PZ-72 | PZ-71 |
新しいモノ好きなσ(^^)がそのうち付けようと思っていたドライブレコーダーですが、どこの製品もとても目に付くフロントガラスに貼り付けようとは思えないヒドいデザインばかりですよね(カメラがセパレートなものはありますが)。
がしかし、ようやく「まぁこれなら」と許せるものを見つけたので衝動買いしてみました。VentureCraft社のPaparatti PZ-72です。初代モデルで、VC社のトップページを未だに飾っているPZ-71は「でも色はどうよ?」という感じでしたが、同社の楽天サイトに行ったところ、新型のPZ-72ではカラーリングも改善されていました(カメラの暗視性能も向上してるようです)。
■驚きの簡単設置
写真のように非常にコンパクトなパッケージで到着(右は比較用の911T)。内容物は、本体、SDカード、シガープラグ付き電源ケーブル、簡易六角レンチ、マニュアルというシンプル構成。
取り付けも、
- フロントガラスに貼る
- カメラ部分を水平にし六角レンチで締める
- SDカードを入れる
- シガーソケットに電源ケーブルを挿す
でとりあえず動いてしまうんだから、ねずみ取りレーダー並の簡単さです。高機能な製品では車速などの車両情報を取得するための配線が必要だったりして大変ですが、これは内蔵加速度センサーだけを使うのでシンプルなんですね。
少しノウハウがあれば、Aピラーの内張を外したりすれば、綺麗に配線を隠すこともできます。
次の写真は設置した様子です。折り畳み式ケータイとかわらないサイズなので、ほとんどルームミラーに隠れますね。SDスロットの挿抜もやりやすい位置にあります。
1つ不満なのは手動記録スイッチです。シャンパンゴールドの部分全部がスイッチになっているという、破格の広さなのでとっさに押しやすいと期待していたんですが、実はミラーから出ているあたりは不感部分(シーソーの支点側)なので、実際には人差し指をミラーの上に多少回り込ませて押す必要があります。 細かい部分ですがでいれば改良して欲しい点です。
その他のUI面では、LEDが2つ。緑が通電を示す常時点灯。赤はSDカードに書き込み中に点滅します。つまり、赤が光っていたらなんらかの衝撃を感知したをいうことになります。おそらく常時記録は数十秒分をSRAMのような領域で保持しておいて、衝撃感知時に必要部分を切り出してSDに書き出しているのではないかと予想されます。常時SDを書き換えないので寿命的には有利ですね。ちなみに、バックアップ電源があるので、事故の瞬間電源が途絶えても最後の記録は行えるとのことです。
車の外から見た場合、シャンパンゴールドがやや目立ちます。まぁ、黒よりは熱を持ちにくく夏場に強い、と好意的に考えておきましょう。COLTの場合、ギリギリで助手席ワイパーの可動範囲に収まっているような気がします。
実は、車内で見て真っ直ぐにつけたつもりが、外から見たら傾いてた、ということがあって一度貼り直しをしています(これでもまだナナメってる気がする…)。どうもルーフライニング(天井の内張)は水平かどうかの基準には使わない方がヨサゲです。外からみてナナメになってたら格好悪いですよね。できたら二人で作業することをオススメします。
両面テープは偶然おそらく同じ製品と思われるものが手元にあったので自分で切って使いましたが、せめてスペアを1セットくらいは添付してあると良いのではないでしょうか?(ちなみに本家楽天サイトからは購入可)。
■ファーストインプレ
先達のレビュー通り、普通に左折しただけで反応したりもします。SDのルート階層に設定ファイルを書いておけば感度調節もできるようですが、多少丁寧に曲がれば反応しないレベルのようなので、しばらくはむしろPZ-72が反応しない右左折を修練してみようと思います。人を乗せた時により快適な運転につながるかも知れないなと。
車内使用場面では基本的に他に書くことがないのでw、記録ファイルのことなど。
記録ファイルは640×400なMotion-JPEGコーデックのAVIコンテナ(音声無し)。他社製品では加速度などのメタデータも記録してくれる判明、専用ソフトでないと再生できなかったりしますが、単なるAVIで汎用性を追求する路線もアリでしょう(専用ソフトを使う製品は大抵Mac非対応)。一度の記録20秒(検知前15秒+検知後5秒)で11.2MBになります。解像度や動きの滑らかさは充分。27fpsという妙なフレームレートなのは、LED信号機対策のようです。
TMPGEncでフレームを切り出してJPEG保存したのがこんな感じ↓。ダッシュボードの写り込みが気になりますね。偏光フィルタの類で軽減できそうな気もしますが、そうすると夜間の写り具合とトレードオフになってしまうんでしょうね。
LED信号機は点滅状態になってしまうんものの、何色が光っているかはキチンと判別できます。
ともあれ、後はもう黙々と動作させるだけになってしまいまして、面白味はありませんねw。なんか面白いものが取れたら報告したいと思います。
これが本来の用途で役に立つ日が来ることを願いたいような願いたくないような…
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