Panasonic食洗機NP-TZ300のH21エラーを解消する

我が家のPanasonic製食洗機NP-TZ300はちょくちょく(半年に一回くらい?)H21エラーを出して動かなくなります。これは水位センサーが水や泡の溢れを検出して、筐体外にこぼさないよう安全装置が働いている状態です。原因としては

  • 食洗機用ではない洗剤を使ったり混入させることで以上に泡立ちしてしまった
  • センサー自体が故障して誤検知した

などが考えられ、マニュアルに記載された対処としては、

  • 水栓を締め電源を抜いて30分放置
  • それで治れば水位以上、治らなければ故障

というシンプルなもの。しかし経験上、30分では治らず、かずセンサー故障でもない、というケースがあります。

要は水位センサー(2つの電極がショートしていれば濡れている判定)周りがなんらかの理由で濡れているとおこるわけですが、30分では乾かないという感じ。一晩とか放置すればワンチャン乾いて治る可能性もありますが、今回はもう少し積極的にセンサー周りを掃除して乾かす方法を解説してみたいと思います。

我が家のモデルはNP-TZ300ですが、他のTZシリーズや他シリーズでもおおまかな構造は似ていて参考にしていただける可能性はあるかと思います。

なお正規の修理方法ではないので、チャレンジは自己責任でお願い致します。試した結果については当方では関知いたしません。

■使用ツール

プラスドライバーだけあれば分解は可能。結構ネジが固いので太くてしっかりしたものがオススメです。今回私は愛用のこちらの電動ドライバーを使いました。これでもモーターの力だけでは回せず、最初の緩めるところは人力が必要です。

下ドアも外すときは長めのものがあると良いです。

あとは水位センサーの電極を掃除するのにいらない歯ブラシとか水分を拭き取るキッチンペーパーかなにかがあれば良いです。

外したネジ4~6本をなくさないようマグネットトレイなどあれば完璧。

トネ(TONE) マグネット付パーツトレイ MPT-CS

トネ(TONE) マグネット付パーツトレイ MPT-CS

853円(04/21 16:41時点)
Amazonの情報を掲載しています

■電源を抜く

感電などを防止するため、作業前に必ずコンセントを抜き、できればしばらく放置してからの方が良いと思います。

■対象部位の確認

水位センサー自体は本体下側から差し込んであるのですが、そのフタが庫内側にあります。フロントドアを開けて下側ドアのすぐ内側、左右中央あたりを覗き込むと、赤丸で囲った薄いグレーの部品が半分くらい見えると思います。これが水栓サーのフタです。庫内で水が撥ねるくらいではセンサーを濡らさず、後で見えますが前面側から水が回り込むように入ると検知されるようになっているんだと思われます。

最終的にはこのフタを外して中に水や汚れを除去するわけですが、残念ながらこちらからフタだけを外すことはできません。ここでは「コイツを外すのがゴール」という理解だけしておきます。

■フロントドアを外す

慣れればフロントパネルをつけたままでも作業可能だとは思いますが、初回は構造の理解も兼ねてフロントドアを外した方が後の作業が楽になると思います。それも上下2枚とも外すのが一番楽ですが、今回はバランスを考えて上だけ外してチャレンジしてみます。外し方は同じなので、必要であれば下ドアも外してみてください。ただし下ドアにはタッチパネルのためのケーブルがつながっているので、断線させないよう、外した後で強く引っ張ったりしないよう注意してください。

フロントドアは左右のアームにネジが1本ずつついています(赤丸)。ドアを落下させないよう片手で押さえつつ、このネジを左右とも外します。

もし下ドアを外す場合でも、上ドアを先に外すのが良いです。上ドアのアームの穴に長めのドライバーを通して下ドアのネジを回すのがオススメ。

上側のドアを外した状態がこちら。水位センサーフタがだいぶ見えました。

この状態だとスプリングで下ドアが勢いよく閉まることがあるので注意してください。

この状態で一旦ドアをそっと閉じておきます。完全には閉まらないので無理にロックするまで押し込む必要はありません。

■フロント下側パネルを外す

すぎに水位センサーに下側からアクセスするため、ドアの下にあるフロントパネルを外します。

この外し方が言葉では説明が難しいのですが、下の写真の赤丸の位置らへんに切り欠きがありますので、指を入れて手前に軽く引き出します①。その後でパネル全体を下にズラしていくと外れます②。

初回は特にガッチリはまっていて固いと思うので根気よくかつ割らないよう慎重に作業してください。我が家は既に何度も外しているせいか、右は割とすぐ外れるんですが、左が固くて①すら難しいです。右側を先に外して少しずつ左も剥がしていく感じでやっています。

参考に外れた後のパネルの裏側はこんな感じ。切り欠きの位置と、爪の構造、向きを把握して臨んでください。

外れた状態がこちら。ロゴ/型番の辺りを矢印の方向から覗き込むと水位センサーが見えます。

■水位センサーを外して清掃&乾燥

下から逆さまに覗き込んだ様子がこちら。両側にネジがついていますので、断線に気をつけて外していきます。手探りで難しければ下に手鏡でも置いてやるといいかも知れません。

ちなみにドアと共通のネジだと思うので混ざっても平気なはず。

外れたセンサーがこちら。真ん中に針(電極)が2本出ています。これが水分でショートするとH21エラーになるということだと思います。針を折ったりコードをちぎってしまわないよう扱いに注意しつつ、歯ブラシで汚れを除去し、キッチンペーパーなどでしっかり水気を拭き取っておきます。コンセントが抜いてあれば水洗いは平気だと思います。

ここで再度ドアをあけると、フタが外れていると思うので、フタもケース側も同様に掃除して乾かします。

フタを改めて観察するとフロント側左右に切り欠きがあります。赤矢印の方から水が回り込むほど水位が上がると電極まで到達してショートする、という仕組みなんでしょう。わかってしまえば単純ですね。できればこのフタだけを上側からパチンと脱着できれば簡単に清掃/乾燥できて楽なんですが。いっそ3Dプリンターで改良パーツ作ってみる?

■外したドア/パネルを戻す

最後に外したドアと下部パネルを戻します。

ドアを戻す時は、赤丸部分にアームの先端を先に差し込んでからネジ部分をペタっとあわせる感じで進めると楽です。先端がしっかり刺さってないとネジ穴の位置もあいません。

上ドアは割と楽につくんですが、下ドアはなぜかなかなかはまりませんでした。それもあって2回目からは上ドアだけ外すようにしています。結局のところ、ドアの脱着か、その後のセンサーとフタの脱着のどちらで苦労するか、という話です。慣れればドアは上下ともそのままで水位センサーとフタの脱着も不可能ではないと思いますが、フタに手が届くくらいドアを半端に開けつつ、下パネル側からセンサーをネジ止めする、というのは結構大変だと思います。特に慣れないうちは一旦ドアを外す方がトータルではやりやすいんじゃないかなと思います。

■まとめ

マニュアル通りコンセントを抜いて30分放置しても治らない、でも故障ではない、というケースがあり得ます。それは上で見てきたフタの内部に水分や汚れが溜まってしまって自然乾燥では乾ききらない場合です。サポート呼んでも「清掃で治りました」だと損した気持ちになるので、この手のDIYに自身がある人はチャレンジしてみてもいいのかなと思います。

予防としては

  • 食洗機用ではない洗剤を使わない
  • 水位が溢れないよう排水経路を綺麗に保つ

とかになりますが、当然我が家でもそれは家族共々留意しています。それでも弾みかなにかでフタの中に水分が入り込んでしばらく乾かない、という状況が定期的に起きるわけなので、都度都度お金払ってサポートを呼ぶのは避けたいところ。対策部品とかがあって交換してもらえるとかなら別ですが…

■宣伝

このTZ300のドアを開くのに、タッチセンサーの長押しがやってらんない、という短気な家族のために、ドアサイドにある緊急用物理ボタンを拡張して手のひらやグーパンで即座に開けるようにする3Dプリントパーツを作りました。

また、付属の調整脚でカバーしきれない段差を埋めるオリジナルの互換品も作っています。

Teraのバーコードリーダー6200のバッテリー交換

2020年に購入したバーコードリーダーの充電池が劣化して、満タン表示から数分で電池切れするようになってしまいました。

今だったらコレ辺りが代替品になるんでしょうが、ダメもとでバッテリー交換できないか分解してみることにしました。

■分解開始~ん

まず赤丸の4つのネジを外します。

すると上蓋がパカっと外れますが、中でディスプレイとメイン基板がリボンケーブルでつながっているので、ゆっくり慎重に開けておきます。

ピンセット等で下の写真の黒いパーツを矢印の方にズラしてやると、ディスプレイから来ているフラットケーブルの青いプレートがスルっと抜けます。

メイン基板の赤丸の4つのネジを外します。

むしろこちらを先に抜くべきですが、赤丸がバッテリーケーブルです。とても小さいので、ケーブルを引き抜いてしまったり、基板側のコネクタごともぎ取ってしまわないよう慎重に抜きます。

度々紹介しているこういうコネクタ抜き工具があると楽です。

ENGINEER エンジニア 基板コネクター抜き SS-10

ENGINEER エンジニア 基板コネクター抜き SS-10

859円(04/21 13:03時点)
Amazonの情報を掲載しています

バッテリーを押さえているプレートを固定しているネジ3つを外します。

外れたバッテリーがこちら。Li-ion(リチウムイオン電池)で18650がサイズ(直径18mm x 全長650という意味)で3.7V、容量は6.66Whのようです。mAhでいうと1800mAhということでしょうか。そして重要なのはコネクタ付きケーブルが溶接でついている点。なにもついていないバッテリーに自分でケーブルをつけるのは大変(半田とかでは無理)。買うならケーブルが溶接でついているものが良いです。

Amazonで探すと、ケーブル付きはかなりレアで、執筆時点でこれくらい。

ちょっとケーブルが長く、値段が高く、納期も長かったので見送り、アリエクで探して購入しました。3,800mAhが二個入りでも379円+送料1,017円でした。

しかしコネクタの大きさとケーブルの太さが全然違ったorz。

上が最初についていた電池のもの、下がアリエクで買ったもの

買う前から「もしコネクタが違ったらピン抜いて差し替えればいいや」と思ってたんですが、ケーブル径まで結構違って刺さらなそうだったので、ちょん切ってハンダ付けで繋ぎ直しました。

■とりあえず使えた

寿命などはもう少し使ってみて様子見ですが、とりあえずつきました。スペックを信じるならば容量も1,800mAhから3,800mAhになったので今までよりも一度の充電で使える時間も長くなったかも?

コネクタが同じものが選べるならもう少し高くでもそちらがいいかも。コネクタの規格の見方を勉強しないとです。

おかんiPad故障により買い換え。iPad 10thよりAir 4thが狙い目じゃない?

最初のPayPay祭りの時に20% OFFで買った実家用iPad 6thが「充電ができない」という報せ。充電器やケーブルを取り替えてもダメそうなので横浜に送ってもらう。まずガラスが割れてテープで応急補修されてた…。iPadやiPhoneはガラスがヒビ割れていると修理できない(ガラスを外して分解する工程で必ずガラスが更に割れるので)ので、修理に出すとしたらタッチパネルガラス交換+充電不良のコンボになりまる。数年前のモデルでApple Careも有効ではないのでかなり高くつきそう。街の修理ショップでも2つあわせると3万くらいしそう(もしかすると2つ一緒なら割り引かれるかも知れませんが)。6thにそこまで出せないということで、DIY修理に挑戦しました。

■修理は失敗

iPad 6thはタッチパネルと液晶は別なので表面のガラスだけ割れてて表示はきちんと映るという場合、タッチパネルユニットのみで交換できます。てことでこれとこれを購入。

タッチパネルユニットとはiFixitなどを見ながらでそこそこの難易度でDIY可能です。問題なのは充電ポートです。上の写真の右上の部分がiPadのメインボードに半田付けされています。40ピンくらいあるとても細かい端子です。それ自体は別に1本1本小手先で半田付けしなくてもフラックスを使って一気に固定できるので問題ないのですが、失敗したのは古いパーツの取り外しです。ここはiFixitでは触れられておらず、海外の動画を頼りに低融点半田で各ピンのはんだを溶かして剥がす、ということだったので、追加で使い切りの低融点半田と余計なところを加熱してしまわないようカプトンテープという耐熱テープを購入してチャレンジしました。

4分30秒あたり
はんだリムーバー(あすかリムーバ)3センチ

はんだリムーバー(あすかリムーバ)3センチ

880円(04/21 15:57時点)
Amazonの情報を掲載しています

低融点半田は特定の合金と一般的な半田を混ぜて溶かして固めるだけで自作もできるようですが、今回は目的の部品が剥がせればよいということで3cmだけの小売りをしているものをチョイス。あすか修繕堂さんってSwitchとかの修理動画を過去にみたことあったのでなんとなく安心だったというのも。

で、結果失敗。メインロジックボードとコネクタパーツの間が半田でくっついており、コネクタパーツの上側から低融点半田を載せてしっかり溶かして熱を行き渡らせてから外すわけですが、この溶かしが足りない状態で無理に剥がしてしまったので、ロジックボード側の接点をいくつか剥離させてしまいました。引っ張って剥がすというより完全にはんだが溶けてズレてくるまでしっかり加熱をする必要があったんじゃないかと反省しています。同じ状態になっていたのを基板を削って配線を露出させ、ジャンパーする動画もありましたが、複数個ありましたし顕微鏡などもないのでとても自分の手には負えないなということで補修は断念しました。

ちなみに一応ダメもとで交換パーツを半田付けして組み立ててみましたが電源は入らず。メインボードはさすがに中華互換パーツとかないでしょうから、いつかガラス割れただけのジャンクとか見つけたらニコイチ修理にはチャレンジするかも知れませんが、オカンをそこまで待たすわけにもいかないので、今回は代替品を探すことに。

■現行モデルか中古旧モデルか、はたまたAndroid/Fireタブレットか?

Apple製品の円安価格改定が半端なく、現行モデルはかなり割高感出ています。特に去年の春に姪に買ってやったAir 5th(M1)なんて10万超えになっています。オカンのiPad用途は動画視聴なので、まぁProやAirは必要なく無印の10thか9th。10thはホームボタンがないAirと同等タイプ。9thはホームボタンの最終モデルです。操作感が今までと近く値段も安いという点では9thですが、昨年オカンiPhoneとして14 Plusを買ってあげたところなので、むしろホームボタンレスで統一した方がいいかもという考え方もできます。またAirとの違いは

  • Airは液晶がフルラミネーションディスプレイで低反射、広視野角、広色域、ペンの書き味が良い
    • Apple PencilがiPadは第一世代、Air/Proは第二世代
  • M1(5thの場合)で高性能

となります。オカンの場合、ペンは全く使わないですが、液晶品質が良いに越したことはないかなというところ。

また充電ポートはUSB-C化が進んでおり、6thではiPhoneと充電ケーブルを共有できましたが、今後は使い分けてもらうことになりそうなのが悩ましい。

割安なFireタブレットやIPX2防水のLAVIEタブレットなども検討しましたが、いくら動画を観るだけとはいえ文字入力くらいはするだろうと。そうなった時にOS差による混乱はシニアにはしんどいだろうということで断念しました。

■10thの値段でAir 4thの認定整備済み品が買える!

理想はAirだけどさすがに10万は出せない。せめてホームボタンがない10thかなぁと考えていたところで、ふとApple公式の認定整備済み品にAir 4thがあるのを発見。調べてみると、プロセッサやメモリはA12/4GBで10thと同じ。M1までは必要ないので充分です。そして液晶がフルラミネーションディスプレイになります。そして10thの定価+1,000円で買える!認定整備済み品はバッテリーと外装は新品交換されているので、気分的にも新品と変わらないしで、10thに比べたらかなりお得なのではという気が。プロセッサが同じなのでおそらくiOSのサポート切れのタイミングも同じでしょう。

64GB Wi-Fiモデル残念ながら第一希望のグリーンは在庫がありませんでしたがローズゴールドが買えました。言うて7万は臨時出費として痛かったですが、ここでFireタブ10とかにしてサポートコストが増えるとか思えばまぁ良いでしょうと。動画メインなら16:9液晶の方がよい面もあるんですが、シニアの適応力の低さをナメたらいけません。

今度こそ落として割らないように、同居人がFireタブを仕事場で雑に扱えるよう装着しているキッズケースに倣って、こちらを購入。

見た目なアレですがどうせ誰に見られるものでもなし、むしろこの落としてもぶつけてもリスクが少ないクッション性とハンドルと折りたたみスタンドが非常によいものだと大絶賛、猛プッシュを受けまして。まぁ安いので気に入らなかったら別の探すからという約束で使ってみてもらうことに。キッチンで調理中やガレージで作業中などにもずっと使ってるということなので、これくらいヘビーデューティー仕様がちょうどいいのかなと。ハンドルも確かにひょいと運べて便利そう。

■まとめというかオチ

それはそうと、「もうどこでも使ってるのよ」って会話の中で「お風呂でも」というキーワードが飛び出してきました。は?風呂?いやいやiPadは防水じゃないですが、、まさかUSBコネクタが充電不良になったのって….orz

やっぱりシニアのITリテラシー(の低さ)を舐めたら駄目です。iPhone 14 Plusなら防水なので風呂はそっちで見てくれと言っておきました。

一応、ウチでもiPad Proやminiで実績がある防水ケースとしてこれがありますが、液晶面のつく透明プラ板がやや歪んで見た目とタッチ感を損なうのが難点なんですよね。

見辛いからとちょいちょい液晶フィルムを剥がしてしまうオカンにはちょっと厳しいかなと思って除外しました。

SwitchのプロコンとJOY-CONのスイッチ交換

2017年のSplatoon2と同時に発売されたSplatoon2仕様のSwitch本体とプロコンを姪達にプレゼントして5年。結構ハードにSplatoon2/3をプレイしているので、そろそろスティックがダメになってくるんじゃない?と思いつつも特になにも言ってこないので放置してました。が、こないだ別件のついでに聞いて見たらJOY-CONの左とプロコンはヤバイ、と。なんだ言えよ。

ってことで、いつもジャンク修理動画みて憧れていたSwitchのスイッチ交換にチャレンジ。ウチではさほど使ってないプロコンを代替機として送り、ヤバいプロコンとJOY-CON左を返送してもらいました。

診断モードで不具合を確認

SwitchのOSがもつ診断画面でみると、

  • JOP-CON左のスティックがかなりヤバい
  • プロコンは右スティックがヤバい

ことを確認。一般に使用頻度が高く動きが激しい左スティックが先にダメになると言われてますが、意外なことに右に不具合(センターへの戻りが悪い)が出ていました。左は特にあやしいところはないですが、5年経ってるし、パーツもまとめ買いになるのでこの機会にまとめて交換することに。

その他のボタン類は特に不具合もなさそうなので今回はノータッチ。

購入したスイッチはこちら。

こちらJOY-CON用。評判よさそうなブランドで、2個入り、フィルムケーブルセットのものをチョイス。結果的にフィルムケーブルは使いませんでした。

プロコン用はこれ。こちらの熊五郎お兄さんの動画で比較して一番オススメとなっていたもの。

4つはいらないけど、ハズレ引くよりはいいかなと。コスパ重視ならAmazonより秋月みたいなパーツ専門ショップで型番調べて必要数買う方が安いと思います。

■JOY-CON編

JOY-CONを分解した様子

こちらは半田付け不要で交換できます。ただフィルムケーブルが細くて千切れやすいので、解説ブログなどを熟読して1ステップずつ丁寧にバラしていきます。

そして問題発覚。

バッテリー膨張が発覚!

バッテリーが結構膨らんでました。これは交換しといた方がよさげ。今回は不具合がある左しか送ってもらってないですが、いずれ帰省した時にでも交換できるよう2個セットを注文。

バッテリー交換だけならより浅いところまでの分解でできるので、届き次第改めて分解しようと、一旦組み戻し。

補正前はかなりおかしな挙動でしたが、補正したらまともに使えるようになりました。なんかスイッチよりもバッテリー膨張圧によるフレームの変形で動作がおかしくなってたんじゃないか説も。まぁでもこのタイミングで膨張に気付けて良かったです。

■プロコン

難易度はこちらの方が高め。分解も大変ですが、スイッチユニットが半田付けされていて、この半田がまた溶けない溶けない(後述)。

とりあえずこれまた解説記事を参考にバラしていくと、左スティックの下に猫の毛っぽいものがびっしり…

汚い絵ですみません、、

猫の毛っぽいものがびっしり、、

これを綺麗に掃除したら直るんじゃないの?ってレベルですが、実際不具合が出ていたのは右なので関係なさげ。

削れによる摩耗も目に見える範囲ではわかりませんでした、予定通り両方予防的交換を実施。

メイン基板の分離完了

スティックのスイッチボックスがついているメイン基板は基本全バラまでいかないと取り外しできないので、結構手間です。両端についているバイブレーションモーターユニットは直結されているのでぶらさげたまま作業になります。

スイッチユニット裏面

こんな感じで位置固定用も含め結構なピンが半田付けされています。これをひとつずつ剥がしていくわけですが、解説記事にある通りかなり溶けにくいハンダでした。半田吸い取り機(電気ヒーターつきで吸引する方)があれば簡単なんでしょうが、買うと2万円近くするので、使用頻度を考えるとちょっと手が出せません。

次に説明されている低温半田という融点の低い(溶けやすい)半田を盛って、もろとも吸い上げるテクニックがあるんですが、あいにくこちらも持ち合わせがなく、注文して届くのを待つのももどかしかったので、手持ちの機材で続行。

一度普通の半田を盛ってそれを溶かしながら吸引器(バネでシュッポン!と吸うお手軽な方)で吸い取ったり、吸い取り線で少しずつ吸い取って半田を減らしていきました。

白光(HAKKO) SPPON 簡易はんだ吸取具 吸入量20cc ガード付き 20G

白光(HAKKO) SPPON 簡易はんだ吸取具 吸入量20cc ガード付き 20G

1,707円(04/22 02:16時点)
Amazonの情報を掲載しています
goot(グット) はんだ吸取り線 3mm幅 1.5m巻き CP-3015 日本製

goot(グット) はんだ吸取り線 3mm幅 1.5m巻き CP-3015 日本製

196円(04/22 00:03時点)
Amazonの情報を掲載しています
半田を除去し取り外したスイッチ

最初にやった方は20分くらいかかった気がします。コツとしてはコテ先をあてて温めているのと同時に吸い取り器でシュポンします。一瞬でも早くコテを外してしまうとすぐ固まって吸いきれませんでした。穴が見えるくらい減ってから吸い取り線でちまちま綺麗にしてき、緩んだところで少しずつスイッチに力をかけてグラグラを広げていって外しました。基板を割ったら終了なので、グラグラさせるといっても半田はかなり減らしてからです。フラックス(かな?)も広範囲に塗られていたのでIPAで拭き取り。2個目はコツがわかったのでもう少し早く外せました。

交換品のスイッチユニットは4個いりでしたが、動画で1個不良があったと言っていたので、事前によく精査をして、動きがスムーズで異音が少ない2つを選んで使用。とりつけは一般的なキースイッチくらいの細かさなので慣れたものです。ただ全ピンがしっかり刺さった状態なのを確認しながら固定する必要があります。最初の2ピンくらいは半田が溶けた瞬間にスイッチをギュっと基板に押しつける感じで止めました。

元から面的に塗布されたフラックスらしきものが、防水など保護目的だとするとなにか塗っておこうかとも思ったんですが、特に解説記事でも言及されてなかったのでそのままで良しとしました。

■まとめ

ということで、膨張していたJOY-CONのバッテリーを新品に交換して完了ですが、とりあえずJOY-CONもプロコンも補正してしっかり不具合なく動作するようになりました。これを実家に返送してあちらのSwitchにつけた場合、補正データは共有される(コントローラー側に保存される)のかが不明。もしかするとあちらで再度キャリブレーションが必要かも知れないですね。

JOY-CONもプロコンも品薄だったり高騰してたりしますし、今回のはSplatoon2エディションだったので(姪っ子達がどれだけこだわってるかわかりませんがw)、総額としては6,000円+実家往復送料くらいかかってしまったものの修理対応できて良かったです。

SmallRigのマイクショックマウントのゴム交換

上記のSmallRig製のマイクスタンドを愛用していたのですがゴムが劣化して固くなり千切れてしまいました。このゴムはマイクを中に浮く様に保持し、スタンドから伝わる机上の衝撃をマイクに伝えないようにする重要な役割があります。ググると予備が付属していたようですが発掘できる自信なしw。

スタンド自体そう高いものでもないので買い直すもありだったんですが、なんとなく悔しいので輪ゴムとかで代替できないか模索。もとのゴムをみてみるとおおむね直系3cmくらいでした。百均のヘアゴムとかを物色するもちょうどいサイズがなくて、結局こちらを購入。

文字通りOリングなどに使うちょっとヌルっとした質感のヤツです。劣化する前の付属ゴムがどんなだったかわからないですが似ている感じがします。適度な摩擦があってマイクがズリ落ちることもなさそう。逆に劣化も同じ位でしそう…

たぶんこういのは緩くてもキツすぎても良くない気がしますが、純正が既に破損しているので元がどれくらいの締め付け具合だったかは比較不能です。とりあえず形だけは元通りにできました。

問題は価格ですね。私の購入時点で本体の半額です。でもまぁ10本入りなので4本1セットで全交換しても2回分あります。切れたのから順次替えていくだけならそれなりに使えるかな?

ちなみにスタンドの購入日は2020.12となっていました。1年半保たないのか…

今回は手早く復旧させたかったので通販で買ってしまいましたが、規格さえわかってしまえばコーナンPROみたいなDIYの強いホームセンターにでも行ってみれば安く買えるかも知れません。