VistaでUACを回避しつつ常駐ソフトを自動起動する

実家マシンでどうしてもCool’n Quietが効かない、というか再起動後に設定が解除されてしまうので、仕方なくCrystalCPUIDを使って倍率と電圧を制御することにしました。まぁ、せっかくBlackEditionだし、既定以上の倍率が使えた方がオイシイしってことで。

が、起動時(ログオン時)にどうしてもブロックされて手動で起動作業をしなければなりません。父親のマシンに入れてるHotSyncマネージャーとかもそうなんですが、こういうのって一度許可登録したら次からは効かない、とかってできないんですかね?>Vista

で、このままだと家族が使う時にブロックされたまま実行されず終いになる可能性大。そこでググってみたところ、まさにCrystalCPUIDのサポート掲示板でsexeなるソフトを使うことで、サービスとして自動起動できるという情報を発見。成功しました。

難点は完全にサービスとして裏で稼働するので、常駐してもタスクトレイに現れず設定変更などができない点。まぁ、普段家族が使う分にはむしろいいかもですが。見た目動いてることすら確認できないんですが、一応、AMD OverDriveなどで見るとCPUクロックが変化してるので大丈夫っぽいです。

もしかしたHotSyncマネージャーにも使えるかも。ただ、こないだ何故かPalmDesktop上のデータが消えたとかで、HotSync設定を変更したりすることになったからなぁ。そういう時に、タスクトレイにいないと問題かも。そういう意味ではTVersityもですね。

VistaでCool’n’ Quietが効かない時の覚え書き

image昨日組んだAMD780Gマシンでアイドリング時にクロックダウンしてくれない件、2ちゃんのスレで「電源オプションで最小のプロセッサの状態」値をいじれ、と書かれてあったので試したところ解決しました。ちなみにVistaでは特別なドライバなどは必要ない模様。

写真のようにしてみたところ、最低1.0GHzと最高2.2GHzの間で変動するように。

デフォルトの「バランス」や「省電力」といった電源プロファイルでもここの数値が100%になっていまっているのが問題なんでしょうね。Intel Core系の時はなにもしなくても良かったんだけどな。

もっと効果的にコントロールするなら別途CrystalCPUIDなどを使った方がいいんでしょうけど、普段は妹等が使う実家置きマシンであることを考えると、なるべく常駐ものは避けたいので、これでいいやと。

ちなみに、このパラメーターの定義がいまひとつ不明。電源の詳細ヘルプで検索してもひっかからない。おそらく、CPU使用率がこの値を切ったら電源制御をするという閾値なんだろうと理解してるんですが、あってますかね?

2008.04.08補足

上記の設定をしても、再起動すると100%に戻ってしまうという現象が発覚。結局、CrystalCPUIDの倍率制御に頼ることにしました。

実家用AMD 780Gマシン完成

こっちのエントリで書いてたAMD 780GマザーGA-MA78GM-S2Hを使って実家私室用のマシンを組みました。

  • CPU: Athlon64/3500+ (ML115換装時の余りパーツ)
  • Mother: GIGABYTE GA-MA78GM-S2H
  • Memoty: DDR667 512MB x 4 = 2GB (これもML115換装時の余りパーツ)
  • 後は旧マシンのまま

CPUはデュアルコアが1万切ってるご時世なので、余ってるからってわざわざシングルコア品を再利用しないでも、と思いましたが、今例えばBE2400辺りを買うなら、もう少し待って4850e狙った方が良いだろうということで保留中。

HDD、というか環境も引き継ぎたかったので、こちらのブログ記事を参考にさせていたき、旧環境上でレジストリを少し操作しておいてからマザー交換をしました(一度これをしないで組み替えて、一度戻すというハメになったのは内緒だ)。

体感は上々。2ちゃんねるでもっさり現象が多数報告されてて心配してたんですが、どうやら最新情報ではXPだけが対象みたいですね。ただベンチマークはそれなりです。Vistaのエクスペリエンスインデックスは、

  • プロセッサ:4.2
  • メモリ:4.9
  • グラフィックス:3.2
  • ゲーム用グラフィックス:3.4
  • プライマリハードディスク:5.6

で、Superπの104万桁は49秒でした。やはり自宅のデュアルコア群には敵わない感じ。まぁ、普段は妹がネットするだけなんで充分なんですけどね。パワーアップの動機となったAVCHDの再生ですが、CoreAVCやPictureMotionBrowerといたソフトコーデック再生は充分とは言えないですね。やはりシングルコア。780G (RadeonHD3200) + PoweDVD Ultraの再生支援に期待したいところですが、あいにくインストーラーが不調で試せてません。どうもVistaにアップデートインストーラーで入れるには専用の修正版インストーラーが必要なようで、サポートに要請中です。

トラブルとしては、スリープした瞬間に勝手にまた起きてしまうという現象がありました。マウスでオンしない設定にしたら直りましたが、マウスを動かして復帰、というのは結構便利なだけに残念。

今回はほとんど使い回しで、出費はマザーの1.2万程度。これで結局CPUを買うとしても1万以上のものは買わないつもりなので、2万程度でデュアルコアにできるのはかなりコストパフォーマンス良いと思います。780GのPRは嘘ではないですね。

どう使う?回転数可変型1TB HDD WD10EACS

Windows Home Sercer機のHDD残量警告が出始めたので、どうせ64bitのクライアントがリリースされ次第、新マシンのバックアップもしなきゃならんし、と増設を決めました。

今買うなら、やはりWDの1TBモデルWD10EACS一択でしょう。5,400~7,200回転を可変速なドライブ搭載で、サーバー用途にはもってこい(アイドル時は回転数を落として、消費電力、発熱も抑えられる)。しかも1TBクラスの中では飛び抜けて安い。それもドル安の影響か、ここのところ更に値下がりが続いており、ついに近所のドスパラでも\22,000を切る値段でゲットできました。

現在、ML115上にXenによる仮想マシンがLinuxとWHSで同居しています。ML115標準ドライブの他に500GBドライブが増設済みなわけですが、どうしたもんかと思案中。

1. 500GBドライブの中身をすべて1TBに移し、500GBドライブは取り外す

消費電力面ではこれが一番有利でしょうね。容量的には当面必要ないし。

2a. 500GBドライブをLinux用、1TドライブをWHS用に振り分ける

どちらもLVM的なファイルシステムなので、割と簡単にできるはず。気分的にはOS毎にHDDが分かれた方がスッキリする気がします。

2b. 500GBドライブはどのままで、1Tドライブも2つのOSに振り分ける

論理的には複雑っぽですが、もしLVMのオーバーヘッドが無視できるほど小さいのであれば、物理ディスクが分散できるのはパフォーマンス的には有利な気もします。

 

うーん、どうなんでしょ。2aは気持ち的な問題だけで、あまりメリット無いかな?各WindowsマシンのバックアップであるWHSはともかく、Linuxサーバーのデータはこまめに冗長化しておきたいので、1.も無しかなぁ。3台もHDD積んどくのは無駄な気もするけど、考えてみたらそれでもTeraStationより少ない訳だし。

ちなみに、WD10EACSの消費電力はスタンバイ時で4.0Wだそうです。スタンバイ、スリープ時は0.30Wとなってますが、Linuxの場合、そういうステートに落ちることはあるんでしょうかね?

ググるとhdparamでスタンバイに入れることはできそう。でも回転が止まるってことは、再始動時にレスポンスが落ちるってことだから、やっぱサーバー機には使わない方がヨサゲですね。

仕事用マシン、とりあえず完成

仕事用マシンがとりあえず組み上がり基本設定が完了しました。

■ハード面

予想外に静かなマシンになりました。マザーのチップセットとグラボはファンレスなので、ノイズ発生源としては、

  • CPUファン(リテール)
  • HDD (WD3200AAKS-00VYA0) x2
  • 電源ファン(ファンコン内蔵)

です。

HDDも2台同時に動いているわりには、カリカリ音以外はほとんど聞こえません。動画エンコードしてもそれほど変わらない模様。今回、あまり静音スペックに関しては意識しないでパーツを集めたんですが、意外な健闘ぶりに驚いています。

定格で使う限りはこんな感じで使えるといいなぁ。夏前にもう少し様子をみて、必要そうなら大きめのケースファンをゆるゆる回すことも考えよう。あと、2chによるとチップセットがかなり熱いということなので、不安定さを見せるようならチップセットを冷やすとか。

いつか衝動買いしたくなる時のためにケースの仕様をメモ。→前面12cm、背面8cm x2

■ソフト面

やはりRAID-0化のおかげか、アプリの起動などがサクサクしてます。Meadowなどが良く体感できますね。Photoshop Element 6あたりはさすがに瞬時とはいかないですが、やはり今までとは違います。

2710pをSSD化した時に測ったCrystalDiskMark値を更新しておきます。

単位:MB/s 2710p エンコ用マシン 仕事マシン 新仕事マシン

SSD 1.8′

PATA 1.8′

HEX-S8GJ

(ExpressCard)

SATAII 3.5′

玄蔵

(SATAII RAID-0)

PATA 3.5′

ICH9R RAID-0

Sequential Read

57.557

22.641

29.971

59.7

105.661

36.115

158.2

Sequential Write

32.809

21.159

19.62

49.335

102.24

16.126

121.9

Random Read 512KB

57.299

12.164

29.319

30.204

35.379

20.41

57.11

Random Write 512KB

8.496

10.622

11.516

25.034

51.998

16.112

141.9

Random Read 4KB

11.922

0.429

4.583

0.434

0.574

0.448

1.249

Random Write 4KB

1.297

0.462

0.211

1.423

2.747

1.912

3.679

 

ライトバックキャッシュは無効のままです。同じSATAIIの玄蔵よりも出てますね(HDDは同じものを流用です)。さすがにRandom Read 4KBはSSDに負けてますが、同512KBになるとほぼ横並び。いずれにせよ今までの環境と比べれば倍~3倍のスピードです。

ただしRAID-0はHDDが片方壊れたら全体がパー。システムドライブに使うのはドキドキ。あとで気づいたんですが、WHSのバックアップクライアントがまだ64bit非対応なんですよね。春に出るPowerPack1で対応するとのことですが、早く出ないかなぁ…

■64bit化について

ほとんどのソフトは無事導入できました。大きかったのはAcrobat 7で仮想プリンタが作成できないとエラーになったこと。Vista対応は8.1からですが、7でも特に問題ないので使い続けてたんですが、さすがに仮想プリンタ無しでは役に立たないので、買ってきました。プリンタドライバは互換性がないと知ってたので、物理プリンタはチェック済みだったものの、Acrobatは盲点でした。ちなみに、8.1であっても64bit版WindowsではこのFixを入れないとダメっぽいです。前回Professionalにしつつも結局使わなかったので、今回はStandardにしとくか悩んだんですが、\7,000差だったので思い切って再度Proに。

あと、初めて知ったんですが、64bit版Windowsでは、64bit対応アプリがProgaram Filesに格納され、32bitアプリはProgram Files (x86)ディレクトリに置かれるんですね。インストーラーで入れる分には自動なので気にしなくて良いんですが、今まで使ってたランチャーの設定がそのままもってきても使えなくて書き換えが必要でした。あと、Zip配布のオンラインソフトなどもいれ場所間違えそう。そういうソフトはProgram Filesに置かなきゃいいんですけどね…長年のクセで。

せっかく4GB載せたメモリですが、普段は1.2GBほどしか消費されてません。今までのVista機(32bit/2GBがほとんど)を見る限り、とりあえず50%まで使って、あとは仮想メモリ、という調整が入る仕様なのか常に50%近辺を行き来してる印象だったんですが、さすがに4GBあるとそこまでも必要ないようです。まぁ、仮想マシンとか動かすと役立ってくれるでしょう。

■動画エンコ

64bit動作保証外となっているTMPGEnc 4.0 Expressでも問題なくエンコードできています。4コアとも使われるようですが、どれも50~70%程度の利用率になりますね。他のことする余裕もあっていいんですが、100%目一杯使い切って最短エンコとかできないのかな?

24分、1440x1080iソースを1280x720pのDivXにエンコするのに56分位でした。今までのCoreDuo/T2400マシンが2~3時間かかっていたので、随分な進歩です。

■宿題

なぜかリモートアシスタンスで他のマシンを使うときに英語キーボード配列になってしまいます。もしかするとこの方法で直るかなと思ってるんですが、まだ試してません。

 

流用パーツがあったとはいえ、総額\7万程度で組めたと思えばかなりコストパフォーマンス、満足度の高いマシンが組み上がりました。仕事も楽しくなるといいなぁ。