[3Dプリント] Panasonic TZ系食洗機の開ボタンを押しやすくするハック

我が家の食洗機はPanasonicのNP-TZ300です。

この系統のモデルは(TZ100/200/300)はドアパネルにタッチセンサーがついていて、点々模様のところを長押し(長タッチ)するとドアが開きます(現行のTZ500では物理ボタン式に変更されています)。

自分はまぁそんなもんかと納得して使っていますが、同居人はこれが面倒でやってられないのだそう。その2,3秒が待ってられないこともあれば、そもそも反応しないこともあるといいます。

で、この機種にはタッチパネル故障時などのバックアップの意味合いでドアの両サイドに「強制開ボタン」というのがついています。

説明書引用

このボタンを5mmほど押し込むことでもドアが開きます。位置的には悪くないですが、内部のロックを外す機構があるので結構強く押し込む必要があります。説明書にあるとおり爪が長い/付け爪の方なんかは気を遣うでしょう。

注意:本来は非常時の“強制”開ボタンなので、常用には向きません。本来のタッチによる操作であれば事前に温水を止める動作も働きますが、強制開ボタンだとその反応も一瞬遅れる可能性がある(止まりはする)ので、普段使いは自己責任でお願いします。洗浄中に開ける時は予め一時停止操作をしてからに。

■今回の指示: ドア強制開ボタンを押しやすくしろ!

ということで今回のお題はこのドア強制開ボタンをもっと簡単に押しやすくせよ、というものです。

当初、こんな感じでボタン自体を押し出す形のパーツを作りました。表面が指に馴染むよう慣れないフォームモデリングを駆使して曲面造形にしたりもしました。

しかし「違う違う!そうじゃ、そうじゃない~♪」とバッサリ。

もっと押せる部分の面積を大きくせよと。「キノコみたいにすればいい」と。

しかしこれでは元ボタンとの接着面は狭いままなので、横から力がかかると“てこの原理”で簡単にポキっと取れてしまうことは想像に難くありません。バラして元の部品と入れ替えたりガッチリ固定するならまだしも、非破壊でボタン表面に両面テープで貼るだけの想定だと厳しいでしょう。

で、考えたのは、余計な方向の力をブロックするベース部品の追加です。

両面テープで止めるのは緑の部分のみ。円柱はパーツ同士のガタツキ防止の補助でメインの角柱より絶妙に短い(抜けないし底付きもしない範囲)。

張り付けはとりあえず手持ちのナイスタック強力タイプ。

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長期的なことを考えると防水性のある両面テープが理想かも知れません。且つあまり厚みやクッション性がない方が良いのでこの辺りでしょうか。

とりつけた様子がこちら。シルバーのシルクフィラメントを使ったら色もまぁまぁ馴染みました。

結果は大好評。手のひらやグーパンで雑に押しても一発でドアが開きます。タッチの2,3秒待ちもなくコンマ何秒で開くので、なんなら自分もこっち使おうかなと思うくらい。

注意:本来は非常時の“強制”開ボタンなので、常用には向きません。本来のタッチによる操作であれば事前に温水を止める動作も働きますが、強制開ボタンだとその反応も一瞬遅れる可能性がある(止まりはする)ので、普段使いは自己責任でお願いします。洗浄中に開ける時は予め一時停止操作をしてからに。

「絶対ニーズあるから売れ!」と言われます。どうかなぁ。そもそもこの強制開ボタンの存在すら知らない人も結構いるような?まぁでも一応BOOTHにでも出しておきます。もし欲しいという方がいればそちらでご購入いただくか、BOOTH(Pixiv)アカウントもってないという方はコメントでお知らせください(直接購入の場合送付先住所をお知らせいただく形になります)。

TZ300以外の機種での動作確認は取れていませんが、ボタンのサイズが同じならおそらく使える気がします。ざっと説明書みるとTZ100/200/300は強制開ボタンの記載もあり大丈夫そう。現行のTZ500はタッチパネルが廃止されてドアの物理ボタンで開くのでそもそも当てはまらないされた?

ASSA ABLOY製シリンダのドアにSesameを取り付けるキット Sesame 5 Pro編

当ブログの3Dプリント品頒布で一番人気なのがASSA ABLOY製のドアサムターンにスマートロックのSesameを取り付けるための諸々パーツです。

なんだかんだ月イチくらいでお問い合わせをいただきます。このドアというかサムターンはちょっと特殊で360°以上クルクル回転するので、360°までしか対応していないSesameシリーズを普通に設置すると手回しした時にSesameのサムターン角度検出とズレが発生して、次にモーターでサムターンを回した時に正しい位置に戻せなくなり、結果として施錠/解錠に失敗します。

そこで当ブログでは3Dプリンターを使って回転範囲を限定するリミッター(旧称ストッパー)を作成。同じ悩みをお持ちの方にもお分けさせていただいています。

またこの海外のマニアックなサムターンはたいてい木製と重厚なドアとセットになっており、両面テープやネジ止めするのが憚られるということで、サムターン固定ネジと共締めすることでドアに恒久的ダメージを与えずにSesameを設置するバックプレートやサムターンアダプタも人気です。サムターンアダプタはCandyHouse公式でも数百円でセミオーダーしてもらえますが、以前見せていただいた感じだと割と必要最低限のシンプルな形状で、当ブログ製作のものの方がガッチリ三次元形状に沿って固定できるのでご好評いただいています。詳細は上記ポストをご覧ください。

さて、このパーツシリーズは我が家で使用しているSesame 5用に製作しています。Sesame 4以前だと厚み(奥行き)が違うので使用できるかは未検証です(元々はSesame 3用だったので基本は同じのはずですが)。またかなり形状が違う北欧向けモデルも一度相談を受けてモデルまでは作ってあります。そして今回ついに上位モデルのSesame 5 Proをお使いの方からお問い合わせいただきました。「もしかしたらそのうち来るかもなー」と思っていたんですがついにという感じです。Sesame 5 Proはブラシレスモーターで耐久性が上がり、動作音も静かになっている上位モデルで、形状はSesame 5無印とかかなり違います。自分でもちょっと気になってはいたもののわざわざ買い換えるには至っていませんでした。

しかし要望があるならいっちょ本気だしてやったるか!ということで実機を購入。なんとか完成したのが以下になります。

■目次

■サムターンアダプター

Sesame5用と共通で流用可能でした。

■固定用バックプレート

ASSAアブロイのサムターンがついたドアは木製だと思うので、粘着テープでSesameを貼り付けたくない方も多いと思います。そこでサムターンのプレートの下に共締めする形でドアへの恒久的ダメージを残さずに設置するためのツールです。賃貸でも安心!

机上で設計した当初、こんな形をしていましたが、致命的な間違いを犯していました。

固定用バックプレート 取付方向別4パターン

スリムになったSesame 5 Proの幅にあわせて全体を縮小していたのですが、ASSAサムターンの円形プレートサイズは変わらないので、↓こうなるのが正しいですね。

「ASSA」ロゴ刻印ありパターンは、3つの穴位置と四角径部分が3.5mm下がる形になります。

バッテリー下と右、またサムターンのプレートに「ASSA」の刻印があるタイプは我が家では直接検証できていないので、一発で付かないかもですが「何度か試行錯誤にお付き合いしてでも欲しい」という方がいらっしゃればコメント欄にてお問い合わせいただければと思います。

バッテリー左と上パターンの設定写真がこちら。

バッテリー左設置
バッテリー下設置

■回転リミッター

デザインのお好みではなく、実際の施錠、解錠がカチっと動作する回転範囲と、本体取り付け向きの絡みで選択になります。更に針の角度や太さをカスタムする必要がある場合もありますので、お手元のドアでの動作状況をお伺いしてコンサル/カスタムさせていただく形になります。

こちらも机上設計時点よりも針を小さくするなどの微調整を行いました。

回転リミッター a. 側面取り付けタイプ
回転リミッター b.手前面取り付けタイプ
回転リミッター c. サムターン側取り付けタイプ

回転リミッター d. 180°以上回転タイプ[NEW]

a./b./c.タイプは三角形の針を差し込んでいる都合上、その太さの分だけ回転範囲が狭まります。例えば、解錠からキッチリ180°回さないと施錠されないようなケースでは角度が足りなくなってしまいます。これまでご相談いただいたケースでは、写真のようにデッドボルトがフック型をしているタイプだと通常より大きく回す必要があるようでした。

フック型デッドボルトの例

そういうケースのドアに対応したのがd.タイプです。

ツマミ部分にキャップとして被せて片側だけ本体外周から飛び出す形で伸ばすカバー部品Aと、サイド面にピンを生やしてその突出部分を止めるパーツBx2点で構成されています。

この「片側だけ飛び出す」のがポイントで、写真でいうと左側は干渉して回転を止められますが、飛び出していない右側は素通りできます。パーツBの貼り付け位置で微調整可能ですが、右のパーツBをもう少し下に下げれば、3時から9時の180°範囲だけ動く形にできるというわけです。

実際にはもっと違った範囲でピンを出す必要があって、こちらも手前面や上側に貼り付けるBパーツ亜種が必要になるかも知れませんが、現状ご相談いただいたケースではこれでバッチリだったそうです。

実機で精密に採寸できたおかげで、接着不要な位ピッタリ固定できる精度が実現しました。なおカバー部品Aは強度を保つために1mm厚にしているので、標準のツマミに比べてトータルで2mm太くなります。バリエーションとして、こういう奥側のみで手前側はオリジナル状態の開放型キャップもアリかなと思っています。ご希望があればお知らせください。

2025.5.26追記:

「1秒以内に180°以上を回すとSesameが現在角度を誤認識する」仕様だと判明したので、考察記事を書きました。

注意:物理鍵との併用について

本リミッターをご利用の方からのご指摘で気付いたんですが、物理鍵とリミッター付きSesameを併用すると問題が起きる場合あります。ASSAのサムターンは物理鍵の鍵穴と内側のサムターンが独立して回転する機構のため、鍵穴側で回すことでSesameで設定した施錠位置、解錠位置でデッドボルトが動作しない状態に陥るのです。リミッターがない状態ならグルグル回していればそのうちデッドボルト動作位置に来るんですが、リミッターがあることでそこまで回せなくなる、ということです。逆(Sesame使った後に物理鍵)はたぶん大丈夫だと思うのですが、まだ完全に解析ができていません。これは現状で本リミッターを使う上での制約となりますのでご承知おきくださいませ。物理鍵は非常用と割りきって普段は使わないということであれば実用上の問題はほぼないと思いますが、どうしてもSesameに馴染めず物理鍵にこだわるご家族がいらっしゃると厳しいかも知れません。

■動作確認は念入りに、物理鍵の所持も推奨

モノが家の鍵だけに、動作や固定の確認は慎重に行ってください。外出中に外れてしまって解錠できなくなったりする恐れもあるのでバックアップ手段として物理鍵を携行したりどこか宅外の安全な場所に保管しておくことを強く推奨します。

あくまで個人の趣味レベルの制作物なのでご利用は自己責任でお願いいたします

■頒布情報

もろもろご希望の方は問い合わせ&概算見積フォームからお問い合わせください。おわかりの範囲で記入していただいて送信いただければと思います。

[3Dプリント] Kirkland(Costco)パテキャットフード用のキャップを作成

我が家の猫は偏食でキャットフード(ウェット)を選びます。洋猫なせいか魚系よりは肉系(チキン)が好き。ただし肉の粒は残しがち。なので今のところパテタイプのものを選ぶようにしています。ただ最近はサーモンと名のつくフレーバーがちょっとお気に入りっぽい。

パテタイプのウェットフードってあんまりなくて、そこら辺で売っているものだとモンプチの缶詰の一部(テリーヌ仕立て)とカルカンのパウチの「やわらかパテ」シリーズくらいじゃないでしょうか。

モンプチは少し前に3缶パックが廃盤(?)になってしまい、ちょっと種類が減ったり割高になってしまい、最近はカルカンのやわらかパテを箱買いしてます。でもまぁ同じのばっか連続で出すと食べなかったりで日々味変ローテに苦労しています。

そんな折り先日コストコを訪れるとこちらのカークランドシグネチャー パテ キャットフードを発見。ちなみにカークランドはコストコのプライベートブランドですね。

チキン、ターキー、サーモンと我が家で比較的人気なフレーバーで、15個ずつ45個セット。もし気に入らなかったらと思うとリスクが高いボリュームですがコストコなので仕方なし。一縷の望みで購入してみました。

結果としてはまぁまぁ食べるけどカルカンほどでもないかな?という位。また継続的に与えると飽きなども来るかも知れません。とりあえず1回で食べきらないことが多いので、半量ずつあげることのしました。そんな時困ったのがこの特殊な6角形形状です。普通の丸い缶詰ならこういうキャップがあるんですが、この形はちょっと見付かりそうにありません。

ただ形状としてはそこまで複雑でもないので3Dプリンターで自作することにしました。素材(フィラメント)はちょうど先日買ったばかりのTPU95Aがあったので使用。スマホケースとかに使われるグニっと曲がる柔らかさの素材です。

できあがりはこちら。下側に縁(へり)を設けてしっかりとはまるようにしました。95Aという固さもちょうど良かったです。

アルミかなにかの力を入れるとぐにゃりと変形する容器なので、1つ1つ歪みがあったりですが、先端(上)側から縁に差し込むように入れていけばピタっとはまる感じ。

一般に3Dプリント品は積層(レイヤー)痕にカスが残って不衛生になりやすいので食器などへの利用は向かないとされます。またこのフィラメント自体も食品グレードの認証をとったものではありません。使用は自己責任ということにはなりますが、直接フードに触れるわけでなくあくまでフタとしてなのできちんと清潔に保っていればいいかなと。その面で心配だったのが食洗機通せるか、だったのですが、試しに1回洗ってみた限りでは大丈夫でした。何度か通してみて観察してみようと思います。食洗機でしっかり洗えないなら使わない方が無難かもと思っています。

オマケ

[3Dプリント] DIY家具の綺麗に作るための治具

前記事で洗濯乾燥機の修理に来てもらったことを書きました。

その際、洗濯機と洗面台の間にピッタリサイズの自作棚が湿気でボロボロになっていたのを一新することに。写真がその完成品ですが、この記事の主旨はその過程で製作した3Dプリント治具についてです。

前回かなりやっつけでフル木工で作り、未塗装だったこともあり段々変形したり固定が緩んだりしてきてしまいました。今回はコンセプトとして、

  • 棚板には防水防腐処理をする
  • 支柱はアルミパイプを使う
  • ジョイントは3Dプリンターで自作し、きっちり水平/垂直/直角を出す

という点を挙げました。こうした家具は「真っ直ぐカット」「真っ直ぐ接合」が肝です。

そこで、3Dプリンターでジョイントパーツを作るだけでなく、アルミパイプをいかに長さを揃え、切断面も水平真っ平らにカットするかを検討。以下のようなサポート治具を作ってみました。

まず切断するの面の反対側にこういうパーツをつけます。しっかり奥の同じ位置まで刺さっていることを確認できるよう三角窓も設けました。

そして切断側はこんな感じ。ベースは同じですが穴が貫通しており任意の位置に固定でき、またノコギリを当てやすいようお皿を追加しています。このお皿に刃を当てながらギコギコすることで綺麗に切れるんじゃないかという仮説です。

なお今回購入したノコギリはこちら。

ピラニア・ツール ピラニアII鋸 PS-1

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説明書に金属カット時にはシリコンやオイルをつけるべし、とあったので、適当なシリコンスプレーを吹きかけながらカットしました。

結果がこちら。なかなかのものじゃないですか?ちなみに途中で位置がズレてこないようにマステでグルグル巻いて固定しています。

予期してなかった副次効果として、丸パイプが仮想角棒になることで、台に押さえつけて固定するのがめちゃくちゃ楽になりました。丸パイプのままだと転がって動いてしまうんですよね。

結果として長さも切断面もいい感じのパイプが完成しました。

反省点としては、割とギチギチに作ったので抜き差しが大変だった点。4本を密着させすぎたかも。隙間に指を入れずらくて大変。しかもシリコンスプレー塗ってて滑るし。差し込みもしやすいよう丸穴にテーパー(傾斜)つけても良かったかも。あと4本同時に位置決めして挿すのは大変なので、1本ずつ微妙に高さをズラすといいかなとも。

洗濯乾燥機(VX9600L)がH59エラーで乾燥用ファンのモータ交換

2015年に購入したPanasonicの洗濯乾燥機NA-VX9600Lが最近乾燥時に異音というか動作音の音量が大きくなってきていました。もともと新品の時に新幹線みたいな音するなという感想でしたが、EVのモーター音を耳障りにしたような感じ。ちょっと木造住宅で深夜に運転するのは厳しいかな?くらいの音量。

そうこうしているうちについにH59というエラーで停止するように。

Panasonic公式サポートページで調べてみると

H59

乾燥用ファンのモータが不具合を起こしている可能性があります。点検・修理が必要です。
お買い上げの販売店、またはパナソニック修理ご相談窓口に点検・修理をご依頼ください。

とのこと。これは無理して騙し騙し使わない方が良さそうなヤツ…

この洗濯乾燥機はちょいちょい調子悪くなってヒートポンプ清掃、ヒートポンス交換、給水弁交換などネットを調べて色々DIYリペアをしてきた経緯が。

今回も部品を取り寄せてDIY交換しようかとも思ったんですが、ちょっと位置が悪い。ちょうど上の給水弁交換記事のサムネの右上に映っている白いボックスが乾燥ファンケースユニットです。つまり背面側からネジ止めされているので、背面にアクセスできないと作業が難しそう。ウチは脱衣所が狭い上に洗濯パンの上にのっているので、パンの縁を乗り越えて洗濯機を手前に引き出し、自分が背面に入り込むのは至難の業。男手ひとつではかなり厳しそう。

そこで思い出したのがこんな時に備えて加入していた東電の家電修理サービスです。月額450円で対象家電(買った場所は問わない)の修理を50万円までしてくれます(修理代を請求するタイプではなく、家電修理自体をここに依頼するとタダになる方式)。洗濯機は購入から10年以内のもの。この洗濯機は当時ネットで在庫が見つけられず店舗に電話して在庫確保して現金で購入したものなので、電子的な履歴(メールやサイトの購入履歴)がなく、当然紙的なものもなし。ただ発売が2015年秋のモデルなのでギリギリいける!このまま一度も利用しなければ月額費用の1年以上払ってきた意味を喪失する(冷蔵庫とかはほぼ壊れないし)ので、一度は使っとこうとなりました。散らかってる部屋に人をあげるのには抵抗あったんですが…

てことで2/17にTEPCOの窓口に電話(色々口頭確認しないとトラブルの元なんだろうけど今時電話かぁ…)。故障の症状(正確な発生日時を求められるも、異音なんて徐々に大きくなるものなので厳密にいつから等とはいえずすれ違うなど)、購入年月日などを聞かれる。正確な証明書類はないけど、発売から10年経ってないです、と伝えると、「最終的には現場でスタッフが確認して判断になります」とのこと。後日修理担当から電話が行きますと(また電話か…)。

ちなみにその電話と切った後Facebookを開いたら、「9年前の今日」として2016年2月17に「新しい洗濯機が届いた」って投稿が出てきました。そんな偶然あるw??

購入日がきっかり9年前のこの日だった偶然

翌日Panasonicの修理センターから電話が入り、最短でいけるのは20日ということでその日に午後希望でアポイント完了。

■修理当日

当日午前中に電話かかってきて「12~14時に伺います」と。男性二人で来訪。前現場が二人必要なところだったのでたまたまだそうで、結果的に洗濯機動かすのが大変だったので良かったと言っていました。

電源を落としてあったのでエラー画面は消えてましたが、サービスマンモード的な画面を呼び出して確認。なんと9年で洗濯5,000回、乾燥6,000回実行していて、通常想定の倍くらいの使用量で、クルマでいうと25万km走った車体みたいなもの、と言われましたw。洗濯より乾燥が多いのは、生乾きで追加乾燥していたからかな?単純計算で1日に1.5~1.6回くらい回してることになりますかね。むしろ思ったより少ないかも。

「これだけ使ってると直してもまたすぐ不具合が出る可能性も高いですけど」と言われたけど、TEPCOの保障経由の修理だと気付いて「あぁそれならいいですね」と。

二人いるだけあって交換はサクサク進んで1時間程度で。交換したファンモーターを触らせてもらったらもう軸がガチガチでほとんど回らない状態でした(写真撮り忘れ)。

■まとめ

購入10年で社外保障サービスも対象から外れる直前で幸いにも無償で修理が受けられました。ちなみに交換したパーツが1.8万円くらいで、それに工賃がかかるので3万とかしてたかも知れません。450円x24ヶ月入ってたとしても1万円くらいなので一発で回収できたことになります。入っててよかったTEPCOの家電修理サービス。みなさんも是非検討してみてください。東電契約者でなくても加入できますよ!

2025.4.25追記:

保険会社(?)である東京電力エナジーパートナーから明細が届きました。修理費用は22,757円だったようです。