遥かに仰ぎ、麗しの

 “かにしの”こと『遥かに仰ぎ、麗しの』をコンプしました。

 全然予備知識無しで、ヨドバシで見かけて衝動買い。去年秋のタイトルなんですね。

 結果としては当たりでした。シナリオが良かったです。主人公は新任歴史教師。色々と複雑な事情で僻地に幽閉された超お嬢様学校の生徒達とコミュニケーションしていくストーリーなんですが、なんか妙に臨場感があって、本当に教師になったような充実感がありました。こんな触れあいができるなら教師という職業もいいなとか思っちゃったり。てかとても新任教師とは思えない出来た野郎ですよ。>主人公

 自身が親に捨てられたという過去をもつため、自分は絶対生徒を見捨てない。同時にそれが他人を心底信用できないトラウマでもあり、後半は学生達が慕ってくれてるのに踏み出せない、という展開が多い印象。このあたりの個人的な共感度が高かったのでもハマった理由ですかね(別にσ(^^)は捨て子ではないですが…)。

 あと、各シナリオの中で、サブ課題、というか学生とのコミュニケーションの部分以外に、毎日放課後にこっそり(あるいは特定の学生と)ラジコン飛行機を作る、裏山で見つけた朽ちた倉庫にあった戦闘機をレストアして飛ばす、とかその奥にある戦時の地下秘密基地を探検するとかいう展開が無闇にワクワクしました。いいなぁ、こういう楽しげな活動をしたいですよ。

 お気に入りシナリオは美綺(みさき)、殿子(とのこ)、栖香(すみか)、梓乃(しの)ルートかな(ほとんどじゃん)。キャラ的には栖香、あとサブヒロインだけど奏(かなで)。てか名前難しすぎ。ルートのないサブキャラもいい味だしてるのが多いです。追加シナリオ集とか出ないですかね。

 そしてBGMがまた素晴らしい。ピアノやアコースティックギターなどが中心の綺麗なメロディが多い。サントラ出てないかなと調べてたら、初回限定版にバンドルだったらしい。σ(^^)が買ったのは通常版。仕方ないのでヤフオクで初回版もゲットしました。手持ちが2本になってしまった…

P.S.

 今回、特に臨場感、没入感が強かった印象ですが、やはりこういう感覚って小説や映画では体感できないんですよね。どうしても第三者的な視点になる。たとえ一人称視点の小説でもこういうインパクトを感じたことないなぁ。だからゲームはやめられないのですよね。

「遥かに仰ぎ、麗しの」への2件のフィードバック

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