今年の猛暑対策(やっぱ今年は涼しいかも、って予報修正も出てますが…)テーマとして、部屋の風通しを改善する、というのを上げています。具体的には窓の外にすだれをかけてレースカーテンを開けておくとか。本当は玄関にクールドアみたいな施錠も出来るハードタイプのルーバー網戸もつけたかったんですが数万するので断念。で、サーキュレーターによる強制空気循環をすることにしてDCモーター機を軸に機種選定をしていたんですが、結果として、サーキュレーターとしても優秀なGreenFan2を転用し、寝室に別途DCモーター扇風機を買うという形に落ち着きました。
GreenFan2は国内ベンチャー企業が鳴り物入りで発売したDCモーター+特殊形状羽根の高級扇風機ですが、細かい使い勝手などで国産メーカーの数千円の安物にすら劣る点が目立ったのは上記リンク先記事で指摘した通りです。おさらいすると、
- リモコンが分厚く、配置も憶えづらく、2年経った今でもまだブラインド操作できない
- リズム風モードがない
- 首が伸縮式ではなくパーツをつけはずししないと高さ調整できない
- 専用分解工具を要する分解の手間や収納状態の大きさなどオフシーズンの使い勝手もダメ
など今となっては割高感が否めません。当時はDCモーター機なんてこれか東芝位で2,3万は当たり前だったんですが、今は1万円以下でもリモコン付きが買えちゃいますもんね。
で、ふつーの扇風機としての使い勝手も備えたDCモーター機を寝室に再投入しようと。最初は東芝サイエントかTWINBIRDのコアンダエア辺りを検討していました。PanasonicのナノイーやSHARPのプラズマクラスターをウリにしたものは、あやしいを通り越して買うのが恥ずかしいと思っていたからですw。前者は1/fゆらぎが店頭でいい感じでしたしデザインが好み。SHARPも三次元首振りとかは魅力だったんですが…。がしかしよくよく公式サイトをみていたら、Panasonicの上位機種はナノイーを省いたモデルCJ328が存在することがわかりました!しかも5,000円以上安くて1万円台中盤で買える!どうも早々に生産を打ち切ったようで、ヨドバシでは販売終了。他の大手家電店も電話しまくったものの品切れだったり扱い自体なかったり。これは買えるウチに買うしか!ってことでAmazonで注文しました。
・SANYOに比べると箱がデカい
立方体のGreenFanよりは多少マシですが、今までに二台買ったSANYOのものに比べると箱に厚みがありオフシーズンの収納はやや不利な印象。組み立て自体はオーソドックスな感じで、GreenFanのように専用工具が必要といったこともありません。ACアダプタは箱部分がやや大きめ。コードも少し太いですが、まぁ普段の使い勝手にとりわけ減点というほどではないと思います。家のあちこちに移動して使う時に、コードを本体内に格納できないのはAC扇風機に比べるとちと不便かもですね。
・リモコンの使い勝手は上々
リモコンは一般的なカード型というか薄い目の形状。電源や強弱シーソーなどはわかりやすい位置/形状で、消灯後でも手探りで簡単に操作できます。また、タイマーや首振りなどのサイクリック動作(1つのボタンでモードをループ遷移する)のボタンは、通常のフィードバックは「ピッ」という短音で、ループして最低値に戻った時だけ「ピーッ」という風に鳴り分けしてくれます。これも明かりを落とした寝室で操作するには非常に有り難い配慮です。こういう部分はさすが家電メーカーの長年の蓄積があります。GreenFanの一番弱い部分とも言えます。
・1/fゆらぎ風も(゚∀゚)イイ!
実は買ってから気付いたんですが、最上位モデルCJ329との違いはナノイーの有無だけではなく、上下方向の首振りも違いました。気付いた時はちょっとショックだったんですが、今回の用途では風を身体に当て続けない意味合いが強いので、水平首振り範囲が60、75、90度の三段階から選べることと1/fゆらぎによるリズムで充分な感じ。通常のリズムと違って不意の風当たりが自然のそよ風っぽくて気持ちいいです。8段階中4以下の強さなら駆動音もほとんど聞こえません。それ以上だと、回転数が上がったり下がったりする時にモーター音が聞こえますが、エアコン併用ならほとんど使うことはなさげ。
GreenFan2を買った当時はオンリーワンで割高感も納得だったんですが、DCモーター自体がコモディティ化した現在、やはりトータルの完成度は老舗メーカーの方が数段上だなという印象を持ちました。