バッテリーのない安全なジャンプスターター(スーパーキャパシター型)を買ってみた

■納車2ヶ月でバッテリー上がりやらかす

先日サービスエリアでクラウンの写真を撮ってたさい、デイライトをつけるためにACC状態にしていたところバッテリーが上がってしまいました。サービスエリアだったので敷地内にあるENEOSに歩いていってモバイルスターターをもった店員さんとクルマに戻り救援してもらいました。ちなみに料金は3,300円。車両保険付帯のロードサービスを呼べば無料だったんでしょうが、時間もかからず対応してもらえて結果オーライだったかなと思います。

■やっぱジャンプスターターを積載しとこう

昔からジャンプケーブルは積載する習慣で、もちろんその日も積んであったんですが、お休みを満喫している、または仮眠している他のお客さんの手を患わせるのは気がひけて(=コミュ力がなくてw)結局使わず終い。悪いのは自分だし、自分で小金を払って解決できるならそれでいいかってなっちゃうんですよね。これが山奥とかならまだしも。

てことで、やはりセルフジャンプ(?)できる機材を積んでおこうと決心。ただ以前買ったモバイルバッテリータイプのものは何年かお守りとして積んであった後、いざ使おうとしても始動できなかったというオチが。もちろん直前に改めて充電し直してもダメ。自然放電したままの時間が長すぎて劣化したか、最初からそこまでの出力できない紛いモノだったか。

そんなことも考えつつなにか信頼できそうな商品がないか物色してて見つけたのが、バッテリー非搭載型のジャンプスターター。バッテリーが入ってないのでいざという時放電していて使えないということもないし、経年劣化の心配もありません。ではバッテリーがついていないのに、そもそもどうやって車を始動するだけの電気を出すんでしょう?太陽光発電?いやいやエンジンのセルモーターを回すのは瞬発的な大電流が必要です。太陽電池みたいなチョロチョロ電流量ではとてもまかなえません。

答えはスーパーキャパシターというパーツです。(二次)電池が化学反応を利用して電気を蓄えるのに対し、コンデンサの一種であるキャパシターは純粋に電気的な蓄電を行います。私もイメージでしか知りませんが静電気を帯電させてるような状態に近いようです。化学反応を伴わないのでまさに静電気のように瞬時に大きな放電が行えます。一方でそれほど長い時間電気を蓄えておくのには向かないという特徴があります。素早く蓄電、瞬時に放電、宵越しの電気は持たない、というのがキャパシターの特徴と言えます。詳しくはここら辺

ということで、最近はリチウムイオンや鉛などのバッテリーの代わりにキャパシターを使ったスターターが登場しているということを知りました。使い方のイメージとしては、

  1. 上がった車両バッテリーにつなぐ(従来と同じ)
  2. 数分間で車両バッテリーの残電流を吸い上げて蓄電
  3. ゲージが100%になったら放電モードにし、30秒以内にセルオーターを回す

という感じらしいです。つまり車両バッテリーはセルモーターを回せるほどの大電流は残っていないけど、メーターが点灯したりする程度の電力は残ってたりするので、それをキャパシターに貯め込んで、一気に放電するという仕組みです。チョロチョロとしか出ない水道の水をバケツに溜めてから一気にバシャーっと流すイメージですね。バッテリーにチョロチョロ電力すら残っていない場合は、他の車両やUSB給電でもチャージできるようです。ただしUSBの場合は数十分必要とあります。あらかじめ貯めておくことはできないので、例えば台風大雨の元でバッテリー上がりをしてしまった場合なんかはちょっとキツいかもですね。

それでもまぁ必要な時にその場で短時間でチャージをするので、普段から充電状態を管理する必要がなく、非常用ツールとしてはとても運用しやすいんじゃないかと思います。普段はただ積んでおくだけです。また長期間放置による劣化も気にしなくて良いので、数年単位で放置可能ですし、異常発熱で発煙や発火のリスクもありません。(ジャンプスタート機能関係なく)モバイルバッテリーは猛暑の車内に放置したら発火したみたいな事件もありましたし、この辺りの心配がないのもキャパシター型の大きなアドバンテージかなと。

ということでこちらを購入しました。

デカデカと「500F」と書いてあるのがカッチョ良いです。Fはファラドというキャパシタ−(コンデンサ)の容量の単位ですかね。

気になるのはサイズと価格でしょうか。私が購入したものがタイムセールで1.3万円くらい。リチウムイオンバッテリー式のだと数千円程度です。一昔前にはセルモーターがジャンプできるモバイルバッテリーも1万円くらいはしていたと思うので、個人的には利便性を考えるとさほど高いものでもないかなと思いました。どちらかというとサイズが気になります。まぁトランクに積んでおくだけなんですが、モバイルバッテリー式と比べると数倍〜10倍程度の体積があります。

この製品にはキャリングケースも付属しており、地味に邪魔なワニ口クリップケーブルも含めて収納できますので、それごとトランクの片隅に置いておく感じです。まぁさほど目立たないしありかな。右奥に見える工具箱に入っているジャンプケーブルを積まないようにすれば代わりには余裕で収納できます。本当にちゃんと機能する確証が持てればケーブルを置いていく決心も付くのですが…。まぁ今回もケーブル積んでても役に立たなかった事実があるので、思い切って入れ替えちゃおうかな?

■試せる機会がないけどとりあえずの安心感

以前のモバイルバッテリー式もそうでしたが、充電できるところまでは確認できても、本当に車のエンジンを始動できるかどうかは、実際にバッテリーの上がった車がないとテストできません。そんな機会が来て欲しいような来て欲しくないような微妙な気持ちで、とりあえずお守りとして装備してこうと思います。

2023.6.16追記:バッテリー上がりの時パワートランクリッドって開くの?

その後ふと気付いたんです。「バッテリー上がりの時って電動トランクゲートって開くの?開かないならジャンプスターター入れといてもアクセスできなくね?」と。

一般にシステムが始動できないくらい電圧が落ちていてもキーロックなどの装備は動くことも多いですが、万一完全にウンともスンとも言わないレベルだったらどうでしょう?通常クラウンのトランクは

  • 運転席のオープナーボタン
  • トランクゲートの隠しボタン
  • バンパー下のフットセンサー

で開けますが完全に電源が落ちてたらどれも動かなそう…

ということで非常手段があるのかマニュアルで確認してみました。なんと、リアのエンブレムをメカニカルキーで取り外せて、その下に物理キーホールが出現するようです。なるほどこれならひと安心かな。逆にデジタルキー頼りでスマートキーを持ち歩かない人だと詰むかもしれないので、電波を出さないモードにしたスマートキーやスペアキーを運転席内に潜ませておいた方が良いかもしれないですね。

HTMLマニュアルページより引用

https://manual.toyota.jp/crown/2212/hev/ja_JP/contents/vhch07se020409.php#ch07se0204090504

車用に新レンズSIGMA 85mm F1.4 DC DNを購入

昨年末、掛川花鳥園に行く機会があり、明るい(ボケる)望遠レンズとしてSIGMAの135mm F1.8を購入しました。

とてもいいレンズでクラウン納車後もよくこれで撮っていました。広角と違って歪みが少ないのでクルマの本来の綺麗なラインが出せるし、F1.8で背景が綺麗にボケて印象的な写真が撮れました。

が、欠点として、デカい、重いに加えてかなり遠ざからないと車体前部がフレームに収まらないという点が次第に気になり、さすがに135mmでクルマは厳しい、という結論に至りました。レンズだけで1kgをゆうに越えるので普通に振り回すどころか持ち歩いてるだけでもツラい。

ということで、同じ中望遠カテゴリながらもポートレートなどでよく使われる85mm帯域で明るいレンズを物色。SONYのGMレンズ(20万超)は論外だしということでSIGMAの85mm F1.4 DC DN Artをチョイス。

SIGMA 85mm F1.4 DGDN Art Eマウント用

SIGMA 85mm F1.4 DGDN Art Eマウント用

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先代というかミラーレス専用設計になる前の85mm F1.4 DG HSMに比べて大幅にコンパクトになり、重量も630gと135mmの半分です。映りはさすがのArtラインで135mm F1.8と比べて遜色ないと感じますし、F1.4なので理論上は更にボケることになります。お手頃なSAMYANG MFとも悩みつつもやっぱAF欲しい、SAMYANGのAFモデルならSIGMAとそんなに値段もかわらん、ってことでパス。

基本止まってるクルマ撮るだけならMFでもいいかと思ったんですが、135mmより振り回せるなら家の中でぬっこも撮るかもなとか。MFで割り切れるならSAMYANGも評判悪くないのでありかも知れません。

■作例(クラウンクロスオーバー)

空はかなり白くなったので現像でいじってます。後日、後述のNDフィルターでもっと青い空にして撮ってみたいです。
背景は綺麗にボケてるかなと思います。
デイライト周りの細かい質感もきっちり写っててて良き
夜間。コンビニの照明下。かなり明るく写ってたので現像でいじってます。ボディの複雑なサイドラインが映り込みでエロチック、マッスル感を出しています。

■フィルター周り

主にクルマを撮る想定だったので、C-PLフィルターとNDフィルターも買うことにしたんですが、今回は脱着の簡単さや薄さを重視して、始めてマグネット脱着式を買って見ました。キャップも含め色々セットもありますが、NDは可変式がいいなということで、これらの3つを組み合わせて買って見ました。

ベースリングとC-PLフィルター

ガラスの映り込みをコントロールできます。またレンズ側に切ってあるネジ溝に取り付けるベースのリングもセットになっています。

可変NDフィルター(ND2~32)

日差しが強すぎる日に光量を落として、開放でも光が飽和しないようにします。濃さとして2~32が妥当かわかりませんが、とりあえず何枚も持つよりは可変タイプで済ませようかと。不足を感じたらもっと濃いものを買い足すかも知れません。

キャップ

ベースはただのリングで保護能力はないのでキャップもゲット。脱着が楽なのはもとより、普通のキャップよりも薄いので外した時にポケットなどで嵩張らないのもいいなと思います。

ベースのリングをレンズ先端にねじ込みで固定すると、後はマグネットでカチっとつきます。外すのもひっぱるだけ。超簡単。もちろん重ねてつけることもできます(もちろん重量やケラレが問題にならない範囲ですが)。これは良い。なんなら他のレンズのフィルターも全部コレにしたい。

レンズに付属のフードとの相性は微妙。フードをつけたまま奥まったフィルターの脱着はもちろん無理ですが、フードを逆向きに取り付けた状態でもキャップの脱着はかなり厳しいです。

ちょっとまだこれを使った作例は撮れてないので、そのうち追加します。

■まとめ

同じSIGMAのArtラインの焦点距離違いなので、写りや使い勝手は違和感なく、手頃で使いやすい環境となりました。135mmはもったいないけど、また花鳥園や動物園にでも行かない限り活躍の場は減るかなと思います(でも手放すのももったいないので思案中)。狭いところで撮ったり、特段狙って迫力重視の写真を撮る時でもなければ、この85mmをつけっぱなしにしておいても、取り回し的には充分かなと思います。最短撮影距離が長いのでさすがにテーブルフォトなどは厳しいですが。135mmだとサービスエリアでクルマを撮って、撮れ高チェックのために施設内のレストランに行こうと思ったら一旦小さいレンズに付け替えないと無駄に重くて嵩張る、みたいなことが気になりましたが、この85mmならそのままでも気にならないです。

これでも撮影距離としては結構離れています。周りからみたら「あの人なににカメラ向けてんの??」ってなるレベル。それでもこれ以上近づいて35mmや50mmとなると歪みも気になりだしそうで、クルマの本来のボディを正確に、かつフレームにまるごと収めるくらいの構図でとるなら85mmくらいって最適なのかなと思います。もちろん標準域や広角ならではの表現というのもあると思うので、上手く使い分けて行きたいと思います。

なお、クラウン写真専用のInstagramアカウントを解説したので、ゴタクはいいから写真だけ見たいという方はそちらもどうぞ。

https://www.instagram.com/hornet_crown/

憧れの純水器を導入。お手軽洗車になるか?

ディーラーのアプリスタンプサービスが終わってしまい、洗車実質無料ではなくなってから自宅で手洗い洗車をしていました。クラウンもEXキーパーをしつつ普段の汚れは自分で洗う予定。バッテリー型のケルヒャーを使えば洗浄はそこそこ効率的にできます。

しかし特にクラウンは黒部分が多いのでしっかりと拭き上げないと水道水中のカルキ分が白残りしてみっともない(ウォータースポット)。またこれを放置するとイオンデポジットという塗装にダメージを与え凹んでしまう最悪の状態になります。

参考リンク

拭き上げは大きな吸水タオルを使うことで効率化できているといっても、クラウンは車体も大きくそこそこしんどいです。そこで効率化として考えられるのは2つ。

  • ブロワーで水分を吹き飛ばす
  • (カルキを含まない)純水で洗う(すすぐ)

どちらも理想をいえば最終的には拭き上げしたことが良いらしいですが、それでもそれが時短になるなら検討の余地はあるかなと。

■ブロワー案の検討

Youtubeで3Dプリンターでワイドノズルを制作して販売している方の動画をみてかなりそそられました。

これならスポットではなく面で水滴を駆逐できそう。ブロワーもマキタの良いヤツから中華製(?)のお手頃モデルにまで対応してるラインナップでよさげ。直接ボディを擦らないので傷防止の観点からもかなり有効じゃないかと。

ただブロワーがマキタやハイコーキといったきちんとしたブランドは結構高い。本体はそんなでもないんですがバッテリーと充電器を別に買うと2,3万コース。安物なら1万円切ってたりしますが、どうせこの機会に手を出すならバッテリーが共通で色々な機器に使えるマキタ憧れます。また結局風量ショボかったらボディ全体にかけるのも結構時間と体力食いそう。ちょっとハンドリングは悪くなりますが、どうせ自宅でしか使わないので100v電源タイプもお手頃でいいかもなと思ったり。(100vタイプに適用できるノズルがあるか調べてませんが)。

あとこの方がノズルを自宅でせっせと製造されてらっしゃるようで生産数が限られてるぽいので、すぐ手に入らなそうだったので結局保留にして純水プランに決めました。

ブロワーはいずれ補助的に隙間の水を抜くとかにスポットで使うとかでもいいかなとか思っています。とりあえずは電動エアダスターはもってるので、そういうのでドアの隙間やドアミラー周りなどに潜んだ水滴を吹き飛ばすことから初めてみようかと。

■まずは純水器を導入してみる

ようやく本題。これから暑くなると洗車は時間との闘いになってきます。 シャンプー洗いや拭き取り作業が手間取ると水滴がどんどん乾いてしまいます。また炎天下での作業量、時間そのものを削減したい。ということで、あらかじめ白残りの原因になるミネラル分を純水器で抜いて使って、拭き取りより先に乾いてしまっても、あるいはそもそも拭き取り工程を省略しても心配のない形にしていこうと。

購入したのはこちら。

比較したのはこちら。

前者は5L、後者は10Lなので価格性能比は高いんですが、その分、消耗品の樹脂もたくさん必要ですし、庭においとくだけとはいえデカい。そしてなにより気になったのは、後者は樹脂を小さな口から直接流し入れ、本体をトントンして馴らしながら詰め込んでく作業がめっちゃ大変そうという点。前者は大きな口に袋に入れて詰める形っぽい。性能的にどちらに優位性があるかまではわからないですが、なんとなく下から入れて上から抜ける構造の方がしっかり樹脂を通過してくれるイメージもあります。

事前に自宅周辺のミネラル度がさほど高くないことを水道局の統計値で調べたり、自分の洗車頻度も考え、使い勝手やコストを重視して5Lでいくことにしました。(ただ10Lなら倍の水を純水化できると思うので、多く購入する必要はありますがランニング単価はかわらないと思います)。

多くの純水器の例に漏れず購入したものにも水質計(TDSメーター)が付属しています。水の電気抵抗を計測して、不純物がなければ電気が流れないので0ppmとなります。ミネラル分が残留しているとそれなりに電気が流れてしまいます。

自宅の水道水は82ppm
純水器を通した水は0ppm!

とりあえずきちんと0ppmに落ちてくれました。時々これをチェックして0ppmまで落ちなくなったら樹脂の交換時期ということになります。

なお購入時は本体内に予めセットされた分に加え1回分の交換樹脂が付属しています。交換樹脂を単体で購入すると2回分でこちら。

まぁまぁしますねー。公式では1カートリッジで12回洗車できると言っています。月イチなら1個1年。2個付属してくるので2年保つ計算になります。とはいえ車種や最後のすすぎだけ使うのか、最初の砂埃落としにも使うかだけでも倍は違いますし、どういう基準なんだろ。10回洗車できたとして水道代別で800円/回。コイン洗車も水道水なら600円位でしたっけ。まぁ拭き上げの手間が本当になくなるなら悪くないかも?

■初期テスト

ではGWで帰省していい感じに汚れたので早速洗車してみます。EXキーパー後、まだ一ヶ月目洗車(補強)が終わってない段階です。

まずは最高に手抜きして「高圧洗車で砂埃を落とすだけでどれだけ綺麗にできるか?」の検証です。

ケルヒャーで水をかけただけ。拭き上げもせず、この写真の状態で放置。ただしこの後で出かける用事があって走りました。暗くなってしまったのでチェックは翌日へ持ち越し。

そして翌朝。おぉ、遠めには結構綺麗になってます。急に仕事先に乗っていくことになった、みたいな時はこれをするだけでもかなり違うかも!

とはいえよ~く寄ってみるとやはりそれなりにシミはあります。一番右のなんかはヤバそう。今日は改めてシャンプー洗車してやろうと思います。

本命:シャンプー洗車後の純水洗車、拭き上げ無し

こちらはいい感じに綺麗になりました。ミネラルの白残りは見当たりません。拭き上げをまるまる省略できるなら結構な時短になります。またジャンボ拭き上げタオルは拭き上げ自体はそこそこ効率化できるんですが、洗濯が微妙に手間。家族からは他の洗濯物を一緒には洗いたくないが、1枚だと無駄な気がすると言われました。どうせ使うならケチらず2枚使ってさらに時短してしまった方がいいかも。でもまぁ純水で拭き上げ無しで充分綺麗になることがわかったので、今後はジャンボタオルの出番も少なくなりそう。乾かすヒマすらない時くらいですかね。

まとめ

今後色々なパターンを試して自分の納得度と手間/時間のバランスを探っていきたいと思います。

  • Lv1. 純水ぶっかけて放置(砂埃が残る可能性があるので拭き上げNG)
  • Lv2. シャンプー洗車後に純水すすぎ、拭き上げなし
  • Lv3. キーパーラボでミネラルオフopつき手洗い洗車(3,4ヶ月毎)

位の組み合わせで回していければなと思っています。とにかく時間がないけど最低限綺麗にした時にLv1。普通に時間がある時にLv.2。水弾きが悪くなってきたら、トレッサ横浜に買い物にいったついでにLv3依頼、もしくは自分で施工。

あとは実際10回以上洗車しても0ppmを維持できるのかどうかですね。

注意点としては樹脂材が乾燥に弱いので、使い終わったら適度に水圧は抜きつつも中に水は残った状態にしておく必要があります。この製品には入水、吐水の両側にコックがついていて口を閉じておくことができるので、水をたっぷり入れた状態で口を締めてしまえばホース自体は抜いて他の用事に使っても大丈夫そう。毎回これは忘れずにしたいと思います。

またせっかく純水が利用できるようになったのでクルマ以外にも家のガラス掃除とかにも使ってみたいですね。

クラウンクロスオーバーRS Advanced試乗

先日契約した新型クラウン(クロスオーバー)のRS(2.4ターボ)の試乗車がやっと近場で配備され出したので乗ってきました。

販社系列が違う店だったので、すでに契約済みであることは言わずに「ちょっと興味あるんですぅ」的な空気で冷やかし。休日の飛び込みなのにサーセン。

■足周りガッチリ

RS専用ホイール

まず足がめちゃめちゃ引き締まってた。「ノーマル」設定でも硬い。単に物理的に硬いというより、ガチガチにテンションかかってるような?これを「引き締まってる」というんですかね。まさにアスリートの筋肉でギュっと引っ張ってるような。ショックを一瞬で吸収する感じ。不快ではないけど違和感というか不思議な感覚。

それが「コンフォート」にした途端「はにゃーん」っと緩む。猫の可愛い姿を目撃した時のように。ほぼ静止状態でも一段沈むというかとろけた感じがするくらいに激変。カロスポにもAVS(可変ダンパー)つけてますが、ここまで明確な違いは出ない。これが快適かどうかは意見の分かれるところでしょうが、何人かYoutubeレビューで「船のよう」といっていたのが的を射ている気がします。道や乗せる人によっては使ってもいいかもですが、個人的にはあまり積極的に使わないかな?

「スポーツS+」は街中渋滞路なせいかあまり「ノーマル」との違うは感じず。

ドライブモードの切り替えSWはカロスポと比べて手の届きやすい位置にあり、走行中でもより積極的に使いやすい印象です。カスタムもあるのでアクセルレスポンスは変えないけど足だけ引き締める、みたいなセッテイングを詰められるかも。

■加速

休日夕方のショッピングモール付近で渋滞多めでしたが、加速は確かに2.5NAよりモリモリ。オルガンペダルも前より慣れたか気にならず。踏めば踏んだだけダイレクトに加速する感じはモーターのトルクや6ATのお陰でしょうか。SERAより後にのったCOLT VerR、LEVORG 2.0GT、カローラスポーツ Hybrid GZと10年くらいCVTばっかでラバーバンドフィールとか正直あんまり不満はなかったんですが、「なるほどダイレクトってこういうことか」と思いました。

一方、”常時内燃機関で走ってます”感は強いです。アクセルオフからちょい踏みくらいまではEV走行も含めて静かですが、交差点加速や追い越しで踏み込むと「ブォォ」っとエンジン音する。不快まではいかないですが、「あぁガソリン車だなー」って感じします。言うてカロスポでも3,000〜4,000rpmとかになると結構うるさいですし、遮音性自体はクラウンの方が上というかカットしている周波数が違うみたいで、不快指数は低いかも。クラウンの方が低音寄りで振動なのか低音なのかもよくわからないような”どこかで鳴ってる”感じ。

さすがに4WDやDRS(4WS)を実感できるような運転は試せず。でも交差点の回頭性は悪くなかったかな。カロスポでタイヤもPilot Sports5に交換した時のようにクイっと左折後、左車線に頭が入っていくというか。

■アドバンストパーク(自動駐車)

うっかり動画撮り忘れたのが痛恨の極みですが、RSにしかつかないアドバンスパーク(自動駐車)も体験。大昔のプリウスのIPA(インテリジェントパーキングアシスト)からは隔世の感。最初の目標枠指定がほぼ瞬間的に終わるし、ギアチェンジもサクサクやってくれるので、これならショッピングモールとかの駐車場で後ろに車いる時にでもスマートに使えるかも。ただ前方に別の駐車車両がいる状態では中断されてしまいました。何度も切り替えて上手いこと入れてくれる、みたいな賢さまではないのかな?

■新エージェント(音声操作)

「Hey, TOYOTA」で呼びかける音声操作もチェック。最近知ったんですが左右独立マイクでドライバーとナビゲーターを識別できるっぽいです。助手席の人が「窓を開けて」といったら助手席側が開く。良き。

もうちょっとレスポンスよく動いてくれると嬉しいですが、通信速度がネックなのか少し待たされる感じ。最初の「Hey, TOYOTA」使うよりはステアリングスイッチでいいやんってなりそう。2018年ナビのように単押しでローカル認識、長押しでクラウド認識という別々のエージェントシステムを使い分けるとかいうアホな仕様はなくなり、ボタンでもサクっと呼びだせて使えるのは良い(というかやっとか!という感じが強い)。

あと音声認識中は画面が青く切り替わって地図などを見えなくするのはどうかなぁ。Siriのように画面の片隅ににょもにょもが出て聞き取ってくれればいいのになとは思います。

■クラウンクロスオーバーRS Advencedまとめ

日をまたいだり道も違ったりでGALPとのガチ比較はできてないですが、走行周りははっきり違いを感じました。スポーツ走行好きな人は断然RSの方が楽しかろうと思います。燃費を含めると街乗りユースでどちらがいいかは悩ましいところですが、RSでしか選べない先進オプションがある以上、選択肢はないも同然という感じです。

ついてくれた店員さんはツナギだったのでメカニックの人だったのかも知れません。あんまり車両について詳しくなさそうだったんですが、「今契約で6月が目安だがなんともいえない(RS)」という言い方でした。ウチの子は来年GW前くらいに来るといいなぁ…

オマケ:ついでに新型カロスポも現車視認

本来検討していたカロスポ2023年モデルのオレンジマイカメタリックも見て来ました。

オレンジマイカメタリック

思ったほどオレンジオレンジしてなくて、少し暗めのトーン。写真だとほぼレッドっぽいですね。最初期にあったスカーレットに近いのかな?カタログのようにもと派手なオレンジを期待していたので、ちょっとテンションさがりました。

新形状のヘッドライトとフロントバンパー

ヘッドライトはシンプルになりましたがこれはこれで悪くない。「目」感が増したかと。フロントバンパーの下側がリファイン。

ナビはクラウンと同世代の2022年式コネクティッド。サイズや細かい機能の有無は違いますが基本操作は同じ。スクロールや拡大縮小もジェスチャーでヌルヌル動きます。周辺施設表示なども3点ボタンからサクっと変更できるのも良き。

全体にフラットデザインでちょっとシンプルすぎる感じはありますが、カローラスポーツとかシエンタといった車格のクルマではまずまず違和感なし。これがクラウンだと正直ちょっと安っぽさを感じます。

メーターはこんな感じ。クラウンのRS同様地図表示可能。言い換えるとクラウンGではできないことなので驚きです。

メーターに地図も

実際に走行していないのでなんともですが、パッと見た感じ地図として見やすいのかな?という疑問はあります(クラウンも含め)。おそらく運転中に見るものだから色使い含め極限まで情報量を落としたってことなんでしょうけど、ウーンという。海外ガジェットを日本に持って来たらGoogleマップに対応しておらずかなら荒いOpenMapデータのみでした、って時の残念感が漂います。ルート引いてあったらどういう表示になるんだろ。大きさも小さいし、あともしかしてヘディングアップ固定?

メーター自体もバリエーションを見比べられてないですが、外車勢やスバルなどに比べるとやや世代遅れ感が否めません。

クラウンクロスオーバーRSを契約しました(写真多め、長文)

■T-Connected 22世代ナビに替えたくて…

クルマ関係のリサーチ仕事が多い私は、最新世代のカーナビ、車内情報システムに触れておきたくて、現車もT-Connectナビとトヨタの先進安全装備TSS2が搭載されたカローラスポーツ2018年式を選択しました(購入は2019年)。残クレ5年契約で今年春に初車検(3年)を通しタイヤも新しくしました。

そんな2022年秋、以前から噂されていたマイナーチェンジが正式発表。T-ConnectナビもTSSも次世代版に更新。あと2年が一区切りとは思いつつも、中古車市場高騰(下取り価格Up)、人気車種の長納期化(年単位)もあり、ちょっとだけ乗り換えも視野に入れて発表即日にカタログもらったり商談予約を入れたりしていました。

ニュースみて即日もらってきたカタログ

共同購入者の同居人にはさほどメリットがない乗り換えなので、個人のお財布から乗り換え頭金を出す方針で相談するも、同居人が気に入っているシアンブルーが廃止になり、新色で個人的に気になるオレンジマイカメタリックは絶対拒絶の姿勢を見せていましたw。落とし所としてはエモーショナルレッドIIIかなと。

そんな微妙な空気の中、とりあえず商談前日にトレッサ横浜というトヨタ系ディーラー店舗全部入りなショッピングモールに出向き、(新型カロスポはまだ展示がないと知っていつつ)新世代ナビとか下見できるかなというブラついていたところ、その同居人が「ねぇ、これよくない?」と指出してきたのが夏発表の新型クラウン4タイプの第一弾クロスオーバーでした。

■え?クラウン?

一応ニュースで概要は言っていたものの、ホットハッチ好きな自分には車格的にもブランド的にもあまり興味がわかず、クラウンスポーツがSPYxFAMILYのアーニャーに似てると話題になったよね、くらいの認識でした。クラウンというブランド自体が自分事として視野に入ってなかった感じ。

展示してあったのは珍しい横方向に塗り分けられたバイカラーのブラックxエモーショナルレッドIIの車体。一応ドアをあけて乗り込むことはできましたが、電源は入らずナビなども触れません。確かにコイツなら新型カロスポと同じT-Connect 22世代のナビでさらに超ワイドな12.3インチ。この世代はハリアーやランクルみたいに左右にエアコン操作部が表示されるナンチャッテ超ワイドではなく、地図を全画面表示できるタイプです。でもまぁやっぱり普段乗りには大きいし、言うほどカッコイイとも思わないなーという初期印象。

翌日、商談まで時間があったので、エモーショナルレッドIIIのカロスポ展示車を見たり、じゃぁ一応クラウンも試乗しとくかってことになり、現物視認したのがまたまたバイカラーのブラックxエモーショナルレッドII(前日見たのと同色)と単色のプレシャルパールホワイト。雨の日でしたが、ここではじめてエンジンがかかって動いているのを視認。フロントの一文字のデイライトでかなり印象が変わりました。

ブラックxエモーショナルレッドIIのバイカラー(フロント)

左右ヘッドライト上からボンネット開口部をスッと1本の細い白いラインが通ってます。ちなみに左右ヘッドライト上部のところはウインカーとしてオレンジにも光る2色LEDライトとなっています。ちょっとことで「確かにクラウンクロスオーバーいいかも?」と心の針が振れました。

ブラックxエモーショナルレッドIIのバイカラー(リア)

ただしリアは微妙。ブラックパーツが大きくてお尻ボテって感じ。モールドもなんかタラコ唇みたい。ていうかサクロプスさんですやんw。アーニャとかいってる場合じゃない。

[参考] サイクロプス(X-MENより)

でホワイトを試乗。内装もホワイト(フロマージュ)。単色ホワイトも適度にブラックパーツがあってガンダム感あってかなり良き。

プレシャルホワイトパール(フロント)

写真だとフロントのラインLEDは黒ボディほどは映えないかもですが、肉眼だとしっかり光っていて視認性は高いです。バンパーの加飾と二本線になっててカッコイイです。

プレシャルホワイトパール(全体)

全体には高級セダンとしての上品さもバイカラーより増しています。名前通りセダンとSUVの中間の絶妙なところついてるんじゃないでしょうか。

プレシャルホワイトパール(リア)

リアのブラックアウト面積も小さくて違和感ないです。タラコ感、サイクロプス感も気になりません。

正直、このホワイトならかなり欲しい!と思いました。内装もフロマージュで全体が綺麗にモノトーンでまとまってて上品です。ただし同居人はツマランと猛反対orz。LEVORGの時もカロスポの時もホワイトの希望が通った試しがなく今回も絶望的だろうなと諦め感。加飾も自分はブラックパーツが好き、あちらはギラギラメッキが好きという不仲ぶりです。

・試乗した感触

ちなみに本車種は2.5LのG/Xグレードと2.4LターボのRSがあり、それぞれハイブリッドで4WDです。2.4Lターボの方がスポーツ性が高いグレードですが、この時点では生産が始まっておらず、どこにいっても2.5LのG“Advanced・Leather Package”しか展示/試乗してないという状況でしたので、当然これも2.5Lです。

雨の日、夕方の渋滞路ということであまり気持ち良く走れた区間は多くはなかったですが、安定感はありました。ロールの有無を検証できるほどぐわっと曲がる機会も少なかったですが、無駄にフワフワした感じはないかなと。

昔仕事で東京->愛知まで走った12,3世代目くらいのクラウン(確かガソリン)の記憶からするとちょっと高級セダンという静粛性には欠けるかなと思いますが、嫌いな音質ではない。HVですがさすがに踏み込むとエンジン音が勇ましくなります。ただ、この後で試乗店舗から商談店舗に移動する際に運転させてもらったハリアーの屋根の雨音がバラバラを大きく、「あ、クラウンって静かだったんだな」と思いました。

車幅はカロスポの1790mmに対して1840mmなので+5cm。それを意識したせいもあってか、少し幅広感はありました。同じ全幅のはずの上記ハリアーの方が普段のカロスポの感覚で乗れた気がします(ただしこちらはボンネット全然見えず)。

終始アクセルペダルが「ん、固いな?」と感じてたんですが、後で気付いたことにクラウンクロスオーバーはオルガンペダルでした。人生でほとんど乗ったことがなかったので、ちょっと踏む位置がよくなかったのかなとも思います。

・商談席に着く頃にはほぼクラウンにするムードに…

フルモデルチェンジでもないのにカロスポ→カロスポに買い換えるとかいうアホな提案に比べ、(「いつかはクラウン」ならぬ)「どうせならクラウン」の方が現実的だし、それなら自分もお金出しても良いという空気を醸され、当初目的のT-Connect 22世代を使うという目的は果たされる上、カロスポにはつかない先進装備も選べるし、と、、、

またクラウンの方が価値が下がりにくく将来的な下取り額も保証されるので、当家のとあるクルマ事情に絡めて、3年を目処に乗り換える想定ならさほど大きな出費にはならないだろうという試算もあったり。

・先進装備の多くがRSグレードでないと付かない!?

クラウンという案が浮上したのが前日だった為、カタログももらっておらず「T-Connect 22ナビはつく」くらいの認識しかありませんでした。

さほど走りは求めておらず燃費重視なので、真っ先に2.4LターボのRSは候補から外しました。なにせ2.5L で22.4km/L(レギュラ-)、RSだと15.7km/L(ハイオク)です。後者ではおそらく普段の街乗りで10.0km/L行くか行かないか。ガソリン車のLEVORGの頃の燃費に逆戻りです。

しかもRSは生産始まっておらず納期が未定。G系なら来年5月?という感触でした(それでも半年待ち…)。

あまりカタログを精査せず最初からG“Advanced・Leather Package”想定で、ディーラーの見積もりシステムでもそちらを選んだ上で選択できるメーカーオプションを精査していました。しかしふとセールスさんが席を外してカタログをパラパラとめくっている間に、「あれムーンルーフあるんだ?そんな話全然出て来なかったよね?」と。RSにしかムーンルーフ設定がないことに気付き、あらためて二人でカタログをみていくと、RSならあんな装備やこんな装備がつけられるんじゃん!となり、あわやのところで振り出しに戻る。

これはいるでしょ!となった装備(MOP含む)として、

  • AVS
  • ヘッドアップディスプレイ(HUD)
  • プレミアムサウンドシステム
  • ムーンルーフ(オプション)
  • リモート操作付きアドバンスパーク(スマホで駐車)
  • 緊急時操舵支援+フロントクロストラフィックアラート+レーンチェンジアシスト
  • 渋滞時手放し運転
  • 専用色のバイカラー、ブラックxプレシャスレイ(オレンジゴールド?)

など。「オイオイ、HUDとかAVSとかプレミアムサウンドシステムとか今のカロスポでついてるものが無くなるのは困るっしょ」とか「オジサン憧れのムーンルーフつけられちゃうよ?」「アプリで駐車とかやってみたすぎん?」と両者テンション爆アゲ。特に同居人が「これならむしろ差額出しても乗り換えたい」とかなり積極性を高めて来ました。

・最後は色で合意に至る

そしてGグレード想定で揉めていた内外装カラーですが、RS専用色のバイカラー色、ブラックxプレシャスレイ(写真)なら双方とも認めても良い、ということになり、結果として内装はブラックxイエロー一択に。

RS専用色のブラックxプレシャスレイ

・RSにすると失われるもの

RSのデメリットとして、

  • 低燃費、補助金や税金の安さ
  • EVドライブモード
  • 内装がブラックxイエロー一択で他の3色が選べなくなる
  • ノイズリダクションアルミホイール
  • 来年前半の納車?(納車時期未定)

などが挙げられます。色はまぁ合意に至れたから良し。EVドライブモードはハイブリッド車特有の強制的にEVモードに固定して走るモード。深夜外出が多い我が家的には気になるところです。特にRSはターボ車になってしまうので騒音は気になります。ただまぁ言うても普通にスピード落とせばエンジンOFFになってくれて手動でEVモードを選ぶ機会は(少なくともカロスポでは)なかったので、クラウンでもそうであることを期待。

・契約翌日にRS展示をみてきた

なんか勢いで契約しちゃった後、帰宅して改めて新型クラウンについて色々ググっていたところ、蔦屋書店のイベントで、湘南、柏の葉、代官山で展示イベントをやっていることを発見。残念ながら最寄りの湘南は終わってましたが、柏の葉(千葉)が「明日からじゃん!」「しかもブラックxプレシャスレイのRS現車が見られるじゃん!」ってことになり、速攻で特攻を決めました。写真と下の動画はその時のものです。

プレシャスレイの色味はカタログだと黄色からゴールドのどこか、という印象でしたが、どちらかというとオレンジ寄りの色味で、かなり深い艶があるという感じ。同居人は「オレンジではない!」と主張しますが、個人的にはカロスポでダメ出しされたオレンジを事実上選べたことでほくそ笑んでいます。

ブラックxプレシャスレイ(フロント別アングル)

センターとライト上下がブラックアウトされているのでホワイトボディよりデイライトLEDも綺麗に見えるし、かなりスポーティな印象。ちょっとナイトライダー(トランザム)っぽい?

初見時は正直横方向のツートンってかなり奇抜というか奇妙な印象でしたが、このイエローレイのバイカラーについてはかなりしっくり来てるというか普通にカッコ良いと感じます。

ブラックxプレシャスレイ(フロント別アングル)

リアはやっぱり黒部分がボテっとしていてすごく好き、とは言いづらい感じ…

ブラックxイエロー内装(1)
ブラックxイエロー内装(2)

内装はRSの場合このブラックxイエロー一択になります。フラッグシップにしてはプラスチッキーだと叩かれていることが多いですが、個人的にはさほど気になりません。グレードの正確からしてもメッキパーツをギラギラさせるのも違うだろうと思います。2枚目の助手席パネルなんてかなりカッコ良いんじゃないかと。

まぁ確かに既に写真の車両はプラスチック部分に擦れ痕で白くなっている点が散見されるのは気になりますが。頑張って綺麗に保ちたいものです。

あと白内装は明るくて綺麗だけどジーンズ等の色移りが気になる点でも、結果こっちで良かったかなとか。

■改めて契約した仕様で期待すること

新型カロスポでも実現できていたことも含め、今回の乗り換え(時期未定)で新たに実現することをまとめてみます。

  • メーターのフル液晶化
  • ナビの大型化、T-Connectスタンダード22
  • CarPlay/AndroidAuto対応
  • ADAS(先進運転支援システム)の高度化(渋滞時手放しなど)
  • アドバンストパーク(リモート対応)
  • ムーンルーフ
  • 4WD (E-Four Advanced)
  • 大排気量化、トルクアップ
  • 6AT + パドルシフト

辺り。

・メーター&ナビ

メーターとナビの大型化、最新化はカロスポ乗り換えの目的でしたがクラウンでも適うことになります。現行からするとデザイン変更に加え、スマホからリモート操作できる内容が高度化されています。

  • デジタルキー(スマホを鍵代わりに)
  • エアコン操作
  • ロックやパワーウインドウの操作(旧カロスポでは確認のみ)
  • リモートからハザード点滅

などがあります。あの大きくて嵩張るスマートキーを持ち歩かなくて良いのは嬉しいしハイテク感も高め。事前にエアコンをONできるのも実用的です。ドアロックし忘れ通知は便利ですが旧カロスポではロック操作はできずクルマまで戻る必要がありましたが、やっとアプリからロックできるようになります。

あと「Hey, TOYOTA」でナビだけでなくエアコンやパワーウインドウの音声操作に対応。初期型(Y68Tナビ)の旧音声認識系と新エージェントが混在したややこしい音声認識周りから脱却できそう。

カロスポ中期(?)のディスプレイオーディオ(DA)から対応したCarPlay/AndroidAutoについては、「常用はしたくないが仕事柄、最新バージョンは試しておきたい」というスタンス。DAでは解像度が低くて初期型の9インチから劣化でしかないと思っていましたが、それなりの解像度で使えるなら歓迎です。ついでにフル液晶メーターの方もCarPlay対応とかしないですかね、しないだろうな…

・ADAS周り

カメラに加えミリ波レーダーを搭載したことで、

  • パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)
  • 渋滞時手放し運転(視線検知)
  • 自動ブレーキの自転車対応
  • 交差点右折時の対向車検知
  • RSAで画像検出できる標識が増え、信号も対応(進入禁止道路や赤信号に突入しようとすると警告)
  • クロストラフィックアラートがリアに加えフロントも対応
  • 車線変更支援
  • 前照灯がオートハイビームからアダプティブハイビームへ
  • BSMのセンサーを使い、降車時に後ろからくる車両を警告(SEA)

などがポイント。

・駐車支援 アドバンストパーク

パノラミックビューモニターで全方向のカメラ確認ができるようになっただけでなく、自動駐車に対応します。大昔プリウスが採用したIPAではタッチ操作で駐車位置をカーソル移動して指定する必要があり、んなこと混み合ってる駐車場でやってたらクラクション鳴らされるわい、という感じでしたが、あれから十ン年(?)、画像認識で駐車枠候補を挙げてくれてタッチで指定するだけになりました。また少し前に出たノアヴォクとこのクラウンでは(NXも?)ギアチェンジが自動で行われるようになり、ブレーキを離したらあとは完全自動という感じになります。

しかもこれらの操作をクルマから降りてスマホアプリから行えます。先日日産アリアの体験イベントでスマートキーによる前後移動を体験してきて、ウチみたいに駐車場の壁ギリギリで2台止めないといけない環境だと、運転席側を壁に向けて駐められて自由度上がりそう、と関心しましたが、アドバンストパークでは更にハンドル切っての自動駐車ができます。

また白線がない駐車場でも3箇所までメモリで駐車位置を覚えさせて自動駐車できるようです。GPS、カメラ、レーダーなどなにで検出してどれだけの精度が出るか不明ですが、なかなか壁ギリギリに寄せきれない同居人でも楽に駐められるようになるのかも知れません。

・ムーンルーフ

「サンルーフ」はどこぞの商標なのでトヨタではムーンルーフと呼んでいるそうな。

昭和のオッサンの憧れサン/ムーンルーフですよ。空が見えるクルマはSERA以来です。まぁ花粉症がひどくて雨の日以外窓開けを嫌う同居人がいるので、はたしてどれだけ開いて乗れるかは不明ですが、採光できるだけでも気分はアガるんじゃないかと。

・4WD(E-Four Advanced)

LEVORGからカロスポに乗り換える時に諦めたのが4WDです。HVではスポーツ以外のカロスポにはラインナップされていたE-Fourが今度は標準装備になります。しかも後輪専用モーターが別についていてRSの場合はかなりパワフル。GだとMaxでも80:20くらいのトルク配分で補助的位置づけですが、RSだとE-Four Advancedの名前で、直進時40:60、コーナリング時は20:80まで上がるとのこと。

雪道やエクストリームな場所を走らせる機会はそうそうないですが、やはり普通に乗ってても接地感高くて安心感ありますし、たまの大雪でも安心かなと。

・大排気量、トルクアップ

VM型LEVORGが2.0ターボで221 kW (300 PS) /5,600 rpmでした。カロスポは1.8N/A+HVでシステム出力で90kW(122ps)と大幅ダウン。上り坂などでエンジン回転が3,4000rpmとかになるとかなりエンジンがけたたましくうなっていました。今回のクラウンクロスオーバーRSだと、257kW(349PS)なのでVM LEVOEG以上にパワフルな走りが期待できます。

・6AT + パドルシフト

SERAが4ATで、その後のCOLT Ver R、LEVORG、カロスポとずっとCVTでした。正直ラバーバンドフィールと呼ばれる違和感は個人的にはそこまで気になっていませんでした。実家なども含め身の回りのクルマがCVTばかりなので、ATってどんなだっけ?という感じです。ただパドルシフトで料金所出たところ等でセミマニュアルでグっと加速するのは好き。これもLEVORGからカロスポにする時に諦めたポイントです。ガソリン車にはついてたんですがHVにはなかった。マニュアルモードすらなかった。それが復活して更にパワフルになってるのは楽しみの1つです。

懸念

最新装備てんこ盛り、全部入りのクラウンクロスオーバーRSですが、いくつか不安な点もあります。カローラスポーツからいきなりクラウンになり、しかも専用装備が選びたくてRSにしてしまったので、スポーティな走行が味わえる一方、それが普段使いとしては痛手になることも。

・静音性

ターボ車になったことでそもそものエンジン音が大きくなるのではと。乗員にはアクティブノイズキャンセルが打ち消してくれるわけですが、閑静な住宅街住まいで深夜外出が多い我が家では外に響く騒音も気になります。TRANSFORMERに出てくるスポーツカーほどにはうるさくないといいなぁ。RSにはEVドライブモードがないのもショック。

・燃費

既に書きましたがカタログ値(WLTC)で2.5L で22.4km/L(レギュラ-)、RSだと15.7km/L(ハイオク)です。燃費が悪い上にハイオクで@+10円くらい違います。レギュラーが高いせいで相対的にハイオクとの価格差が縮まってる気はしますが、ガソリン高、円安がこの先何年かでどうなっていくのやらです。

今のカロスポがWLTC満タン法で16〜17km/L程度。タンクが43L。給油ランプ前に給油することが多いので実質航続距離が600km程度でしょうか。月イチくらいで給油しています。

仮にRSが同じような乗り方で10km/L出たとすると、タンクが55Lあるので、500kmくらい。ちょっとだけGS立ち寄り頻度を上げないとならないかもですかね。

・プリウス型シフト

プリウスミサイルの元凶といわれるシフトパターン。Dが→↓、Rが→↑でレバーが初期位置に戻るタイプ。これはシフトを電子的に完全制御するために必要なんだと思います(ガチャメカを伴うレバー式だと電子切り替えと一貫性を持たせられない)。つまりアドバンストパークでDとRレンジを自動切り替えするには仕方なし。また駐車時にどこにギアが入っていてもエンジン切ってドア開ければ勝手にPレンジに入って、ライトやハザードが消えてくれるのも理に適っています。30プリウスだとフットブレーキを別途踏まないとですが、クラウンなら電子パーキングブレーキなのでそれも含めてボタン1つでまとめてOFF/ロックされるわけです。

30プリウスが我が家に来て2年くらいになりますが、実はいまだにちょくちょく間違えます。ブレーキを離した瞬間に思ってたのと違う方に進んであわててブレーキ踏み直すこともしばしば。直線シフトパターンのカロスポと行き来しているせいかもは知れないですが、カロスポの方は間違えない(間違えようがない)ことを考えると、やっぱりちょっとしっくり来ていないのかなと。まだでもカロスポがなくなってクラウンと30プリウス体制になれば身体が適応してくれるかしら?

・経済性

燃費と別に車両コストの話。同居人も出資してくれることになったとは言え、カロスポ乗り換えから随分と予算オーバーになりました。頭金を多めに出して、月額の残クレは現状維持(むしろ減った)、3年後にまだ半分くらい残るくらいの計算です。進歩の激しいクルマ界隈なので、またそれくらいには新たに試したい先進機能が登場してくるのかなと思うと、買い取って10年とか乗り続けるよりいいかなと。21インチで独自サイズで高くなりそうなタイヤも交換しないで済むかもねーという話をしています。

Kinto(サブスク)という選択肢もあったんでしょうが、懇意のディーラーさんにワンストップでおまかせしたいとか、仕様をガッツリ選びたいとかでやはりディーラー購入で良かったのかなと。

・納車いつになるの…?

結局これが最大の不安というかやきもきですねw。もう燃費が悪いとかうるさいとかは覚悟しての契約なので、楽しい走りを満喫したい。でもそれがいつなの?って感じです。本当はITS Connectユニットもつけたかったけど納期が延びる可能性があると記載されており断念。

初期の見積もりで、カロスポの下取り額が現時点で178万なのが新カロスポが納車されるであろう2月になれば160万まで下がってしまうという話でした。クラウンでGが5月とか言っててRSになると「未定」です。その意味でも冷や汗が止まりません。

しかし10月10日にRSがようやく生産開始になったという情報があり、月内にはディーラー向け試乗車が配備され、11月から順序顧客への納車が進んでいくだろうと。少なくとも近いうちに「未定」ではなくなるんじゃなかろうかと期待しています。

■まとめ

「いつかはクラウン」(←昭和生まれ)などと全く思っていなかったのに、なんか二日でいきなり契約に至っていたというポルナレフ状態。

他所様の参考になるかどうかわからない個人的経緯を書き殴ってみました。人生であと何回あるかわからない新車購入イベントなので、色々その時の思い出、感情なども残しておきたく、ご勘弁ください。まぁ3カラーの写真だけでも参考になれば幸いです。