電動式エアダスターはガス式の代替たり得るのか?

エアダスターが切れたので、前から気になっていた電動式を買ってみることにしました。

何年か前にサンワサプライが発売したものの、1万円近く(現在は6,000円代)して、ちょいと手が出せなかったんですが、今なら”令和最新版”系とかも出て安価になってきています。

電動型はモーターで空気を圧縮して吹き出すのでガス切れがなくオゾン破壊の心配もないというのがメリットですが、どうしても威力では劣るというイメージがあります。さて、実際実用に足るものなのでしょうか?

実際に購入したのはこちら。

スペックとしては

  • 風速:70m/s
  • 吹き出し圧力:60G
  • 回転/分:45000RPM

とあります。ファンの回転数が1分に4.5万回ということです。しかし書いてない製品も多いのでこれがスゴいのかどうかすらわかりません。PCの冷却ファンとかだご数千回転/分(rpm)くらい。静音ファンだと1,500rpmとかなので、すごいこたすごそう?まぁでも仕様を明記してあること自体は誠実なイメージだったしレビューもそこそこヨサゲなのでこれにしてみました。あと充電ポートがUSB-Cなのも今風でよろしい。

特徴としては、太さの違うノズルが2本付属しており、片方は先端がブラシ付きです。ノギスで測るとブラシ無しの内径が9mm、ブラシ有りが20mmでした。ガス式のエアダスターのノズルに比べるとめちゃめちゃ太いです。その分、勢いは落ちそう?外した方のブラシも本体下部に取り付けることができるので、収納や運搬にバラけないの点は良いですね。

LEDライトがついていますが有り難いかどうかは微妙?中華製品はモバイルバッテリーとかなんでもとりあえずLEDライトつけとけって風潮ありますね。まぁPCケースの中とかを掃除する時に使うかな?

で、パワーですが、瞬発力という意味ではガス式には及びません。ただ予想よりは良かった。キーボードの隙間のゴミを吹き飛ばすくらいは普通にできる感じ。そしてそういう時はブラシ付きがむしろ便利かも。多少風が弱くても物理でこすり取ることができるので結果的に充分綺麗になる印象。普段使いでものの表面の塵ホコリを飛ばすには充分。USBコネクタに異物が入り込んだのを吹き飛ばして除去したいなんて時にはガス式が欲しくなるかも?って感じですかね。

あと電動式の長所として「冷えない」というのがあります。ガス式は使ってると1分かそこらでキンキンに冷えてきて手でもつのが辛いばかりかガス自体が出なくなります。PCケース内を徹底的に掃除したい時とかに休み休みやる必要があるのが不便でした。電動式ならバッテリーが続いている限り連続使用できるので、トータルでいえば「たくさん掃除できる」という意味で「強い」といえるかも知れません。瞬発力のガス、持続力の電動という使い分けですかね。

逆に気になる点としてはやはり騒音。掃除機のような音がします。深夜に使うのは厳しいでしょう。また手に取ってすぐにシュ!っとできるガス式に比べるとわずか1,2秒のことですが待ちがあります。ボタンを押してモーターがうねり初め、全開の風量に達するまでのタイムラグが、ちょっとゴミをとばしたい、という状況ではちょっともどかしい。持続力を活かしてずっとオンにしておくのも手ですが、そうすると騒音がスゴい、という。なので、ちょっと吹いて、少し置いてまた吹く、みたいな使い方はガス式の方が使い勝手が良いでしょう。

というわけで、今のところ「今後一切ガス式を買わなくてよくなった」とまではいかないですが、年間消費量の何割かを電動に置き換えてエコに貢献という感じにはなるかなと。コスパは不明です。ただ使い終わった缶のガスを完全に抜いて不燃ゴミに出す、というのも地味に面倒だったりするので、年間数本使っていたのが1,2本くらいまで減ったらいいなと思います。

 

 

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