ほぼ1年前に買ったポット型浄水器をカートリッジ交換のついでに買い換えてみました。その時にも競合候補に挙げたPanasonicのTK-PA10Pです。PT302より微妙に大きく、マグネシウム、カルシウムといったミネラル分を溶け出させて硬度を上げるのが特徴のモデル。有害物質を除去するだけでなく、もう少し積極的に水質、味に手を加えようというアグレッシブなコンセプトです。
当時選ばなかったのは、浄水スピードが遅いから、という部分が大きかったのですが、なんで今になって買い換えたかというと、PT302の水漏れがヒドかったからです。漏れるというか、上部の浄水タンク部分に水が入っていると、コップなどにつごうと思った時に注ぎ口から外側を伝って底の辺りからボトボトと水が落ちるんです。いつも床やテーブルが水浸し。すごく慎重に傾きを加減すればこぼれないんですが、例えばテレビ見ながらとか気を抜くとすぐにやってしまいます。これが個体差なのかPT302の仕様なのかは不明ですが、とにかく不便でした(Amazonのレビューでも何人か指摘してるので仕様かなぁ?)。
でまぁカートリッジを買う金額+αで競合製品と比べられるなら面白かろうということで。ダメならまた戻ればいいし。
まずTK-PA10Pでは上記のような水漏れは皆無です。相当乱暴に傾けても全くこぼれる気配なし。
お味の方はというと、うーん、何かが違うのかはわかるんだけど、それが好ましいかどうかは微妙。PT302の方が慣れてる分違和感がない。ただ粉末のお茶を入れた場合は若干美味しくなったような気もする?前回のエントリにも書きましたが、PT302みたいにフタ全体を外さなくても、一部に開閉式のポートがあるので水を足すのはやりやすいです。
浄水スピードは、確かにPT302のように見ていて終わるようなスピードではないですが、1年使ってみてわかったのは、結局のところ水道水から濾過してすぐに飲むことはなくて、食事で消費したら水を足して冷蔵庫に入れ、次の食事の時に飲むというスタイルなので、ここが大きな不満になることはないかもという気がしています。
まぁ使い勝手が向上し、致命的に味に不満なワケでもないので当面はこちらを使い続けてみるかなという感じです。