TeraStation HDD換装、とりあえず成功

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使用量が96%程度になったTeraStation Living/2TBのHDDを換装しました。元が500GBx4構成だったので、1TBx4に換装し引き続きRAID5で3TB使用です。

ドライブには回転数制御機構を搭載して待機中の消費電力、静音性に優れてそうなWD10EADSをチョイス。サーバー用には余計な機構がついてない方がいいんじゃないかって説もありましたが、値段も\7,980と手頃だったので、衝動買い。

■交換手順

この世代のTeraStationはカーネルがHDD上にあるらしく、いきなり4台全てを交換すると復旧が大変ということだったので、あちこちに書かれているように以下の手順で実施しました。

  1. 中身を他のマシンにバックアップ
  2. 設定内容保存のため、管理画面をキャプチャ(FireFox + ScreenGrabを利用)
  3. HDD 2~4を新品に交換(交換手順はこちらを参考に)
  4. 電源を入れるとエラーになりつつも管理画面にアクセスできる
  5. 既存アレイを削除(←これ以降は引き返せません)
  6. HDD 2~4がフォーマットされていないというエラーが出るのでフォーマット(これによりHDD 2~4までに起動用のカーネルがコピーされる模様)
  7. 電源を切り、HDD 1も交換
  8. 当然今度はHDD 1がフォーマットされていないと出るのでフォーマット
  9. 新しくアレイを作成
  10. 共有フォルダを再設定
  11. バックアップを書き戻す

この手順であれば、ユーザやグループ、ネットワーク設定などは保持されます。ただし、アレイを削除するので、共有フォルダや中身のデータは全て消えます。あと、infoとshareは自動で復元されるかと思ったんですがinfoだけで、shareは無くなりました。バックアップも取ってなかったんですが、まぁ公式からダウンロードできるものばっかだと思うからいいや。

HDD 1の中身は消えてますが、HDD 2~4は無傷なので、RAID運用していたのであれば適当なLinuxマシンにぶら下げて中身が取り出せるのかも知れません。でもまぁリスクが大きかったので今回はキチンとバックアップをしました。少し調べて感じでは、ARMのLinux Kernelのバグで、i386なLinuxでマウントする時は修復操作が必要になるらしいです。ということは、TeraStationに戻してもマウントできなくなる可能性もあるので、リスキーですよね。

現在はディスクチェック中(自動で開始されます)。1200分(20時間)もかかるみたいなので、データの書き戻しは明日ですな。速度面などで変化があるか楽しみ。

「TeraStation HDD換装、とりあえず成功」への9件のフィードバック

  1. TeraStation Livingの1TBを持っていますが、
    残り容量が少なくなったので、2TB×4に変えようと思っています。
    HDDはWesternDigitalの1プラッタ667GBです。
    うまくいくかわかりませんが、ここを参考に挑戦したいと思います。

  2. こんにちは。σ(^^)が挑戦した頃はまだ1.5TBも結構高かったんですが、今や2TBが一万円前後ですもんね。羨ましいです。
    WDの2TBはフォーマットが特殊で、WindowXPなど古いOSで使うのに少し特殊な準備が必要だったりしますが、Linuxなら特に問題ないですかね。
    成功を願っています。

  3. TeraStationのバックアップが完了したので、換装に挑戦しました。
    特にトラブルことも無く、換装できました。
    現在、ディスクのチェック中で約55時間くらいかかるそうです。(笑
    Web設定画面で5585.03GB(RAID5)と表示されているので、
    問題なさそうです。
    大変参考になりました。ありがとうございました。

  4. おー、上手くいってなによりです。
    こちらも2TBのEARSでも問題ないとわかって将来の参考になります。
    今1TBx4のRAID5で80%位なので、もう少し逼迫してきたら考えたいと思います。
    こちらこそありがとうございました。

  5. ホームページを見て、御詳しいので、質問したいです。ご指導お願いいたします。TeraStationの4段のケースのみを入手いたしました。ハードディスクは入ってません。素人なので ただ HDDを入れればOKだと思っており やってみたのですが 全く無理なのですが、使えるようにするのは どうすればいいのか悩んでます。
    ご指導お願いいたします。

  6. こんにちは。
    この記事にある方法は、1台だけ元のドライブを残して作業しています。この方法ですとTeraStationの動作に必要なシステムファイル(ファームウェア)があるので、そこから残り3台にコピーをしてくれます。
    ガガさんの場合のように、1台もHDDがないと、どこにもシステムがないので起動できないということになります。パソコンで例えるとWindows自体が入ってない状態ですね(TeraStationは周辺機器というよりも自力で動く小型パソコンと考えていただいた方が正しく、動作にはシステムファイル(=OS)が必要になります)。TeraStationではそのシステムファイルのkとをファームウェアと呼びます。
    で、この場合ですと、外から新しくシステムファイルを注入させてやる作業が必要になります。具体的には機種毎に違うのですが、基本的には
    1. TeraStationをEMモードと呼ばれる状態にする(EM=Emergencyの略、つまり非常事態ということです)
    2. パソコン側でファームウェアインストールプログラムを実行すると、ネットワークでつながっているEM状態のTeraStationを探しだし、ファームウェアを転送してくれる。
    という流れになります。
     機種は違うんですがここが参考になるかも知れません。
    http://blog.tcp-ip.or.jp/ar/m-syuuta/index.php?itemid=147
     EMモードへの入り方と、使用するインストールプログラムはTeraStationのモデルによって違いますので、お使いのモデルにあったものを探してみて下さい。
     以上、参考になれば幸いです。

  7. Western Digital WD20EARX (2TB) での置換に成功しました。非常に簡単でした。有益な情報ありがとうございました!

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