Microsoft Office Live と Shared View

とある仕事で役に立ちそうな気配があったので、Microsoft Office Live Betaを試してみました。

■Office Live

Google Docsに近いサービスで、Office文書をMicrosoftのサーバー上に置いて共有することができます。Google Docs同様、ブラウザ上でWordやExcel、PowerPointファイルを閲覧、編集できますが、やはりGoogle Docs同様、デスクトップアプリの代替とはなり得ません。が、Office Liveが大きく違うのは、Officeのファイルメニューから直接アクセスできる点です(2007/2003/XP。これのインストールが必要)。ローカルドライブ感覚でオンラインストレージ上のファイルを開いたり編集したりでいるわけです。Google Docsと違ってアップロード、ダウンロードの手間がいらないのは大きいです。

相手が開いているファイルは読み取り専用で開きますが、その確認ダイアログで「通知」ボタンを押して予約しておくと、相手が閉じた時に通知が来るみたいです(Excel上とメール)。

また、読み取り専用で開きつつも変更をしてしまった場合、相手が閉じた時点で、それを読み込み直すか、こっちの変更で上書きするか尋ねてくれます。この通知、こちらで待ってた時には相手が閉じた途端に届いたんですが、逆で試した時はさっぱり届きませんでした。どういうタイミングで通知されるんでしょうね。

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↑3文目の「変更内容」がどっちを指してるのかわかりにくい文章ですね。

ちなみに例によってOperaで入ろうとするとはじかれますorz。FireFoxはOK。

■SharedView

ついでに、Office Live使用中にバナーが出てたMicrosoft Shared Viewも実験。

Windows Messengerの頃にはできてた、ウインドウ単位の画面共有ができ、また3人以上でのセッションができるのがリモートアシスタンスに比べたアドバンテージでしょうか。ちなみに、XPSP2以降対応。

画面共有はしたいけど、散らかったデスクトップとかまで見られちゃうのはどうもなー、って事もあるので、やはりウインドウ単位は必要でしょう。あるウインドウから開いた子ウインドウもちゃんと見えたようです。ただ、見せてる側で当該ウインドウが別ウインドウで隠れると、相手の方もその部分がグレーになっちゃうらしく、常に前面に維持しなくてはならないのが不便です。内職とかしづらいw。

3人以上で操作することを考慮してなのかも知れませんが、操作権が完全排他で、リモートアシスタンスみたいに二人ともがなんとなく操作できるってのに比べると不便ですね。

音声通話機能はないので、別にSkypeなりを組み合わせる必要もあります。

遠隔の打ち合わせなどには、テレビ電話よりも便利なんですが、せめてVistaには標準で搭載しておいて欲しかったですね。相手にこれをインストールしてもらうまでが大変です。

σ(^^)の場合、3人以上で使うことはあまりなさそうなので、ウインドウ単位の共有さえできればMessengerの方が便利なんだけどなぁ。なんでなくしちゃったんだろ?

破格のWUXGAモニタ BenQ V2400W

最近、共同でWebの評価作業や制作作業をすることが多いのですが、ウチには二人で作業できる部屋がないので、ファミレスとかカラオケボックスで仕事することになります。その場合、手持ちのノートPCが1280×800液晶なので、作業効率が上がらずイライラします。

そこでWUXGA(1920×1200)液晶のノートPCを買うことも検討したんですが、この手合いはバッテリ消費も激しくあまり作業時間が取れないものばかりでした(DELLのE6500辺りはヨサゲですが)。

そんな折り、ふと物置になってる4.5畳間が目に留まりました。ここを片付ければ二人で作業できる位のスペースは確保できるんじゃないか、と。ファミレスやカラオケのようにネットや電源の心配をする必要もありませんし。

早速片付けに取りかかりつつ、そこでノートPC使ってたら意味ないよなぁと液晶モニタを物色していたところ、WUXGAモニタが実質4万を切る値段になってきているのを発見しました。DELLでも通常は\5万台なので驚きです。

結局BenQのV2400Wをヨドバシ.comで期間限定で\38,600になっていたのを、表示が\5万以上だった店頭で伝えて同価にしてもらい、8%還元の実質\35,512で購入しました。アクリル世代のApple Cinema Displayを買った時のことを思うと隔世の感があります。

■仕様

主な仕様は、

  • 24型WUXGA (1920×1200)
  • DVI-D / D-Sub / HDMI
  • スピーカーは無し。ただしHDMIで受けた音声信号を変換出力するLINE出力はある。
  • バックライト制御によるダイナミックコントラスト4000:1
  • 応答速度2ms(Gray to Gray)
  • 薄型デザイン
  • 消費電力が最大55Wと低め(例えば三菱のMDT242WGは110Wと倍)

といったところです。消費電力の違いは、液晶の方式の違いで、V2400WはノートPC等に使われるTN型、MDT242WGを初めとする10万クラスの動画性能重視のものはVA型(ないしIPS型)なので、単純に比較してもしょうがないんですが、PCモニタとしての用途をメインにするならこの差は大きいと思います。実際店頭で並んでいるところを見ると明らかに明るさに違いを感じました。

またD/コンポーネント端子はないので、初期型XBox360などHDMIを持たない機器は使えないので要注意です。

あと付属ケーブルは電源とD-Subのみ。ケーブルが意外に高いDVI-DやHDMIでの利用を考えている場合は、その辺りも込みで競合製品と比較した方が良さそうです。ウチはその手のケーブルが余り気味なので結果オーライ。

■ファーストインプレ

肝心の作業部屋予定地がまだ片付け途中なので、とりあえず寝室のBDZ-V9用モニタとしてつないでみました。

気になったのはデフォルトでは全画面表示になっていて、HDMIからの1080映像も黒帯なしに表示された点。実際は1200ピクセルのパネルなので、16:9が16:10に縦に引き延ばされた状態ですね。ちょっと冷や汗かきましたが、設定をいじったら直せました。知らない人はずっと間延びさせたままで観てそう。まぁ、知らない人は気にも留めないんでしょうけど。むしろ上下に黒帯が出てる方が問い合わせの対象になるという判断でしょうね。

気になったのは、HDMIモードでレコーダーの電源を切った時に、モニタが省電力モードになってくれず、青画面になってしまう点。モニタにはリモコンがないので、わざわざパネルのスイッチでオフにしなければならず、テレビ用としては致命的に不便です。DVIだとそんなことはないらしいので、レコーダーもHDMI->DVI変換コネクタでつないでみれば切れるのかな?

視野角は値段からすれば上々な気がします。下方向から見上げると真っ黒になりがちですが、まぁ実際そんな向きで観ることはないし。

パネル左下のスイッチは押し込まずとも軽く触れるだけで反応するタイプ。デザインのためかスタンドが右にオフセットした作りになっていて不安定なので、これは有り難いです。

まだセッテイングをいじりまくったワケではないですが、店頭での印象通り、色は淡め、輝度は低めな印象。ただ室内で観る分にはあまり不満はないです。考えてみると我が家初のHDMI付きのフルHD表示デバイスなんですが、やはり720pのテレビやプロジェクターより綺麗は反面、今まで気にならなかったノイズも気になります。例えばマクロスFRONTIERなども最近は随分綺麗になったと思ってたんですが、やっぱりノイズのってるのね、とか。こりゃプロジェクタも下手にフルHD化しない方が幸せでいられる気が…

PCつないでのレビューはまた後日。

DS LiteをIO-DATA WN-APG/Aとつなぐ覚え書き

ウチの無線LANアクセスポイントIO-DATA WN-APG/Aはどうも以前からDS Liteと相性が悪くつながりが悪いです。一時はつながってたんですが、久しぶりにQMA買って試したらダメ。

で、ググると、こんなページを発見。マルチSSIDでサブにWPAなESSIDを作ってやるといいらしい。ウチはもともとPC用はWPAで、DS専用にWEPという感じだったので、単純にWEPをプライマリに切り替えてやり、ついでにファームも最新版にすることでどうにかつながりました。

最新ファームの1.02e09Jだと、「”ノーマルモード”ではなく”QoSモード”にしないと不安定」という記述もありますが、今んとこ大丈夫そうなので様子見中。他のデバイスに影響が出るようならここをいじってみようと思います。

寝室マシンのHDD換装

寝室ゲームマシンのHDDが残量わずかになってきたので、WD10EACSを買って来てお引っ越し。

Windows Home Serverからリストアで移行するのが簡単そうだと思ったんですが、320GBほぼ一杯だとネットワーク転送で時間かかりそうだと思って、少し前に買ってあったHD革命/Copy Driveを試してみることに。

結論から言って成功したんですが、この製品を買うなら、Pro版にしておくことをお勧めします。Pro版にはHD革命/Partition Lite Ver.1がセットでついてくるんですが、これがないとパーティションサイズが変更できません。Copy Drive単体は非常にシンプルだし、Windows上でコピーが実行できるEWF方式も手軽で良いんですが、逆に設定項目はほとんどなく、C、Dドライブとも元のサイズのままコピーすることしかできませんでした。基本、同容量HDDへの引っ越しやバックアップ用ですね。で、移行完了後に、Partition Liteを使って、Dドライブを残量一杯まで拡張することはできたんですが、最初から単一のソフトにしといてくれりゃいいのに、とういう気はします。インストールもシリアル番号入力も二度手間です。

その点さえ除けば、価格も安いし、Vista対応も謳っているのでまぁ、良いんじゃないでしょうか。

あと、Copy Drive実行完了後、再起動を促されるんですが、最初ここで再起動をせず、シャットダウンしてHDD付け替えをしてみたところ新ドライブでWindowsが起動しませんでした。どうも、システムファイルのコピーを再起動時にするみたいです。必ず一度元ドライブで再起動しておく必要があるみたいです。

で仕方なくもう一度コピーすることにしたんですが、Dドライブは除外とかもできなくて、とにかく全パーティションをフルコピーするという割り切り仕様なんですね。

■WD10EACS

WD10EACSは2台目なんですが、前のは物置のサーバーに入れたのであまり騒音とか気にしてなかったんですが、今回デスクトップ機で使ってみてあきらかに元のHITACHI製より静かになりました。HITACHIはカリカリ音が大きく、アルミケースの中で反響しまくってる感じだったんですが、それがかなり抑えられました(モーター音はどちらもほとんど気になりません)。WD10EACSは回転数制御もしているせいもあるかも知れません。ベンチはとってないですが、少なくとも体感で遅くはなってないと思います。

コミック電子化試行 第二弾

コミック電子化の取り組み、第二弾です。

結局、右の裁断機を購入してしまいました。少し前に調べた時の\16,800よりも少し値段が下がっていたので、つい…

で、今日到着して、2冊目に挑戦。結論から言うと、かなり時間短縮できました。今回の手順はこんな感じ。

■分解

背表紙を確保したかった為、いきなり裁断せず表紙~背表紙~裏表紙は今回もアイロンで分離しました。

■裁断

この裁断機、「ここで切れるよ」という目安になる線が表示されていないので、加減が難しいです。切れ味自体は悪くないです。

■一括処理

前回、原稿向き認識を自動で行ってたのを無効にしました。意外とちゃんと認識するんですが、それでも1割弱は誤判定して、それをいちいち直すのが手間だったからです。自動認識をオフにし、最初に「藤 -Resizer-」に放り込んだ時に一括で回転します。ただ、このやり方は裏面と表面で回転方向を変えなければいけません。そこで、簡単なバッチを書いて、偶数ページのファイルを別フォルダに振り分けるようにしました。スキャン画像が溜まるフォルダを「d:\temp\Comic」として、こんなカンジ。

mkdir d:\temp\Comic\even

move d:\temp\Comic\??0.jpg even\
move d:\temp\Comic\??2.jpg even\
move d:\temp\Comic\??4.jpg even\
move d:\temp\Comic\??6.jpg even\
move d:\temp\Comic\??8.jpg even\

これを「偶数振り分け.bat」とでもして保存しておけば、実行一発で偶数ページ目がevenフォルダに入ります。あとはそれぞれ設定を変えて「藤 -Resizer-」で一括処理するだけです。また、「こみこんぶ」による補正作業も偶数ページだけ、奇数ページだけでやった方が効率が良い気がしました(ゴミのつきやすい側が一方に寄るため)。

■手動補正

残念ながら、左右分けても傾き補正は一括処理では修正できませんでした。ただ、裁断機で糊を綺麗にとったせいか、前回よりは修正しなければ気になるページが減った気がします。ページ端のゴミ、汚れもです。まぁ、ただ基準が甘くなっただけかも知れませんが…

 

そんなこんなで、かなり時間短縮になった気がします。うっかりしていて時間を計り忘れたんですが、試行錯誤分を除けば以後、1時間程度でできそうな気がしてきました。

ちなみにできあがったzipファイルは50MB~60MB程度です。