですが、auだと追加料金無しっぽいので常用しても平気かな?

以下、小川町のスタバで実測。au iPhoneと比較したかったけど2.4GHz混みすぎなせいかつながらず。これさえなければiPhoneにパケット盛ってテザリングでいいんですけどね…。面倒なので1回ずつしか測っていません。

まず2.4GHz + HS

 

 

 

 

次にHS+A

 

 

 

 

HS+AのCAに対応してないエリアらしく、下りは少し下がってます。

続いて5GHzにしてHS

 

 

 

 

下りはどーんと上がりました。都内では2.4GHzと5GHzでこれくらい違うのでやめられない。上りとpingは同じですね。

で、5GHz + HS+A

 

 

 

 

またずごんと下がりました。しかし上りとpingは若干向上。HS+Aはその瞬間瞬間でWiMax2+とLTEのどっちでつないでいるか判別できないので困ります。傾向としてはLTEに切り替わった??

ということで、

  • CAエリアじゃない場合、WiMAX2+の方が良い数値が出る
  • やはり5GHzは効果ある

という傾向は感じられました。

 

 

MacBookぽいキータッチのキーボードを求めて 〜Logicool K780〜

よく落ちる、Karabinerが使えない(Sierraのせいだけど)、バッテリーが超減る、など問題を抱えているMacBook Pro 2016ですが、賛否両論ある新キーボードはσ(^^)は気に入っています。公式が言う通り、MacBook 12’よりも更に進化してる気がします。とにかくストロークが短い割に、打鍵感は割としっかりしてる。上下方向に指をほとんど動かさなくても入力できるので、指の動きが効率化され、水平に滑らせるように動かすだけでモリモリ文章が入力できる感がする。そういう打ち方をしてれば、言われるほどうるさくもない気がしますし。

で、それが快適で、なんかこうRealForceがちょっとしんどく感じてきました。レポートとかゴリゴリ書いてて指の運動量が非効率な感じに、、、

またSierraではDOS/Vキーボードの扱いに難がある、というかそれをフォローする為のKarabinerが現状動かないので、色々問題も。無変換/変換キーを使うこと自体はKarabiner Elementsで可能になりましたが、同ツールを起動してると他に問題が発生。CommandとOptionの入れ替えがOSのキーボード毎の設定が効かなくなり、Karabiner Elementsで入れ替えてしまうと、内蔵キーボードにも適応されてそっちも入れ替わってしまうという、、、

ということで、少なくともKarabinerが以前の姿を取り戻すまで、Apple純正のMagic Keyboardにでも浮気しようかしら?と思い立ったんですが、今度はWindows機で使うのに困る(KVMでMacとWindowsに同じキーボードを使うので)。しかも店頭でMagic Keyboard触ってみたけど、なんだか違う。イマイチ。しかもテンキーがない。純正ならクラムシェルのまま電源落ちちゃった時にも電源ボタンあるかなと思ったけどなかった(イジェクトがあるだけ)。

そこで見つけたのがLogicoolのK780です。

Logicool ロジクール マルチデバイス Bluetooth キーボード K780

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キートップが丸型という大きな違いはあるものの、キートップのガタツキもほぼなくてなかなか良いキータッチ。しかもマルチデバイス対応で3台とペアリング。BluetoothだけでなくUnifyingアダプタ(Logocool独自のUSB無線アダプタ)も使える。我が家の問題を解決するのにピッタリではないかと。

■設定してみると

Bluetoothだと省エネモードに入った後の再リンクにタイムラグがあるので、UnifyingアダプタをUSB切換器につないで、MacもWindowsもそれ経由で使おうとしたんですが、残念ながらUnifyingアダプタ経由でつなぐとMacからはDOS/Vキーボードに見えてしまうらしく、Karabiner問題が発生してしまいます。マニュアルによるとMacの時はCtrl+OでMacみたいなことが書いてあるんですがいまいち効果がわからず。結局、MacはBluetooth、WindowsにUnifyingアダプタという使い分けに。MacにBluetoothでつないだ時はやはり長時間スリープしてた後の十数秒リンクしなくてログインがもたつくものの、一度リンクが確立してしまえば、かなり良好。CommandがOptionと同じサイズで、まだ押し慣れないですが。

 

Windows、Mac両方で使えるペタペタ系タッチのキーボードを探してる方には現状ほぼ唯一の選択肢な気がします。

 

外付けドライブのThunderbolt2 vs USB3.1比較

MacBook Proを2014からLate 2016に買い換えたのを機に、主にゲーム用仮想Windows機のイメージファイルを置いていた外付けドライブを刷新しました。元の構成はこちらの記事にあるThunderbolt2接続なHDDケースに、CドライブとしてSSD、DドライブとしてSSHDを使ってました。SSDは途中で容量が不足気味になってきて、SAMSUNGの850EVO/256GBにアップグレード。SSHDは8GBキャッシュ付きの1TBドライブ、東芝のMQ01ABD100Hです。

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MBP Late2016はThunderbolt2ポートが廃止されたものの、AppleのThunderbolt3-Thunderbolt2アダプタがあるので一応使えはします。

ただ内蔵SSDにも余裕があるので、

  • Cドライブのイメージを内蔵SSDに
  • DドライブのイメージをUSB3.1接続のバスパワー外付けケースに

それぞれ移動すれば、配線もスッキリするし、外付けケースに電源もいらなくなって、帰省時とかにも持って返り安いかなと。DドライブについてはUSB3.1(10Gbps)になってもまだThunderbolt2の転送速度には適いませんが、ドライブが6GbpsのSATAなのでネックにはならないだろうという目論みです。またCドライブはPCIex接続の内部SSDに移すことでさらに快適になるんじゃないかと。

VMWare Fusion 8.5.3上の仮想Windows10でCrystalDiskMark 5を使ってベンチ比較してみました。

■Thunderbolt2 vs 内蔵SSD

Thunderbolt 外付けケース内蔵SSD

Readはランダム微減、Writerはシーケンシャルが倍近く高速化って感じしょうか。今時のPCIe(NVMe)なSSDの方が全面的に勝るかなと思ってたんですが以外でした。インターフェイスの差というより850EVOが優秀なのかも?

■Thunderbolt2 vs USB3.1でSSHD

USB3.1にはこちらのケースを追加。ケーブルはUSB-C – USB-Cではなく、付属のUSB-C – USB-Aケーブルと使い、ハブ経由でつないでいます。

結果はこちら。

Thunderbolt 外付けケースUSB3.1 外付けケース

意外なことにかなり差が広がりました。SSHDは同一でケースを入れ替えただけです。中のイメージもそのまま。シーケンシャルの書き込みは3-4倍位速いですね。SSHDにこんなにポテンシャルがあったとは意外です。テストデータが1GBなのでキャッシュで収まって書き込み遅延がおきてる可能性はありますが、まぁ実使用場面で1GBを超えることもないでしょうし。3千円台のケースでこれだけ速くなって電源配線も不要になるなら万々歳です。

 

費用対効果が高く、配線周りもシンプルになる良い更新ができました。

Karabinerが使えないOSX Sierraで頑張る

メイン機もMacBook Pro 2016に買い換えてしまった為、なし崩し的にOSX 10.12 Sierraになってしまいました。個人的にSierraで困っていたのは、ScanSnapの対応とキーボードカスタマイズツールのKarabinerが使えない点。前者はアップデートが出て一応解決したはず(まだ試してない)。KrabinerはOS側の仕様変更に対応する為、かなり大がかりな改修が必要になるらしく、現状はKrabiner Elements(以下KE)という機能縮小版が開発されており、これが完成してからKarabinerに着手というかなり長期の取り組みとなっています。

Karabiner (旧称KeyRemap4MacBook)とそのファミリーでカスタマイズしていた内容はこちら。 主には、

  1. 英数キーでIMEのON/OFFトグル
  2. Ctrlを使ったWindowsのショートカット(コピペとか)を使う
  3. 外付けDOSキーボードで、無変換キーを英数として使う
  4. (同上)AltキーをCommandとして使う
  5. (同上)WinキーをOntionとして使う
  6. (同上)CapsキーをCtrlとして使う
  7. ターミナルでCommandキーをMetaキーとして使う

といった辺り。残念ながらKarabiner Elementsは現状2ストロークのショートカットを書き換えるのには対応していません。またアプリケーション毎でアサインをスイッチすることもできません。ので現状は2と7は諦めています。

1. 英数キーでIMEのON/OFFトグル

IME(ATOK)のキー設定で英数にIME ON/OFFトグルを設定しても何故か無視されます。OSが英数キーでIME OFFという動作をガッチリ固めてて上書きできない感じです。なぜかかなキーだと平気なので、KEで英数を(実在しない)F13キーにリマップし、ATOKでF13を「漢字/半角モード切替」にしています。ちなみにATOK以外では、こちらの記事を参考にして、OSのキーボード設定で「前の入力ソースを選択」キーにF13をアサインするという手が有効そうです。ATOKでこれをやると高速に英数キー->文字入力をするとIMEの切り替えが間に合わないで意図しない動作をすることがあり、IME自体のON/OFFよりは、ATOK内でもモード切替の方がレスポンスが良かろうということで最初に書いた方法を採っています。この設定自体は「⌘英かな」でも実現できます。

2.Ctrlを使ったWindowsのショートカット(コピペとか)を使う

現状のKEは複数キーコンビネーションをカスタマイズできないので、いまんとこ「⌘英かな」を使っています。他にもBetterTouchTool(BTT)やKeyboard MaestroKeyHacなどが高機能で複数キーコンビネーションのカスタマイズもできるのですが、アプリケーション単位で無効化できるので「⌘英かな」をチョイス。例えばTerminalやEmacsの時はCtrl-Xは解除したいので。KeyHacもできそうでしたが設定ファイルがPythonで記述する方式の為、ちょっとついていけませんでしたw。本当は設定毎にアプリ単位切り替えできるといいんですが。

「⌘英かな」の設定はこんな感じ。Exclusion AppsでターミナルやEmacsを除外しています。

commandeikana

3.外付けDOSキーボードで、無変換キーを英数として使う

以前は、SeilというKarabinerの姉妹アプリで実現してましたが、この機能はKEに統合されました。いまんとこ問題なく使えています。

4-6. 外付けDOSキーボードの修飾キーをMacに似せる

KE(図左下)でこんな感じの設定になりました。

mbp_karabiner

ただ外付けキーボードとKEはちょっと相性問題があって、OS機能であるキーボード別の修飾キーのカスタマイズ機能(図右上)が無視されます。外付けキーボードだけCommandとOptionをスワップする、といったことができません。スワップすると本体キーボードでのCommandとOptionも入れ替わってしまいます。

KEには現状キーボード毎に設定を変えるような機能はありません。ただ、ユーザのホームフォルダの直下にある隠しフォルダにある設定ファイル

.karabiner.d/configuration/karabiner.json

というjson形式のテキストファイルを書き換えると、KEやOSの再起動不要で反映されるということがわかったので、とりあえず今は設定ファイルを複数作って置き、karabiner.jsonに上書きするということを、自宅に帰ってキーボードにつないだ時と、持ち出して外で使う時にいちいちしています。もうちょっと頑張れば、AppleScriptやAutomatorで自動化できるかも知れません。

 

とまぁ、現状Sierraのキーボード環境は理想の70%というところです。というか全てはKarabinerの復活にかかっている感じです。是非頑張っていただきたいと思います。だいぶ昔に寄付した気がしますが、あらためて応援の気持ちをこめてしておこうと思います。

MacBook Pro 15 TouchBarに買い換え

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仕事用メインマシンであるMacBook Pro(以下MBP)を、2014年モデルから2016年モデルに買い換えました。

ご存じTouch Barの搭載されたアレです。SSDが256GBでは限界だったので、新型出たら512GBにするぞー、と思っていたものの、夏の稼ぎが少なかったり、SierraでKarabinerが動かなかったり、ファンクションキーがないのが不安だったり、シルバーかスペースグレーか決めきれなかったりで、予約解禁日に予約はせず、量販店展示開始日にヨドバシで512GBモデルの在庫残り一台に出会いつつもスルーしてたんですが、なんとか年も越せそうだし、Karabiner Elementでなんとかなりそうだし、4-5週間待ちならそろそろ注文だけしちゃうかなーと思って矢先、ふとビックカメラ.comでみたら在庫ありだったので、特攻しちゃいました。11/30発注で翌12/1到着。ポイントは5%でした。LABI CONCEPT TOKYOに電話したら10%っぽかったですが在庫がなかったので断念。やっぱMacはLABIが強いですね(在庫力ではなく値引きという意味で)。

■ハード全般

MacBook 12’も併用しているので、薄さ自体に「うっす!」ってほど違いは感じません。バッグ軽くなったなーとかの違いもわからないですね。比べるとこんな感じ。

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気になるのは背面のこの左右のスリット(排熱口?)と、液晶側の凹みですね。エッジがかなり立ってるのでパッとつかんだ時に指がここにあたるとちょっとドキっとします。スゥーっと指動かしたらスパっと切れそうな(いや、切れないけど)。

デザイン的にはリンゴマークが光らない、鏡面パネルになりましたが、MacBook 12’で慣れてるのであまり違和感なし。

■Touch Bar

正直まだ未知数です。今はファンクションキーが無くなった衝撃の方が大きいです。かわりに日本語変換候補が出たりしますが、ATOKとかサードパーティのIME使う分には関係ないですしね。ATOKもなにかここ使ってくれるといいんだけど。指紋ログインはいいです。反応も早い。

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それよりσ(^^)はカナ変換にF7使ったりとかしてるので、それができなくなる方が痛いです。アプリ毎にTouch Barにファンクションキーを強制表示する設定ができはするんですが、キリもないし、将来的にイケてる用途がでてきた時の為に、F7変換を使わないでCtrl + Iを使うようリハビリ中です。ATOKからF7〜10のキーアサインを抜きましたw。

キータッチは上々です。MacBook 12’同様、ストロークが浅い割には打てる。ペタペタ音が従来より増してますが12’よりは改善したかな?という気がします。今までのキーボードやデスクトップのキーボードの感覚でタイプするとかなりうるさいです。気持ちを切り替えてそっと押すようにしたいなと。

その外、キーボード周りではKarabinerが使えなくなったことで色々痛いんですが、これは新MacBook ProのせいというよりSierraの問題なのでまた別記事にて。

■接続端子周り

色々言われてますが、まぁ不便というかお金がかかります。一度環境整えてしまえばまぁいいんですが、乗り換えコストが油断ならないくらいじわじわと。とりあえず購入したのはこの辺。

自宅も実家もDisplayPortなので、AppleのTB3(USB-C)->TB2アダプタをそれぞれに買うと高くつくんですが、2chで動作報告出てたこれを2本買ってみました。TB3->TB2アダプタは12月まで30%くらい安いですが、それよりも安い。しかも別途DosplayPortケーブルがいらない。実際届いて使えています。ただ、これに更にDisplay Port ->mini Display PortアダプタをかましてThunderbolt端子のモニタにつないでみたところ映りませんでした。そのアダプタをWindows機からのDPケーブルにつないでもダメだったので、アダプタが悪い可能性大ですが…

単純にUSB-A端子のUSBフラッシュメモリとか光学ドライブにさっとつなぎたくなる時の為のアダプタとして、極小で持ち歩きにも良いこちらを購入。これもとりあえず使えました。ただし(両面対応ではないのに)裏表逆でもそれなりに刺さってしまう形状なので注意が必要かなと。コスパはいいです。ひとつはMacBook 12’用バッグに。

これはまだ未発売。一応純正のDigital AVアダプタ(HDMI付き)も買いましたが、これが全部入りで便利かなと。多分自宅でクラムシェル仕様の時に使うと思います。この手のってEthernetポートはThunderbolt3経由ではなくUSB 3.1経由なんでしょうかね。スピードとしてはTB3-2アダプタ->Thunderbolt Ethernetアダプタの組み合わせとどっちが上か興味があるところです。

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こちらはMacBook 12’で使っていたものを流用。ただし今日プロジェクターにつないだところ画面がチラチラする現象が出ました。ちょっとのどくらいの再現度があるかわからないですが、HDMIがないとこがあるとヤバいので純正か他の新MBP動作報告のあるものを買い直そうか思案中。

純正のものです。今だけお安いので本体を将来買う予定のある人はこれだけでも今買っておくべきかも知れません。今日のプロジェクターでは上記チラ付きはこっちにしたらピタっと収まりました。ただHDMIは上のTunewearなど色々対応製品が出てるので、悩ましいですね。

その他、TB3-2アダプタ経由で過去に買ったRAIDケースやGigabit Ethernetアダプタ(純正)、Thunderbolt接続のモニタなどは問題なく使えています。

しかしこうなんでもかんでもUSB Type-Cポートだと、さすがに4ポートあっても一杯です。充電もこれだし。おいおいハブかわないとですが、形はUSB-Cでも、単なるUSB3.1ハブだとThunderbolt接続の分岐はできないんでしょうかね?その辺りの紛らわしさがまだ当面試行錯誤が必要そうです。

2016.12.4追記:↑このハブ買いました。3.0のType-Aポートが4つと、USB Power Delivery対応のType-Cポートが4つです。Type-Cポートに純正充電器をつないで充電できています。意外なのは、直差しでもこれ経由でもOSの確認画面では55Wしか出ていない点です。残量78%時点なので少しブレーキかかってるのかも知れません。空に近い場合はもしかしたら差が出るかも?

mbp_charge

2016.12.10追記:やっぱこのハブはダメです。スリープ復帰に失敗してシャットダウンしてることが多く、これを経由しないで別のUSB-Cポートに直接充電ケーブルを挿すようにしたら収まりました。Power Delivery対応とひとくちにいっても通過させられる電流量の上限があるっぽいですね。他の製品(ハブ)でも60Wと明記されているものがありました。MacBook Proの86Wに対応を謳う商品が出揃ってくるまで、直結の方が無難そうです。

充電もややこしいですね。MacBook 12’の29Wのものは使えないか使えてもすごく時間がかかったり発熱したりするでしょう。しかし複数買うには8800円もすると厳しい。今のMagSafe/2充電器は3台もあって、自宅用、持ち歩き用、実家用と使い分けてるんですが、同じだけ買い揃えるのは勇気がいりますね。でも持ち歩きは減らしたい派なので、いずれ買ってしまいそう。

AnkerのこちらのUSB PD対応の充電器も試してみたところ、1時間ほどつないでおいて残量が27%から65%に復帰(スリープ状態。他の端子にスマホなどはいっさい接続なし)。期待よりは充電されてます。この後はバッテリー保護でペースは落ちてくと思うので、純正とそんなに差は出ない予感。一泊出張くらいならこっちでもいいかも知れません。ほぼ同じ大きさで、スマホなども一緒に充電できますし。

 

そんなこんなで、色々不便だったりお金かかることがあったりで、Retina MBPからならそんなに急いで買い換えなくても良い気がします。追々、USB-C機器が値下がりしたり、USB PD充電対応機の選択肢も広がってくるでしょう。σ(^^)の場合はとにかく256GBのストレージがギリギリだったので、という感じです。その話でいえば、新型はメモリやSSDが半田付けされていて交換不能ならしいので、余裕をもってモデルをチョイスされることをオススメします。SDカードスロットもないので、JetDriveみたいなのも使えないですしね。