サクっとタイヤの空気圧と溝の深さが測れるミシュランMN-4203

LEVORGに引き続き、新車のカロスポも18インチで普通よりも空気圧マネジメントをしっかりやらないと、ということで手軽に空気圧が測れる以下のゲージを購入してみました。

  • ネジこまなくても強く押しつけるだけで測れる
  • デジタル一発表示で見やすい
  • 下部にピンが出て、トレッドの深さも測れる
  • 単位は空気圧もトレッドの深さも固定することができる

という点がいままで使っていたコンプレッサーに比べて楽。コンプレッサーはそのまま空気入れること前提で電源接続までしてさぁって感じですが、これなら超簡単。まぁそれで空気が足りないぞとなったら結局コンプレッサー用意するかガソリンスタンドに駆け込まないとなんですが。

並行輸入商品ですが、A4 1枚の日本語のマニュアルが同梱されてきます。電源ボタン1つしかないですが、単位設定は長押しして選ぶ形になるので、通常は電源ONと空気圧<>溝深さの2モードを行き来するだけの簡単操作です。ただまっすぐに空気が漏れないように2,3秒押しつけるのだけが少しコツがいるかな。

ちなみに、最近はTPMS(Tire Pressure Management System?)といって、常時監視できる製品も色々出ています。欧州で義務化される関係か後付け商品も安いものが増えていますね。

ただ方式方好きがいくつかあって、

  • タイヤの内側にとりつけるものは電池寿命がなくなる度にタイヤをホイールから外して交換が必要
  • ABSセンサーで回転数の差を監視するものはタイヤになにも後付けしなくていいけど、結構空気圧が減ってからでないと発報しないらしい
  • バルブキャップ型のものはデカくて見た目がブサイク

ということで「これ!」ってのが見つけられず保留にしました。タイヤの内側取り付けるのを電池のロスを気にせずローテーションなどのタイミングで電池交換しちゃうのが一番良いのかなとは思います。ABSセンサーのものは回転数に差が出るレベルの空気圧の差がないと警報されないので本当に危険予知レベルのものですね。精度的にもそれが限界なのかも。どちらかというとしっかり規定空気圧を維持して適正な燃費で走りたい、という向きにはやや不足かなという印象。追々良いものを見つけたら装着していこうと思います。

DSSS?TSPS?ETC2.0世代の安全運転支援インフラを整理してみる

カロスポ買い換えを機にナビとETCユニットも更新。初のETC2.0機になりますが、実際のところなにが違うのかあまりにややこしくて毎回ググってしまうので覚え書きとしてまとめてみます。

ETC2.0は単なる高速道路の料金自動収受に留まらず、従来カーナビのVICSが担っていた交通情報取得なども担うようになってきました。VICSではFM波、電波ビーコン、光ビーコンの3メディアがありFM波は多くのカーナビの標準装備、電波&光ビーコンは一体化してナビのオプション装備として提供されていることがほとんどでしたが、ETC2.0世代ではナビではなくETC車載器のオプションとして光ビーコンが提供されている形です(ETC2.0自体が電波ビーコンを受信して機能するのでそれは標準)。ETC2.0車載器が受信した交通情報は、

  • 車載器スタンドアローンで音声で案内する
  • 対応カーナビに表示する
  • スマホで閲覧する

といったパターンがあるようです。まとめるとこんな感じでしょうか。

従来VICS世代

対象道路提供コンテンツ使用機器管轄存続
FMラジオ波一般道、高速の広域情報文字(レベル1)
図形(レベル2)
ナビ搭載FMチューナーVICSセンター2022年に廃止予定
電波(2.4GHz)高速道路地図上に重畳(レベル3)ナビのオプション高速道路管理者既設設備は当面維持。新設はされない。故障具合によっては修理もされない。
一般道地図上に重畳(レベル3)ナビのオプション都道府県警察

ETC2.0世代

名称対象道路提供コンテンツ使用機器管轄
FMラジオ波VICS WIDE一般道、高速の広域情報従来に加え気象情報なども提供ナビ搭載FMチューナーVICSセンター
電波(5.8GHz)ITSスポット高速道路渋滞回避情報、安全運転支援情報ETC2.0車載器高速道路管理者
一般道DSSS、TSPSETC2.0車載器のオプション都道府県警察
ITSコネクト一般道DSSS、CVSSナビのオプション

ややこしいですね。

また双方向通信を利用した支援サービスとして、DSSS、TSPS、CVSSがあります。

DSSS

交通安全支援システム(DSSS:Driving Safety Support Systems)。信号交差点、一旦停止や交差する道路からの車の接近を通知してくれる。

TSPS

信号情報活用運転支援システム(TSPS)。文字通り信号機の状態を通知することで、赤信号が青にかわるまでの待ち時間や、これくらいで走ってれば赤信号につかまりにくくなるよ、といったことを把握できるようになります。

CVSS

車車間通信システム(CVSS:Connected Vehicles Support Systems)。搭載車種同士で通信を行う。緊急車両が接近や方向を知らせたり(まだ愛知県の一部エリアのみ)、レーダークルーズコントロールで走行中の車同士が速度を伝え合うことで車間距離や燃費の適正化を行う(トヨタのMOPで対応の一部車種のみ)。

ややこしいですねw。

以上を踏まえてトヨタの純正ETCユニットのラインナップをみてみましょう。

  1. ETC2.0ユニット ビルトイン・ナビ連動タイプ(光ビーコン機能付)
  2. ETC2.0ユニット 汎用・ナビ連動タイプ(光ビーコン機能付)
  3. ETC2.0ユニット ビルトイン・ボイスタイプ

とあります。ナビ連動タイプは表示をナビ画面に出す方式、ボイスタイプは車載器スピーカーから声で案内する方式ということですね。光ビーコン機能付き、となっているものは文字通り光ビーコンの送受信機を(ナビではなく)ETC2.0車載器から生やして通信を行えるということです(ビルトインか汎用かは取り付け方式の違いです)。また社外メーカーからはスマホ連動タイプなども販売されています。

つまるところ、従来のVICS光ビーコン相当の情報をナビで受け取りたければ、1番のタイプを買うしかないということでした。ITSコネクトも是非体験してみたいんですが、関東ではまだ恩恵が少なすぎるのでとりあえずみおk

ややこしいですねww。

まとめると、

  • 従来DSRCといってたものがETC2.0になり、電波ビーコンをITSスポットと呼ぶようになった
  • ITSスポットとITSコネクトは別のもの
  • FMと電波ビーコンの古い規格は近年中に廃止の方針が決まっている
  • ビーコン受信はナビの機能からETC2.0の機能になりつつある(ETC2.0がナビに表示連動するものはある)
  • 光ビーコンを使うサービスとしてITSコネクトというものが別に存在する(トヨタのみ?)
  • 電波5.8GHzビーコンはカバーエリア的には2.4GHzと同等程度に整備済み
  • 新世代の路車間通信に対応した一般道交差点はまだまだごくわずか
  • 車車間通信も緊急車両に搭載しているのは愛知県のごく一部のみ
  • CVSSのレーダークルースコントロール連携はたぶんDOPのナビ(NSZT-Y68Tとか)にITSコネクトユニットを後だけしても多分非対応。ナビから車速制御ができるのはMOPのみではないかと。残念!

というところでしょうか(2019年4月現在)。

AppleTV車載チャレンジ再び

今度来るカローラスポーツのナビNSZT-Y68TにはHDMI入力があります。その活用法を考えていて、今のiPhone直結ではなく、AppeTVを介するようにすれば見た目もスッキリするし配信サービスの動画は単体で再生できていいんじゃないかと考えました。FireTV StickでもAirPlayレシーバーアプリを入れればいいかと思いましたが、AppleTVのP2P AirPlayならiPhoneを車内Wi-Fiにつながなくてもキャストできて便利なんじゃないかと。車内Wi-Fiは格安SIMで通信速度もギガも制限があり、au契約で毎月ギガだだ余りのiPhone回線の方を優先して使える方がいいので。ただNetflixは最近AirPlayサポートを外してしまったのでAppleTV再生しかなさげ。事前ダウンロードも使えないし。まぁNetflixはもともと外部出力厳しめで最近はAmazon Primeビデオメインなんですが。Chromecastはあくまでレシーバーで単体で再生はできないので除外。ということで余ってるAppleTV 4thを使う予定。

実は7年ほど前、前車のCOLT時代にもAppeTVの車載にチャレンジしたことがありましたが、エンジン始動の度に画面がブラックアウトする現象に悩まされ常用には至りませんでした。HDMIをアナログRGBに変換して出していたのも影響するかも知れませんし、その後のファーム更新や世代進化で解消しているかも知れないですが、どのみち毎回動画を選び直して再生というのも面倒なので、常時通電を目指してみようと思います。エンジン(ハイブリッドシステム)をOFFにしてもポーズ状態が保たれるようにしようというわけです。家庭用電源で使用することを前提に設計されたAppleTVの振る舞いを車載でも再現しようというわけです。もちろん一定時間たったり車両バッテリーの電圧低下を監視して電源を切るという仕掛けはいれます。幸い最近ではドライブレコーダーを駐車場監視に使うためにその手のデバイスは普通に売っています。とりあえずこれを発注。

これを車両の常時給電(バッテリー)端子につないで給電しておけば、ACCがOFFになってから一定時間(例えば24時間)経つか、指定電圧を下回った時に給電をカットしてくれます。まぁ予想ですがハイブリッド車なので電源的にも余裕はあるんじゃないかと。

さて、あとはAppleTV自体を12V電源で駆動します。もちろんメーカーオプションのAC 100V電源は装着してますが、それではエンジン停止で普通に切れてしまい意味がありません。では市販のDC-ACインバーターはどうでしょう。AppleTVの消費電力はたいしたことないのでスマホが充電できるくらいの安物でも充分利用可能でしょう。ただそれではちょっと箱やケーブルが増えてゴチャゴチャしそうなのと、DC 12V -> AC 100V -> DCと無駄に変換を繰り返しロスが増えます。上記のように常時給電運用を目指すなら少しでも消費電力は抑えたいところ。

で、調べてみるとAppleTV 第4世代はなんと内部的には12Vで駆動しているとのこと。先代は3.4Vだったので12Vや5Vからインバーターで変換してたらしんですが、クルマと同じ12VならAppleTV内部のAC->DC変換回路をすっとばして文字通りバッ直してやれば動くということです。

その改造手順を示した動画がこちら。

簡単そうですね。半田ゴテすらいりません。

なんて考えてたんですが、こんな記事を見つけました。なんとAC100Vの両極にDC 12Vを直結で動かしてます。え、そんなんでいいのw?電源回路はACをDCにし、無駄に高い電圧を下げるフィルターと考えると、最初からDCで電圧も高くなければ別に問題無い、ということなんですかねぇ。これなら無改造で済むので技適とかも問題無し?

てことで試してみました。こちらのメガネコネクタにシガープラグをつけてみました。

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が、残念ながら起動せず。4thも3rdも白色LEDの店頭すらしません。うーむ。

ということで当初予定通り、上記動画に倣ってDC12V直結策。サクっと30分もかからず干渉しました。

動画ではAC100Vコネクタを併存する場合はケースにドリルで追加ケーブルを通す穴をあけることになってましたが、とりあえず不可逆加工に留めるためにACコネクタを外してその穴から基板直結のケーブルを出しギボシ加工。ちょっと固定を考えないとテンションかかった時に不安です。

が、今回はバッチリ起動。テストなのでまだ常時電源接続はせずシガープラグでの検証のみですが。

モニタは既設のものへHDMIで直接。音声は内蔵モノラルスピーカーですが、とりあえずアナログRGBや音声分岐アダプタを通さずHDMIで素直につないだ時の動作検証になるかなと。車内Wi-Fiは以前とりつけたPIXELAのルーターにDMMの格安SIM。このルーターはバッテリーがなくUSB電源で駆動するので、車両のUSB充電ポートにさしておけばエンジン始動に連動して電源が入ります。

当たり前ながらNetflixもAmazon PrimeビデオもAppleTV上で操作すると普通に再生できました。iPhoneからの再生は、Netflixは最近AirPlayサポートを廃止してしまったのでNG。Amazon Primeはいけましたが、残念ながらiPhone上にダウンロードしてあってもAppleTV側でストリーミング再生に切り替わってしまうようです。自宅Wi-FiでiPhoneに事前ダウンロードしておくという運用はできません。「おやゆびでお」などのアプリでローカル保存したものをAirPlayで映すことはOK。

このモニタは10.1インチの1336×768で、今度のナビは9インチ1280×720にダウングレードとなってしまうので(しかもナビと併用不可)なので少し画質は落ちてしまいますが、まぁ配線まわりはスッキリさせられそうです。配信で使用する解像度も720p固定ができるといいんですが、tvOS全体で4Kを使わない設定はあるけど、個々のアプリにどう反映されるかは不明。もう少し実験が必要そうです。ともあれAppleTV 4Kが出た時にHDモデルを売らないでとっておいて良かった(面倒で出品してなかっただけだけどw)。

XLRマイクをMacやWindowsで使うマイクアンプ兼USBオーディオ UMC202HD

UTやインタビュー収録でせっかくのバウンダリーマイク(XLR端子)をPC/Macでも活用できるようにしておこうと思い、サウンドインターフェイスを物色。

XLRでファンタム電源が必要なマイクをPC/Macで使うには

  • 電源供給できるマイクアンプ
  • USBオーディオインターフェイス

の2つの機能が必要で、TASCAMやZOOMなど各種機材メーカーから色々出ています。基本は客先での収録用なのでバスパワーで動いてなるべくコンパクトなものがいいかなと。当面はXLR入力が1系統あれば足りるんだけど、こないだとあるイベントを配信した時に、演台のマイクとは別に質疑時間にフロアの声を録りたいなと思ったことがあって、次は2マイク体制をとるかも知れないなと思って2系統のものをチョイス。あとはMIDIとかは絶対いらないと思ったんだけどあってもなくてもあまりサイズや値段は違わないっぽかった。

最終的にはハイレゾでコスパもヨサゲなベリンガーのこちらを選択。

最小サイズではなかったけど入力が大きすぎる時に抑えられるPADスイッチもあるしつぶしが効くかなと。

サイズはこんな感じ。ジャンプコミックくらい。イメージよりちょっと大きかったけど、重さは見た目なりかな。ズッシリってほどではない。

USBケーブルは別売りだったので、どうせならとUSB B-Cというレアでかつ短めのものを探して注文。MacBook ProやDELL XPSに直結できるようにしました。

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ざっとMacBook Pro + OBS Studioで試し録り。少しゲインが小さい気がしたけどまぁコンデンサマイクなのでそんなもんかなと。クリップ時にLEDが赤チカするのも地味に便利かな。たいていは画面にレベルメーターを出してはあるんだけど、「一瞬光る」というのがやはり見分け易い。

2chで1つのステレオソースとして認識されるので、1マイクで左右両チャンネルに音を入れたい場合はOBS側で設定をしてやる必要がありました。SONYのビデオカメラみたいにハード側で指定できると設定忘れとかが防げていいかなとも。

でもまぁ2chで1万円しないのでコスパは高いかなと。1ch、4chモデルやハイレゾ有無などラインナップも豊富なのでニーズにあわせて選べるのも良し。Amazonで見つからない時はサウンドハウスとかにいってみるといいかも。

 

自閉モードになったRTX1210にログインするシリアルケーブル

久しぶりにYAMAHAルーターRTX1210をいじっていて、うっかりフィルター設定をミスって外部からログインできなくなってしまいました。外部メモリに設定をバックアップしてあれば一旦初期化をしてもよかったんですが最近それもしておらずどうしようもなくなったので、最後の手段でシリアルコンソールでのログインに初挑戦しました。

といってももはや我が家にあるノートPCはもちろんデスクトップ機にもシリアルポート(RS-232C)などついておらず、まずはケーブルを調達するところから。

RTX1210のシリアルポートはEthernetなどと同じRJ-45になります(前モデルのRTX1200はD-Sub 9ピン)。そこでまず注文したのはこれ。残念ながらUSB-Cのものは見つからず。

しかしお急ぎ便を使っても翌日。その日ネットが使えないのは不便なのでヨドバシ店頭で下記を揃えました。

まずはUSB-シリアル変換ケーブル。量販店で入手性が良いBUFFALOです。0.5mと1mがあり、そんなに長さは必要ないと0.5mをチョイス。

次にD-SubをRJ-45にする変換ケーブル。単純な配線レベルの変換のみですがマニアックな製品だけにYAMAHA純正のものなどは近隣に店舗在庫なし。しかしこちらもBUFFALOが同社のルーターメンテナンス用に発売しているものがありました。

どちらもWindows 10で自動的にドライバーが入り使用可能になり、TeraTermを使用してRTXにコンソールログインができました。安くて便利なUSB<->RJ-45直結タイプは店頭での入手性は微妙ですが安いのでRTXなどのルーターを使う人はあらかじめ1本もっておくと良いのではないでしょうか。