動画に特化したAPS-CカメラZV-E10を予約しました

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表(仕事)ブログで長々と語ってしまいましたがこちらでも。

ZV-E10を予約しました。

動画というかVLogにフォーカスしたカメラとして一部で話題だったZV-1のレンズ交換対応バージョン。センサーサイズがAPS-Cになり、レンズ次第で更に明るく、ボケるようになりました。センサー含め内部的にはα6×00シリーズのようです。個人的にビビっと来たポイントは、

  • USBポートがついにUSB Type-Cに!
  • Webカメラ(UVC)モードがネイティブ対応し音声もとれるように
  • マルチインターフェースシューがデジタル音声対応でECM-B1Mが本気を出せるように
  • バッテリーレス使用が可能に

といった辺りでしょうか。Type-Cになって転送や充電が速くなることが期待されます(Power Delivery対応してるかなどは不明)。またαシリーズやRXシリーズがテレワークブーム載っかるべくImaging Edge WebcamというソフトでWebカメラ化をしてきましたが、解像度は低いわ音声とれないわ不安定だわで実用にはしづらいものでしたが、本気はSIGMAのfpのようにネイティブでUVCデバイスとして認識できるのでWebカメラとして使うのが劇的に楽になるはず。解像度が書かれていませんがZV-1の720pと同等かフルHDもワンチャンあるかってとこじゃないでしょうか。

Webカメラとして使うのにポイントだなと思うのが、こちらのダミーバッテリー型のACアダプタが使える点。本体にバッテリーを入れずに使えるということはバッテリーレス運用ができるということです。

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常時AC電源でバッテリーの劣化を早めたり、充電の発熱で停止しにくくなると期待されます。ちょっと高いので悩ましいところですが、USBポートの充電でも安定したバッテリーレス運用できるか見極めてから考えようと思います。ちなみにこのアダプタは既存のα6×00シリーズんも対応していたんですが、唯一バッテリーが大きいα6600だけは例外で使えない憧れのアイテムだったんですよね。α6600はUSB microB端子充電になるんですが、どうもこいつが不安定で気付いたらバッテリーが充電できてなくて空になって止まる、みたいなことがあったり。端子としても脆弱なので使わなくて済むならそれに越したことはないかなと。

憧れのアイテムといえばECM-B1M、いわゆる神マイクと言われているガンマイクです。通常の長いガンマイクと違い直線上に並んだアレイマイクをデジタル処理して指向性を切り替えられるという先進的なアイテム。MIシュー経由でデジタル接続で本体に音声を送出できるんですが、これまたフルサイズの新しい目のαしか対応しておらず、α6600含めそれ以外の機種ではアナログ接続となっていました。まぁほぼゼロ距離なのでアナログでどんだけノイズ載るんだ?ってのはありますが、なんか手持ちの製品が100%の性能を発揮できるというとテンション上がります。しかもこれの音をWebカメラとして使えるというのもいいかも知れないとか。

先日α6600をビデオカメラ代わりに仕事で使って、「最近ちっとも新型が出ないビデオカメラ(HandyCam)よりもAF優秀だしマニュアルで設定固定できるしそれを登録できるしでいいなぁ。HandyCam処分してもう一台α6×00シリーズの安いのでいいから買おうかなぁ」と思っていた矢先だったのでとびついてしまいました。レンズ資産というのも面はゆいですが一応Eマウントレンズも3本あるのでとりあえずボディだけ買えば使えるし、と。

ただ結局思案の上、レンズキットを選択しました。SELP1650という16-50mm F3.5-5.6という結構前からあるレンズが付属して+1万円。一応デジタルズームだし、レンズ内手ぶれ補正もついているし、かなりコンパクトなのでZV-E10をお散歩カメラとして持ち出すのにいいかなと。最悪ヤフオクに出してもいいしとか。

■巷で言われる残念ポイント

いいことづくめっぽい本機ですが、細かい仕様はやはりお値段なりで惜しいところも見受けられます。1つはボディ内に光学手ブレ補正がない点。現行α6×000シリーズでいえば6600だけはついていて、6100と6400にはないところ。価格帯でいえばなくて当然という感じではあります。レンズ側に手ぶれ補正がないと静止画は厳しいでしょう。一方αシリーズにないポイントとして動画時には電子式手ぶれ補正が使えます。スマホやGoProなど時代は電子式な気がしますが、実際のところは出て見ないとなんともです。実写サンプルをみる限り、iPhone 12 ProやGoPro Hero9レベルの「ジンバル使ってんの?」って感じの補正には届いていない印象です。

またそのアクティブ手ぶれ補正使用時のクロップ倍率がヒドいと言われています。カタログ値は不明ですが海外のニュースだと1.4倍程度。また4K30P撮影時にもさらにクロップが入るのでキットレンズが広角端16mmでも実質はガクンと画角が狭まってしまうようです。16mm相当くらいのイメージで歩き撮りしたければ12mmとかさらに広角のレンズを使う必要があるかも。個人的には自撮りはしないしもっとも使ってるのが30mm固定焦点なんで致命的という感じでもないかなと思っています。むしろ70mmくらいのレンズで実効100mmくらいで撮れるといいかなくらい。

バッテリーがα6600に比べると小さいのも不安ですが、まぁそんな一日中撮り歩く時はα6600持ち出せばいいかなとも。

■まとめ

そんな感じで、価格なりな点もありますがコンデジよりはちょい綺麗なくらいのお手軽動画撮り機としてはかなりコスパ高いんじゃないかなと思います。α6600をリプレイスはできないし、しなくてもいいくらいのサブ機という位置づけで買ってみよう、ダメだったら処分しよう、くらい。本音を言えばAPS-C版FX-3みたいな本格動画モデルが出てくれるといいなとは思いますが、まぁ9月が楽しみです。それまでになんかレンズ1本くらい増やしておけるといいなぁ。

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