先日、メインPCのグラボを空冷RTX3070から簡易水冷式のRTX4090にしました。
その時にTimeSpyでベンチとったところ、GPUは充分冷えてたんですが、CPUが91℃にもなっていることに気付きました、ケース内のファンレイアウトを変えたり、大きな熱源が増えた影響かなと思ったんですが、どうもRTX3070時点(換装直前)で既に91℃だったっぽい。記録を遡ると、2
- Ryzen9 3900 + RTX3070: 74℃(2023.2月)
- Ryzen9 5900X + RTX3070: 79℃(上記と同日)
- Ryzen9 5900X + RTX3070: 91℃(2023.8月)
- Ryzen9 5900X + RTX4090: 91℃(上記と同日)
でした。2つ目と3つ目は特に構成いじってないのに半年で10℃以上上がってるのはなんだろう?グリスの劣化?
ともあれこれはちとマズいだろうということで、RTX4090化の仕上げとしてCPUクーラーは交換しておくことにしました。
現状で箱も記録もないので定かではないですが、ロゴや姿形からして今までは
これと思われます。定番の虎徹のトップフロー版と言われるモデル。当時何故トップフローにこだわったんだったか忘れましたが、ケースに入るかどうかを気にしたのかも。
ケースがMicroATXのScythe M1。RTX4090もわざわざ全長の短い簡易水冷モデルを選んだくらいで、色々ギリギリです。
てことで今回も高さが一番の懸念事項でした。空冷能力としてはツインタワーやツインファンでエアフロー的にはサイドフローという基準で物色。あとヒートシンクも含めてブラックでまとめられてるのがカッチョいいかもと思って優先。この辺りが候補になりました。
NH-U12Aは定番中の定番。ファンの品質で名高いノクチュアです。茶色は好きではないですが、ブラックモデルならアリかなと。色々なレビューをみていて最近メキメキと頭角を現しているのがDeepCoolというブランド。ノクチュアと互角に戦える冷却性能な上にコスパも高いというシリーズです。ツインタワー(ヒートシンク)&ツインファンのAK620、ファンが1つでコンパクトさ優先の下位モデルAK500、ARGB LEDがついたAS500。AKのさらに下に400というメチャクチャ人気のコンパクト、高コスパモデルがありますが、今回は冷却性能に不安があったので500系以上で選ぶことに。
気持ち的には光るAS500に惹かれたんですが、その分高さがあって微妙だったので断念。残りは3mmくらいしか違わない誤差レベルだったので、冷却性能的にオーバースペックになりすぎないAK500に決定しました。NH-U12Aと比べると半額ですし。
■マジでギリギリだった…
かなりギリギリだったし、もとから取り回しも際どかった簡易水冷パイプもなんとか押し込めました。CPUの上に仮置きした状態ではわずかにガラスパネルが来る面よりはみ出てる気がして「やっちまったか?」と思ったくらいギリギリ。きちんとクーラーをネジ止め固定したところ、本当にギリギリでパネルが閉じられました。5mm高かったらヤバかったと思います。
ちなみにCPUグリスが見当たらず、オマケでついてきたヤツを使いましたw。よくあるプラ袋に詰められたタイプではなく、きちんとペン型のケースに入ったものが付属してました。
あと外した時、グリスがカチカチだったり粉ふいてたりと目に見えるような劣化は感じなかったです。さすがに半年ですし。
■ベンチで-17℃達成
CPUファンなのでCinebenchで比較するべきかもですが、統計データとれるしログも残せるので3DMarkのTimeSpyで比較。
前回の記事でケーブルが足りずに仮組みというかケースパネルを閉じないで測ったのと、後日パネルを閉めて測ったので少し差がありました。やはりケースを閉じたことで熱が籠もって性能が落ちたと思われます。「まぁ仕方ないか」と思ってたんですが、今回CPUクーラーをAK500にしたことで、かなりケースを開けた状態のスコアに近づきました。それでもまだちょっと負けてますが、CPU平均温度では81℃->74℃と下がってます(じゃぁなんで総合スコアで負けたんだろう?)。ケースを占めた状態でのクーラー比較ではなんと91℃->74℃なので17℃も下がってます。Cinebenchでも76℃くらいでキープしてそうな感じ。
いいんじゃないでしょうか。105Wの5900Xでも65Wの3900の頃の水準に戻った感じ。70℃台をキープできてるならまぁ空冷で戦って行けそうです。グラボが簡易水冷でもうここからCPUを水冷化するスペースはなかったのでひと安心。このコンパクトはケースで次の買い換えまでもたせられそうです。
まぁただ2月から8月の間で謎の12℃アップもあるので、構成かえなくても定期的にモニタリングしていかないとかも知れません。
(実は超天のままグリス塗り直したら良かった説…)
One thought to “CPUクーラーを超天からAK500にして-17℃”