クラウンのエアコン臭対策でエバポレーター脱臭とフィルター交換実施

冬だというのにクラウンのエアコンから臭いが気になり出しました。通常カーエアコンは冷房使用後の水滴がカビの原因になって雑巾みたいな臭いを発しがちなのですが、なぜかこの季節。

フィルターは納車時期を基準に4月に1年ごと交換してますが少し前倒しで交換。ついでにエバポレーターというカビやすい部位をクリーニングすることにしました。

使用したのはこちら。

通常、エアコン脱臭剤といえば吹き出し口からスプレーするようなものが多いイメージですが、風の出口にふきかけても深部まで届く前に風で押し戻される感が否めません。それに対して本品はエアコンフィルターを取り外したスロットからチューブを入れて吹き込むため、エバポレーター直近に薬剤が届きます。どこかの紹介動画でディーラーでも定番になっているようなことも言っていました。

すこし高いですが、ヨサゲだったので購入。オマケでグローブボックス裏(=フィルター直近)に貼り付ける小さな脱臭剤も付属してきます。キャップ部分に付属品(脱臭剤、説明書、チューブ、チューブ固定ガイド)が盛りだくさん詰まっています。チューブをフィルタースロットの口に正しく固定するためのガイドプレートがついており、それにチューブを固定し、両面テープで一時固定して薬剤を噴射して吹き込む感じ。

窓とドアを全開放し、エアコンを下記の要領でセットし、缶が空になるまで3分ほどスプレーします。スプレーのボタンは固定機構がありずっと押していなくても済みます。

  • 風量最大
  • 温度最低(LO)
  • A/Cオフ
  • 風向はフロントのみ

指定はないですが他のものも軒並みオフにしておきます。

およそ3分噴射して缶が空になったらエアコンはA/Cをオンにして更に5分間風を回します。

薬剤は泡とかではなく霧状という感じですが、たぶん家庭用エアコンのクリーニング剤と同じ匂いがあります。不快な匂いではなくむしろ爽やかな微香という感じ。吸い込んでいいものでもないでしょうが、なんとなくこれだけで清涼感が漂います。

カー用品店で買える数百円の脱臭剤よりはお高い感じがしますが、添付品も至れり尽くせりだし、手間をそれほどではないのでフィルター交換ついでに定期施工してもいいのかなという気がしています。

フィルターはこんな感じ(左が10ヶ月使ったもの、右が新品)。毎度DENSOのプレミアムタイプ。重度のアレルギー持ちがいるのでここはケチらずに奢っています。

さほど目立って真っ黒という感じでもないですが、大きめのゴミが2,3粒残っていました。

エバポレータークリーナーとフィルターにそれぞれ交換時期をメモしておくシールが付属しているので記入してフィルターフレームに貼り付けて完了。前倒しで交換してしまいましたが、まぁ次も覚えやすいので14ヶ月使って4月で大丈夫でしょう。というか多分それまで覚えてないでしょうw。

バッテリーのない安全なジャンプスターター(スーパーキャパシター型)を買ってみた

■納車2ヶ月でバッテリー上がりやらかす

先日サービスエリアでクラウンの写真を撮ってたさい、デイライトをつけるためにACC状態にしていたところバッテリーが上がってしまいました。サービスエリアだったので敷地内にあるENEOSに歩いていってモバイルスターターをもった店員さんとクルマに戻り救援してもらいました。ちなみに料金は3,300円。車両保険付帯のロードサービスを呼べば無料だったんでしょうが、時間もかからず対応してもらえて結果オーライだったかなと思います。

■やっぱジャンプスターターを積載しとこう

昔からジャンプケーブルは積載する習慣で、もちろんその日も積んであったんですが、お休みを満喫している、または仮眠している他のお客さんの手を患わせるのは気がひけて(=コミュ力がなくてw)結局使わず終い。悪いのは自分だし、自分で小金を払って解決できるならそれでいいかってなっちゃうんですよね。これが山奥とかならまだしも。

てことで、やはりセルフジャンプ(?)できる機材を積んでおこうと決心。ただ以前買ったモバイルバッテリータイプのものは何年かお守りとして積んであった後、いざ使おうとしても始動できなかったというオチが。もちろん直前に改めて充電し直してもダメ。自然放電したままの時間が長すぎて劣化したか、最初からそこまでの出力できない紛いモノだったか。

そんなことも考えつつなにか信頼できそうな商品がないか物色してて見つけたのが、バッテリー非搭載型のジャンプスターター。バッテリーが入ってないのでいざという時放電していて使えないということもないし、経年劣化の心配もありません。ではバッテリーがついていないのに、そもそもどうやって車を始動するだけの電気を出すんでしょう?太陽光発電?いやいやエンジンのセルモーターを回すのは瞬発的な大電流が必要です。太陽電池みたいなチョロチョロ電流量ではとてもまかなえません。

答えはスーパーキャパシターというパーツです。(二次)電池が化学反応を利用して電気を蓄えるのに対し、コンデンサの一種であるキャパシターは純粋に電気的な蓄電を行います。私もイメージでしか知りませんが静電気を帯電させてるような状態に近いようです。化学反応を伴わないのでまさに静電気のように瞬時に大きな放電が行えます。一方でそれほど長い時間電気を蓄えておくのには向かないという特徴があります。素早く蓄電、瞬時に放電、宵越しの電気は持たない、というのがキャパシターの特徴と言えます。詳しくはここら辺

ということで、最近はリチウムイオンや鉛などのバッテリーの代わりにキャパシターを使ったスターターが登場しているということを知りました。使い方のイメージとしては、

  1. 上がった車両バッテリーにつなぐ(従来と同じ)
  2. 数分間で車両バッテリーの残電流を吸い上げて蓄電
  3. ゲージが100%になったら放電モードにし、30秒以内にセルオーターを回す

という感じらしいです。つまり車両バッテリーはセルモーターを回せるほどの大電流は残っていないけど、メーターが点灯したりする程度の電力は残ってたりするので、それをキャパシターに貯め込んで、一気に放電するという仕組みです。チョロチョロとしか出ない水道の水をバケツに溜めてから一気にバシャーっと流すイメージですね。バッテリーにチョロチョロ電力すら残っていない場合は、他の車両やUSB給電でもチャージできるようです。ただしUSBの場合は数十分必要とあります。あらかじめ貯めておくことはできないので、例えば台風大雨の元でバッテリー上がりをしてしまった場合なんかはちょっとキツいかもですね。

それでもまぁ必要な時にその場で短時間でチャージをするので、普段から充電状態を管理する必要がなく、非常用ツールとしてはとても運用しやすいんじゃないかと思います。普段はただ積んでおくだけです。また長期間放置による劣化も気にしなくて良いので、数年単位で放置可能ですし、異常発熱で発煙や発火のリスクもありません。(ジャンプスタート機能関係なく)モバイルバッテリーは猛暑の車内に放置したら発火したみたいな事件もありましたし、この辺りの心配がないのもキャパシター型の大きなアドバンテージかなと。

ということでこちらを購入しました。

デカデカと「500F」と書いてあるのがカッチョ良いです。Fはファラドというキャパシタ−(コンデンサ)の容量の単位ですかね。

気になるのはサイズと価格でしょうか。私が購入したものがタイムセールで1.3万円くらい。リチウムイオンバッテリー式のだと数千円程度です。一昔前にはセルモーターがジャンプできるモバイルバッテリーも1万円くらいはしていたと思うので、個人的には利便性を考えるとさほど高いものでもないかなと思いました。どちらかというとサイズが気になります。まぁトランクに積んでおくだけなんですが、モバイルバッテリー式と比べると数倍〜10倍程度の体積があります。

この製品にはキャリングケースも付属しており、地味に邪魔なワニ口クリップケーブルも含めて収納できますので、それごとトランクの片隅に置いておく感じです。まぁさほど目立たないしありかな。右奥に見える工具箱に入っているジャンプケーブルを積まないようにすれば代わりには余裕で収納できます。本当にちゃんと機能する確証が持てればケーブルを置いていく決心も付くのですが…。まぁ今回もケーブル積んでても役に立たなかった事実があるので、思い切って入れ替えちゃおうかな?

■試せる機会がないけどとりあえずの安心感

以前のモバイルバッテリー式もそうでしたが、充電できるところまでは確認できても、本当に車のエンジンを始動できるかどうかは、実際にバッテリーの上がった車がないとテストできません。そんな機会が来て欲しいような来て欲しくないような微妙な気持ちで、とりあえずお守りとして装備してこうと思います。

2023.6.16追記:バッテリー上がりの時パワートランクリッドって開くの?

その後ふと気付いたんです。「バッテリー上がりの時って電動トランクゲートって開くの?開かないならジャンプスターター入れといてもアクセスできなくね?」と。

一般にシステムが始動できないくらい電圧が落ちていてもキーロックなどの装備は動くことも多いですが、万一完全にウンともスンとも言わないレベルだったらどうでしょう?通常クラウンのトランクは

  • 運転席のオープナーボタン
  • トランクゲートの隠しボタン
  • バンパー下のフットセンサー

で開けますが完全に電源が落ちてたらどれも動かなそう…

ということで非常手段があるのかマニュアルで確認してみました。なんと、リアのエンブレムをメカニカルキーで取り外せて、その下に物理キーホールが出現するようです。なるほどこれならひと安心かな。逆にデジタルキー頼りでスマートキーを持ち歩かない人だと詰むかもしれないので、電波を出さないモードにしたスマートキーやスペアキーを運転席内に潜ませておいた方が良いかもしれないですね。

HTMLマニュアルページより引用

https://manual.toyota.jp/crown/2212/hev/ja_JP/contents/vhch07se020409.php#ch07se0204090504

車用に新レンズSIGMA 85mm F1.4 DC DNを購入

昨年末、掛川花鳥園に行く機会があり、明るい(ボケる)望遠レンズとしてSIGMAの135mm F1.8を購入しました。

とてもいいレンズでクラウン納車後もよくこれで撮っていました。広角と違って歪みが少ないのでクルマの本来の綺麗なラインが出せるし、F1.8で背景が綺麗にボケて印象的な写真が撮れました。

が、欠点として、デカい、重いに加えてかなり遠ざからないと車体前部がフレームに収まらないという点が次第に気になり、さすがに135mmでクルマは厳しい、という結論に至りました。レンズだけで1kgをゆうに越えるので普通に振り回すどころか持ち歩いてるだけでもツラい。

ということで、同じ中望遠カテゴリながらもポートレートなどでよく使われる85mm帯域で明るいレンズを物色。SONYのGMレンズ(20万超)は論外だしということでSIGMAの85mm F1.4 DC DN Artをチョイス。

SIGMA 85mm F1.4 DGDN Art Eマウント用

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先代というかミラーレス専用設計になる前の85mm F1.4 DG HSMに比べて大幅にコンパクトになり、重量も630gと135mmの半分です。映りはさすがのArtラインで135mm F1.8と比べて遜色ないと感じますし、F1.4なので理論上は更にボケることになります。お手頃なSAMYANG MFとも悩みつつもやっぱAF欲しい、SAMYANGのAFモデルならSIGMAとそんなに値段もかわらん、ってことでパス。

基本止まってるクルマ撮るだけならMFでもいいかと思ったんですが、135mmより振り回せるなら家の中でぬっこも撮るかもなとか。MFで割り切れるならSAMYANGも評判悪くないのでありかも知れません。

■作例(クラウンクロスオーバー)

空はかなり白くなったので現像でいじってます。後日、後述のNDフィルターでもっと青い空にして撮ってみたいです。
背景は綺麗にボケてるかなと思います。
デイライト周りの細かい質感もきっちり写っててて良き
夜間。コンビニの照明下。かなり明るく写ってたので現像でいじってます。ボディの複雑なサイドラインが映り込みでエロチック、マッスル感を出しています。

■フィルター周り

主にクルマを撮る想定だったので、C-PLフィルターとNDフィルターも買うことにしたんですが、今回は脱着の簡単さや薄さを重視して、始めてマグネット脱着式を買って見ました。キャップも含め色々セットもありますが、NDは可変式がいいなということで、これらの3つを組み合わせて買って見ました。

ベースリングとC-PLフィルター

ガラスの映り込みをコントロールできます。またレンズ側に切ってあるネジ溝に取り付けるベースのリングもセットになっています。

可変NDフィルター(ND2~32)

日差しが強すぎる日に光量を落として、開放でも光が飽和しないようにします。濃さとして2~32が妥当かわかりませんが、とりあえず何枚も持つよりは可変タイプで済ませようかと。不足を感じたらもっと濃いものを買い足すかも知れません。

キャップ

ベースはただのリングで保護能力はないのでキャップもゲット。脱着が楽なのはもとより、普通のキャップよりも薄いので外した時にポケットなどで嵩張らないのもいいなと思います。

ベースのリングをレンズ先端にねじ込みで固定すると、後はマグネットでカチっとつきます。外すのもひっぱるだけ。超簡単。もちろん重ねてつけることもできます(もちろん重量やケラレが問題にならない範囲ですが)。これは良い。なんなら他のレンズのフィルターも全部コレにしたい。

レンズに付属のフードとの相性は微妙。フードをつけたまま奥まったフィルターの脱着はもちろん無理ですが、フードを逆向きに取り付けた状態でもキャップの脱着はかなり厳しいです。

ちょっとまだこれを使った作例は撮れてないので、そのうち追加します。

■まとめ

同じSIGMAのArtラインの焦点距離違いなので、写りや使い勝手は違和感なく、手頃で使いやすい環境となりました。135mmはもったいないけど、また花鳥園や動物園にでも行かない限り活躍の場は減るかなと思います(でも手放すのももったいないので思案中)。狭いところで撮ったり、特段狙って迫力重視の写真を撮る時でもなければ、この85mmをつけっぱなしにしておいても、取り回し的には充分かなと思います。最短撮影距離が長いのでさすがにテーブルフォトなどは厳しいですが。135mmだとサービスエリアでクルマを撮って、撮れ高チェックのために施設内のレストランに行こうと思ったら一旦小さいレンズに付け替えないと無駄に重くて嵩張る、みたいなことが気になりましたが、この85mmならそのままでも気にならないです。

これでも撮影距離としては結構離れています。周りからみたら「あの人なににカメラ向けてんの??」ってなるレベル。それでもこれ以上近づいて35mmや50mmとなると歪みも気になりだしそうで、クルマの本来のボディを正確に、かつフレームにまるごと収めるくらいの構図でとるなら85mmくらいって最適なのかなと思います。もちろん標準域や広角ならではの表現というのもあると思うので、上手く使い分けて行きたいと思います。

なお、クラウン写真専用のInstagramアカウントを解説したので、ゴタクはいいから写真だけ見たいという方はそちらもどうぞ。

https://www.instagram.com/hornet_crown/

憧れの純水器を導入。お手軽洗車になるか?

ディーラーのアプリスタンプサービスが終わってしまい、洗車実質無料ではなくなってから自宅で手洗い洗車をしていました。クラウンもEXキーパーをしつつ普段の汚れは自分で洗う予定。バッテリー型のケルヒャーを使えば洗浄はそこそこ効率的にできます。

しかし特にクラウンは黒部分が多いのでしっかりと拭き上げないと水道水中のカルキ分が白残りしてみっともない(ウォータースポット)。またこれを放置するとイオンデポジットという塗装にダメージを与え凹んでしまう最悪の状態になります。

参考リンク

拭き上げは大きな吸水タオルを使うことで効率化できているといっても、クラウンは車体も大きくそこそこしんどいです。そこで効率化として考えられるのは2つ。

  • ブロワーで水分を吹き飛ばす
  • (カルキを含まない)純水で洗う(すすぐ)

どちらも理想をいえば最終的には拭き上げしたことが良いらしいですが、それでもそれが時短になるなら検討の余地はあるかなと。

■ブロワー案の検討

Youtubeで3Dプリンターでワイドノズルを制作して販売している方の動画をみてかなりそそられました。

これならスポットではなく面で水滴を駆逐できそう。ブロワーもマキタの良いヤツから中華製(?)のお手頃モデルにまで対応してるラインナップでよさげ。直接ボディを擦らないので傷防止の観点からもかなり有効じゃないかと。

ただブロワーがマキタやハイコーキといったきちんとしたブランドは結構高い。本体はそんなでもないんですがバッテリーと充電器を別に買うと2,3万コース。安物なら1万円切ってたりしますが、どうせこの機会に手を出すならバッテリーが共通で色々な機器に使えるマキタ憧れます。また結局風量ショボかったらボディ全体にかけるのも結構時間と体力食いそう。ちょっとハンドリングは悪くなりますが、どうせ自宅でしか使わないので100v電源タイプもお手頃でいいかもなと思ったり。(100vタイプに適用できるノズルがあるか調べてませんが)。

あとこの方がノズルを自宅でせっせと製造されてらっしゃるようで生産数が限られてるぽいので、すぐ手に入らなそうだったので結局保留にして純水プランに決めました。

ブロワーはいずれ補助的に隙間の水を抜くとかにスポットで使うとかでもいいかなとか思っています。とりあえずは電動エアダスターはもってるので、そういうのでドアの隙間やドアミラー周りなどに潜んだ水滴を吹き飛ばすことから初めてみようかと。

■まずは純水器を導入してみる

ようやく本題。これから暑くなると洗車は時間との闘いになってきます。 シャンプー洗いや拭き取り作業が手間取ると水滴がどんどん乾いてしまいます。また炎天下での作業量、時間そのものを削減したい。ということで、あらかじめ白残りの原因になるミネラル分を純水器で抜いて使って、拭き取りより先に乾いてしまっても、あるいはそもそも拭き取り工程を省略しても心配のない形にしていこうと。

購入したのはこちら。

比較したのはこちら。

前者は5L、後者は10Lなので価格性能比は高いんですが、その分、消耗品の樹脂もたくさん必要ですし、庭においとくだけとはいえデカい。そしてなにより気になったのは、後者は樹脂を小さな口から直接流し入れ、本体をトントンして馴らしながら詰め込んでく作業がめっちゃ大変そうという点。前者は大きな口に袋に入れて詰める形っぽい。性能的にどちらに優位性があるかまではわからないですが、なんとなく下から入れて上から抜ける構造の方がしっかり樹脂を通過してくれるイメージもあります。

事前に自宅周辺のミネラル度がさほど高くないことを水道局の統計値で調べたり、自分の洗車頻度も考え、使い勝手やコストを重視して5Lでいくことにしました。(ただ10Lなら倍の水を純水化できると思うので、多く購入する必要はありますがランニング単価はかわらないと思います)。

多くの純水器の例に漏れず購入したものにも水質計(TDSメーター)が付属しています。水の電気抵抗を計測して、不純物がなければ電気が流れないので0ppmとなります。ミネラル分が残留しているとそれなりに電気が流れてしまいます。

自宅の水道水は82ppm
純水器を通した水は0ppm!

とりあえずきちんと0ppmに落ちてくれました。時々これをチェックして0ppmまで落ちなくなったら樹脂の交換時期ということになります。

なお購入時は本体内に予めセットされた分に加え1回分の交換樹脂が付属しています。交換樹脂を単体で購入すると2回分でこちら。

まぁまぁしますねー。公式では1カートリッジで12回洗車できると言っています。月イチなら1個1年。2個付属してくるので2年保つ計算になります。とはいえ車種や最後のすすぎだけ使うのか、最初の砂埃落としにも使うかだけでも倍は違いますし、どういう基準なんだろ。10回洗車できたとして水道代別で800円/回。コイン洗車も水道水なら600円位でしたっけ。まぁ拭き上げの手間が本当になくなるなら悪くないかも?

■初期テスト

ではGWで帰省していい感じに汚れたので早速洗車してみます。EXキーパー後、まだ一ヶ月目洗車(補強)が終わってない段階です。

まずは最高に手抜きして「高圧洗車で砂埃を落とすだけでどれだけ綺麗にできるか?」の検証です。

ケルヒャーで水をかけただけ。拭き上げもせず、この写真の状態で放置。ただしこの後で出かける用事があって走りました。暗くなってしまったのでチェックは翌日へ持ち越し。

そして翌朝。おぉ、遠めには結構綺麗になってます。急に仕事先に乗っていくことになった、みたいな時はこれをするだけでもかなり違うかも!

とはいえよ~く寄ってみるとやはりそれなりにシミはあります。一番右のなんかはヤバそう。今日は改めてシャンプー洗車してやろうと思います。

本命:シャンプー洗車後の純水洗車、拭き上げ無し

こちらはいい感じに綺麗になりました。ミネラルの白残りは見当たりません。拭き上げをまるまる省略できるなら結構な時短になります。またジャンボ拭き上げタオルは拭き上げ自体はそこそこ効率化できるんですが、洗濯が微妙に手間。家族からは他の洗濯物を一緒には洗いたくないが、1枚だと無駄な気がすると言われました。どうせ使うならケチらず2枚使ってさらに時短してしまった方がいいかも。でもまぁ純水で拭き上げ無しで充分綺麗になることがわかったので、今後はジャンボタオルの出番も少なくなりそう。乾かすヒマすらない時くらいですかね。

まとめ

今後色々なパターンを試して自分の納得度と手間/時間のバランスを探っていきたいと思います。

  • Lv1. 純水ぶっかけて放置(砂埃が残る可能性があるので拭き上げNG)
  • Lv2. シャンプー洗車後に純水すすぎ、拭き上げなし
  • Lv3. キーパーラボでミネラルオフopつき手洗い洗車(3,4ヶ月毎)

位の組み合わせで回していければなと思っています。とにかく時間がないけど最低限綺麗にした時にLv1。普通に時間がある時にLv.2。水弾きが悪くなってきたら、トレッサ横浜に買い物にいったついでにLv3依頼、もしくは自分で施工。

あとは実際10回以上洗車しても0ppmを維持できるのかどうかですね。

注意点としては樹脂材が乾燥に弱いので、使い終わったら適度に水圧は抜きつつも中に水は残った状態にしておく必要があります。この製品には入水、吐水の両側にコックがついていて口を閉じておくことができるので、水をたっぷり入れた状態で口を締めてしまえばホース自体は抜いて他の用事に使っても大丈夫そう。毎回これは忘れずにしたいと思います。

またせっかく純水が利用できるようになったのでクルマ以外にも家のガラス掃除とかにも使ってみたいですね。

クラウンクロスオーバーRS Advanced試乗

先日契約した新型クラウン(クロスオーバー)のRS(2.4ターボ)の試乗車がやっと近場で配備され出したので乗ってきました。

販社系列が違う店だったので、すでに契約済みであることは言わずに「ちょっと興味あるんですぅ」的な空気で冷やかし。休日の飛び込みなのにサーセン。

■足周りガッチリ

RS専用ホイール

まず足がめちゃめちゃ引き締まってた。「ノーマル」設定でも硬い。単に物理的に硬いというより、ガチガチにテンションかかってるような?これを「引き締まってる」というんですかね。まさにアスリートの筋肉でギュっと引っ張ってるような。ショックを一瞬で吸収する感じ。不快ではないけど違和感というか不思議な感覚。

それが「コンフォート」にした途端「はにゃーん」っと緩む。猫の可愛い姿を目撃した時のように。ほぼ静止状態でも一段沈むというかとろけた感じがするくらいに激変。カロスポにもAVS(可変ダンパー)つけてますが、ここまで明確な違いは出ない。これが快適かどうかは意見の分かれるところでしょうが、何人かYoutubeレビューで「船のよう」といっていたのが的を射ている気がします。道や乗せる人によっては使ってもいいかもですが、個人的にはあまり積極的に使わないかな?

「スポーツS+」は街中渋滞路なせいかあまり「ノーマル」との違うは感じず。

ドライブモードの切り替えSWはカロスポと比べて手の届きやすい位置にあり、走行中でもより積極的に使いやすい印象です。カスタムもあるのでアクセルレスポンスは変えないけど足だけ引き締める、みたいなセッテイングを詰められるかも。

■加速

休日夕方のショッピングモール付近で渋滞多めでしたが、加速は確かに2.5NAよりモリモリ。オルガンペダルも前より慣れたか気にならず。踏めば踏んだだけダイレクトに加速する感じはモーターのトルクや6ATのお陰でしょうか。SERAより後にのったCOLT VerR、LEVORG 2.0GT、カローラスポーツ Hybrid GZと10年くらいCVTばっかでラバーバンドフィールとか正直あんまり不満はなかったんですが、「なるほどダイレクトってこういうことか」と思いました。

一方、”常時内燃機関で走ってます”感は強いです。アクセルオフからちょい踏みくらいまではEV走行も含めて静かですが、交差点加速や追い越しで踏み込むと「ブォォ」っとエンジン音する。不快まではいかないですが、「あぁガソリン車だなー」って感じします。言うてカロスポでも3,000〜4,000rpmとかになると結構うるさいですし、遮音性自体はクラウンの方が上というかカットしている周波数が違うみたいで、不快指数は低いかも。クラウンの方が低音寄りで振動なのか低音なのかもよくわからないような”どこかで鳴ってる”感じ。

さすがに4WDやDRS(4WS)を実感できるような運転は試せず。でも交差点の回頭性は悪くなかったかな。カロスポでタイヤもPilot Sports5に交換した時のようにクイっと左折後、左車線に頭が入っていくというか。

■アドバンストパーク(自動駐車)

うっかり動画撮り忘れたのが痛恨の極みですが、RSにしかつかないアドバンスパーク(自動駐車)も体験。大昔のプリウスのIPA(インテリジェントパーキングアシスト)からは隔世の感。最初の目標枠指定がほぼ瞬間的に終わるし、ギアチェンジもサクサクやってくれるので、これならショッピングモールとかの駐車場で後ろに車いる時にでもスマートに使えるかも。ただ前方に別の駐車車両がいる状態では中断されてしまいました。何度も切り替えて上手いこと入れてくれる、みたいな賢さまではないのかな?

■新エージェント(音声操作)

「Hey, TOYOTA」で呼びかける音声操作もチェック。最近知ったんですが左右独立マイクでドライバーとナビゲーターを識別できるっぽいです。助手席の人が「窓を開けて」といったら助手席側が開く。良き。

もうちょっとレスポンスよく動いてくれると嬉しいですが、通信速度がネックなのか少し待たされる感じ。最初の「Hey, TOYOTA」使うよりはステアリングスイッチでいいやんってなりそう。2018年ナビのように単押しでローカル認識、長押しでクラウド認識という別々のエージェントシステムを使い分けるとかいうアホな仕様はなくなり、ボタンでもサクっと呼びだせて使えるのは良い(というかやっとか!という感じが強い)。

あと音声認識中は画面が青く切り替わって地図などを見えなくするのはどうかなぁ。Siriのように画面の片隅ににょもにょもが出て聞き取ってくれればいいのになとは思います。

■クラウンクロスオーバーRS Advencedまとめ

日をまたいだり道も違ったりでGALPとのガチ比較はできてないですが、走行周りははっきり違いを感じました。スポーツ走行好きな人は断然RSの方が楽しかろうと思います。燃費を含めると街乗りユースでどちらがいいかは悩ましいところですが、RSでしか選べない先進オプションがある以上、選択肢はないも同然という感じです。

ついてくれた店員さんはツナギだったのでメカニックの人だったのかも知れません。あんまり車両について詳しくなさそうだったんですが、「今契約で6月が目安だがなんともいえない(RS)」という言い方でした。ウチの子は来年GW前くらいに来るといいなぁ…

オマケ:ついでに新型カロスポも現車視認

本来検討していたカロスポ2023年モデルのオレンジマイカメタリックも見て来ました。

オレンジマイカメタリック

思ったほどオレンジオレンジしてなくて、少し暗めのトーン。写真だとほぼレッドっぽいですね。最初期にあったスカーレットに近いのかな?カタログのようにもと派手なオレンジを期待していたので、ちょっとテンションさがりました。

新形状のヘッドライトとフロントバンパー

ヘッドライトはシンプルになりましたがこれはこれで悪くない。「目」感が増したかと。フロントバンパーの下側がリファイン。

ナビはクラウンと同世代の2022年式コネクティッド。サイズや細かい機能の有無は違いますが基本操作は同じ。スクロールや拡大縮小もジェスチャーでヌルヌル動きます。周辺施設表示なども3点ボタンからサクっと変更できるのも良き。

全体にフラットデザインでちょっとシンプルすぎる感じはありますが、カローラスポーツとかシエンタといった車格のクルマではまずまず違和感なし。これがクラウンだと正直ちょっと安っぽさを感じます。

メーターはこんな感じ。クラウンのRS同様地図表示可能。言い換えるとクラウンGではできないことなので驚きです。

メーターに地図も

実際に走行していないのでなんともですが、パッと見た感じ地図として見やすいのかな?という疑問はあります(クラウンも含め)。おそらく運転中に見るものだから色使い含め極限まで情報量を落としたってことなんでしょうけど、ウーンという。海外ガジェットを日本に持って来たらGoogleマップに対応しておらずかなら荒いOpenMapデータのみでした、って時の残念感が漂います。ルート引いてあったらどういう表示になるんだろ。大きさも小さいし、あともしかしてヘディングアップ固定?

メーター自体もバリエーションを見比べられてないですが、外車勢やスバルなどに比べるとやや世代遅れ感が否めません。