メインマシン、サブモニタ新調

仕事などに使うメインマシンは、DELLの24インチをメインモニタとし、実家で不要になって引き取ってきたSHARPの17′ SXGAをサブにして使ってました。

でサブでは録り貯めたテレビ番組を観ることが多いんですが、そうすっと、ワイド&光沢化した気がムラムラと。今液晶安いですしね。

てことで物色。

  • グレアパネル
  • 16:9 (ないし16:10)
  • 18.5~19インチ程度
  • 応答速度など、動画性能高め

で探してみると、グレア(光沢)が意外と少ない。最初に見つけたのはAcerで最安12,999円というとこ。それよりもう少し高い売価なものの、ヨドバシに在庫があるようだったので速攻ダッシュ。

 一度は店員さんにそれを頼んだものの、待ってる間に隣に展示してあった三菱のRDT204WM-Sに目が止まる。

こちらは、16:10で20インチとやや大きいものの、

  • 簡易キャリブレーション
  • Gray to Gray応答速度が2ms
  • オーバードライブ
  • HDMI
  • Acerよりデザインがシンプルで好み

など目を引くスペック。予算大幅オーバーでしたが、こっちにしてみました。WSXGA+になっていたので、今までのSXGAと比べて縦解像度も落とさずに済んだのは作業スペースとしてはいいですが、やはり動画再生時に上下帯が付くのが微妙。

面白いのは簡易キャリブレーション。添付の写真と同じものがキャリブレーションソフト上にも表示され、同じ見えになるように手作業で調整するというもの。コストをかけずに手軽にキャリブレーション機能を実装してるということで興味津々。プロではないので専用のキャリブレータ―を揃えるほどではないんですが、こういうちょっとした調整ができると嬉しいですよね。

最初、なかなか同じ色にするのは難しかったんですが、OSDで色温度をUSERから5000Kにしてみたらかなり近づけられた気がします(調整後はまたUSERになるワケですが。蛍光灯を昼光色から推奨の昼白色に変えたらより近づくのかな?)。付属ソフトはこのモニタでしか機能しないんですが、こっちを基準にDELLモニタの方も再調整。やっぱり参考基準がハッキリするってだけでいいですね。今までDELLモニタのチューニングはかなり色薄めだったらしく、チューニング後はやや色が濃くて違和感あります。まぁ、無理に揃えることもないんですが、しばらくはこれで使って慣れられれば良しとしましょう。

グレアパネルはやはり反射が気になります。常時ではないですが、やはり動画視聴してて暗いシーンになると、自分や背後が映ってるのが見えてしまいます。実写コンテンツでは鮮やかさの面でメリットはあるんですが、アニメ中心ならノングレアでも良かったかなぁ。

あと、やはりTN液晶なので視野角はそれなり。ちょっと見る角度が変わると色が変化してしまいます。まぁ、一人で真正面から見るだけなので致命的ではないんですけど。

スタンドは左右パンは不可で、高さ調節は足の途中の積み木状のブロックをつけるか外すかでのみ調整可能(3cm)。

OSDの操作性はまずまずですかね。暗い画面で反射が気になってしまう以外は概ね満足しています。

TV番組エンコード効率化

σ(^^)は録画した番組をCMカットしてDivXで圧縮し、補完したりモバイル機器で視聴したりということをよくするのですが、新番組ラッシュのこの季節は、その作業量も増大気味です。

しかも、TMPGEnc 4.0 Express (以下、TE4XP)のバグなのか、GeForceのCUDAドライバのバグなのか、時々、緑一色のフレームが混入する現象が起きていて、発見したら再エンコードという流れになるので、さらに面倒なことに(TE4XPのバッチエンコードツールに履歴は残っているのですが、一覧画面で作業ファイル名が表示されていないというユーザビリティ上の問題を抱えており、同じエンコードをやりなおすにも探すのが非常に面倒)。

そこで、少し作業手順を見直してみました。

■CMカット編集の効率化(1)

 これは結構前からやっているのですがついでにご紹介。

 TE4XPはPageUp/Downなどのキーにフレーム移動のショートカットを割り当てることができます。ほとんどのCMが15秒単位で制作されていることに着目し、PageUp/Downに秒数指定移動を割り当てます。ウチでは、PageUp/Downに30秒移動、Ctrl+PageUp/Downに15秒移動を割り付けています。30秒単位で移動し、CMが奇数本で行き過ぎたらCtrlを押して15秒戻る、という感じです。

 さらに、それをマウス(ウチではトラックボール)から手を離さないで実行できるよう、キーストロークを余剰ボタンに割り付けました。

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戻るボタンへはPageUpではなく、中クリックを割り付けてあります。これは、TE4XPでは、「直近のシーン境界へ移動」になります。「進む」ボタンでサムネイルバーにCM境界が見える位置までおおまかなに移動しておいて、最後に中クリックをすると、自動的にシーン境界(絵がガラっと変化する点)に移動してくれます。

これで、左手をCtrlキーがいつでも押せる位置に保持しておくと、ほとんど手を動かさずにCMカット作業ができるようになります。

■CMカット編集の効率化(2)

ここからが今期始めた取り組みです。

上記の設定では、行き過ぎた時にはPageUpで戻るためにキーボードに手を移動しなければなりません。更に別の余剰ボタンに割り付けてもいいのですが、ウチでは別のアプローチをとりました。

番組毎にCMの長さと挿入場所は一定なので、そのプロファイルをExcelに書き出したんです。30秒を1として、2分のCMなら「4」と記入しておき、30秒進むショートカットを4回叩くというルールです。45秒なら、「1.5」で、.5の時はCtrlを抑える、という感じですね。15秒を1としてもいいんですが、個人的にはあまり打鍵数を増やすよりもこの方が楽な気がしています。

ついでにフィルタやエンコーディングのパラメーターも一元管理できて、「この番組はいつもどういう設定でエンコしてたっけ?」ということに悩まなくてよくなるメリットもあります(フィルタやエンコード設定は代表的なものをテンプレート化してすぐに適用できるようにしてあります)。

■CMカット作業はTME3で

次に、これはまだ確定ではないんですが、CMカット作業をTMPGEnc MPEG Editor 3(以下、TME3)でやっておく、というトライアルをしています。

 同じ作業はTE4XP1本で完結できるのに、わざわざ別ツールを利用する理由は、

  • TME3の方が、カット編集画面のレスポンスが良い
  • 音ズレしにくい(らしい)
  • TE4XPでエラーになるファイルでも読み込める確率が高い(らしい)
  • 再エンコ前の生MPEG2ファイルをCMカット済み状態で保存できる

という辺りです。

 緑フレーム問題が解決しない限り、NASの容量が許す限りソースファイルを保管しておきたいのですが、その際、CMだけでもカットした状態で保存できれば多少なりともスペースの節約になるし、再エンコード時に履歴が見つからなくてもCMカット作業をやり直さずに済みます。

 また、音ズレはよく200ms程度ズレて(主に1280x710pエンコの時な気がするが100%ではない)、VirtualDubModでエンコード後のAVIを食わせて音ズレ修正をしたりするのですが、それが無くなるならいいかなと。これはしばらく使っていて発生率を眺めてみないと効果の程はわかりませんが。

 

 とまぁ、こういった工夫で多少なりとも日々の作業を効率化しようと試みています。また進捗があれば書きたいと思います。この他にもオススメのノウハウなどあれば教えて下さい。

同日追記:

と、書いた矢先に、TE4XPで緑画面問題対策をしたというアップデートがでましたね。とりあえず緑問題が解決してくれるといいなぁ。

無線LANアクセスポイントのACアダプタ逝く

ふと気付くと、自宅の11b/g用のアクセスポイントが沈黙していました。調べてみるとどうもACアダプタから電圧が出てないっぽい。 スペックを調べてみると、電圧5Vで、見慣れたサイズのプラグなので、もしかしてアレがいけるかなぁ、と思って試したらビンゴ。

PSPやZERO3、EM-ONEなどで使われている規格でした。ただ、IO-DATA純正のアダプタは出力が2,000mAと高め。手近にあったケータイ用でよくある正方形の小さなアダプタでは容量不足であることがわかりました。

ということで、PSP用などとして売られていて2,000mA(=2A)以上のものを物色。SONY純正PSP付属のPSP-100は要求を満たすことがわかりましたが、3,000円強とちと高い。互換品はネットでスペックがわからず、結局ヨドバシでサイバーガジェット製のCYBER ACアダプタ(CY-ACPP-BK)という製品が同じ容量をもっていて、2,000円弱で買えることを確認。ゲットしました。今のところ問題なく動いています(チャレンジする方は自己責任で…)。

本当はこのアクセスポイント、PoE給電に対応しているので、この際PoEにチャレンジしてみるかとも思ったんですが、残念ながらIO-DATAからでていた給電アダプタはいつのまにか生産終了。どこにも売ってませんでした。さすがにPoE対応ハブに買い換えるのは大袈裟になるので今回は断念。

ボンボンBOSE ON-EAR Headphones

BOSEの丸っこく磨いたような独特の低音に浸りたくて、ヘッドフォンを物色。In-EarかOn-Earか迷ったんですが、On-Earをチョイスしました。

音質の傾向は似ていて、In-earでもよくあのサイズでと思うような低音が鳴るんですが、なんちゃってカナルなので遮音性が低く、外出先での使用に向かないなと思ったのが主な理由。価格的には倍違うので悩んだんですけどね…

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憧れのQuiet-Comfort 3のような低反発クッションを耳の上に置くような形状。プアマンズQC3といったら怒られるかなw。

変わっているのはケーブルが長短二種類付属してるんですが、そのヘッドフォン側が短くとびでたプラグ形状になっている点。ついムラムラっと新型iPod shuffleを買ってぶら下げてみたくなります(^^;)。

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こちらは折りたたんだ(?)状態。それなりにフラットになるので、鞄のサイドポケットなどに入れるにもヨサゲ。電車で打ち合わせに行った時なんかに、外から見えないように収納できるのって大事だったり。一緒に写ってるのはショートケーブル。

耳を押さえつける形になるので、さすがにあまり長時間使ってると耳が痛くなってきます。耳への当て方もあるのかな?少し試行錯誤してみます。アームのノッチがもう左右1段階ずつ伸びてくれるといいなぁという感じ。そういう意味では、自宅の静かな環境で使うのにはIn-Earでもいいかも。自宅でならスピーカーで鳴らすのが一番楽ではありますが、BOSEの音をスピーカーで鳴らそうと思うと高いですしね(^^;)。M3とか。

音質はBOSEぽい、というほどBOSEを知らないんですがw、独特の低音感です。ボンボン来るんだけど決して不快に割れたりしない艶っぽいというか高級っぽい音質。ベースがボンボン鳴るような楽曲だとホントに合いますね。コンバスまでいかなくてもチェロとかでもなんか違うなー、って感じます。全域で見れば原音に忠実ということではむしろないんでしょうけど、まったりカフェで読書なんて雰囲気で使いたくなります。実は、最初に店頭で試聴してビビっと来た時には、iPod側のEQでTreble ReducerとかBass Boosterにすればよくね?と思って買わずに我慢して帰ったんですが、やっぱ違うよなぁ、ってことで買ってしまったワケです。

手近な音源だと、「Pure -AQUAPLUS LEGEND OF ACOUSTICS-」なんかは全般的にしっくり来ます。これ、SACD版も持ってるから、たまにはPS3に(AVアンプ経由で)ヘッドフォンつないでじっくり聴いてみようっかな。

『水平線まで何マイル?』

去年の夏に出た作品ですが、寡聞にして見逃していました。Akibaブログさんで続編である「すまいるCubic!」の記事を読んで絵が好みだったので調べてみたところ、こちらが1作目ということだったので速攻ゲト。「すまいる~」も予約。

詳細は公式サイトをご覧ください。ざっくり言うと部活で軽飛行機作ってコンテストに出るお話です。体裁はエロゲーですが、そういうシーンは各ルートED後に1回きりとオマケ程度。後々コンシューマー機に移植する気満々って雰囲気を感じます。

初回限定版が店頭でもAmazonでもまだ普通に買えるってことは、あんまり売れてないんでしょうか?まだ途中ですが個人的にはかなりヒットです。

■絵が良い

このゲーム、起動してみて驚いたのは、ワイドアスペクトだったこと。この手のゲームでは初めて遭遇しました。寝室ゲームマシンは720pプロジェクター表示なので、スクリーンいっぱいに広がるグラフィックは圧巻。特に本作は海や空などの描写が重要になってくるので、ワイド制作なのも頷けます。逆に4:3画面でプレイする人はやや切ないでしょうが、ハード的にはもうワイド化の流れは止められないので、そろそろこういう動きが加速していってもいいんじゃないかと思います。

キャラ絵も塗りがCGぽくない良い質感でどのカットもキャプチャーして壁紙にしても耐えるクオリティだと思います。

■声が良い

声優陣も強力です。この業界の慣例で、エロゲー出演時は別名を使ってますが、最近のアニメで良く耳にする人達が勢揃いです。慣例を尊重して表の芸名は伏せますがw、例えば主人公の友人キャラ実(みのる)君は、まさにそんなカンジの声です(笑)。ただし、キャラはどちらかというとクール系。

そして、飛行機作りやパイロット指導をしてくれるコーチ役(通称“教官”)はもちろんあのお方。コーチつったらあの人しかいません。ちなみにサングラスして杖ついてます。努力と根性という言葉を良く口にします。途中、某「科学講座」ばりのデフォルメキャラによる用語解説コーナーもあったり。

生徒会長キャラは名前もヒナちゃん(日向)なので、あの人かなと思ったんですが、よく聞くと別の人でした(こちらも有名どこ)。頭なでなでが好きな後輩キャラも某作品で生徒会長キャラをしてたあの人ですね。調べるまで気づけませんでしたが、この人も大好きだー!

■シナリオが良い

パッケージを開けてまず開いてみた付録冊子ですが、この物語の舞台となる町のガイドブックになっています。町の沿革や地形などが具体的に書かれてます。こういう舞台設定を丁寧に作り込んである作品は好感が持てます。

2ルート終わったところですが、特に大泣きをするようなドラマチックな展開はないものの、普通に学生自体の部活動風景が爽やかで懐かしい。「遥かに仰ぎ、麗しの」に近いノリでしょうか(あれも飛行機作るルートありましたね)。

各キャラも突飛な特徴は備えていませんが、定番的な萌えどころは押さえてあり、ニヤニヤしどころは多いです。特に、後輩キャラが頭撫でられ好きなところは、マルチ@ToHeartで属性開発済みの人にはたまりませんw。

■UIの作りも丁寧

一応ユーザビリティについても(世界広しといえど、ギャルゲ、エロゲのユーザビリティを真面目に評価してるブログは珍しいのかなぁw。あんまり他を見ないからわかりませんが…)

さて、本作ですが、基本はしっかりとしておりゲーム進行上の妨げやストレスになるようなことはありません。Ctrlキーでのメッセージ早送りは、設定で未読のみにしてても関係なく強制早送りになります。これが地味に便利。基本(スキップモード時は)未読部分では止まって欲しい一方、あえて早送りしたい時もあったりで、設定変更無しで使い分けられるのは良いです。

目新しいのは用語集が用意されており、文章中の単語からハイパーリンクで参照できる点でしょうか。軽飛行機製作というやや特殊な分野を扱ってるだけに親切と言えます。ただ、バックログの中ではリンクが機能しないのが惜しいです。何度か通り過ぎてしまって参照できなかったことがありました。

その他、バックログ画面のスクロールバーのノッチが飛行機の形をしているなど、全体に作り込みは丁寧です。「ラダー部分の動作チェック」のシーンで、画面端に尾翼部分の3Dモデリングっぽいイラストが出て、ラダーがアニメーションして動くとこなんてことまでしてくれます。「おー、動いた動いた!」って台詞に合わせて実際にフラップがパタパタ動いたりすると、こっちも「おー、動いた動いた!」って思っちゃいますよね。

 

全体にコンシューマー移植レディな作りなので、是非Xbox360版CLANNADのように、ハイビジョン&サラウンド版をリリースして欲しいと思います。海や格納庫(体育館)など音響的に凝り甲斐のあるシーンも多いでしょうし。