Panasonic Wおどり炊き
スチーム&可変圧力IHジャー炊飯機
1.0L 0.5~5.5合 ホワイト SR-SPX104-W
1.0L 0.5~5.5合
ルージュブラック SR-SPX104-RK
1.8L 1合~1升
ルージュブラック SR-SPX184-RK
最近、食べ放題のお店などで業務用炊飯ジャーのご飯を食べるにつけ、自宅の炊飯環境を刷新したくなってしまいました。今までのは2005年モデルの三菱NJ-PV10という圧力超音波IHモデル。結構美味しく炊けるんですが、一説によるとパッキンが2年くらいで寿命になり圧力がかからなくなり普通のIH炊飯器にデグレするとのこと。取説を読んでも特にそういうこと(パッキンを定期的に交換すべし、とか)は書いてないんですが、気にし出すと頭から離れず。よくみるとパッキンが5mmくらい破れて欠けてるなぁとか。圧力がかかってるかってどう見分けたらいいんですかね?ボールがちゃんと動いていれば大丈夫なのかな?
で、パッキン(の一体化した内蓋)を消耗品で入手しようとしたんですが、残念ながら既にメーカー部品保有期間を過ぎており、取次店から取り寄せ不可の連絡が…
結局友達を呼んで海鮮丼会を開くのをきっかけに買い換えてしまいました。選んだのはPanasonicの現行最上位モデルSR-SPX104。炊飯器は実際に試せないのでどれがいいか迷ったんですが、ジョーシンが実施したこちらの記事で、Panasonicだけが「味:あまめ」で残りは全部「味:さっぱり」評価になったことに着目。これだけ突出した差の出方も珍しいなと。で、実際にヨドバシAkibaにいって、試食用の親指大のご飯をラップで包んだものを食べてみたところ、Panasonicと他2社の中で確かにPanasonicが甘いというか味を感じる。他はニュートラルな感じ。プラシーボかも知れないので同居人にうち2つをブラインドで渡し、どちらが美味しいかと聞いて見たところやはりPanasonicに。ここでPanasonicにすることをほぼ決意。炊飯可能量の7割くらいが一番美味しいというので、基本2合炊きの我が家では3~3.5号炊きモデルが狙い目かなと思ったんですが、高級機にはほとんどない。TIGERと象印くらい。そしてTIGERは10万以上。Panasonicには「少量」モード(1~1.5合用)もあるし、あえて小型機を出さなくても自信があるのかな?と。物理サイズ的にも小型なのがあればそっちがよかったですが。
次に、スチーム&圧力のWおどり炊きの最上位モデルSPX104にするか、スチームのみのSX4にするかで思案。1.5万円ほどの価格差なのと、SX4のボディ色のブラウンが好みだったので悩んだんですが、まぁまた10年くらい使うとなれば価格差はたいした問題ではないなということで最上位モデルに。色は無難にホワイト。漆器ちっくなルージュブラックも綺麗でしたが、なんかまぁ白の方が白飯が綺麗に長けそうなイメージでw。
■ご飯の味は満足
数日、普段より高い頻度で炊飯して色々なモードを試してますが、総じて満足度が高いです。最初にお米のブランドを指定しないで銀シャリモードの標準で炊いた時だけ少し柔らかすぎた気がしましたが、その後はそんなこともなく。たまたま水を入れすぎたのかな?ちょうどお米が切り替わってしまってその後再現はしてないです。
お米の銘柄を指定すると銀シャリモードで指定できる炊きあがりのかたさが三段階のみになってしまうのがなんか悔しい(指定しない銀シャリモードだと5種類)。
おこげモードも試したけど確かにおこげできる。でもまぁそんなに使わないかな。
嬉しいのはスチーム再加熱機能で、中の小さな容器に水を入れておき、保温したご飯に対し再加熱をかけると、炊きたてに近い味になる機能。6時間後と12時間後にも自動でスチームしてくれて劣化が減らせるようです。なんだかんだで保温時間が長い我が家では有り難いです。
■使い勝手
前の三菱機を買った直後に後悔したのは、内蓋を毎回洗わなければならず、かつその形状が複雑で面倒だった点。これをずっと続けるのかぁ…、もっとメンテナンス性も気にして選べば良かった、、という点です。圧力IHである以上、内蓋に金属ボールがついているのは共通だし、基本毎回洗うのはこのSPX104も同じなんですが、形状がずっと洗いやすいです。またロック解除ボタンをおした後も、完全に外れてバターンと倒れず、一定の確度で止まり、片手でボタン押し->持ち上げて流しへ、という工程がスマート。10年経ってのトレンドかと思ったら、現行各社でもPanasonicだけの特徴みたいです。
現在、炊飯器は腰低の冷凍庫の上の電子レンジのそのまた上で、お釜の底は背伸びしても見えないくらいの位置にあります。その上で最近の機種の上蓋への液晶&操作パネルの移設トレンドは結構厳しいかなと思ってました。まぁ見にくくなったことはなったんですが、さすがの高級機で、液晶の濃度調節がついており、それを最高にしたら低い確度からの見やすさも良好になりました。ボタン操作もまぁできてますし、最悪後述のスマフォからのセットもできます。
予約時刻のスロットも4件まであって、しかもボタンを押す度に切り替わるサイクリック表示ではなく、リストで選べるのでとても直観的。高級機故のフルドット液晶の有り難みですね。
総じてPanasonicらしいユーザビリティが確保されているかなという印象です。
■スマートフォン連携
Panasonicは各種家電をスマートフォンとリンクさせるのが好きで、炊飯器もその例外ではありません。まぁなんか突出した目玉機能として話題性狙いで珍妙なことしてるなぁと発表時生暖かい目でみてたわけですが、せっかくついているので試してみました。
Wi-Fiで外出先から予約、とかいうことはできません。スマフォアプリ上で炊飯設定を指定して、端末を炊飯器にタッチしてNFC経由で伝達する感じです。便利かっていうとビミョーw。本体のユーザビリティもそう悪くないので、多少スマフォの画面の方がスムーズにできるといっても、必須とまでは言えない感じです。というか、アプリがそう出来がよくない感じ。せっかくなのでもう少しスマフォアプリならではの機能や操作性が実現できるんじゃないかなぁと。どうせならAPI公開して勝手アプリ作らせてくれないですかね…
というか、次やるならNFCではなくBluetoothにしてくれないですかね。そうすればiOSにも対応できるでしょうし、例えば室内でも布団の中から予約時間を変更するなんてことができるかも知れません。
購入価格が6万ギリギリ切るくらいと、炊飯器としてはお高い域ですが、まぁ10万前後の製品もある中では「あれ?これくらいなら買えるかも…」と錯覚してしまう価格。長く使うものなので現時点であまりコスパがどうのという評価は下せないですが、とりあえず毎日ご飯が楽しみです。食べ過ぎには注意しないと…