M.2用のWi-Fi/Bluetoothチップでゲームコントローラーが不安定なのでUSB外付けに戻した

メインPCのマザーX570M Pro4にはSSD用の2スロットとは別にWi-FI/Bluetoothカード用のスロットが実装されています。

せっかくなのでとこちらを購入して取り付けたんですが、たぶんこの頃から時折Windowsのデバイス挿抜音が鳴りっぱなしになる現象が起きていました。USBフラッシュメモリを指したり抜いたりすると鳴るあのビボ↑、ボビ↓みたいなヤツ。

なんとなくですがある程度PCが暖まってくると鳴り始める感じ。デバイスマネージャーなどでもツリーがリロードされる、一部の枝が開いたりするので、なんとなくネットワークデバイスかなーくらいで、デバイス自体がリストから消えたり現れたりはしないので断定には至らず。

Windows11にアップグレードにしらワンチャン治るかと期待したんですがかわらず。その後、Wi-Fi6E対応のチップのものを買いつつも面倒で放置してあったんですが、先日RTX4090取付でバラした時についてに組み込みました。

が、結局それでも症状はかわらず。Wi-Fi用M.2スロット自体の問題でしょうか。

それなりにストレスを感じて時折ググったりしつつも、Bluetoothは必要だしそのままにしてたんですが、せっかくRTX4090詰んだしということでいくつかゲームを進める中で、コントローラー(DualSense Edge)がかなりの頻度で切れる(操作に反応しなくなる)現象が発生。やはり感度の問題らしく、コントローラーをケースに近づけると復帰したりします。

こりゃ全く使い物にならないぞということで、感度を疑ってM.2のカードを無効化して昔使っていたUSB Bluetoothアダプタに戻してみました。それもPCケース背面のUSBポートではなく、卓上にあるUSBハブに接続。まだ1日程度ですがまったく切断は起きず。やはりPCケース内だと電波を遮る金属パネルやノイズなどもあって感度が激落ちなんでしょうか。背面パネルからアンテナも出てますがたぶんWi-Fi用であってBluetoothの外部アンテナとしては機能してないのかな。
今回使用したのはこちら。

USB BluetoothはよくUSB3.0のノイズで干渉をうけるからUSB2.0ポートに挿すべし、などと言われますが、もはや背面ポートもハブもUBS3.0なので気にせずというかやむを得ず3.0接続ですが、今のところ問題はなさそう。

まだ経過観察中ですが内蔵Wi-Fi/Bluetoothを無効化したことでビボ↑/ボビ↓音も止んだ気がします。(止んでませんでしたorz)。まぁ取り外しはグラボを外さないとでかなり面倒なので当面このまま無効化しておくかな。たまーに有線ネットが調子悪い時やWi-Fi機器のセットアップなどにWi-Fi使うんですがまぁその時に一時的に有効化もできるし。

DualSense EdgeはUSBケーブルで有線接続する手もありますが、そこまでガチゲーマーではないし扱いやすさでワイヤレスで使いたかったので解決してひと安心です。

デスクトップのオンボードBluetoothで信号断に困っている方の参考になれば。

CPUクーラーを超天からAK500にして-17℃

先日、メインPCのグラボを空冷RTX3070から簡易水冷式のRTX4090にしました。

その時にTimeSpyでベンチとったところ、GPUは充分冷えてたんですが、CPUが91℃にもなっていることに気付きました、ケース内のファンレイアウトを変えたり、大きな熱源が増えた影響かなと思ったんですが、どうもRTX3070時点(換装直前)で既に91℃だったっぽい。記録を遡ると、2

  • Ryzen9 3900 + RTX3070: 74℃(2023.2月)
  • Ryzen9 5900X + RTX3070: 79℃(上記と同日)
  • Ryzen9 5900X + RTX3070: 91℃(2023.8月)
  • Ryzen9 5900X + RTX4090: 91℃(上記と同日)

でした。2つ目と3つ目は特に構成いじってないのに半年で10℃以上上がってるのはなんだろう?グリスの劣化?

ともあれこれはちとマズいだろうということで、RTX4090化の仕上げとしてCPUクーラーは交換しておくことにしました。

現状で箱も記録もないので定かではないですが、ロゴや姿形からして今までは

これと思われます。定番の虎徹のトップフロー版と言われるモデル。当時何故トップフローにこだわったんだったか忘れましたが、ケースに入るかどうかを気にしたのかも。

ケースがMicroATXのScythe M1。RTX4090もわざわざ全長の短い簡易水冷モデルを選んだくらいで、色々ギリギリです。

てことで今回も高さが一番の懸念事項でした。空冷能力としてはツインタワーやツインファンでエアフロー的にはサイドフローという基準で物色。あとヒートシンクも含めてブラックでまとめられてるのがカッチョいいかもと思って優先。この辺りが候補になりました。

NH-U12Aは定番中の定番。ファンの品質で名高いノクチュアです。茶色は好きではないですが、ブラックモデルならアリかなと。色々なレビューをみていて最近メキメキと頭角を現しているのがDeepCoolというブランド。ノクチュアと互角に戦える冷却性能な上にコスパも高いというシリーズです。ツインタワー(ヒートシンク)&ツインファンのAK620、ファンが1つでコンパクトさ優先の下位モデルAK500、ARGB LEDがついたAS500。AKのさらに下に400というメチャクチャ人気のコンパクト、高コスパモデルがありますが、今回は冷却性能に不安があったので500系以上で選ぶことに。

気持ち的には光るAS500に惹かれたんですが、その分高さがあって微妙だったので断念。残りは3mmくらいしか違わない誤差レベルだったので、冷却性能的にオーバースペックになりすぎないAK500に決定しました。NH-U12Aと比べると半額ですし。

■マジでギリギリだった…

かなりギリギリだったし、もとから取り回しも際どかった簡易水冷パイプもなんとか押し込めました。CPUの上に仮置きした状態ではわずかにガラスパネルが来る面よりはみ出てる気がして「やっちまったか?」と思ったくらいギリギリ。きちんとクーラーをネジ止め固定したところ、本当にギリギリでパネルが閉じられました。5mm高かったらヤバかったと思います。

ちなみにCPUグリスが見当たらず、オマケでついてきたヤツを使いましたw。よくあるプラ袋に詰められたタイプではなく、きちんとペン型のケースに入ったものが付属してました。

あと外した時、グリスがカチカチだったり粉ふいてたりと目に見えるような劣化は感じなかったです。さすがに半年ですし。

■ベンチで-17℃達成

CPUファンなのでCinebenchで比較するべきかもですが、統計データとれるしログも残せるので3DMarkのTimeSpyで比較。

前回の記事でケーブルが足りずに仮組みというかケースパネルを閉じないで測ったのと、後日パネルを閉めて測ったので少し差がありました。やはりケースを閉じたことで熱が籠もって性能が落ちたと思われます。「まぁ仕方ないか」と思ってたんですが、今回CPUクーラーをAK500にしたことで、かなりケースを開けた状態のスコアに近づきました。それでもまだちょっと負けてますが、CPU平均温度では81℃->74℃と下がってます(じゃぁなんで総合スコアで負けたんだろう?)。ケースを占めた状態でのクーラー比較ではなんと91℃->74℃なので17℃も下がってます。Cinebenchでも76℃くらいでキープしてそうな感じ。

いいんじゃないでしょうか。105Wの5900Xでも65Wの3900の頃の水準に戻った感じ。70℃台をキープできてるならまぁ空冷で戦って行けそうです。グラボが簡易水冷でもうここからCPUを水冷化するスペースはなかったのでひと安心。このコンパクトはケースで次の買い換えまでもたせられそうです。

まぁただ2月から8月の間で謎の12℃アップもあるので、構成かえなくても定期的にモニタリングしていかないとかも知れません。

(実は超天のままグリス塗り直したら良かった説…)

洗濯乾燥機NA-VX9600のヒートポンプをDIY交換

2016年に購入した洗濯乾燥機Panasonic NA-VX9600Lですが、ヘビーユーザの我が家では乾燥時間がかかるようになったり、生乾きのまま終わってしまったりする現象がずっと出ていて、過去にも分解して清掃などを行なっています。

先日もちゃんと乾かずに何回も追加乾燥する必要があり、洗濯ものが大渋滞だと家族からクレーム。ヒートポンプのアルミフィン部分を取り外してケルヒャーで丸洗いなどしてみましたが改善せず。ついに新品交換に踏み切ることにしました。

ヒートポンプブロックは何度も分解しているので、交換部品さえ手に入ればDIY交換出来ます。今回利用したのはこちら。

取り外したヒートポンプユニットを返送しリサイクルに使うという前提でこのお値段。もし返送しなかったり不備があると全額の3.5万+税となります。送られてくるのはサムネのイラストにあるように樹脂ケースに入ったassyになります。ただこれを脱着するのはかなり手間で、先人達はトップカバーを開いて中のフィンユニットだけ交換しているようなのでそれに倣います。

結局交換したのは、

  • フィン+モーターの内部ユニット
  • トップカバー
  • ケーブル類
  • ネジ

という感じ。言い換えるとボトムカバー以外かな。あと写真の下側に映っているフィルターの奥にあたる穴空きパネルもついてなかったと思うので古いのを流用した気がします。

新品のボトムカバーに外したパーツを組み付けて返送。佐川に集荷してもらって送り返しました。数日経ちましたが今のところショップからはなんの連絡もなく、負担額が確定したかどうか不明です。なんか連絡くれるのかな?忘れたころに不備があったので全額やぞ、とか言われたらイヤだなぁ。高圧洗浄でフィンが曲がったり数mm欠けたりしている箇所がありましたがどこまでが不備なんでしょうね。たぶん溶かして再利用するんじゃないかと思うんですが、、また返送用段ボールにはメーカーが効率的に再利用するための情報(型番や購入日、症状など)を記載する欄があるんですが、そこの書き方なども一切説明がなく、本来は修理業者用の欄なので、どこまで書けばいいのかはっきりしてないのもモヤモヤします。はやく何かしら確定情報がほしいです。

■新品の能力が戻った!

うちはアレルギー持ちがいて全ての洗濯物を乾燥しているので、中にはいまだに乾ききらない場合もあるんですが、家族曰くそれは購入当初からだったそうで、一応新品の頃の乾燥能力が取り戻せた、と言う評価のようです。修理呼んだりとか面倒くさくて騙し騙し使って来ましたが、このお値段で交換できるならもっと早くやるべきだったかも知れません。定量化、見える化されてないのでわかりにくいですが、電気代や時間もかなり無駄にしてきたかなと。

なんかもう完全に消耗品ですよね。カタログにも最初からフィルターなどと一緒に記載しておいて、もっと簡単に交換できるようにしてほしいレベル。ジアイーノとかでも5年後に交換する電極パーツとかを消耗パーツに位置づけて量販店でも売ってるわけですし、ヒートポンプ式洗濯乾燥機もそういう定期交換が必要だよ、と堂々と言っといてほしいです。

  1. ヒートポンプは消耗品で、効率が落ちてきたら交換するべき、と明言する
  2. 自己診断機能をつけて交換時期になったら通知する
  3. 交換パーツを量販店で手軽に入手できるようにする
  4. カートリッジ的に簡単に交換できるようにする

くらいしてもいいんじゃないでしょうか(せめて2.までは頑張ってほしい)。どうせほとんどの人は修理業者に頼まないとできない、という論もあるんでしょうが、クルマのタイヤやバッテリーと同じ考え方じゃないかって思うんですけどねぇ…

XREAL Air + Nebula for Macを外で使ってみた

ようやくレンズなどの周辺パーツが揃ったのでXREAL Air(以下XREAL)をマクドナルドでノマド中に使ってみました。

装着者以外、なかなか動作イメージがわかりづらいと思うので、イメージ写真を作ってみましたw。

Premiere Proで動画編集作業をしているイメージです。ちなみにWindowsなのは並行して評価中のParsecで自宅のデスクトップPCをリモート操作しているせいです。また別記事にしようと思いますが、iPhoneのテザリングでも割とサクサク使えました。

さてXREALですが、全体としてはやはりアプリNebula for Macの不安定さが厳しいです。特にSpacesなど仮想スクリーン周りとコンフリクトしやすいのか、サブディスプレイにウインドウが開いた瞬間に固まってどうにもならなくなったりしがち。Nebulaを使わないで単純なミラーリング動作にしておけば単純な外付けモニターへのミラーリングと同じで安定感はあるんですが、モニタが空間固定されず頭の位置に追従してしまい、結果として頭の揺れにともなって画面がブルブルするので微妙。

その辺りに一旦目を瞑ればなかなかいい感じです。MacBook側の液晶を最低輝度(オフ)にしておけば、周りに作業内容を見られることがないので、壁を背にした席が確保できなくても気兼ねなく仕事のファイルを開いたりできます。

直接XREALの背面に液晶モニタが光ってなければ遮光アクセサリも特になくていいかなと思いました。試したのは夜で、窓の外が見えてる状態だったので、街路灯や向かいのビルの灯りがちらほら光点として見えたり、クルマが通るとスゥーっと流れてったりはしますが、作業に集中していればそこまで気にならないかなという印象。

キーボードも打てますし、テーブルにおいたドリンクのカップなども周辺視で普通に扱うことができました。

総じてなかなかに可能性を感じるデバイスジャンルだなと思います。これからモデルチェンジのたびに視野角や解像度が上がっていけば、VRデバイスとはまた別の系統のツールとして広がっていくんじゃないでしょうか。

■用途別評価

文章作成(WordPressによる記事執筆)

余裕です。この記事もXREALで書いています。文字サイズと画面倍率のバランスは人それぞれかもですが、個人的には充分な文字の視認性と最低限の画面の広さが確保できてると思います。もちろんより大きな領域を見渡すことができればそれに越したことはないですが、現状でも今書いてる段落くらいは視野に入ってるので大きな問題はないです。

Premiere Proによる動画編集

簡単に過去のプロジェクトを開いていじってみた限り、そこそこ実用になります。後述のLightroom現像と違ってプレビューが小さいので全体を見渡せるますし、メニューやタイムラインを使う時は頭を動かせばOK。音だけヘッドホンを使ってやれば仕事の動画編集も外でできちゃいそうです。

Lightroom Classicによる写真現像

これはちょっと微妙。動画編集と違って写真のプレビューエリアをできるだけ広くとりたいので、若干の手狭さを感じます。細かいピント状態を確認したいなんて時に視点移動量が増えがち。まぁ画面レイアウトをもう少し最適化できれば対処可能かもは知れません。XREALは有機ELで発色は素晴らしいので、その意味では現像向きなので、より視野角/解像度が改善していくのを期待したい利用シーンではあります。

Webブラウジング

これもサイトの種類や目的によるかなという印象。サムネがズラっと並んで広く見渡したいような場面ではちょっと不便というか頭の動きやスクロール頼りになるので効率は悪いかも。

■まとめ

そんな感じで、用途で向き不向きはあるものの、ノマドで守秘性の高い作業をする時なんかには割と良い感じ。期待したマルチモニタ環境としてはまだ安定度が実用域にはちょっと届いてないかなという印象。Mac版のβがとれたり、Windows版が出るのが楽しみです。

P.S.

公式DiscordサーバーでMacのβアップデートやWindows版βが配布されてるぽいので試してみます。

XREAL Air用の遮光カバーが届いた

前回記事の続き

XREAL Airの周辺視部分はサングラスのような半透過レンズなので、目の前に高輝度なモニタがあると透けて見えてしまって見辛いし気が散ります。選択肢として、日本のXREAL Air用度入りレンズの販売店であるJUN GINZAさんが販売しているBlack Lineサポートシールがあります。

こちらは有機ELパネルの背面部分だけを覆い隠すイメージで、メッシュ状になっており完全遮光ではありません(2段階の遮光度合いが選べます)。一応これも購入済みですが実質使い捨てなのでまだ試してません。

もうひとつ完全遮光の選択肢としてアリエクにあるこちらのはめ込み式のカバーを買ってみました。

https://ja.aliexpress.com/item/1005005799795396.html

2023.11.13追記:コメントで上記URLから購入したところ別モノが届いたというご指摘がありました。アリエクなのでさもありなん、という感じですがご購入の際は自己責任でお願い致します。一応購入履歴から貼っているので間違いはないと思うのですが、店舗側の管理が雑だとどうしようもないところです…同機種に間違いなく使えるか確認の問い合わせをするなど自衛をお願い致します。

届いたカバー(写真下)

まぁ本当にただのプラ製カバーです。ボトム側が遮光効果を高めるためか手前まで囲む形状になっています。

装着状態

装着した感じ。度付きインナーレンズもつけているとかなりゴチャついて、総重量もそこそこになります。まぁでもちょっと試した限りではズレ落ちるとかもないかな。

傍目から見るとあきらかに光を通さないのがわかるので、「なにやってんだコイツ!?」感は半端ないです。いっそ、左右レンズ部分に「A」「R」みたいなシールを貼りたい衝動に駆られます。もしくはキャラものアイマスクみたいに目を入れてもいいかも知れません。こういう図柄なら「ARデバイスだぞ」って伝わるかなw?

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良い点としては装着した状態で純正付属ケースに収まるという点。つまり最低限、保護カバーとしては有用ということですね。脱着は一瞬なので、ケースに入れるにせよ入れないにせよ運搬時に装着しておくと安心感はマシマシです。

まずはシールではなくこちらのカバーで運用してみようと思います。