痛ガジェット用シートの覚え書き

痛ガジェット用にいくつか用紙を試したので、CraftROBOの設定とともに覚え書き。

痛ガジェット用に使う用紙の要件として、「綺麗にはがれる」が重要だと思います。ガラリと違うデザインを楽しみたくなった時、失敗して貼り直すとき、ガジェットを売却する時など、シートが破れずに綺麗にはがれる必要があります。

次に、伸びるフィルムを使うかどうか。PSPは曲面が複雑なので、無理矢理つじつま合わせができる伸びるタイプは適しています。逆にDSiは平面が主なので必ずしも伸びるシートを使う必要はないという印象です。伸びるフィルムの欠点は、逆に貼るときの引っ張り具合で形が変わってしまう点と、保護フィルムとの組み合わせを前提にしにくいという点です。後者は伸びる透明保護フィルムが入手できればいいのですが。もちろん、透明タイプの伸びるフィルムシートはあるので、それを上から貼ればいいかも知れません。ただ二枚重ねになった時の伸び方に問題がないかは未検証。また保護を謳うシートのように紫外線カット機能などは期待できないでしょう。

伸びるフィルムを使う場合、消耗品と割切ってそのまま使うか、クリアケースを上からかぶせて保護するかという選択になるでしょう。個人的に一回り大きくなるクリアケースは極力使いたくないので、DSiは伸びないフィルム+保護シートで利用中。PSPはまだ悩み中です。とりあえず伸びるシートで貼ってみたんですが、一部失敗もしてしまったので、次は伸びないシート+保護フィルムで再挑戦してみるつもり。

なんとなく安定して入手できそうなイメージがあるA-one製品を基本にチョイスしています。

■A-one 29282

「キレイにはがせる」、伸びないタイプの白ラベルです。弱粘着タイプながら、何度か位置決め直しではがしても充分な接着力は発揮してくれます。

ただ印刷後の手触りがイマイチで、かなり摩擦が高いので、ボタン周りには向きません。DSの上画面の左右部分など、指が触れない箇所向け。

Cutting Master 2の設定は、青キャップ(0.1mm)でカット圧14で一部台紙まで切れてしまいました。10~12程度でヨサゲです。

■A-one 20282 + 保護フィルム ナナクリエイト PF-7

最初から保護シートがセットになったものもありますが、色々買いそろえるのは割高な気がして、保護フィルムだけの製品を別途買ってみました。A6サイズx10枚のPFH-7もあり、小型ガジェット中心の場合は使い勝手が良いです。

29282の上にこれを貼ることで、保護効果はもちろん、手触りもすべすべになって好印象。

Cutting Master 2では、黄キャップ(0.2mm)を使い、カット圧16でバッチリ切れました(29282上に貼って一緒にカット)。

■A-one 29297

こちらは伸びるタイプの白フィルム。「キレイにはがれる」とは書いてないですが良好です(フィルムならあまり気にすることないかも知れません)。逆に何度か張り直ししても充分粘着しています。エッジのカーブにもピッタリフィットしています。

肌触りはスベスベというよりはややザラザラしていますが、悪くない感触です。

カット設定は黄キャップ、カット圧14。

ただ、やはり伸びるタイプということで、PSPに貼って見て、ボタン穴にあわせて何度かは貼り直しているウチに、一部が伸びてしまったのか、外辺の直線が直線ではなくなったりしました。上下をそれなりに余裕もってカットし貼り付け後にパーツの継ぎ目にそってカッターで切るか、いっそ分解して内側に巻き込むように貼る位した方が綺麗に仕上がるでしょう。

あと、インクの乾きが足りなかったのかも知れませんが、既にエッジ部分が少し擦れてきています。せっかく手触りが良いのですが、やはりクリアケースで保護が必須かも知れません。

■CraftROBOのノウハウ

今回もCraftROBOには苦労させられました(^^;)。まず、Vista 64bitドライバが公式サイトで配布されていたので対応したものだとばかり信じていたのですが、どうもIllustrator & CorelDraw用プラグインのCutting Master 2は非対応みたいです。トンボを打つところまでは行くんですが、カッティングしようとすると固まります。これに気付くまでにかなり時間を無駄にしました。

仕方なく別の32bitマシンに環境を構築して再挑戦。が、今度はカッティング時にエラー。結論からいえばまたトンボの作り方がマズかったようです。自動で作ったところ紙のエッジに近すぎてNG。手動でオブジェクト周囲ギリギリに縮めてうったら今度はセンサが図柄をトンボと誤認してエラ-。どちらもエラー表示は「ポート送信エラー」(だったかな?)という類の内容で、トンボが原因だとは一言も触れてくれてません。シートがもったいないので、印刷済みのトンボを修正テープで消して、トンボだけ何度も出力してトライ&エラーをしました(^^;)。結論として、用紙外辺からのマージン少なすぎても、印刷オブジェクトに近すぎてもダメ。その絶妙な位置に手動でボックスを描いて、それをトンボに変換するという使い方が基本になりそうです。

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