とにかく傾き補正を重視した自炊レシピメモ

bREADERで快適に小説を読む為の自炊研究の続き。前の記事では、ノンブル領域を目安に素早く傾きがヒドいページを見つける方法を模索しましたが、これ自体が傾き補正精度を上げる訳ではありません。今回は全く別のアプローチで傾きを軽減するレシピについてです。

実はこれを見つけたのは偶然というか怪我の功名というか、還付金でもっと傾き補正がイケてるスキャナに買い換えようかと情報収集をしていて、(他のスキャナの話ですが)「傾き補正をオフにした方が傾かない」という書き込みを見つけたことがきっかけでした。多くのスキャナの傾き補正機能はeTilTranのような文字や罫線を認識しているのではなく、ページの末端を使っているらしいのです。で、自炊など断裁機で背表紙を裁ち落とした辺は傾いていることも多いので、これがかえって傾きを助長させてしまう(本来比較的まっすぐに取り込めているのに、この傾いたページ境界を使ってかえって傾いて補正されてしまう)という訳です。特に我が家の場合、糊残りでくっついてるページで重送されにくくする為と、スキャン速度を上げる為に、文庫本などは横向きにセットします。糊が残っている可能性がある断裁した側を上(後ろ)に向けるので、特に影響を受けてしまうんじゃないかと(ページ後端で識別するものが多いらしい)。

ということで、手持ちスキャナ(fi-6130)の付属ソフトの傾き補正をむしろオフにしたら他のモードにしてみたらマシになるんじゃね?ってことで実験を始めました。同スキャナの付属ソフトScandAll PROでは、「自動傾き/サイズ検出」という設定項目に「無効」、「後端検出」、「自動用紙サイズ検出」、「黒背景」という選択肢があります。「よしこの4モードを全て試して傾き方に違いが出るか試すぜ」となったんですが、そのうちの最後、「黒背景」というのが思わぬ結果をもたらしてくれたのです。

1. 黒枠つきでスキャンする

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実際に「黒背景」モードでスキャンするとこんな画像が吐き出されます。このスキャナがスキャンできるA4サイズに対し、紙がかかっていなかった部分が黒く塗りつぶされている訳です。一見すると使い物にならない訳ですが、ものは試しにとeTilTranに食わせてみるとびっくり!かなりの精度で傾きが補正されています。それもそのはず、下の写真はeTilTranの内部演算プレビューを表示したところですが、中の文面には目もくれず、紙面と黒枠の境界部分の上下辺を基準に補正してくれてます。つまり断裁の影響を受けていない2辺ということですね。

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見かけ上、解像度が落ちてるようですがそんなこともなく、単に全体のピクセル数が大きいので縮小されて見えるだけです。

つまり、この画像から黒枠部分をトリミングできればほぼ理想の傾き補正済み画像が得られるという訳です!

2. 黒枠部分を裁ち落とす

おそらくこのような画像を読み込んだ場合、全てのページが「漫画」種別で認識され、基準テクスト領域が全体を囲い、ノンブル領域は未指定になってると思います。まずこの基準テクスト領域を紙面相当部分に指定しなおしてやります。

「領域設定」ウインドウで偶数ページ、奇数ページそれぞれ値を修正していきます。前にも書きましたがeTilTranの領域設定はマウスで範囲指定して、とかできないのでちと面倒ですが、まずWidthとHeight値を「黒枠なしでスキャンした場合に出てくるサイズ」を目安に指定すると手っ取り早いです。300x300dpiでスキャンした文庫本の場合、1180×1760位になります。少し小さめ位にしておくと後の調整が楽です。偶数ページと奇数ページでは多少ズレが出るので片方に合わせたあとで4つの数値を書き写し、X,Yを修正してやります。またページを重ねるうちに段々ズレてくるので、最初の方と最後の方で確認しておきます。枠を小さめにしてどこでチェックしても黒枠が入らないようにすればOKです。

今回の例では、

偶数ページ X:0239 Y:0187 W:1175 H:1760

偶数ページ X:0193 Y:0182 W:1175 H:1760

となりました。基準ノンブル領域は設定しなくていいです。

次に前回も使用した「自動領域補正」を使います(失敗してもいいよう適宜プロジェクトを保存しつつ作業して下さい)。「トリミング範囲を基準領域から自動計算する」にチェック。余白指定はお好みで(指定したピクセル分の余白が各4辺に足されるようです)。中段は「基準テクスト領域に、テクスト領域のみを合わせる」を選択(ここの選択肢の違いはよくわかってませんが、まぁノンブルは指定してないのでノンブルを使わないのがいいだろう、位の理解w)。

imageすると今回の例では偶数ページだけが少し右へズレてトリミングされてしまいました。とはいってもこの段階で実際にトリミングが完了している訳ではないので補正が可能です。まず右サイドバーの「テキスト補正」欄を見ながらカーソルキーでプレビューを動かして、いい感じに赤枠に紙面が収まる位置を見つけます。今回はX(水平)方向に-25でOKそうです。この数字だけ記憶し、一旦補正を0に戻します。

次の同じだけの補正を全偶数ページにだけ一括適用させます。「ツール」->「一括補正」を開き、写真のような感じで指定し「適用」をクリックすれば、全偶数ページが25左に移動してピッタリ赤枠内に収まってくれます。部分ごとにパラーメーターを変えて適用することもできるので上手く使いこなして下さい。

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3. 後処理

σ(^^)の場合、この後はヒストグラムを調整して文字を濃くするんですが、ひとつ困ったことがあります。全てのページが一律で「漫画」に分類されてしまっているので、挿絵のページを除外してヒストグラム変更する、といったことができません。

仕方ないので手作業で分類しなおす訳ですが、その際は、Explorerでサムネイル一覧表示にしてやれば挿絵ページをすぐ見分けられるので、それと見比べながら作業するのが良いかと思われます。

 

eTilTranの作者さんは最近はChainLPばかりメンテされてeTilTranはあまり手を掛けて下さってないですが、個人的にはこれが一番便利で使い出があると思います。なんとかマウスで領域指定できるようになってくれるとさらに神なんですけどねぇ。

2012.04.19追記:コミックの場合、「原稿外枠しきい値」を調整する

そもそもeTilTranにはこうした黒枠がついた画像を識別し分離する機能がついていました。設定->原稿外枠というカテゴリのパラメーターで、「原稿外枠しきい値」と「原稿外枠識別」の2つです。後者は単なるON/OFFなのでまぁONにしてきます。で、前者は文字通り、外枠として認識する基準値を指定します。基準の決め方は上記公式サイトの説明にあるように、「モノクロ化閾値上限」をかえつつ、内部演算プレビューで「二値画像」を選択した状態で、綺麗に中身が真っ白になり、外枠だけが黒くなる状態を探します。その数値をこの「原稿外枠しきい値」に指定して、再読込すればOKです。説明には50~80とありましたが、カラーページなどはかなり低くしないと上手く分離できませんでした。まぁ、白黒のページで基準領域が決まったら、あとは「原稿外枠識別」をOFFにしてカラーページだけ再読込してやればヨサゲ(ページ毎の再読込は、左サイドバーのリストを右クリックすればメニューがあります)。

ASPサービスでログを一元管理できる活動量計HJA-307IT

血液検査で色々と赤信号だった件は前にも書きました。で、まぁ運動したり体重管理したりと取り組んでいる訳ですが、そこで使っているのがオムロンのWellnessLinkというASP型ヘルスサービス。6ヶ月分のロギングは無料で利用できます。このサービス、万歩計&活動量計や体重計、血圧計、睡眠ロガーの記録を統合管理できるんですが、それぞれに対応した機器を使うとデータの自動入力ができます(というかそれらの製品を売るための付帯サービスと考える方が自然でしょうw)。

いずれ対応機器を買うかも知れないと思いつつユーザ作成し、今までは手持ち機器のログデータを手打ちしていました。体組成計は同じオムロンのものがあり、活動量計についてはF-04Bの内蔵歩数計がほぼ同じパラメーターを記録してくれるので。

それでもまぁ一ヶ月ほど続けてみて結構面倒だったのと、活動量計がたまたま立ち寄ってビックカメラでAmazonより安かったのとで衝動買い。おサイフケータイ用サブ端末であるF-04Bのジャイロを切ってバッテリーの保ちも良くなるかなとか。正直ポケットにいれて歩くデバイスが増えるのも躊躇の理由だったりはしたんですが…

てことで、とりあえず活動量計Calori Scan HJA-307ITを導入しました。活動量計と歩数計の違いは、文字通り歩いた歩数以外にも消費カロリーなどを計算してくれたり、徒歩以外の活動についても運動強度(運動の激しさや連続性)を勘案して計測してくれたりするものです。

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データ転送は、写真のUSB通信トレイを使います。正直これはデカいし邪魔です。普通にmicroUSBケーブルとかでつながってくれた方が良いです。例えば長期出張/帰省中にも記録しようと思えば一緒に持ってかなければなりません。しかもMac版ドライバの出来がイマイチなのか、毎回USB端子を抜き差ししないと認識しなかったり。非接触通信にした方が小型化できるとか防水性能をあげやすいとかあったんでしょうかね(ちなみに防水を謳った製品ではありません)。このシリーズはおサイフケータイでも通信できるものもある(この機種は非対応)のでFelicaリーダーでもいけるんじゃね?とWindows+Pasoriで試してみたんですがダメでした。使えればまだあっちの方が小さくてマシだったんですが。実家に起きっぱなしにできるよう買い足すか思案中。今月、同じくWellness Link対応の機器としてねむり時間計なるものが発売されましたが、これ用のトレイがまた型番違うんですよね。活動量計はどちらのトレイでも使えるみたいですが、ねむり時間計がこちらのトレイで使えるかどうか情報がありません。なんだかなぁ、です。基本的にはおサイフAndroidケータイで使うの前提って感じですね(体組成計以外はおサイフガラケーには対応してないっぽい)。

また、このモデルはポケットINタイプ、つまりポケットに肌身離さず入れておかないと計測できない(ストラップでぶら下げるのもNG)タイプなんですが、F-04Bと一緒にズボンのポケットに入れておいたらあっという間にお互いキズだらけになりましたorz。キャリングケースを付属させてほしかったですね。そう頻繁に表示確認や操作するものでもないんだし。これに気付いてからはジーンズのコインポケットに入れるようにしてますがそのうちこぼれ落ちそう。てかそれ以外の綿パンの時とかどうしよう。あと家でトランクス一丁の時にも身につけておきたいw。ちなみにF-04Bの液晶保護フィルムを貼り替えるはめに。保護フィルムに実際にキズがついて貼り替えるの初めてかも(笑)。Android端末に買い換えろってことか?そうなのかっ!?

また最近は自転車移動も増やすように心がけているんですが、やはり自転車の運動については正しくカウントできないようです。結構な距離のってもあまりカウントがのびてない。ズボンの裾とかもってお動く位置に装着できると違うかも知れないですがw。そういう製品ではないので仕方ないですね。個人的には自転車と水泳に対応した製品を希望。

Webサービスのウェルネスリンクでの表示はこんな感じ(クリックで拡大可能)。

wellnesslink

運動の絶対量少なくね?というツッコミはご容赦を。これから徐々にね!

総消費カロリー値が入った4/7からが本機の記録です。それ以前はF-04Bのログを手入力。本機のログだと活動カロリーのグラフが2色にわかれています。白い部分が歩行、水色の部分は生活活動(それ以外の細かな運動カウント)を意味しています。また3段目のグラフも歩行とEx(エクササイズ)歩行が別れています(これはF-04Bでも表示され、手入力可能でした)。このように活動量計は通常の万歩計と違ってその運動(歩行)の質も見極めて内訳を見せてくれるところが違いです。また総消費カロリーについてはおそらくですが基礎代謝量からの推測で何もしてなくても加算されていく印象です。

グラフはこのように3段レイアウトになっていて、表示項目は体組成計のものと含めて自由に変更することができます。また活動量計のログは時間スケールでも表示可能です。

日付のところに吹き出しが出てますが、ここには、その日何をしたか等のメモが書き込めます。

その他、ホーム画面に傾向を分析してアドバイスなどが表示されますが、いまんところさして参考にはなりません。まぁ、自己満足の世界ですね。その日の活動内容を摺り合わせて、「あー、○○モールを一回りするのと、○○駅まで歩くのが同じ位の運動量なのかー」などと分析したりするのは参考になる気がします。ただ、先にも書いたようにそれが自転車での移動と比べてどうなのか、とか評価できないのがちと残念ですね。

自転車用iPhoneホルダー ARKON H0641

運動機会を増やすべく、自転車移動のモチベーションを上げる為、iPhoneを自転車に固定するホルダーをつけることにしました。地図をみたりロガーを使ったりする用です。

自転車ホルダーで一番不安なのは段差などのショックでiPhoneが外れて落ちてしまわないか、という点。Amazon等でレビューをみてるとどの製品もそれなりのリスクはあるようです。iPhone4/S専用でカチっとはまるものもあるんですが、普段ケースをつけて使っているσ(^^)には向かないですし。一番安全なのは袋状のケースに入れるタイプですが、出し入れが面倒なのと透明ビニール越しの視認性や操作感に不満を感じそうで悩ましいところです。

特にコレに決めた根拠があった訳じゃなかったんですが、

  • 動画レビューがついていてしっかりしてそう
  • 左右からパッドではさむタイプより使いやすそう
  • 同じようなホルダーを各種作っている専業っぽいメーカー
  • 同梱パーツ交換によりGalaxy Tabにも対応
  • ブラケットとホルダーが別製品で、ホルダーを交換すればさらに多用な機種に対応

あたりの理由で決めました。アタッチメント式のブラケットGN032-SBHとホルダーSM050-2のセット商品で、最悪、ホルダー部分がイケてなかったら同ブランドの別の固定方式のものを買い直せば簡単に交換できます(右の楽天リンクを開くと、色々なバリエーションが見られます)。逆にブラケット側も車載用など色々ラインナップがあるので、後々使い回しも効きそうです。

またオプションでブラケットとホルダーの間にはさむようにとりつけるゴム紐による固定具もあります。画面にゴム紐が2本かかるので見辛いし使いづらいですが、もし不安そうなら後からこれを買うのもアリかなと。

ともあれ早速つけてみました。ハンドルの太さがやや足りない感じでしたが、ゴム的な素材のシートが付属していてそれを巻き付けてから取り付ければイイカンジになります。滑って回転してしまうのも防ぐ意図があるようです。こちらの固定は全く不安がありません。

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ホルダー側の固定スプリングはそこそこ強くて軽く走ってみた限りでは大丈夫そうです。まぁ大きな段差を勢いよく超えたり、もっと言えば転んだり事故ったりしたらわかりませんが…

あとホルダーをつけるアタッチメントの基台部分はボールジョイントで角度が自由に変わり、ネジで締めることができるんですが、目一杯固く締めても、iPhoneのつけはずしの為にスプリングに力をかけると反力で動いてしまいます。まぁ、それだけスプリングが強いんだと思っておきましょう(^^;)。

また上下2本ずつあるアームは左右に動くんですが、そのまま左右端まで動かすとスポっととれてしまう作りで、なんかそのうち外れてどっかいきそうな匂いがプンプンします。ただiPhoneの場合、上部に電源スイッチがあるので、下の写真のようにアームをズラす必要があったりするので、接着剤などで完全に固定してしまうのもちょっと抵抗あります。

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せっかくなのでGalaxyTabも取り付けてみました。上下どちらかのアーム2本をL字の延長型のものに交換することになります。

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スゴい絵面ですw。まぁ当面使うことはないでしょう。

 

ざっと3kmほど走ってみた感じ、いまのところ外れかかったりする気配もないです。経年劣化でスプリングやアーム部分のパッドが劣化してくるとわかりませんが、その辺りも注意しながら使っていきたいと思います。

最後のVista機、寝室マシンもWindows7、SSD化

現在自宅で現役使用中のマシンで唯一Windows VistaでかつCドライブがHDDだったPCをようやくアップグレードしました。これで全ての休眠機を除けば全WindowsマシンがWindows7になり、そしてSSD化を果たしました。

もともと寝室マシンはプロジェクターにつながっていてベッドで映画みたりゲームしたりする娯楽用で、どちらかといえば互換性重視だったんですが、最近ちょっと動作があやしくなってきたり。折りしも実行した昨日はVistaのメインストリームサポート終了日だったし、還付金も入ったしで。

もともとWDの1TBを分割してゲームなどの容量を食うものをDドライブにインストールしており、Cドライブは40GBでまだ余裕あるレベルだったので、別にSSDを追加してそちらにクリーンインストールすれば、最悪元の環境にも戻せて緩やかな移行ができるじゃね?ってことで。環境移行でこれができるのは気分が楽ですよね。

■今Windows7?いっそIvy Bridgeにするべき?

もう今年の後半にはWindows8が出るかってこの時期になにもWindows7を新規で買わなくても、とも思ったんですが、まぁやっぱりゲーム中心のマシンなので枯れてる方がいいだろうと。Windows8発売日に真っ先にいれるようなマシンではないだろうと。ちなみに今まで多くのマシンはオープンライセンスを買ってアップグレードしてきたんですが、最近これが高止まりしてて、DSPとの価格差が1万円ほどあったので早々に断念。またどうせなら64bitにしたいというのもあったのでクリーンインストールを選択。ちなみに我が家ではリモートデスクトップ接続を多用するのでProfessional以上が必須です。

そして今自作界隈ではIvy Bridgeの話題で持ちきりです。寝室マシンはCore2Duo E6400、DDR2な世代なので、そろそろ刷新もありかなと思ったり。まぁでもSSD化で体感が速くなればもう少し延命できるかもだし、最悪すぐに乗り換えるにしても今回買い物した2点はペアで使い回せるしいっか、と。Sandy Bridge初物に食いついて例のリコールでエラい目(マザー交換)みた反省もあったり(笑)。

■移行は割とスムーズに。簡単なレジストリ情報の移行方法を発見!

さすがに新規インストールなので特にトラブルもなし。ASUSのCommandoという古めのマザーでしたがWindows7/64bitのドライバー類も問題なく入手できました。チップセットドライバは一応Intelからも最新版をもってきて上書きしてみました。HDDを外してセットアップして、ある程度できたところでHDDも接続。前のC,DドライブがD,Eとしてマウントされるので、ドライブレターを変更して旧Dが新環境でもDドライブになるように設定。旧CはVistaのVに仮設定。まぁそのうち消します。

CommandoはSATAが3Gbps世代なのでベンチは省略(やっぱ後の記録の為に測っておきます)。PCIeスロットは空いてるんですが、ケースが小さく電源を干渉してSATA3.0カードとかを挿すのは無理そうorz。

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さて、多くのゲームはレジストリ上にインストールディレクトリのパス情報を保存しており、ドライブレターまで揃えても起動せず「DVDから再インストールしろ」とエラーが出るものが多いです。数が多いし一つ一つ時間がかかる作業なので極力それは避けたい。レジストリを丸ごと.regファイルにエクスポートして新環境に食わせる手もあるけど、使ってないゴミレジストリとかも一緒に移ってしまう。今までは.regファイル(実はテキスト)をMeadow等で開いて検索とキーボードマクロを駆使して不要なものを削ってから食わせたりしてたんですが、これもまた膨大な量だし、見通しも悪く効率が悪い。なんかもっとグラフィカルなエディタはないものかリサーチ。

「レジストリ 編集 比較」とかでググると出てくるのは今起動しているOS上のレジストリをバックアップしたり差分をとったりするものばかりで挫折しかけたんですが、ついに見つけました!PickBack2です。これは稼働中のOSのレジストリ一覧を表示し、必要なものを選択して「追加」していって、最後に単一の.regファイルにエクスポートするというものです。理想は逆に旧環境で全エクスポートしておいたファイルを開いて、インポートするものを選べる、という方が、移し漏れがあった時に旧環境でブートしなおさなくても良いので便利なんですが、まぁそれでもテキストエディタに比べれば雲泥の差です。心辺りのあるゲーム名のレジストリをサクサク選んでいって一括エキスポート、新環境でダブルクリックしてインポート完了です。作者様、ありがとうございましたm(..)m。

更にはユーザフォルダのAppData内も比較して必要そうなものをコピー。新旧の当該フォルダを同時マウントできるとやっぱ楽ですわ。

■64bit化の影響

今まで3GB強しか使用できなてなかったメモリが4GBフルに活用できるようになり、体感以上に気分がいいですw。まだ2スロット空いてるので、さすがに新規にDDR2を買いはしませんが、どこかに余ってたら挿してやろうかな。

もともとほとんど外付けハードをつけていなかったので平気だろうと思ってたんですが、USB DDC/DAC/ヘッドフォンアンプのnano/Vが64bit非対応でした。まぁ、もともとヘッドフォンと光デジタル出力の切換が面倒なVistaで同時出力したくて使っていたようなものなので、アプリを起動しなおさなくても反映されるWindows7ならいっか、と。オンボの光デジタルアウトだとノイズがひどかったんですが、いまんとこ大丈夫そう。ヘッドフォンではまだ聴いてないですが。ダメそうならまた64bit DDCを物色しないとかも。

■SSDをHDDのキャッシュに使う方法ないだろうか?

最近、各社のSSDには、システムをHDDに置いたままSSDを増設しキャッシュとして利用するユーティリティを添付したものがあります。実は今回はこれも検討したんですがWindows7用だったので断念。そもそもキャッシュ対象となるシステムがHDDにあることが前提っぽいので使えるかどうかも微妙。

むしろSSDの空き領域を使ってDドライブであるHDDの高速化を行うようなツールってないですかね。ReadyBoostをCドライブでやっちゃう的な。大作ゲームとかだとロードにやたら時間かかるので上手くSSDの空きを活用できないかなと。SSDの寿命とかキニシナイ。あと動画とかキャッシングされても困るのでフォルダとか指定できると神。追々リサーチしてみようと思います。

2012.04.12追記:

SSDだと再起動も早いのでつい楽しくなってOC頑張っちゃいました。Core2Duo/E6400/2.13GHzが400MHz x8倍で3.2GHzで安定してる感じ。単純なクロックならもう少しいけたんだけど、冷却がおぼつかないらしく、倍率が自動的に6倍に下がって逆に遅くなる上にファンがうるさくてたまらない状態になったので、コア電圧をAUTOではなく定格固定にして、DDR2メモリがちょうど定格の800MHzになるバスクロック400MHzで手を打ちました。エクスペリエンスインデックスはこんな感じに(Windows7だと7.9が満点)。あー、なんかこれでまだしばらく戦えるんじゃないかな?

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その他設定メモ。メモリはSPD設定を解除して5-5-5-18で手動設定。電圧は上記コア電圧以外はすべてAUTO。全く同じ型番のDDR2-800メモリ2Gx2が出てきたので入れれば合計8GBになるけど、ヒートスプレッダーも結構熱くなるので、余計な熱源増やすこともないかと様子見。寝室用として音をこれ以上大きくしたくないので、さらに手を入れるとしたらまず冷却周りを改善しないとだなぁ。水冷とか?ただ、今のCPUヒートシンク、マザーの裏側から固定してるタイプで、しかもこのケースはマザーの付け外したやたら面倒なのであんまりやりたくないかな…

昭和シェルのEasyPayを作ってきました

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昭和シェル石油のスタンドでVisa TouchやQUICPay等の非接触IC型クレジットカード/おサイフケータイの代わりに使えるキーホルダー型のICタグ、Shell EasyPay(以下EasyPay)を作って来ました。

今までσ(^^)はシェルのセルフスタンドではVisa Touchの設定をしたおサイフケータイをかざして給油していました。しかし、クレジットカート系のポストペイ方式の電子マネーは紛失した時に不安があるので暗証番号でロックをかけていました(F-04Bの場合、電子マネーの種別毎にロックするかどうか選べるので、EdyやSuicaといった有限チャージ額のプリペイド系はロック無し、ポストペイはロック有りで運用)。しかも本体操作のロックとICカード部分のロックがあるので4桁数字の暗証番号を2回入力しなければならずちと面倒。またVisa Touchは現時点でAndroidスマートフォンに非対応で、おサイフスマートフォン登場からこれだけ経ってるのに未だ対応する気配がないということはもはや終息方向かなと。

で、EasyPayです。暗証番号ロックがないので紛失したらむしろ危ないじゃないかというツッコミがあるかも知れませんが、不正利用に対して補償サービスが付帯されており、届け出日から遡って60日前~3日後までの最高60万円が帳消しになるのでむしろ安心です。なお年会費、発行料などは無料です。

更に便利な点として、油種(レギュラー/ハイオク/軽油)と給油量(満タン、xxリットルなど)を記憶させておくことができ、毎回タッチパネルで指定しなくても確認ボタンのみで給油開始できるというのがあります。油種2パターンまで記憶させられるようです(つまりハイオク2パターン、というのは無理)。

車のキーと一緒にキーホルダーにでもつけておけばスタンドで車外に出る時に財布もケータイももって出なくて済むのでスマートですね。できればキーヘッドに内蔵してくれたりするともっと素敵なんですが。

 

この手のクレカ代替サービスは申し込みが面倒なんだろうなぁ、と敬遠してたんですが、意外や意外。対応したセルフスタンドでその場で発行してくれました。店員さんいEasyPayを作りたい旨を伝えると店内レジに案内され、紐付けたいクレジットカードと免許証を提示。レジ(発行専用端末?)にクレジットカードを通し決済で使うようなテンキーユニットでクレカの暗証番号を入力。

ちなみに暗証番号を入力する前段階で、「規約に同意ということで1を押して下さい」を画面もなにも見せられずテンキーだけ差し出されて指示されるのはどうかと思いましたw。

で、Felicaリーダーに新品のEasyPayを載せてなにやら操作するとデータが書き込まれて終了。申し込み書の類にペンで何か書くという手間すらなくものの3分ほどで発行完了です。写真の袋に入れて渡されます。中の紙に紛失時のコールセンターの電話番号とタグのID番号的なものが書かれており(写真でみえるバーコードではなく)、保管しておくように言われました。IDはiPhoneにでも転記しておきましょうかね。

タグの形は平べったいネームプレート状で、車のキーと一緒にキーホルダーにつけておいてもさして嵩張る印象はないです。付属のリングはちと無駄にデカいので、なにか別の取り付け方法を考えようと思います。ちなみにExpress(ESSO、モービル、ゼネラル)でもSpeedpassという同種のサービスをしていますが、こちらはスティック形状のようです。