Apple的な潔さのフォトフレーム Kodak P725

昨日レビューしたDPF-KIT900があまりにガッカリだったのでついカッとなって、Kodakの7インチSVGAデジタルフォトフレームP725を買ってしまいました。9,980円-10%ポイント還元でした。

本機の特長は、

  • 7インチながらSVGA(800×600)と高解像度な点
  • それでいて実売で1万円を切る安さ
  • 狭額縁なデザインの良さ
  • Kodakこだわりの色再現性の高さ

あたりにあると言えます。

実際、SAMSUNGのSPF-86Vを比べても色が鮮やかで好印象です。先日贈答用に買ったDream MakerのDMF070W43は既に手元に無いので並べての比較はできませんが。

また本機の特徴(使い方によっては短所)は、とにかく割り切り設計になっていて、設定の自由度があまりない反面、メニュー操作を廃して簡単設計になっています。設定できる内容は全てダイレクトスイッチを使う方式なので、「カーソルで選んで決定」リテラシーのない高齢者でも敷居が低いと言えます。具体的に設定できる内容は、

  • 表示順(ファイル名順<->シャッフル)
  • 更新間隔(5秒、10秒、60秒)
  • ソース切り替え(SD/MMSスロット<->MSスロット)

程度。

前エントリで指摘した自動ON/OFFどころか、明るさ調節もありません。ある意味、iPhoneのカメラのような潔い割り切りです。値段的にも贈答ユースが多そうなので、“カード差して電源入れるだけ”にこだわるコンセプトはアリでしょう。ただ、各スイッチのシルク印刷はすべてアイコンのみ。他国展開のためのコスト削減措置なんでしょうが、アイコンの意味を理解するのがやや壁になる可能性がありますね。

IMG_1090

ちなみに、更新間隔が10秒の時だけ、ズーム&スクロール効果が強制的に入ります。微妙に拡大した状態でゆっくりと斜めにスクロールする感じです。800×600に最適化したCGを表示することが多いσ(^^)には微妙…

ACアダプタはちとデカめな気がしますが、PSPなどで使われている5Vのものと互換性がありそうです。アンペア数が足りればより小さなもので代用できるかも知れません。

■電子書籍ビューワーとして?

せっかく800×600のカラー液晶で、JPEGを順送り、逆送りで表示できるんだから、スキャンした書籍データをつっこんだらビューワー代わりにならないかなと。まぁ、有線(電源)ですが。

問題は

  • 上の写真に映ってるスタンドが取り外せないので邪魔
  • ページ自動送りを無しにはできない(→60秒にしておけば実質無問題)
  • ZIPアーカイブはおろか、フォルダ選択ができないのでSDカード無いを当該書籍データのみにしておく必要あり
  • 当然、レジュームも効かない

とまぁ、ちと無理がありますかね。

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