どう使う?回転数可変型1TB HDD WD10EACS

Windows Home Sercer機のHDD残量警告が出始めたので、どうせ64bitのクライアントがリリースされ次第、新マシンのバックアップもしなきゃならんし、と増設を決めました。

今買うなら、やはりWDの1TBモデルWD10EACS一択でしょう。5,400~7,200回転を可変速なドライブ搭載で、サーバー用途にはもってこい(アイドル時は回転数を落として、消費電力、発熱も抑えられる)。しかも1TBクラスの中では飛び抜けて安い。それもドル安の影響か、ここのところ更に値下がりが続いており、ついに近所のドスパラでも\22,000を切る値段でゲットできました。

現在、ML115上にXenによる仮想マシンがLinuxとWHSで同居しています。ML115標準ドライブの他に500GBドライブが増設済みなわけですが、どうしたもんかと思案中。

1. 500GBドライブの中身をすべて1TBに移し、500GBドライブは取り外す

消費電力面ではこれが一番有利でしょうね。容量的には当面必要ないし。

2a. 500GBドライブをLinux用、1TドライブをWHS用に振り分ける

どちらもLVM的なファイルシステムなので、割と簡単にできるはず。気分的にはOS毎にHDDが分かれた方がスッキリする気がします。

2b. 500GBドライブはどのままで、1Tドライブも2つのOSに振り分ける

論理的には複雑っぽですが、もしLVMのオーバーヘッドが無視できるほど小さいのであれば、物理ディスクが分散できるのはパフォーマンス的には有利な気もします。

 

うーん、どうなんでしょ。2aは気持ち的な問題だけで、あまりメリット無いかな?各WindowsマシンのバックアップであるWHSはともかく、Linuxサーバーのデータはこまめに冗長化しておきたいので、1.も無しかなぁ。3台もHDD積んどくのは無駄な気もするけど、考えてみたらそれでもTeraStationより少ない訳だし。

ちなみに、WD10EACSの消費電力はスタンバイ時で4.0Wだそうです。スタンバイ、スリープ時は0.30Wとなってますが、Linuxの場合、そういうステートに落ちることはあるんでしょうかね?

ググるとhdparamでスタンバイに入れることはできそう。でも回転が止まるってことは、再始動時にレスポンスが落ちるってことだから、やっぱサーバー機には使わない方がヨサゲですね。

仕事用マシン、とりあえず完成

仕事用マシンがとりあえず組み上がり基本設定が完了しました。

■ハード面

予想外に静かなマシンになりました。マザーのチップセットとグラボはファンレスなので、ノイズ発生源としては、

  • CPUファン(リテール)
  • HDD (WD3200AAKS-00VYA0) x2
  • 電源ファン(ファンコン内蔵)

です。

HDDも2台同時に動いているわりには、カリカリ音以外はほとんど聞こえません。動画エンコードしてもそれほど変わらない模様。今回、あまり静音スペックに関しては意識しないでパーツを集めたんですが、意外な健闘ぶりに驚いています。

定格で使う限りはこんな感じで使えるといいなぁ。夏前にもう少し様子をみて、必要そうなら大きめのケースファンをゆるゆる回すことも考えよう。あと、2chによるとチップセットがかなり熱いということなので、不安定さを見せるようならチップセットを冷やすとか。

いつか衝動買いしたくなる時のためにケースの仕様をメモ。→前面12cm、背面8cm x2

■ソフト面

やはりRAID-0化のおかげか、アプリの起動などがサクサクしてます。Meadowなどが良く体感できますね。Photoshop Element 6あたりはさすがに瞬時とはいかないですが、やはり今までとは違います。

2710pをSSD化した時に測ったCrystalDiskMark値を更新しておきます。

単位:MB/s 2710p エンコ用マシン 仕事マシン 新仕事マシン

SSD 1.8′

PATA 1.8′

HEX-S8GJ

(ExpressCard)

SATAII 3.5′

玄蔵

(SATAII RAID-0)

PATA 3.5′

ICH9R RAID-0

Sequential Read

57.557

22.641

29.971

59.7

105.661

36.115

158.2

Sequential Write

32.809

21.159

19.62

49.335

102.24

16.126

121.9

Random Read 512KB

57.299

12.164

29.319

30.204

35.379

20.41

57.11

Random Write 512KB

8.496

10.622

11.516

25.034

51.998

16.112

141.9

Random Read 4KB

11.922

0.429

4.583

0.434

0.574

0.448

1.249

Random Write 4KB

1.297

0.462

0.211

1.423

2.747

1.912

3.679

 

ライトバックキャッシュは無効のままです。同じSATAIIの玄蔵よりも出てますね(HDDは同じものを流用です)。さすがにRandom Read 4KBはSSDに負けてますが、同512KBになるとほぼ横並び。いずれにせよ今までの環境と比べれば倍~3倍のスピードです。

ただしRAID-0はHDDが片方壊れたら全体がパー。システムドライブに使うのはドキドキ。あとで気づいたんですが、WHSのバックアップクライアントがまだ64bit非対応なんですよね。春に出るPowerPack1で対応するとのことですが、早く出ないかなぁ…

■64bit化について

ほとんどのソフトは無事導入できました。大きかったのはAcrobat 7で仮想プリンタが作成できないとエラーになったこと。Vista対応は8.1からですが、7でも特に問題ないので使い続けてたんですが、さすがに仮想プリンタ無しでは役に立たないので、買ってきました。プリンタドライバは互換性がないと知ってたので、物理プリンタはチェック済みだったものの、Acrobatは盲点でした。ちなみに、8.1であっても64bit版WindowsではこのFixを入れないとダメっぽいです。前回Professionalにしつつも結局使わなかったので、今回はStandardにしとくか悩んだんですが、\7,000差だったので思い切って再度Proに。

あと、初めて知ったんですが、64bit版Windowsでは、64bit対応アプリがProgaram Filesに格納され、32bitアプリはProgram Files (x86)ディレクトリに置かれるんですね。インストーラーで入れる分には自動なので気にしなくて良いんですが、今まで使ってたランチャーの設定がそのままもってきても使えなくて書き換えが必要でした。あと、Zip配布のオンラインソフトなどもいれ場所間違えそう。そういうソフトはProgram Filesに置かなきゃいいんですけどね…長年のクセで。

せっかく4GB載せたメモリですが、普段は1.2GBほどしか消費されてません。今までのVista機(32bit/2GBがほとんど)を見る限り、とりあえず50%まで使って、あとは仮想メモリ、という調整が入る仕様なのか常に50%近辺を行き来してる印象だったんですが、さすがに4GBあるとそこまでも必要ないようです。まぁ、仮想マシンとか動かすと役立ってくれるでしょう。

■動画エンコ

64bit動作保証外となっているTMPGEnc 4.0 Expressでも問題なくエンコードできています。4コアとも使われるようですが、どれも50~70%程度の利用率になりますね。他のことする余裕もあっていいんですが、100%目一杯使い切って最短エンコとかできないのかな?

24分、1440x1080iソースを1280x720pのDivXにエンコするのに56分位でした。今までのCoreDuo/T2400マシンが2~3時間かかっていたので、随分な進歩です。

■宿題

なぜかリモートアシスタンスで他のマシンを使うときに英語キーボード配列になってしまいます。もしかするとこの方法で直るかなと思ってるんですが、まだ試してません。

 

流用パーツがあったとはいえ、総額\7万程度で組めたと思えばかなりコストパフォーマンス、満足度の高いマシンが組み上がりました。仕事も楽しくなるといいなぁ。

実家に最適っぽいAMD780Gマザー GA-MA78GM-S2H

まだ仕事用マシンのパーツを組んでもない状況ですが、実家のAthron XP/2500+マシンを刷新したくなるマザーが登場したようです。

AMDのグラフィック統合型の新型チップセットAMD780Gを搭載したGIGABYTE GA-MA78GM-S2Hです。

AMD780Gの特長として、

  • 統合チップセットながらUVD(H.264 HDのHW再生支援)を搭載
  • Radeon HD 3450を増設することでCrossFire的に3Dパワーを強化できる

などがあります。HDハンディカムを導入して、AVCHDなHD動画を扱うことが増えそうな実家にはUVDは魅力的です。先日もAGPなRadeon HD 3×00を買おうか悩んでいたところです。

更に加えて、GA-MA78GM0S2Hの特長として、

  • オンボードでD-SubとDVIを備える(更にHDMIも!)
  • 1.3諭吉ほどで買える

があります。実家ではDVIなモニタとD-Subなモニタのデュアル構成なので、オンボードでそのまま使えてしまうのが素晴らしい。

実はML115のCPUをBE2400に換装して、Athron 64/3500+が余ってるんですよね。なので、このマザーと安いDDR2メモリを買えばアップグレードできることに。これくらいなら古いマシンを延命させるよりもコストパフォーマンス面で有利っぽいです。これは見つけ次第確保ですな。

ってことで型番メモがてらエントリ。

仕事用マシンのパーツ揃え

還付金きたら」とか言ってたくせに、我慢できなくて揃え始めてしまった(^^;)。まぁ、電子申告が完了したので、カードが落ちる頃には入ってるはず、という前提で…

ケース到着が週明けになるのでまだ組めないんですが、以下、将来のために購入メモ。

■マザー

ケースをMicroATX用の小型のものにしたかったので、GIGABYTEのGA-G33M-DS2Rをチョイス。ICH9RでオンボードRAIDできるのが意外に少ない。HDMI(=DVI-D)がオンボードなASUSのP5E-VM HDMIと悩んだんですが、いずれかのタイミングでオンボードグラフィックでは足りなくなりそうな気がしたので、既に\6,000切ってるRADEON HD3450当たりを投入する前提でG33Mにしました。

そう決心して店頭へ行くと、GA-73PVM-S2Hなんてのがほぼ\10,000で売っててグラついたんですが、NVIDIA GeForce7100+630iというチップセットに関する情報が少なく未知数だったので回避。HDCPやRAIDにも対応していてスペック的には良かったんですがあとこっちはメモリが最大4GBだったのも将来的にどうかなと。

Sofmapにて\14,800。CPUとセットで\1,000引き。

■CPU

当初の予定通りCore2Quad/Q6600をチョイス。とりあえずファンはリテールで。動画エンコ用途的にはSSE4.1も捨てがたかったんですが、現状では4コアの効果の方が大きそうなので。近い将来PenrynなQuadが手頃だったら乗り換えるかも。

■メモリ

これもとりあえずは定格で使おうと思ってますが、将来何かに使い回してもいいので、UMAX Pulser(DDR800)の2GBx2パッケージを。

■ケース

実はこれが一番悩んだ。というかいつもここが最大の難関。小さいのはもちろんだけど、やはり見た目もそれなりに安っぽくないものと、と思うと、やっぱ自作ケースってあんま良いのないんですよね。リビングマシンではCoolerMaster、寝室マシンの時はAbee。基本、アルミヘアラインなパネルが好きみたいですw。

今のTerminator T2Rの背丈が40cm切ってるので、できればあまり高くない方が違和感なくていいかなぁ、とか。

で、結局またCoolerMasterのCenturion 541。少し前の製品で既にディスコンっぽかったんですが、通販でなんとか発見。値段の割に、そこいらのBTOマシンくらいには見える気がするんですがどうでしょ(^^;)?

■電源

とりあえずエコっぽいActivePFC搭載と、ケースからはみ出ない14cmサイズであること、ファンコン付き、できればケーブルが取り外し可能で\1万以下、などを考えた結果、玄人志向のKRPW-V500Wをチョイス(ケーブル脱着は諦めました)。

■グラボ

マザーと電源に悩みすぎて、決めてたのにレジに一緒に持ってくのを忘れてたことに、後から気付いたorz。Radeon HD 3450で\5,980位だったような。当面はH.264再生支援であるUVDが使えれば、3Dパフォーマンスは二の次ってことで。

どうせケース待ちだし、明日あたりもう一度買いに行くか…

2008.03.09追記

買ってきました。上に書いた\5,980のものはHDMIがついてナサゲだったので、1つ上の\7980で売ってたHD345EX-P256D2LPをチョイス。256MB DDR2(64bit)、ファンレス、ほぼ1スロット(ヒートシンクが微妙にはみでる)、DVI + HDMI + D-subの3ポート装備(ただし同時使用は2つまで)、LowProfile仕様も可(DVI + HDMI)、HDCP、というスペック。LowProfile時に使えなくなるのがD-sub、DVI->D-Subアダプタも付属しない、などD-Subを後回しにする仕様が好印象。当面HDMIを使う予定はないですが、モニタはそのうちHDCP対応のものにしたいなぁ、と思ってます。

上記リンク先によると「Catalyst 8.3 以前のドライバでは、HDMI接続時のスリープからの復帰はできません。」とのこと。インストール時は注意っとφ(..)。

■OS

店頭で散々悩んだ挙げ句、Vista Business 64bitに特攻。なぜかヨドバシで32bitと64bitが違う値段で、64bitは\17,800表示。これはHome Premiumと同額。表示の間違いかなぁ、と思いつつも、レジで32bitと同価だったらゴネてやろうかとか企みGo。そしたらさらに安く\16,600でした。なんで??おもわずレジ出た後で物陰で商品間違えてないかチェックしてみたり(^^;)。

ちなみに32bitと64bitで価格差がついてたの自体BUSINESSのみ。まぁ、得したんだから良し。

といっても、そもそも32bit -> 64bitでライセンス買い直しになる時点で納得いってないですけども。余った32bitライセンス、もったいないなぁ。

ざっと調べた限り、当面困りそうなのはWindows Home Serverのクライアントかな。RAID-0だと故障率高まるので、はやくPower Pack 1がリリースされて欲しいッス。

動画エンコも現状ではTMPGEncなど「とりあえず使えてる」レベルで、最適化どころか動作保証もない状態なので、あまりアドバンテージはナサゲ。でもまぁ、システムを1からクリーンインストールするの大変なので、思い切って今のうちに64bitに特攻してみることに。メモリも4GB買ってしまいましたし。いずれ恩恵を感じられるといいなぁ。

ちょっとイイThunderbird Add-in "Search for Sender"

Thunderbirdでちょっと便利なAdd-inを見つけました。Search for Senderというものです。

Thunderbirdの画面右上にある検索ボックスは素早いインクリメンタルサーチが可能で非常に有用なのですが、こういう場合に少し手間がかかります。

  1. 前にAさんに教えたURLを探したい
  2. サーチ欄にAさんの名前やアドレスを入力
  3. Aさんが送信してくれたメールの一覧が表示され、目的のメールに対する返信を発見
  4. それが「Re: おすすめページ」という題名なので、再度「おすすめページ」というタイトルを検索欄にコピペ
  5. 同タイトルで自分がAさんに送ったメールを発見

σ(^^)的にはこういうことが結構あり、いまひとつ洗練されていないと感じていました。

そこで、Search for Senderなのです。同Add-inはインストールするとSearch for Subjectという機能も併せて提供してくれます。インストール後、タイトル一覧ペインで目的のメールを選んで右クリックすると、

  • Search for this Sender
  • Search for this Subject

というメニュー項目が追加されています。例えば、後者を指定すると、選択したメールの題名をコピーして、検索欄にペーストしてくれる訳で、上記の4.のステップを一発で実行してくれるという訳です。4.は実際にやろうとすると、リスト部分からはコピーできず、メール内容を表示してそちらから選択し直すなどの手間があって結構面倒なので、これが自動化できるのはかなり楽ですね。

これは是非標準搭載して欲しい機能です。