RX100M6用のフィルターアダプターが届いた

しばらく室内で行方不明だったRX100M6が無事発見されたので、記念にオプションでも買おうとした少し数日前、純正からは見放されたフィルターアダプターがレンズメイトから発売との記事が出ました[デジカメWacth]。沈胴式レンズなのでプロテクターなどは不要ですが、水面やガラス越しに撮る時にC-PLフィルターが欲しくなるのと、M6はNDフィルターが内蔵されてないので特に外で動画を撮るときにNDフィルターもあるといいなぁなどと思っていました。

記事で発売を知りつつも当時M6自体が行方不明ですぐに注文しなかったので、発見当時、輸入代理店のオリエンタルホビーのサイトでは初回入荷分は品切れ。待ちきれなかったので本国の公式サイトで直接注文しました。オリエンタルホビーでは税込み送料込みで6,080円。lensmateonline.comでの支払額は$38.49 (4,518円)でした。10日で到着。オリエンタルホビーにも即納在庫があればさほど大きな価格アドバンテージではないかも知れないですね(初期不良時のリスクとかまで考えると)。

歴代RX100シリーズで純正のフィルターアダプターを使ったことがある人ならほぼあれを想像してもらえればOK。OEMだったんじゃないかってくらい取り付け方法まで似ています。位置あわせ用リングがついているので傾きさえ気をつければ簡単に取り付けられます。両面テープなので非破壊ですが、強度的には若干不安が残ります(後述)。

これが両面テープで固定するベースパーツ「ホルダーレシーバー」のみをとりつけた状態。残念ながらRX100M2用アダプターの時と違い、レンズ先端部よりも径が大きくはみ出る形になります。レンズの倍率が大きくかわったので、ケラレを考えて大きくする必要があったんでしょうか。

さらにドン。フィルターネジが切られているリング「フィルターホルダー」を取り付けた状態がこちら↓。ローレット(ギザギザ)がついて若干精悍な雰囲気にはなりますが邪魔は邪魔ですねw。このホルダーレシーバーとフィルターホルダーは回転はめ込み式というか、はめ込んで少し回すと4つの押さえ具でロックされる仕組みです。

沈胴させた状態では少し厚みが増す程度で、物理的、デザイン的にそんなに気にはなりません。常用するフィルターが1種類のみの場合、それをフィルターホルダーに取り付けたまま、ホルダーレシーバーにクイックに付け外しする、という運用になるでしょう。lensmateonline.comならフィルターホルダーを単品で追加購入することもできます。ホルダーレシーバーを別のカメラに付け直すための両面テープなども。ここら辺、オリエンタルホビーでも取扱いが出てくるといいんですが。

■オマケ: さすがに62mmは無謀だった…

ビデオカメラHXR-NX80用に少しお高いC-PLフィルター(62mm)が買ってあってので、たまにしか使わないしステップアップリングでつけて使えばいいんじゃね?と思い購入して取り付けてみました。

さすがに厳しいですね。底面からはみ出てしまうので、平らな場所に置くと力がかかって両面テープに負担かかりそう。やっぱり安物でいいから52mmのC-PLを物色しようかな…あとNDはできれば可変式のものが欲しい。

ともあれ、内蔵NDフィルターやフィルターアダプターがないのはRX100シリーズ前モデルに比べて若干悔しい点だったので、一応のフォローができて、最強感がちょっと強まりました。

お風呂用Google Homeスピーカー JBL LINK

先日ヨドバシで駐車場割り引きを受けるためになにか買うものはないかとふらついていたところ、またしてもGoogle Home miniが半額で売られてました。まぁ洗面所や風呂場って割と消耗品が切れそうなことに気付いて買い物リストに入れたくなるもののスマホを身につけてなかったりするし、1台あってもいいなぁ、とか思いつつ、ふと目に付いたのがJBLの防水スピーカーLINKシリーズ。

防水な上、Google Home互換というレアな商品です。しかもバッテリー内蔵。お風呂場の好きな位置にポンと置いて、音楽再生兼Googleアシスタント待ち受けができる。これはアリかなと。サイズが2種類、LINK10 とLINK20があり、集合住宅じゃたいして音量も上げられないし10でいいかなと思ったんですが、バッテリーが5時間と10時間と倍違う。どちらにせよ1日もたないけど、もしかしてGoogleアシスタント待ち受けだけならもうちょっと保つんじゃないの?だったら少しでも長い方がいいよね、ってことでLINK20をチョイス。しかしこの判断は甘かった…(後述)。

■ハード周り

形状はこんな感じの縦型。360°型というか、ステレオ定位が関係ないので横方向の長さは関係ないということでしょう。キャビネット部分、というか全方位にファブリックなネットが巻かれています。素材はわからないですが撚り糸みたいな感じで、正直水を吸ってカビやすいんじゃないかとか、ホワイトだと入浴剤の入ったお湯とかかぶったら一発で染まってしまうんじゃないか?という不安感が拭えません。取り外して交換という仕組みでもなさそうなのでちょっと心配。

音はけっこう低音が強め。上記の通り濡れが心配で高い位置にある窓枠に置いてみてるんですが、集合住宅の風呂で使うには「もうちょっと抑えてもらえないすかね」という気がします。割と深夜遅い時間に入浴するので。ちなみに設定アプリのようなものもなくイコライザー設定のようなものもなさげ。せめてGoogle Homeアプリから簡単な設定をできるようにしといて欲しいですね。

■バッテリーェ…

さて、肝心の「お風呂常駐Googleアシスタント」ですが残念ながら実現しませんでした。なんの1時間操作がないと自動でスリープになってしまう仕様でしたとさ…

お店で衝動買いだった故にその発想には至ることができず。モバイルバッテリーなどで外部給電すりゃいいんでしょうけど、それだとコネクタのフタを開けてケーブルをつないだ状態になるので防水保証されない状態ということになります。さりとて洗面所/脱衣所で常時給電して使うとなると、別に音楽聴かないし3,000円で買えたminiで良かったじゃん、ということになるので、まぁ久しぶりに音楽のある入浴生活を楽しむことにしようと思います。

それにしてもGoogle Play Musicのライブラリの検索性はもちっとマシにならないもんですかねぇ…iOSのミュージックアプリにしてもそうですが。アニソン/ゲームミュージック中心のσ(^^)にはサブスクリプションからの出会いとかハナから期待してないので、、SynologyのDS AduioがiTunesのプレイリスト取込ができればいいんだけどなぁ。なんかもうちっと所有ライブラリの再生に特化した管理ツール、クラウドライブラリがないかな。ラズパイ系とか物色してみようかしら。

DELL XPS 15 2-in-1 (9575) 追加レビュー

DELL XPS 15 2-in-1 2018年モデル(9575)を一月半ほど使っての感想。

■キーボード

やっぱりスペースキーだけが違和感。

■インターフェイス(ポート)周り

前レビューにあれこれ追記してますが、思いのほかMac用にもってたUSB-C機器がApple純正のディスプレイアダプタも含め普通に使えたのは良かったです。USB-Aがないのはたまに不便だけど、充電は両側でできるし、まぁ満足。

せっかくOculus Rift CV1もどうにか動きそうなグラフィック性能をもってるものの、結局面倒くさくて試してません。インサイドアウト型でセンター類の接続を省略できるWindows MR系のヘッドセットにいっそ買い換えるかなと思いつつ、そろそろ第2世代の足音が聞こえてきてるので様子見。Odessayの第2世代とか日本でも売られるといいなぁ。

■速度周り

残念ながら吊しでサイコー!という感じではありませんでした。

まず休止状態からの復帰がややじれったい。また電源ボタンを押さないと起動しないんはMacBookに慣れた身では煩わしいので、電源プランを変更してスリープ運用に変更しました。これなら液晶を開いてすぐに認証画面になります。

Windows Hello(生体認証ログイン)も上々。カメラ位置が下なので目線を意識して下に向ける必要がありますがほぼ瞬時。iPhoneX/XSのFaceIDより速くて正確な気がします(といっても他人の誤パス率は測ってないですが)。たまーにもたつくけど、そういう時は電源ボタンにタッチして指紋で通してます。

一番困っているのが使用中にどうしようもなくもたつく点。プチフリと言ってもいいくらいマウスカーソルすら動かなくなる。省電力なのかサーマルスロットリング(熱暴走・破壊を防ぐためにクロックを落とす機能)なのか、ウリの膝上使用を検知して発熱を防止する機能の誤爆なのか不明。タスクマネージャーを眺めててもクロックはめまぐるしく変化しているので、操作やフリーズ現象との関連付けは確証がもてず。ただ電源プランでCPU動作の最低値を5%から50%とかにしてみてもあまり変わらない印象。そういえば最初のレビュ-でファンがジェットエンジンみたいに爆音、と書いたけど最近あまりうならないなと気付いて、DELL Power Mangerの「サーマル管理」を「最適化」から「低温」(つまり冷却重視)にしてみたところ、ファンは鳴りやすくなったけど、スローダウンも減ったような気がしています。ただなんか変なところで均衡するのか、1秒おきくらいに軽くファンが「ウァン、ウァン、ウァン…」と鳴りっぱなしになる状態が増えました。加速、停止、加速、、を繰り返している感じ。

またマウスが動かなくなってる瞬間でもタッチ操作は受け付ける感じがするので、TouchProとか常駐ソフト系の問題かなと思って色々組み合わせを試行中。

■バッテリー

そういうプチフリ的なクロックダウンを嫌って処理速度優先気味のチューニングをしているせいかバッテリーは期待ほどもたない感じ。打ち合わせにACアダプタもたずに安心して行ける、という感じではない。

■ペン

仕事柄、スクリーンショットを使った資料を作ることが多いんですが、Windows Ink ワークスペースでスクショとってペンで丸描いてコピー/保存、というワークフローが便利です。ペンのお尻側のボタン2回押しでスクショを起動するようにアサインして使っています。ただペンが本体内に格納できないので基本家に置きっぱなし(というか普通に忘れる)ことが多いです。また5chでも話題になってましたがペン先が摩耗した時にペンごと買い直さないといけない(修理、交換不可)というのはクソです。

あとSnipping Toolのようにウインドウ単位の切り抜きができないのは、1809アップデートから搭載される「切り取り&スケッチ」も含め不満点。

■ストレージ

奮発して1TBにして良かったです。MacBook Proでもデスクトップ機でも512GBまでしか使ったことなかったですが、それに比べるとなんでも入れちゃえ感あります。まぁMacではWindowsの仮想環境やBootCamp入れてるので、それをそろそろ整理したら512GBでもだいぶ余裕でると思うんですが。

速度もまぁ多分充分速いんだと思うですが、どうも上述のプチフリ現象の印象が強くて、たまにモタつきを感じてるイメージがつきまといます。

 

とまぁプチフリ以外は概ね満足というかプチフリで台無し感ありますが、引き続きチューニングしつつバグ修正とかであっさり治ることを期待したいところ。なにか情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非お知らせくださいませ。

Thecus W4810+のメモリを増設してみた

自作erの性(さが)として、Thecus W4810+のメモリを最大容量まで盛ってみました。

2020.05.13追記:うーん、やっぱりフリーズするので結局純正メモリに戻して4GB運用で使ってみます。どうもRDPしようとした瞬間固まるっぽいので、やはりメモリ使用量が増えて問題のある区画を使おうとすると発症する感じでしょうか。でも全く違うメモリと入れ替えても起きるので、相当に相性が厳しいか、なにかソフト的な要因ですかねぇ…
2019.09.22追記:結局あれこれ組み合わせて試したところ、2スロット使うとブートできなかったりフリーズしたり不安定になるということで、こちらの8GBメモリ1枚で運用することにしました。4GBだとほぼ使い切ってる感じだったのが8GBだと半分空きになって精神衛生上よろしいです。ただし体感速度はかわらず、やはりCPUがネックなのか、SSDでメモリ潤沢でも遅いもんは遅いですね…
2019.6.10追記:このメモリ増設後、システムがやたらフリーズするようになってしまったので、現在取り外して検証中です。

購入したのはこちら。前回の記事に書いたようにCPU-Zを入れて型番調べてピッタシのを注文したんですが、残念ながらM471B5173EB0-YK0のはずがM471B5173BH0-YK0という微妙に違うものが届きました。フラッシュメモリチップの形状も違います。まぁスペック的には同一っぽいし動いてるので良しとしますが、下記リンクから購入をお考えの方はご注意ください。ていうかもう800円くらい下がってて悔しい…

気を取り直して取り付け作業の様子をば。気合いを入れてステップ毎の写真を掲載しといてやろうと思ったんですが、やってみたら拍子抜けするほどメンテナンス性の良いケースでした。

まずリアのネジを三箇所外します。

リア。赤丸のネジを三箇所外す。

作業とは直接関係ないですが真上から見たところ。写真の上が正面パネルです。

上から見た様子

てっきり4つのHDDベイの上、液晶パネルの裏側がメインボードだと思ったんですが、意外なことにサイドに縦に入ってしました。ベイの上にいる黒い箱がシステムの入った60GBのSSDですね。というか64GBって書いてあります。型番でググると、Innodisk製でTOSHIBAの15nmチップのようです。

DES25-64GD08BC3QC 64GB 2.5″ SATA SSD 3ME3, MLC flash, 4 channels, 380 MB/s (read), 80 MB/s (write)

残念ながらSATA SSDとしても性能はさほど高くはなさそうです。物理的には交換は簡単そうですが、まぁサーバー機なのであまり気にしても仕方ないでしょう。4ベイのSATA端子はライザーカードになっています。

で、マザーボード上にメモリスロットが見当たらず焦りましたが、なんのことはない裏側にありますした。ケースからマザーボードを取り外さなくてもメモリスロットx2とCMOSバックアップ電池に余裕でアクセスできます。

正面から向かって左サイド

ということでなんとも拍子抜けするレベルでしたが、無事システム的にも8GB認識されました。これでいずれ仮想PCを動かすことになっても2GBとか4GBとか躊躇なく割り当てられそうです。

システム情報画面で8GB認識されていることを確認

以下がCPU-Zの画面です。型番とシリアル、製造週以外に違いはなさそうなので目をつぶることにします。

初期搭載のメモリ。M471B5173EB0-YK0
増設したメモリ。M471B5173BH0-YK0

今更ながらWHSからWindows Storage Serverへ移行

Windowsの開発仕事が増えて先日もDELL XPS 15 2-in-1を購入したばかりですが、次に考えなければならないのがバックアップです。数年前まではWindows Home Server 2011(以下WHS)でバックアップしていました。こいつの長所は、

  • 夜間に勝手にスリープから起きてバックアップを実行してくれる(意識不要)
  • OS込みのベアメタルリストアが可能(しかもネットワーク経由で直接)
  • 個別のファイル単位の履歴付きの取り出しが可能
  • 複数PCのバックアップ間で重複ファイルを省いてバックアップ総量を減らす機能
  • 複数PCのバックアップ状況をダッシュボードで一元管理
  • なんといってもMS純正の安心感

といった点でした。しかし一部マニアにのみ惜しまれつつ後継版開発は終了し、メンテナスサポートまで終わってしまいました。Windows10には一応対応してるのでリモートアクセス機能など外に出すような機能だけ無効化して使い続けることも考えましたがUFEI環境のリストアに不具合があるなんて話も聞きます。いくら普段バックアップがとれてたっていざという時に使えなければ意味がないので、無理矢理使い続けるという選択肢は断念。その後、手頃な代替手段が見つけられずWindows機の利用頻度自体激減してエンコくらいになってたのでまぁいっかーということでノーガード戦法でした。開発データはGithubなどに上げてあるとはいえ、開発環境のセットアップもそれなりに複雑で時間がかかるので、やはり仕事で使う以上はきちんとしたバックアップ体制を整えようと決心。

しかしあいかわらずWHS並、ぶっちゃけるとmacOSのTimeMachine並のユーザビリティを保つソリューションが見付からず。Windows10搭載のバックアップは履歴付きのデータフォルダバックアップとベアメタルリストア用が別になってて使いづらそう。EaseUSはネットワークリストアがサブスクリプション版でしかできないらしく5台ライセンスで数年使うと後述のWSSとどっこいな価格になる、など。

Windows Storage Serverという選択肢

WHSからの乗り換え先どうすんだ?って話題になってた頃、Windows Storage Server(以下WSS)が随所で囁かれていたので存在自体は知っていました。いわゆるAD環境などを構築するWindows Serverからファイルサーバー系の機能だけを抽出したようなSKUがWSSです。WHSの後継というべきレベルのバックアップ機能を搭載しています。しかしWHSと違ってDPSライセンスがなく組み込み済みハードウェア製品を買うしかなくて、当時確かそれがHDD別で8万くらいしてて尻込みしてしまいました。時が経ち現在、最新はWSS2016なわけですが1世代前のWSS2012R2搭載製品が若干安く処分されるようになりました。BUFFALOやIO-DATAなどのHDD抱き合わせで2016のものは2TBでも10万オーバー。例えばこれ。

対して今回選んだThecusのW4810は2012R2でHDDは別で税込み59,800円(さらにポイントバックなどで5,000円分くらい還元)。後から好きな容量、ブランドのHDDを追加できる点は自作erとしては大きな魅力です。BUFFALOのNASは今までも痛い目見てますし…

悩んだのはWSS2012R2はこの来月の2018/10にメインストリームサポートが終了するという点。まぁでも延長サポートは2023/10/10だし、あと5年使えればいっかーという特攻してみることに。このあいだのどこかでWindows10の次バージョンになったらアウトですが、まぁ当面10のままでいくみたいだしいいかなと。もしかしたら10の中での半年更新のどこかの版で唐突に動かなくなるかも知れませんが…

ちなみに今後登場するWindows Server 2019ではこのクライアントバックアップすらなくなってしまうようです、、とても良い技術なのにどうしてこうMicrosoftは捨て去ろうとするんですかね。「クラウドでえぇやろ」ということなんでしょうが、感覚がオッサンなのかとてもシステムや動画などを含んだアセットの全てをクラウドにネットワークで送信して保存するという感覚が馴染めません…

Thecus W4810

WSS製品は元から少ないうえに2012R2で現状手に入って自分でHDDが拡張できて、というともうこのメーカーしかありません。2ベイが欲しかったけどもう手に入らず。5ベイもあるけどいらないので自動的にこれが唯一の選択肢となりました。ヨドバシやAmazonでも扱いはなく、もはや在庫限りであるうちに買わねば高価でHDD換装が(たぶん)難しいBUFFALO/IO-DATAやタワーケースの富士通とかしかなくなっちゃう!ということで、XPS買ったばかりでしんどいけどオーダー。

W4810はOS領域としてSSDを搭載しているので、HDDは安定性と低発熱をとって型落ちのWD REDのヘリウム充填だった頃の8TB(現行はヘリウムじゃなくなっちゃったんですよね)。これももう扱ってる店が減ってて(あっても高くて)入手に難儀しました。まぁちょうど録画サーバーのストレージが逼迫してきていて逃し先も欲しかったので少し余裕みとく意味でも。

HDDを入れる前はほぼ無音と呼べる静かさでした。HDDを入れると同時に棚に入れてしまったのでどのみちあまり存在感を感じるほどの音は聞こえないです。HDDの装着もネジ不要でSynology 1511+並の手軽さ。

ちなみにメモリは4GBですがDDR3L(低電圧)の1600で2スロットあるうちの片方に4GBボードが刺さってるぽく、CPU-Zで確認したところ、SAMSUNGのM471B5173EB0-YK0という型番が判明。ドンピシャのはこれですね。

まぁこれでなくてもDDR3Lで1600のものなら動くと思いますがなんとなく相性がいいかと思って少し高かったけど注文。なお最大は8GBのようなので、4GBを1枚足すのが一番お得。

普通に動かしてる分には50〜60%程度の使用率ですが、たまにRDPしていてすごくモッサリすることがあるのと、将来的にHyper-Vでも使うかもなという目論みもあったりで、同一品番のものが手に入るうちにと買って見ました。なお、Windows Storage Server 2012R2でもEssential版はHyper-Vライセンスは無しです。これはHyper-Vが使えないということではなくWindows Serverを仮想環境で同時稼働させる権利がない、ということだと理解しているので、Linux系OSや別途ライセンスをDSP版などで買ったクライアント版WindowsなどならOKってことだと理解しています。

ハードウェアとしては今のところ満足していますが、サポート面では少し不安が残ります。単に古い製品だということもありますが、例えばメーカー公式サイトでリカバリー用のISOイメージの配布ディレクトリが空になってて入手できません。単にミスによるものなのか永久的なものなのか不明ですがいざって時に困りそう。またマニュアル類も乏しく、ペラペラの初期設定説明だけでWindows Serverの利用方法に関しては付属も公式サイトもまったく役立たず。バックアップのセットアップ方法どころかHDDの増設手順すら情報がない状態です。それなりにWindows Serverの知識が求められます。この辺りはWHSとは違って、法人向けでセットアップも込みで販売される前提のパッケージングなんでしょうかね。

とりあえず”Storage” Serverの本ではありませんが、Windows Serverの2012R2の解説書としてこれをKindleで購入。

最低限、ストレージ周りの設定などについてはこれを参考に終わらせることができました。もちろん普通にフォーマットしてファイル共有するだけならクライアントWindowsとそうかわらないんですが、Windows Server(と最近のクライアントWindowsでも密かに)使える記憶域プールなどのストレージ仮想化機能についての情報は参考になりました。記憶域プールはLinuxのLVMのような仮想化機能です。複数のドライブをつなぎあわせて1つの大きな仮想ドライブと見立てて、そこにパーティションを切って領域を確保して使います。後から別の物理ドライブに移行したりがやりやすくなります。また(シン)プロビジョニングという機能で実際よりも大きいパーティション領域を確保しておき、足りなくなる事に足すといったことや、ミラーリングやRAID5相当の冗長化付きドライブも作れます。今回はHDDが1台のみであること、おそらくOSの使用期限が切れる5年後くらいまでにバックアップで8TB使い切ることはないだろうということで、パフォーマンス優先で仮想化はしつつもプロビジョニングはなし、もちろん冗長化も無しで構成しました。次にファイルシステム。NTFSとよりデータ保全性が高いReFSという新しいフォーマットが選べます。ReFSだと定期スクラブを行って問題があるセクターは自動的に空き領域に移設してくれるとかヨサゲな特徴をもっていましたが、目的のひとつである重複削除が使えないということで、NTFSをチョイス。そもそもReFSのセクター代替機能は記憶域プールにスペア領域があり、かつパリティ冗長化をしてなければやりようがないことなので、メリットが少ないかなと。

ストレージ領域1つ作るにもこれらの違いや、どれだけパフォーマンスに差が出るかというのがわからずかなり時間を使いました。いまだに正解なのかどうかもよくわかっていません…まぁそんな感じで落ち着きました(実はなんだかんだで2回も初期化し直したw)。

■クライアントバックアップの設定

そして一応サーバーとして動きだした後、いよいよクライアントバックアップの設定ですが、これがまた色々注意点がある。

まずバックアップデータの保存先。W4180+は出荷時はOS用のSSDしか内蔵されておらず、当然すべての保存先がそちらになっています。HDDを追加してもそこを直さないと巨大なバックアップフォルダがSSD内に作成されてあっというまに容量不足になってしまします。変更はダッシュボードの「記憶領域」タブから。「クライアントコンピュータのバックアップ」がC:¥ServerFolder下にあったらマズいので、右サイドバーの「フォルダーの移動」で変更します。ドライブが変更できるだけで、「¥ServerFolders¥フォルダ名」の部分は固定のようです。逆にいうと中身が既にあってもここから簡単に他ドライブに移動できるので、バックアップ以外は少し様子見で(高速な)Cドライブをあえて使っておくのもありかも知れません。

またWHSと違い、Windows Serverのクライアントバックアップはドメイン参加が必要ということ。一応クライアント側でレジストリをいじればドメイン参加をスキップしてバックアップ設定はできるらしいですが、どのみちクライアントはWindows 10 Proなどドメイン参加対応のSKUでないとなりません。Windows 10 Homeとかは対象外。私はもともとWindows7とかの頃からRDP(リモートデスクトップ接続)目当てでDSP版はほぼProを買ってましたのでほぼ問題なかったですが唯一Mac上の仮想PC用に買ったのがHomeでそちらは残念ながら非対応となりました。

ドメインに参加するともうひとつ困るのは、ユーザアカウントがローカルアカウント/Microsoftアカウントで今まで使っていたものとは別にドメイン側のアカウントができ、環境がわかれてしまうという点。逆にドメインアカウント同士ならPCをまたいで環境やファイルを揃えられるというメリットも(設定次第で)できるわけですが、同期対象をよく見極めないとサインイン/サインアウトの同期に時間がかかったり、クライアントPCのストレージがいらないファイルで浪費されたりしがち。今ならファイルはOneDriveやDropBoxでサインイン後に同期できた方がユーザビリティは高いでしょう(フォルダ単位で同期対象も選べる)。ドメイン環境で移動ユーザプロファイルというのを使って環境同期ができてよさそうなのはレジストリくらいですかね。ゲームのインストール情報とかがマシン間で一元化できたら嬉しいなぁと思い、テストアカウントで検証中。

ローカルアカウントの設置やファイルをドメインアカウントに移行してくれるUser Profile Wizardなんてツールもあるんですが、もう少し検証しないとちょっと不安。テスト用アカウントで試した限りでは上手くいきましたが、複数のPCのローカルアカウントの情報をANDで統合できるかとかがよくわかりません。このページの手順だと最初にPCからドメインに入る前にローカルアカウント情報をコピーしてるようなんですよね(ウィザードの途中でドメインログオン情報を入れる)。

ということでまだまだメインアカウントをドメイン移行する気は起きてないですが、とりあえずメインで使っているローカルアカウントとは別のドメインアカウントでドメイン参加し、サーバーにデバイスとして登録されていれば、クライアントバックアップ自体は稼働させることが可能そうです。つまりPro版はもってるけど、ドメインってよくわからないし既存環境をなるべく壊したくないなぁって人は、

  1. サーバーに適当な名義のドメインユーザを作る
  2. PCをドメインに参加させる
  3. 再起動後、1.で作ったアカウントでサインインする
  4. コネクターをインストールする

てな感じで既存アカウントにはノータッチでバックアップができるようです。Windows10ではドメイン参加手順として、

  1. 従来のシステム設定のマシン名の設定画面からする
  2. アカウント設定から自分のアカウントにドメインアカウントを紐付ける

の2ルートがありますが、これの1.の方からやるのがポイント。その画面で管理者IDで進めれば、ローカルアカウントに影響なくPCだけがサーバーに登録されるということなんだろうと思います。もしかすると3.は不要かも知れません(てことは1も?)。4はこれも情報がなくてわかりづらいですが、ブラウザから「http://(サーバーのIPアドレス)/connect/」にアクセスすることでダウンロードできます。この際、サーバーのWindows Updateが正しく完了して最新状態になってないとWindows10で使えない古いコネクターソフトウェアが振ってきてエラーになります(1803ではこちらの更新も必要なようです)。

とまぁ予想外に苦戦しましたがようやく1台のPCでバックアップが稼働するところまで漕ぎ着けました。上記でもリンクはりまくった薩摩藩中仙道蕨宿別邸さんの情報には大変お世話になりました。ありがとうございます。様子を見つつ、メインマシン、メインアカウントの移行も進めていきたいと思います。

■AOMEI Centralized Backupperという選択肢…

実はW4810+を買ってから気付いたんですが、フリーでWHSのバックアップに近いことができるソリューションとしてAOMEI Backupperというものが存在するようです。ちょっとショック…

まぁこれを機会にActive DirectoryやIIS※、ASP.NETなどの経験を積みたいと思っていたので、いいんですけども。あとこれ中央サーバーはWindowsでないといけないのでNAS環境ではちょいと厳しいですね。保存先自体はNASでもいいので、どこかに仮想でもいいから常時起動しているWindowsが必要ということになります。実家とかで使おうと思うとちょっとハードルです。使わなくなったWindows10Proが入った初代LIVAがあるからそれでやってみようかな。

※Windows Storage Serverで動いてるIISはバックアップなどの標準機能を提供するためのもので、ユーザがサーバーを公開したりはライセンス的にはできないぽいです。まぁASP.NETもCore版が出てLinuxやMacで動かせるようになったので別にいいんですが。ADもSynologyで互換サーバー組めたし、やっぱりこれ(AOMEI)で良かったんじゃ…