[3Dプリント] 金属検知器TY-20MJの扱いづらいスイッチを改良する

家族の仕事関係で粉体に脱酸素剤を入れる工程があるのですが、入れ忘れのチェック用にこちらの金属検知器を使っています。

ハンディ 検針器 TY-20MJ 金属混入探知

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脱酸素剤の主成分は酸化鉄なので、袋の上からこれを当てればピーピー鳴ってくれます。鳴らなければ入れ忘れているということがわかるわけです。その他、服飾関係の作業でまち針の抜き忘れとか、異物混入のチェックに使えます。

2年ほど使っていますが最大の不満は電源スイッチが操作しづらい点でした。スライドスイッチなのですが、写真のようにほぼ出っぱりがないので、爪を立てるようにしなければ入切できず、片手ではほぼ扱えないのがストレス。

ふと「これ3Dプリンターで交換部品を作ってやれば簡単に付け替えられるのでは?」と思ってバラしてみたら案の定、シンプルは樹脂部品がはまっているだけでした。

さっそくリバースエンジニアリング(=採寸)して3Dモデルを起こし、親指で操作しやすい形状にした互換部品を作りました。写真の左下がオリジナルの部品で、右下が1号。真ん中に親指の腹を当てて前後に動かす想定でしたが、やってみると前後それぞれの端っこを抑える方がやりやすかったので丸みをつけて端でも真ん中でも扱えるようにしました。また滑り止めの溝も入れています。

これでばっちり片手で入切できるようになり、左手で小袋を持ち上げて「あれこれ脱酸素剤入ってるかな?」と心配になったらそのまま右手で本機を手に取ってオンして使うことができます。地味ですが非常に効率的に作業ができるようになりました。めでたしめでたし。

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