オムロンの体組成計や血圧計、活動量計などの測定値をクラウドで一元管理するウェルネスリンクの終了が迫ってきました。今まで4機種5台も買った対応機器が使えなくなるなんてヒドい話ですが、iPhoneユーザからするとiOSのヘルスケア(Health Kit)に統合していく方が便利ですし、実際オムロンの後継製品もその方向に流れています。
とりあえず血圧計は早々に6324Tに買い換えましたが、体組成計はずっと迷っていました。
オムロンはWi-Fi搭載機を収束し、(NFCのないiPhone向けには)Bluetooth型に移行してきました。互換性の面ではアリなんですが、欠点として同期操作を手動で行わなければならない点が手間でした。血圧計で計測後、iPhoneでアプリを起動して同期操作をしなければ転送されないのです。血圧計はまだいいんですが、脱衣所などに置く体組成計は近くにiPhoneがある可能性も低く同じ仕組みをとる体組成計255Tや256Tはなかなか手が出せずにいました。ウィッシュリストに入れてウェルネスリンク終了ギリギリまで値下がりもしくは代替品を待つという感じ。
iOSヘルスケアにデータを投入できる対抗馬としては、Wi-Fi搭載体重計の先駆けであるWithingを買収したNokiaのシリーズがあります。
Nokia スマート体重計 Body + ブラック Wi-Fi/Bluetooth対応 体組成計 【日本正規代理店品】 WBS05-BLACK-ALL-JP
特に上位モデルはやや高いものの心臓血管の測定ができるというのが目新しい。ただiOSアプリであるNokia Health Makeが一時期炎上とも言えるレベルでレビューが散々でした。ちゃんと通信できないというのは当たり前、見辛い、使いづらい、Withingの頃のに戻してくれ!と怨嗟の声に溢れていました。数値を見る為のグラフなのに縦軸目盛りがないとか何を考えているんだ的な指摘も。確かに公式スクリーンショットを見るにオシャレな一方でグラフとしての実用性は引くそうなデザインです。注文直前までいったんですが、アプリを先にダウンロードしてみようと思ってAppStoreにいったらそういう状態だったのでまたまた保留。
そんな中かで当のオムロンからようやく新型のHBF-228Tが発表。引き続きBluetoothながらプッシュ通信でiPhone側の操作不要で同期ができるのが売り。しかも税別価格で1万切りと値下がり。もう年内に買い換えるならこれで決まりだ!とばかりに予約、、、しようとしたけどオンラインストアでどこにもなく、発売日にコジマに入荷確認して買ってきました。
Bluetoothだと通信範囲が懸念でしたが、軽量鉄骨物件で脱衣所から仕事部屋においてあったiPhoneに操作無しで同期できたたのでほぼほぼ大丈夫そうです。値段が下がった要因として、計測精度がありそうです。従来のW系、T系モデルは0.05kg精度でしたが本機は0.1kg。ただ「ヘルスケア」アプリが0.1kg単位表示だし実害はなさそう(実は内部精度はもっとあって将来のバージョンで増えるかもですが)。
もうひとつ残念なのは前に使っていた253Wで地味に重宝していたペットや赤ん坊の体重を測るモードがなくなった点。ネコを抱いて測り、その後でネコをおろしてもう一度測ると自動で引き算して差分を表示してくれる機能です。計測精度と不可分だったのかも知れませんが、これは残して欲しかった。ウェルネスリンク終了後も253Wはネコ専用に残しておくか思案中です。
それ以外の点では特に不満なし。ユーザも4人まで紐付けできるので、家族それぞれがiPhoneを使っている場合でも、体組成計に乗るだけで自動的に測定値からユーザを判別して、それぞれのiPhoneアプリにデータを送ってくれます。カラバリも減って単色になりましたが、どのみち今度は新居の内装からホワイトかなと思っていたので結果オーライ。測定も従来機種同様4秒と劣化はしていません。「iPhoneのヘルスケアに測定データを蓄積できる通信機能付き体組成計」としてはコスパも高くオススメできる機種だと思います。
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