MacBookAir Late 2010でApple Remoteを使う

お仕事用ブログの方で紹介したSilverbackというスクリーンキャプチャソフトが、録画中にApple Remote(Macに付属の赤外線リモコン)でチャプターを打てるんですが、AirにはApple Remoteが付属しておらず使えません。特定のキーコンビネーションとかにアサインしてくれてれば、Bluetoothキーボードなりで代用できたのですが、どうも完全にApple RemoteのAPIを使ってるっぽくてどうしようもない。

で、諦め切れずに色々調べた結果、Remote Buddyというオンラインツールに辿り着きました。このツールは色々なリモコンデバイスを使ってMacを操作するためのもので、

  • Apple Remote
  • 社外USB赤外線レシーバー
  • WiiリモコンやPS3リモコン(Bluetooth経由)
  • Ajax Remote(iPhoneから無線LAN経由でWebアプリにアクセス)

などを使って入力ができます(対応デバイス検索はこちら)。そしてその動作割り当てとして、Apple Remoteエミュレーション(Virtual Remote)があるので、Apple Remote操作しか受け付けないSilverbackでも使えるという訳です。

■社外USB赤外線レシーバー

Windows Media Center用の古いレシーバーなど、いくつかサポートされてますが、なんと大昔に買ったKeySpanのiTunesやAirMac Express用のリモコンセットURM-17A付属のレシーバー(UIA-11F)が対応していたのです。またこのレシーバーを使って、付属リモコン(写真右)はもちろん、純正Apple Remoteの信号を受けることもできます。Mac miniに付属していた白い方ので動作確認できました。現行のアルミニウムのものでも大丈夫なようです。

ていうか、Amazonにまだ在庫あるじゃん!>URM-17A

2005年の発売なのに驚き。

■Ajax Remote

Remote Buddyが簡易Webサーバーになり、iPhone/iPod touchのSafariに操作用インターフェイスを表示して操作する方式です。Remoteエミュレーションの他に、キーボード、マウスのエミュレーションや、iSightのカメラ映像を見たり撮影したりと多彩な操作ができます。Trackpadモードの時はOSXの縮小画面も表示され、簡易リモートコントロールアプリにもなります。

■Bluetooth

PS3用のBDリモコンは普通に多ボタンリモコンとして使えるようです。いろいろな機能をアサインした人にはいいかも知れません。

Wiiリモコンはバーチャルマウスとしても使えるようですが、別途センサーバーを駆動させておかなければならないようなので、あまり使い道がない気がします。

■ユーザテスト用には…

Silverbackでユーザーテストを記録する時は、手軽さからいうとURM-17Aが無難な気がします。レシーバーがちとデカくて邪魔ですが、モデレーターが手にするデバイスは小さいし、電池切れの心配もほとんどなし。

一方でiPhone/iPod touchは既にもってる人にしてみれば追加投資がソフト代だけで済む点はメリットですが、現場に無線LAN環境が必要だったりがちと面倒そう。

PS3リモコンもちと大仰ですよね。タスクの切れ間毎にこんなゴツいリモコンを手にすると、被験者もギョっとするかも。ただ、Bluetoothのメリットとして、向きを気にしなくて良い、到達距離が長い、というのがあります。テーブルの上に置き場が確保できるならアリかも知れません。あと観察者が離れたところから操作する場合とか。

 

まぁ、Silverbackでユーザテストとる用だったらAirではないMacBook買えってことですねw。HDD容量も大きいのが選べるし。

SSDのアライメント調整

SSDの実力を引き出すにはアライメント調整というものが必要になると知りました。SSDのセルとパーティションのセクターサイズが異なっている(ズレている)と、アクセス効率が落ちてしまうようです。特に先日実家メインPC自宅仕事用PCに入れたC300はこれができていないとRandom 4K Writeが極端に落ちて5MB/s程度になるとのこと。それぞれのエントリを参照してもらうとわかりますが、まさに2台ともそんな値に落ち込んでます。

通常、Vista/7の場合はインストールDVDがフォーマット時に自動的に調整してくれるので(新規インストールなら)問題ないっぽいのですが、パーティションコピーツールで移行した場合、そのツールがこうした配慮をしてくれないものだとダメなようです。ここのところ活躍してくれていたパーティションワークス13は残念ながら非対応だったようです。

OS新規インストールをやりなおさずに修正する方法として、パーティションクローニングツールを使う方法と、Paragon Alignment Tool 2.0(以下PAT2.0)を使う方法があるらしく、後者が安かったので購入してみました(一時英語版は無料配布もしてたみたいで残念…)。

■仕事用PC

C300(128GB)使用。FireFoxで画像の多いページを開いたときに0.5秒ほどつっかえるような挙動が出ていて気になってました。キャッシュ関係だとするとRandom 4K Writeの改善で解消するかも知れないと期待。

が、しかし、PAT2.0実行しても修正されず。特にエラーも出ずに再起動かかるんですが、その後再度PAT2.0を起動すると、「未調整」と出てしまいます。他の2台の実行時の様子と比べても、どうも実際には実行されてないっぽいです(時間、表示的に)。

ただ、手動でSuperfetchとPrefetchをオフにしてみたところFireFoxのつっかかりは解消されたような気もします。これらはSSDには意味のない設定ですが、ドライブ毎の設定はできないので、HDDへの影響が気になります。まぁ、HDDでは大きな写真や動画ファイルを扱うことが多いのでさほど関係ないかな?

■実家メインPC

こちらもC300(64GB)。調整はつつがなく完了。ついでに仕事用PCでいまいち効果が実感できないU3S6(SATA3.0ボード)も移設してみました。

C300_64G2 afteralign_onboard afteralign_6G
調整前 調整後(オンボードSATA2.0) 調整後(U3S6 SATA3.0)

 

確かにRandom 4K Writeが3倍以上高速化できました。が、逆に512K Writeがガクンと落ちてますね…。うーん、どっちが体感には効くんだろう。やっぱ4Kかな?512KもU3S6で少し盛り返しているので、このままU3S6体制で運用していくのがバランス的にはヨサゲ?Seq Readも向上してるし、同Writeもほぼスペック値まで出てます。

■実家録画用PC

こちらはA-DATAのS596を使っています。C300ほどアライメント調整が効くという話は聞かないですが、実際4Kが激しく落ち込んでいるので試してみることに。

が、ヒドい目に遭いました。なんとPAT2.0をかけたらパーティション毎死亡。未フォーマット状態に。PAT2.0付属のリカバリCD、TestDisk、Windows7の修復セットアップなどを試しても復活ならず。結局、FinalData9.0を購入して一部データを救出後、新規インストールするハメになりましたorz。FinalDataで救出できたように見えたファイルも中身はズタボロに壊れていたりと、PAT2.0も完全とはいかないようです(物理トラブルという可能性も否定しきれませんが、OS再インストール後はとりあえず普通に使えているようです)。

まぁ、結果として新規インストールしたことでアライメントはあったはず。で、ベンチ。調整直前のデータは失われてしまったので、以前コマンドキューイングをオフにした時に測ったものとの比較です。再インスト後もオフ、Superfetch、Prefetchもオフで。

PT2_SSD2 ADATA_after
調整前 調整後

 

んー、微増ってとこですかね。苦労した割には微妙ですが、何がきいたかはともかく体感は若干スムーズになった気がするので結果オーライってことで。

■2710p

かなり初期のSUMSUNGのPATAなSSDを使っていて、頻繁にExplorerやブラウザで「応答なし」が発生するほど。いわゆるプチフリっぽいのでアライメント調整で改善できるかわかりませんが、一応ツール上は「未調整」と出ていたので実行。

普通に調整完了しましたが、差が現れず。そういえばSuperfetchとPrefetchをオフにしてないや。してみよう。

 

やはり評判通りC300での効果が一番大きかったです。仕事用PCに適用できないのが残念すぎる。やはりアライメント対応のパーティションコピー(TrueImage2010はOKらしい)を使って入れ直すしかないんですかねぇ。

MacOSXの起動(ブート)が遅くなった時の覚え書き

買った直後はそのブートや再起動の爆速っぷりに驚いていたMacBook Airですが、しばらく使っていてふと気づくと明らかに長くなっていることに気づきました。OSXは昔のようにアイコンパレードがないので、なにが原因かわかりにくいのですが、Twitterでつぶやいたら起動時Command + Vでverboseモードになるよと教えてもらい試してみました。

結果、「Waiting for DSMOS…」というところでしばらく固まっていることがわかりました。この言葉をググってみると、どうもAirに限らず10.6.4を入れてから発生してる問題みたいです。ここの議論の中で、/.(ディスクのルートフォルダ)の権限をrootにしたら直ったという書き込みあり。Terminalで確認してみると、σ(^^)個人のユーザアカウントがオーナーになってます。逆なら躊躇するところですが、ルートフォルダのオーナーがrootでダメなことはないだろうと気軽に実行w。

cd /
sudo chown root:admin /.

以下は「コンソール」アプリでkernel.logを表示し、「msmos」で絞り込みをかけた様子です。3回ずつのデータを比較。

—対策前—

Dec  4 21:59:32 (マシン名) kernel[0]: Waiting for DSMOS…
Dec  4 22:00:16 (マシン名) kernel[0]: DSMOS has arrived

44秒

Dec  4 22:01:04 (マシン名) kernel[0]: Waiting for DSMOS…
Dec  4 22:01:49 (マシン名) kernel[0]: DSMOS has arrived

45秒

Dec  4 22:13:29 (マシン名) kernel[0]: Waiting for DSMOS…
Dec  4 22:14:13 (マシン名) kernel[0]: DSMOS has arrived

44秒

—対策後—

Dec  4 22:21:14 (マシン名) kernel[0]: Waiting for DSMOS…
Dec  4 22:21:29 (マシン名) kernel[0]: DSMOS has arrived

15秒

Dec  4 22:43:36 (マシン名) kernel[0]: Waiting for DSMOS…
Dec  4 22:43:51 (マシン名) kernel[0]: DSMOS has arrived

15秒

Dec  4 22:44:16 (マシン名) kernel[0]: Waiting for DSMOS…
Dec  4 22:44:31 (マシン名) kernel[0]: DSMOS has arrived

15秒

Waitingからarrivedまで44秒程かかっていたものが、対策後は15秒になりました。

実際にはこの2つの間にも他のログが出ているので、単純にこの時間だけ起動時間が短くなっているかどうかはわかりませんが、体感的にはかなり購入時の感覚に戻ったような気がします。とりあえず今回は調査終了。

今のところ副作用もないようですが、自己責任でお願いします。少なくとも、sudoとかchownが何をするものかわかっていない人にはあまりオススメしません。放っておけば次のバージョンで治ることかも知れませんし。

クロスフェード効果付きの壁紙変更ツール「銀杏」

Windows7やOSXには標準で壁紙を定期的に変更する機能がありますが、壁紙が切り替わるときにクロスフェード(じわっと2枚が入れ替わっていっく)効果がついています。一方、XPやVistaで使える同種のオンラインソフトの多くは単純にパッと切り替わるのみで、Windows7やOSXに慣れると少々悔しくなります。

で、Vistaで使えるものでクロスフェード付きのものはないかと探してみたところ、「銀杏」というツールを発見しました。「ぎんなん」ではなく「しろがね あんず」と読むそうです。早速ダウンロードして試してみましたが、

  • 壁紙変更間隔は秒単位で指定可能
  • フェードの長さも0.1秒単位で指定可能
  • 画面サイズが合わない時の拡大モードと余白に使う背景色指定可能
  • 指定できるフォルダは1つのみ(設定はないがおそらくサブフォルダも含まれる)
  • 表示順に関する設定無し(多分ランダム固定。少なくともファイル名順ではない模様)

といった感じです。タスクマネージャーによると2.5MBほどメモリを使用しているようです。これが指定フォルダ内のファイル数などによって変わるかどうかは検証していません。

イイカンジです。一瞬唯一Vistaのままの寝室マシンをWindows7にアップグレードしてしまおうかとも思いましたが、もう少しVistaでいっか、という気になりました。

作者さん、ありがとうございます。

USB3.0対応USBメモリ PQI U368


PQI USB3.0対応 U368シリーズ
[ 8GB | 16GB | 32GB ]

σ(^^)はノートPCの数だけバッグを用意し、バッグの数だけUSBメモリなどの小物を用意し入れておく派。ちょうどMacBook Airが増えた分、USBメモリも1つ欲しいなぁと思っていた矢先、メインマシンにUSB3.0インターフェースを増設したので、これは対応品を買ってみるしかないなと。

今手軽に入手できるものは3ブランド位ですが、その中で比較的小さそうでデザインが好みだったpqiのU368にしてみました。さすがに32GBは高かったので16GB。

写真でイメージするほど小さくはないんだろうなと覚悟してましたが、実際やはりデカめ。

写真は恒例の単三型eneloopとの比較。

SDIM0926

以下はベンチ。

usb2usb3

左がUSB2.0接続、右がUSB3.0です(同一マシン)。Read系が綺麗に倍速になってますが、書き込みは変化無し。4KランダムはHDD並の遅さですね。ネットカフェ用の環境を入れたTrueCryptのドライブイメージとか置いたらエラいことになりそうな予感。まぁ、動画などの大きなファイル移動用ですかねぇ。最近立て続けに各種SSDのベンチとってきましたが、同じフラッシュメモリなのにかなり性質が違いますね。USBのせい?

USB2.0だと手持ちのPocket-bitの高速タイプJetFlash T3と差がない(むしろ微妙に遅い?)ので、あまり常用する意義ないかなぁ。

あと、金属ボディが使ってるとかなり熱を持ちます。他の製品のレビューでそう書かれていて、これならマシかなと思ったけどやっぱり同じみたい。USB2.0ではほんのり、USB3.0では明らかに熱い。持てないほどじゃないですが、ファンレスノートPCの底面くらいには熱いかと。まぁ、ベンチ直後だったから特に、かも知れません。

まぁ、そもそも1台しか対応マシンがない状況で使ってもあまり意味がないのと、対応ポートがPC背面にしかないのが微妙w。せめて延長ケーブル調達してフロントに端子出さないとです。延長ケーブルってUSB3.0対応品じゃないとダメかなやっぱり。